目で見て、触れるのが、電動工具。ものづくりの面白さが味わえる。

目で見て、触れるのが、電動工具。ものづくりの面白さが味わえる。

このストーリーのポイント

  • 「困っている人の力になれるのが電動工具」との言葉に惹かれて入社
  • 1年目、2年目は学びと研究の期間。基礎を磨くことができた
  • 主担当として充電器を開発。ものづくりの喜びを味わう

マキタの社名も電動工具も知らなかった学生時代。しかし、ここならものづくりの醍醐味が味わえると入社する。入社後2年間は学びと研究の期間。それによって基礎を磨くことができ、3年目から主担当として活躍を続ける。

-profile-

Y.F

株式会社マキタ

第1電装技術部
2015年入社/電子情報システム専攻修了

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愛知県出身。学生時代にはアルティメットに打ち込む。就職活動では、ものづくり企業を志望し、電動工具の魅力に惹かれてマキタへ。入社以来、第1電装技術部で充電器開発業務に携わる。

胸を張って製品について語る先輩の姿に共感

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アルティメット(Ultimate)というスポーツをご存じですか。
フリスビーのようなディスクをパスしながら運び、相手のゾーンで得点を目指すスポーツです。学生時代、私はこのアルティメットのサークルに入って活動を続けていました。私が入学した年に発足したサークルということもあり、はっきり言って弱小チームでした。大会に出ても負け続け、とうとう私がサークルに在籍していた間は1度も勝ったことがありませんでした。
そんなに弱いチームであっても楽しんで続けることができたのは、人間関係が魅力だったからです。アルティメット自体がマイナースポーツですから、プレーヤーの数は限られており、その分、チーム同士のつながり、連携は深くなります。私もアルティメットを通じて、東海地方を中心に大勢のプレーヤー仲間ができました。
彼らとの付き合いは今も続いており、いろいろな縁にも恵まれて、現在も社会人チームで競技を続けています。昨年はアルティメット日本一を決める全日本選手権で自分史上初の快挙となる6位になることができ、初めての経験をさせてくれたチームメイトや学生時代から関わってくれている人たちに感謝するとともに、継続していたからこその喜びを強く感じた瞬間でした。

卒業後はメーカーでものづくりに携わりたいという思いで就職活動に臨みました。ものづくりといっても、最初の頃は漠然としていたのですが、次第にはっきりしてきたのが、一つの製品としてカタチになり、実際に手で触れられるものがいいということです。ホームセンターで売られているマキタの製品に目が向くようになったのは、そんな頃でした。

愛知県出身ではありましたが、正直に言って、それまでマキタという社名も、製品である電動工具も知りませんでした。そこでマキタはどんな製品をつくっているのか、事前に調べ、その上で先輩に話を聞きに行ったのです。その席で先輩は、マキタの電動工具について実に誇らしげに、熱っぽく語ってくれました。特に「災害復興など、困っている人の力になれるのが電動工具」という点には、心の底から胸を張っていました。その姿に私は大いに憧れたのです。
そして決め手となったのが、社員の人間性。OB訪問の先輩や面接での面接官など、出会った人の誰もが温かみにあふれ、そして仕事に対して熱い気持ちを持っています。この人たちと一緒に働きたいと思ったことが、入社の一番の動機となりました。

いい意味での堅実さがマキタの魅力

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入社して配属されたのが、第1電装技術部です。電動工具の電材部品と呼ばれるのがモーターやコントローラー、スイッチなどですが、これらの開発設計を担当するのが電装技術部。電動工具の心臓部分であるモータに始まり、電材部品というものはほぼ目に見えない部品ながらも製品の性能を発揮するために重要な役割を担っています。
1年目、配属されてすぐに実務を担当するかと思ったのですが、与えられたのは電子回路の設計課題。求められる仕様にマッチする電子回路を設計する力を磨くために、勉強漬けの日々が始まったのです。まずは基礎から徹底的に学ぶことになりました。

そして2年目。今度はマキタの製品に使われるバッテリの充電器の要素技術として、充電性能の要となる電源回路の研究を担当しました。これも実務からは離れた、研究活動です。上司からその仕事を依頼された時、素人同然だった自分が研究をするということに不安を覚えながらも、何事も経験であると考えて引き受けることにしましたが、結果として2年間、研修と研究をじっくりと重ねることができました。
同期の仲間がそれぞれ第一線で活躍しているのを横目に見ながらの研究でしたので、自分も早く実務に就きたいという焦りはありました。しかし今振り返ってみれば、2年間という長い時間をかけて基礎からしっかり育ててもらったことは、とてもラッキーだったと感謝しています。

マキタに入社して感じたことですが、当社はいい意味でとても堅実な会社だと思います。
当社には電動工具のトップメーカーとして築き上げてきたユーザーからの厚い信頼があり、世界中に営業拠点を構えることでユーザーとの距離が近く、声が聞きやすい環境があります。そういったユーザーの声に応えるべく製品の悪い部分は改善し、良い部分は伸ばすといったことに日々取り組んでおり、あくまでもユーザーが欲しいものを着実に実現するためのチャレンジをしていると感じています。
充電器開発を例に挙げれば、急速充電するためのスペックアップをしながらも、追加の部品や排熱対策といったトレードオフで増大する製品サイズを如何に過去モデルと同等に抑え込むかという格闘をすることもしばしばです。しかし、こうしてユーザーが欲しい製品を着実に開発する姿勢やそれを実現する技術力が、売り上げを伸ばすという結果にも繋がっていると思います。

その一方で近年のマキタはこれまでの強みである電動工具に限らずに、園芸機器や家庭用機器などの新しい製品開発にも意欲的に取り組んでおり、そこはチャレンジ要素にあふれていると感じています。新しい分野でも、ユーザーに寄り添った製品を作ることができれば、それは確実に世界中のユーザーに届いて愛用してもらえるという技術者冥利に尽きる恵まれた地盤がマキタに整っているということに魅力を感じています。

ものづくりで重要なのはコミュニケーション

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そして入社3年目、いよいよ本格的に実務を担当することになり、新製品の充電器の開発を、主担当として量産化まで任されることになりました。“いよいよ自分も会社のために稼ぐ仕事ができる”と、気持ちは高ぶりました。

実は主担当として最も苦労したのは、共同開発を進めた中国企業との連携でした。こちらの要求を伝えても、なかなかコミュニケーションがうまくいきません。先方の営業担当者は日本語が上手なのですが、それでも人を介してだと、技術者に正確に伝えるのは難しいものです。コミュニケーションのミスマッチで、うまくいかないことが多々ありました。
そこで私は先輩がどのようにこの問題を克服しているのかを観察。先輩は写真を使い、ビジュアルで意図を伝えるなど、さまざまに工夫していました。そのノウハウを吸収し、私なりに工夫して活用。ものづくりというのは、こうした泥臭い努力の積み重ねなんだと学びました。

嬉しかったのは、私の開発した製品が、当社のホームページに掲載されたことです。苦労して開発した製品を、やっと世の中に送り出すことができたという実感が得られました。また、取扱説明書の作成に際して協力するのも技術者の仕事で、その際も自分の製品がどんなふうにユーザーに使われるのかを想像し、製品リリースに向けて期待半分ながら身が引き締まる思いになります。
しかしそれ以上に嬉しいのは、頭の中で描いていたものが初めてカタチとなって目の前に現れてくる試作品の段階。実際にモノができたという瞬間の喜びは、言葉には表せないものです。
ものづくりを志望して選んだ仕事ですので、人に「何をつくっているの」と聞かれることは多いです。そのとき、ホームページを見せて、これをつくったと紹介することがあります。それはとても誇らしい瞬間です。

ロジカルな考え方を大切にする職場は居心地がいい

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私が担当している充電器という製品は、充電式製品を買えば付属していることが当たり前だし、意識せずとも使えることが当たり前の、目立たないけれど、絶対に必要な製品なんです。

例えば急速充電は今も昔も根強いニーズをもつ仕様の1つですが、それと頑丈で長く使えるというニーズを両立するのは簡単ではありません。 電動工具は屋外でもしばしば使われて、その環境はなかなかハードです。 それは同じ環境で使われる充電器にとっても変わらずハードで、中には工具の使用から生まれる粉塵にまみれるままにされたり、熱のこもる閉所で使われ続けたりと、荒っぽい使用ケースもあるんです。急速充電に限らない多種多様なニーズに応えつつ、こうしたタフな現場での使用にも耐えられるような充電器を作るのは消して簡単なことではなく、今後の私の挑戦テーマです。

職場の魅力は、合理的な考え方をする人が多いということです。
製品の仕様を決めるとき、いろんな意見が飛び交うことがありますが、理にかなっている意見であれば、スムーズに受け入れてもらえます。そこに年齢や経験の違いはありません。そんなカルチャーは私にとって非常にやりやすいもので、スピード感のある開発につながっていると思います。

今後も開発職としてものづくり一筋に究めていきたいと考えています。それには専門である電気電子だけでなく、メカや制御、化学など、関連する分野の幅広い知識も身につけなければなりません。それぞれの分野の専門家との連携を深めていくには、私も相応の知見を持っていることが重要ですから。
そして、自他共に認めるオールラウンダーの技術者になることが、私の将来のビジョンです。

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