積み上げてきたキャリアの多様性。好奇心のままに挑戦を続け、道を拓く。

積み上げてきたキャリアの多様性。好奇心のままに挑戦を続け、道を拓く。

このストーリーのポイント

  • 周囲の心配を押し切って飛び込んだ業界。自分の好奇心のままに挑戦を続け、道を拓く。
  • 海外留学で視野が一気に広がり、多様な価値観の重要性を学ぶ
  • 想定外だった人事部への異動。採用を通じて多様性の風を社内に吹かせる

男性中心の厳しい業界といわれていたからこそ、あえてチャレンジしてみたいと入社。リテール営業を皮切りに様々な経験を積んできた。今、採用課長として“多様性”をキーワードに変革に挑む。

-profile-

加藤 美里

SMBC日興証券株式会社

人事部採用課長

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2006年入社。経済学部卒。リテール営業で4年間経験を積んだ後、国際市場分析部(当時)、エクイティソリューション室(当時)を経て海外トレーニーとして1年間の語学研修を受ける。帰国後、機関投資家営業部を経て2017年より現職。

好奇心に従い挑戦してみる

就職活動を始めた当初は金融業界にあまり興味がありませんでした。それが気つけばもうキャリア15年になっています。出発点は、大学3年生でたまたま参加した外資系銀行のインターンシップでした。そこで私は金融仲介機能の社会的意義を実感し、初めて自分が金融の世界で働くことを意識するようになったのです。インターンシップ先の社員の方に「好奇心旺盛な加藤さんの性格なら、証券会社も向いていそうだから、証券会社も検討してみたら」とアドバイスをもらったことがきっかけとなり、証券会社の仕事を知りました。日々刻々と変化するマーケットが私の目にはとても刺激的に映り、経済や市場の変化を捉えて、お客さまに提案をしていく仕事がダイナミックに感じられ、金融の中でも証券会社を志望するようになりました。

当社を選んだのは男女を問わず活躍できる環境があると感じたからです。当時の私には、証券会社は男性が活躍する“体育会”的な世界で、女性が最前線で働く姿はイメージしづらかったです。不安な気持ちで当社の女性社員に「私でもできますか」と質問した記憶があります。返ってきた答えは「もちろんできると思うよ! 私も頑張っています」。この言葉に背中を押され、入社を決めました。

私は幼い頃から負けず嫌いで、自分で決めたことは成功するまでやり通すタイプでした。友人には「ストイックで強いね」と言われたこともありました。当社に入社を決めた時は、両親は若干の不安を感じていたようでしたが、友人からは「証券会社は大変そうだけど、加藤さんらしいね」と言われましたね。でも、厳しいからあえてチャレンジしたい。自分がワクワクするようなことに、好奇心に従って挑戦してみることを大切にしたいと感じていました。

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お客さまと積み上げた信頼は、裏切らない

初期配属は都内の営業店でした。個人のお客さまを対象としたいわゆるリテール営業です。今でこそ新人はやっていませんが、当時の私は飛び込みでの新規開拓もやりました。決して楽ではありませんでしたが、仕事は楽しかったです。最初は門前払いだったお客さまと次第に信頼関係を築いていく過程は、新規開拓ならではのやりがいでした。

社内では、信頼できる上司や優しい先輩方が沢山いて、厳しく指導するというより、新入社員が裁量を持って営業活動が行える職場環境でした。新入社員ながら「お客さまから信頼されている」という実感が嬉しく、仕事で成果を出すと、上司や先輩も自分のことのように喜んでくれて、チームで喜びを分かち合えることもやりがいに感じていました。また、新入社員にはマンツーマンでインストラクターがつくので、裁量を持って仕事をしながらも、放任されている感じはありませんでした。インストラクターには、実務的な業務に加えて、モチベーション維持の方法など、証券営業の基礎を全て教えていただきました。厳しい世界だと思って飛び込んだ証券会社の1年目は、学生時代よりも楽しかったです。

入社してしばらく経った頃、尊敬していた先輩にこんな質問をしたことがあります。
「私のような女性の若手社員よりも、男性のベテラン社員の方がお客さまには喜ばれるんじゃないですか?」
先輩は言いました。「まったく逆だよ」と。
「自分がお客さまの立場なら、あなたに来てもらった方が絶対に嬉しい。なぜなら誠実で素直に対応してくれ、きめ細かな心配りもしてくれるから」
大きな自信をもらった一言でした。この日から、”自分らしい”営業をすれば、お客さまに必ず喜んでいただけるはずと考えるようになりました。今でも、大切にしている言葉です。

しかし、営業にも多少の自信を持って取り組めるようになったころ、大きな嵐に巻き込まれてしまいました。2008年のリーマンショックです。それまで築き上げてきたお客さまの資産が日々大きく値下がりする現実を目の当たりにして、呆然としたのを覚えています。マーケットが下がり続ける中で、お客さまには現状をご説明する日々が続きました。ただ、私が担当していたお客さまの中で、この金融危機をきっかけにお取引を打ち切るとおっしゃるお客さまは、驚くことにいらっしゃいませんでした。私が証券営業をする中で常に感じていたのは、信頼してくださったお客さまには豊かな人生を手に入れていただきたいということでした。それを実現するために、お客さまには常に真摯に接してきたと思いますし、自分の提案を信頼してくださったお客さまのために、マーケットが良い時も悪い時も、正直に向き合うことは当たり前に思っていました。
そうした積み重ねで築いた信頼関係は、私が思っていた以上に確かなものだったのでしょう。証券業は、“お客さまとの信頼関係が最も重要な仕事”という本質がそこにあったと思います。

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グローバルな視点を身につけ、世界を舞台に闘う力に

入社8年目、一つの転機を迎えました。海外語学トレーニー制度に応募して、イギリス留学を経験したのです。
4年間のリテール営業の後、私は国際市場分析部(当時)に異動となり、アメリカのマクロ経済のリサーチ等の業務に携わりました。業務では英語を使うこともあり、自分の語学力不足を痛感させられました。この弱みを克服したいと思ったことがイギリス留学への階段を上らせたのです。
成長のために自ら一歩を踏み出したいと思ったとき、こうした学びの機会が用意されていることは当社の魅力の一つです。

イギリスでの生活はとても刺激的で、私を大きく変えました。日本では金融市場においては特にアメリカの動向が注目されがちだと感じていましたが、イギリスではヨーロッパが世界の中心。アメリカの話題が少なかったのは衝撃でした。
私はアメリカ中心の視点だったことに何の疑問も抱かなかったことを反省し、世界には多様な視点、多様な価値観があることを痛感しました。この留学の経験を経て視野が一気に広がり、物事を考える際の世界観が変わりました。まさしくグローバルな視点を身につける契機になったのです。

帰国後、グローバル・マーケッツ部門における機関投資家営業部に配属されました。ここでは海外のマーケットに目を配りながら、世界中の投資家の動向と向き合わなくてはなりません。部内には外国人のセールス担当もおり、私の隣の席に座っていたのはアメリカ人のセールスというように、職場環境もグローバルでした。
機関投資家は投資のプロです。私たちの仕事はそのプロたちに評価され、他の証券会社とも比較されるシビアな仕事でした。もちろん、海外語学トレーニーで身につけたグローバルな視点や英語のスキルは営業の中で活きたと思います。一方で、お客さまを中心に考え、お客さまのためにより高い価値を提供するという本質は、リテール営業と何ら変わらないことも実感しました。大切なことは、お客さまのために提案で貢献すること、その貢献が信頼となっていくこと。積み上げてきた信頼は、セールスとしての自信に繋がり、私の確かな力となっていたのです。

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採用課長として多様性の風を社内に吹かせる

入社10年目、さらに大きな転機が私を待っていました。人事部への異動です。希望していた訳ではなかったので、驚きました。当社を含め、企業が強くなっていくために“多様性”というキーワードが脚光を浴びていた頃、女性として多様な業務を経験してきた私のキャリアが、そうした多様性ある人材の採用に力を発揮すると期待されたのかもしれません。
企業にとって一番の資源である人材の採用というのは責任が重く、やりがいある仕事です。想定外でしたが、私にとって新たな挑戦となりました。

今の私は採用の仕事を心から楽しんでいます。大きな夢を描きながら当社を訪ねてくる学生の皆さんと接することは刺激になりますし、この学生が将来どんな風に当社を成長させてくれるのだろうとワクワクします。
異動して最初に採用した社員たちは、そろそろ1人前になろうかという時期。その成長ぶりを目にするのは非常に嬉しいです。多様性という点でも様々な個性・価値観を持った社員が増えてきたと感じています。女性の採用にも力を入れ、私がそうであったように、チャレンジしてみたいと感じている女子学生はどんどん応援、サポートしていきたいです。当社は今「多様性の尊重」を経営理念の柱の1つとし、性別や障がい、国籍等の別なく活躍できる環境づくりに力を入れ、ダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。関連する制度も一段と充実してきました。新しい風を呼び込むという意味で、採用は大変重要な仕事だと思うので、今後も当社をより良い会社にできる人の採用に取り組んでいきたいと思います。今の仕事で身につけたリーダーシップやマネジメントのスキルを発揮するとともに、女性の活躍できる場を広げ、“証券会社は女性が活躍できる業種”と、就活関連書籍に書かれるような未来になるよう、当社からも貢献していきたいと考えています。

証券会社の仕事で大切なのは“人間力”と言われます。論理的思考力が必要な仕事なのは間違いありませんが、理屈だけでお客さまの心はつかめません。私は、物事に情熱的に取り組むことを大切にしており、情熱をもって提案を続けることでお客さまと確かな信頼関係が築いてこられたと感じています。ぜひ皆さんも挑戦したいことがあれば、自分の好奇心に従って挑戦し、情熱を持って取り組んでみてください。それができる場所が当社であるなら、こんなに嬉しいことはありません。

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