ロケットを開発したい、その夢を追い求めた。

このストーリーのポイント

  • 幼少時から宇宙に憧れていた。大学ではロケット打ち上げに没頭した
  • VSNへの入社が、ロケット開発の仕事に就く扉を開いた
  • 今、国際宇宙ステーションへの補給機開発に取り組んでいる

プラネタリウムが好きだった少年は、高校時代には「太陽フレア」の研究に没頭する。早い時期に、将来は技術者として、ロケットをはじめとした宇宙開発の仕事としたいと考えるようになった。しかし宇宙開発は、最先端技術が結集した世界。そこで仕事をすることは、遠い将来の夢だった。だが、就職に際してVSNを選択したことで、新しい扉が開かれた。キーワードは「ロケット」。そこに至った軌跡を紐解く。

Profile

相澤 純平

株式会社VSN
研究開発東日本本部/2018年入社/東海大学工学部航空宇宙学科卒

幼い頃から宇宙に強く惹かれた少年だった。それは中学、高校と変わらず、大学進学にあたっては、航空宇宙学を専攻。サークル活動でロケットの打ち上げに注力した学生時代だった。就職では、多くの経験を積み、多彩な技術を身に付けたいと思い、VSNに入社。そして就いた仕事は何だったのか。本人が思いもよらなかった劇的な展開がそこにはあった。

好きなことに関わっていきたい

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幼い時に目にした宇宙の図鑑。その日から、宇宙への憧れが始まったと思います。それを知って、親がよくプラネタリウムに連れて行ってくれました。落ち着きがないほど好奇心旺盛な子どもで、口癖は「なんで、なんで?どうして、どうして?」。親にしても答えられることは限られています。自分で本を読んで調べていくうちに、どんどん宇宙に関する興味がかき立てられていきました。高校進学に際しては、宇宙のみならず理科系が好きだったので、文部省から「スーパーサイエンスハイスクール」に認定されている高校に進学。そこは理系に特化したクラスがあり、そのクラスメンバーとなりました。

クラスでは理系全般を幅広く勉強。JAXA(宇宙航空研究開発機構)やGoogle社を見学する機会もありました。高校の卒業論文で取り上げたのは、太陽フレア。太陽フレアは太陽系で最大の爆発現象であり、多数の波長域の電磁波の増加によって観測されます。私が取り組んだのも、この電磁波の観測でした。強力な太陽フレアは地球の磁場を混乱させ、通信や電力網、電子・電気機器等に少なくない影響を及ぼします。私はパラボラアンテナで電磁波を観測。いつ発生し、なぜ届くのか、観測結果から導き出される推論をレポートにまとめました。とても苦労しましたが、初めて自分の手で論文をまとめ上げたことに、確かな達成感がありました。

VSN02_05.JPG 東海大学進学に際して思ったのは、宇宙と並んで幼い頃から機械が好きだったということ。時計など家にあるものを分解しては親によく怒られたものです。そのため、宇宙といえば物理学の世界ですが、機械にも関わりたい思いが強く、航空宇宙学を選択。いわゆる、ロケットなどの宇宙開発に関わる分野で、主に材料や熱、流体などの力学を中心に学びました。大学では学業より力を注いでいたのが、サークル活動。私が所属したサークルは年に2回、ロケット打ち上げを目指して活動していました。これは東海大学内の人材育成の取り組みの一つである「チャレンジプロジェクト」活動の一環です。ロケット打ち上げには様々な技術が必要とされます。私は機体の開発を担当しましたが、このサークル活動が人生の節目となったと思います。将来も、宇宙やロケットに関わっていきたい。好きなことに携わっていきたい。その想いがサークル活動を通じて確かなものとなったのです。

VSNとの出会い。夢が叶うかもしれない。

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就職活動で目指したのも、ロケット・航空宇宙関連の仕事でした。しかし、それらの仕事に就くには、自分の実力不足は否めません。悩みつつ就職活動を進める中で出会ったのが、VSNでした。これまで培ってきた高い技術力を武器に、エンジニアとして企業のプロジェクトに参加できる業態であり、それならば多くの経験を積んで多彩な技術を習得できる、実力を向上させることができると感じました。加えて、VSNには大きな魅力がありました。それは、VSNのチームが宇宙・航空機器の開発製造事業を展開する、ある大手企業のプロジェクトに参加していることです。また、VSNは自主的なキャリア開発の一環として、2年以上就業すれば、希望する企業や業務を担当できる「Open Position制度」を導入しています。そうした開かれた仕組みがあれば、自分にもチャンスがあるかもしれないという期待から、VSNへの入社を決めました。 

内定をいただいた後、職場見学会がありました。しかもそこは、私が着目していた宇宙・航空機器を手がける大手企業の開発の現場。映画のワンシーンのようにすべてがキラキラしていました。技術の最先端が目の前に展開していました。自分も努力して技術力を高め、いずれこのようなところで働きたいと強く思ったものです。現場でのプロジェクトに参加しているVSN社員との交流もありました。様々なことを質問したのですが、後になって聞くと、私は「ロケットをやりたい、ロケットをやりたい」と言い続けていたらしいです。あまり記憶にはないのですが、それほど、その場は衝撃的でした。

憧れのロケット開発の現場へ

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VSNへの入社後、それぞれのエンジニアにとって最適なキャリアや将来像を一緒に考えてくれる「キャリアプランナー」との面談を通じて、将来は、ロケット開発の仕事に就きたいという希望を述べました。社会人マナーなどの新入社員研修終了後、いよいよ就業先が決まります。私に言い渡された企業名は、いずれここで働いてみたいと思っていた、宇宙・航空機器の開発製造事業を展開する、あの大手企業の名前。私の想いや考えを汲み取ってくれた「キャリアプランナー」の強い推薦によるものでした。当初は嬉しさより驚きや不安が先立ちましたが、やっぱり嬉しさが込み上げてきました。こんなに早くあの場で働くことができる、ロケット開発に携わることができる。はっきり言って、私の出身である東海大学を卒業して、入社1年目に宇宙(ロケット)開発の最前線で、技術者として携わるのは至難なことです。それが実現できたのはVSNへ入社したから。自分の選択は間違っていなかったことを実感しました。

最新機器の完備されたVSNの天王洲トレーニングセンターで研修受講後、チームメンバーの一員としてプロジェクトに参加することになりました。VSNは、多くの大手モノづくり企業の上流工程を、チームで任されています。私のように実務経験のない人間でも、下積みなしに大手メーカーの製品開発に携わることができるのは、VSNの技術力に対するメーカーの高い評価があるから。こうして、やりたいことをやれる、そのスタートラインに立つことができたのです。

私が就業以来取り組んでいるのが、国際宇宙ステーション向けの新型補給機の開発です。配属当初は、新型補給機の検討や仕様書の作成、あるいは新型補給機製造に必要とされる部品依頼書の作成など、実際の開発に向けた準備期間がおよそ8ヶ月ありました。本格的に開発の取り組みを開始したのが2019年初頭。補給機はその名が示すように、乗組員の食料や日用品をはじめ、宇宙ステーショで必要とされるものを補給するために打ち上げられるロケットです。宇宙では日なたと日かげの温度差が240度以上もあるため、宇宙空間で燃料を一定の温度に保つため、配管にヒーターを装備することが必要となります。各種装備を取り付けることを艤装(ぎそう)と呼びますが、現行の補給機に検討を加えつつ、新型補給機の配管ルートに最適なヒーター艤装を実現するのが、現在の私の役割です。

宇宙航空産業発展の一翼を担いたい

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現在、新型補給機の開発は第一フェーズを迎えており、3D設計ソフト上では、すでに補給機ができ上がっています。それを見たとき、技術者としてのやりがい、醍醐味を実感しました。自分の考えがカタチになって視覚化されている、私が担当した艤装に関して私に確認が下りてくる、その事実に大きな仕事の喜びを実感しました。しかし、就業して1年余り、自分で痛感している実力不足が解消されたわけではありません。が、技術の最前線、開発の最上流工程で言い訳はできません。日々の業務を通じて貪欲に技術・知識を吸収していくことで、早い時期に信頼に足る技術者に成長したいと考えています。またVSNでは、純粋にエンジニアとして成長し、モノづくりに没頭できる道に加え、モノづくりのみならず、プロジェクトマネージャーとして成長する道も用意されています。

就業した当初は、周囲から依頼されたことに適切に対応することが求められましたが、1年経った今、状況は大きく変わったと感じています。「自分で考える」ということが強く求められているのです。開発ですから当然と言えば当然ですが、改めて「考える仕事」であることを自覚しました。しかも学生時代とは異なり、時間は限られています。何が最適なのか、考えて、考えて、考え抜くこと。その過程で大切にしているのは、疑問を持つことです。「なぜ、こうなのか、なぜ、これをするのか。なぜ、こうなっているのか」。それが問題発見につながり、その後の解決策を生むことにもつながっていくと確信しています。

実は私は、大学での成績が優秀だったわけではありません。ただ、宇宙開発に携わりたいという想いと熱意だけはありました。技術者としてやりたいことは明確で、いつかそれを必ず実現したいとも思っていました。その一念がVSNという会社を選択した背景にあり、VSNが有する高い技術力や信頼、エンジニアを大切にする文化があったからこそ、その想いが実現できたのだと感じています。新型補給機の打ち上げ予定は2021年。まずはそれに向かって自分のミッションを果たしていきたい。そして将来は、航空宇宙産業発展の一助となり、宇宙を居住区とするような、夢あるプロジェクトに携わっていきたいとも考えています。夢は必ず、叶います。

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