【キャリア】前職での技術力や発想力を活かしつつ、スポンジチタントップメーカーで誰もやってこなかった新規事業開発に挑戦

【キャリア】前職での技術力や発想力を活かしつつ、スポンジチタントップメーカーで誰もやってこなかった新規事業開発に挑戦

【キャリア】前職での技術力や発想力を活かしつつ、スポンジチタントップメーカーで誰もやってこなかった新規事業開発に挑戦

このストーリーのポイント

  • 新卒で繊維製品メーカーに入社、SDGsに配慮した新商品開発にやりがいを感じる
  • 新規事業開発に取り組める企業への転職を決め、「New Challenge Best Quality」をスローガンに掲げるOTCに出合う
  • 高予算の案件を任され、3年間で事業化することを目標に、日々業務に取り組む

スポンジチタン製造のパイオニアであるとともに、リーディングカンパニーとして業界をリードし続ける大阪チタニウムテクノロジーズ(以下、OTC)。「New Challenge Best Quality」をスローガンに掲げるOTCの挑戦を後押しする社風に惹かれ、他社からキャリア入社してくるメンバーも多い。繊維製品メーカー出身の彼もその一人だ。OTCだからこそ実現できるやりがいを日々実感している。

PROFILE
株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ

Y・T

技術部 新規事業推進グループ
2023年キャリア入社
理工学部 物質化学科

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大阪府出身。大学で繊維の研究をしたかったという思いを叶えるため、繊維製品メーカーに就職。SDGsに配慮した新商品開発にやりがいを感じたものの、会社の方針で業務を続けることができず、「New Challenge Best Quality」をスローガンに掲げるOTCへの転職を決意。入社後は前職での技術力や発想力を活かしつつ、チタンの可能性を広げる開発に取り組み、大きなプロジェクトを任されることに。

繊維製品メーカー開発職から新規事業開発に取り組める企業に転職を決意

大学時代は無機化学系の専攻でしたが、元々繊維系の研究をしたかったこともあり、新卒で繊維製品メーカーに就職しました。そこでは約4年間、自動車の内装材、具体的にはシートや天井材、マットなどの製品開発に携わりました。
入社3年目から4年目にかけて、ある自動車メーカーのSDGsへの取り組みに関連したマットの開発に携わることになりました。自分でさまざまな繊維や材料を集めてきて、製品を開発し、クライアントに提案するという業務に大きなやりがいを感じました。コスト面や企業の方針などもあり、実現はできませんでしたが、「新しいものを開発できる仕事」に携わる楽しさを覚え、転職を考え始めました。
その中で出合ったのがOTCです。私が今所属している新規事業推進グループでの募集だったため、まさに私がやりたいと思っている「新しいものを開発できる仕事」ができると思い、応募しました。最終面接で当社に来た際に目にした社内ポスターに掲げられたスローガン「New Challenge Best Quality」を目にして、「なんて前向きな会社なんだ、なんかいいな」と思ったことも入社への後押しになりました。

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前職で培った技術力と発想力でOTCに新風を起こす

新規事業推進グループでは、大きく2つの研究・開発に取り組んでいます。
1つ目はチタン製品の用途開発です。OTCのチタン製品は現在、航空宇宙分野で多く使われていますが、チタンには軽量、高強度、生体適合性などさまざまな性能があるので、今までチタンが使われてこなかった部材や分野で使うことができないか探っていく研究です。
2つ目はチタンを製造する上で得た技術を使った新材料の研究開発です。

私の前職は繊維製品の開発なので、チタンとはまったく違うものではありますが、例えばある繊維製品に特定の性能を持たせるための加工方法など、OTCで導入できそうな技術の提案などを行っています。
製品メーカーの発想と素材メーカーの発想は異なるので、製品メーカーの発想を持ち込むことも私の役割であろうと考えています。

現在は様々な案件に関わっており、なかでも自ら提案した内容が認めれ、本年度から大きな予算を獲得し、研究開発に取り組んでいる案件があります。「任せてもらっている」うれしさとともに、プロジェクト始動から3年で結果を出さないといけないという責任も感じています。
就活時に感銘を受けた「New Challenge Best Quality」は本当だったな、と実感する日々ですが、とにかくこの案件を事業化すること、それが当面の目標です。その上で、今までOTCがやってこなかった新規事業開発にも取り組んでいきたいと思っています。

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他業界からきた研究者たちが忌憚なく意見を言い合える環境

新規事業推進グループには、他業界からの転職者が多くいますので、さまざまな意見が飛び交い、とても刺激的でおもしろい職場です。高い技術や経験を持っている人も多く、私がその人たちと技術面で張り合うのは難しいので、今までOTCで誰もやってこなかったようなところで力をつけていきたいと考えています。

そもそもスポンジチタンメーカーは国内に2社しかないので、チタンの製錬経験があって入社した人はほとんどいません。私も当然、入社してから上司や先輩方に教えてもらいながら、徐々に覚えていき、今もまだ勉強中です。先輩方はみな優しく面倒見がいいので聞けば必ず丁寧に教えてくれます。
教育という意味ではセミナー参加に力を入れているのも入社して驚いた点です。例えば自分で探してきたマーケティングセミナーなども上司に相談し、職務上有益と認めてもらえれば、参加できます。

他業界で開発をしていた人、特化した知識がある人、新規事業開発経験がある人等はもちろん、そうでなくともポジティブで粘り強く自主性がある人にとっては研究・開発に没頭できる快適な環境です。
実は入社後、なぜ私を採用したのか上司に尋ねました。すると「T君は前向きでやる気があったから」と言われました。私は大学院卒ではないのでスペシャリストではありませんが、前向きで好奇心旺盛な姿勢を買ってもらったおかげで、毎日楽しくやりがいのある仕事ができています。

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