プロジェクトを導くのは、信頼と挑戦。真のパートナーシップがそこにある。

プロジェクトを導くのは、信頼と挑戦。真のパートナーシップがそこにある。

このストーリーのポイント

  • 開発と営業が二人三脚でプロジェクトを成功させる
  • 若い人材に大胆に裁量を委ねるカルチャー
  • トップシェア製品に携われる喜びとやりがい

ERPパッケージ「COMPANY」の新モジュールである「雇用手続管理」。その開発プロジェクトを成功させたのは、開発と営業が同じ方向を向きながら全力疾走したことだった。Works Human Intelligenceならではの組織力、製品力の背景にあるチームワークについて紹介する。

-profile-

株式会社Works Human Intelligence

開発担当
池田 憲史朗
2010年入社/法学部法学科卒

P5A0472_prof2.jpg

学生時代はほとんどPCに触れることも、プログラミング経験もなかった。しかし当社のインターンシップで問題解決のプロセスを体験し、自分の潜在能力を活かせると感じて、開発者として入社を決意。文系出身でありながら、ものづくりに携われるのも魅力だった。

営業担当
三浦 佳子
2016年入社/国文学教育研究科古典文学専攻修了

P5A0470_prof1.jpg

就職活動で当社のセミナーに参加。ITの活用を通じて日本の成長に貢献したいという大きな志に惹かれて入社する。一度退職するも、いかに恵まれた環境で働いていたかということに改めて気づき、カムバック制度を利用して再入社する。

開発のひらめきが、次のビジネスの種となった

「一緒に駆け抜けることができたと思う。本当に感謝しています──」

プロジェクトを振り返りながら、少し照れくさそうな表情で三浦佳子は、池田憲史朗への気持ちを口にした。営業と開発の2人。互いに支え合い、力を合わせながら、文字通り二人三脚で突っ走ったプロジェクトだった。

話は池田が入社した2010年にさかのぼる。

文系でありながら開発職として入社した池田は、ITスキルがほぼゼロの状態からの出発ということで悪戦苦闘しながらも、ERPパッケージ「COMPANY」の開発に取り組んでいた。「自分でも努力しましたが、周囲のメンバーが凄い仲間ばかりだったので、切磋琢磨することで自然と成長できました」と、池田は当時を振り返る。

「COMPANY」は、人事・給与業務分野でシェアNo.1を誇るプラットフォームである。日本の大手企業の約3社に1社が採用しているほど、圧倒的な存在感を誇る製品だ。そこに込められた「働く環境に革新をもたらすことで企業の活力を引き出し、ひいては日本の成長に寄与したい」という思想は、後に池田のパートナーとなる三浦の入社動機に重なるものだ。

池田は、給与明細の照会などを行う、従業員向けのWebサービスなどのモジュールの開発を通じ、入社以来一貫して「COMPANY」を担当し、リクルーティング(採用業務)機能を移行する業務にも携わる。その際、ひらめいたのが「採用後の各種手続きに関する機能を“切り売り”してはどうだろう」というアイデアだった。

「応募者の管理や採用プロセスの管理といった“採用前”については、既に競合製品を導入している企業も多かった。けれど内定後、入社までの入社手続き業務をシステム化できていないお客様が多く、その部分に注力して開発を行うことが、お客様の課題解決につながるのでは、と考えました。」(池田)
そして、池田のこのひらめきに呼応するように、三浦が営業としての感性で顧客のニーズをキャッチしたのである。

P5A0020_re.jpg

営業のアンテナが顧客のニーズをキャッチ

池田同様、三浦も入社直後から「COMPANY」を担当。既存顧客への新機能の提案などに取り組んでいた。新人にも大きな裁量権が与えられ、失敗しても責められることはなく、むしろ次のチャレンジが求められる社風に惹かれ、営業活動にも存分に自分らしさを発揮していた三浦。その三浦が、ある大手企業の人事担当者がこぼした悩みに素速く反応したのである。

「流通業であるその顧客では、店舗での新人採用後の各種手続きに店長が忙殺されていました。働き方改革を進める上で、この課題に対するうまいソリューションはないかと、頭を悩ませていたんです」(三浦)

三浦は、早速、その情報を池田と共有する。当時、池田は大阪事業所に所属していたため、Webでのミーティングとなった。
前述のように採用後の機能を“切り売り”したらどうかというアイデアを持っていた池田は、三浦の持ち込んできた情報に「これはいける!」と即座に反応。既に“切り売り”の機能を「雇用手続管理」というモジュールとして開発を進めていたこともあり、まさにシーズとニーズが見事に合致したと確信したのだった。

この瞬間、池田と三浦は、全力疾走での二人三脚のスタートを切ったのである。

P5A0172_re.jpg

顧客を攻めるための戦略的なシナリオづくり

大阪の池田と東京の三浦は、連日のようにWebでのミーティングを繰り返した。
顧客に対しては開発中の「雇用手続管理」のデモを行う予定であるが、Webミーティングの内容はそのデモのためのシナリオづくりが主だった。

「私たち営業は、顧客に電話1本するにも、一週間かけてシナリオを作成するんです。内容が固まったらホワトボードミーティングといって20人ほどのメンバーが集まってシナリオを検討し、営業担当者が最終決定を下します。ベテランも新人も関係なし。ここでは完全にフラットです」(三浦)

顧客への1本の電話は、そうやって徹底的に練り込まれたシナリオに基づいてかけられる。そんな戦略的なシナリオ作成を経験してきたため、三浦は池田とのWebミーティングでも徹底的に作戦づくりを進めていった。
最も懸念されたのは、「雇用手続管理」のモジュールがリリース前の製品であるということ。つまり顧客に対してどこまで約束できるか、という点についてだ。

「まだ導入実績のない製品についての説明ですから、“導入はスムーズです”とか“操作も簡単です”とか、担保なく約束できないわけです。デモを行いながら顧客にどこまで説明するか、池田さんと入念に詰めていきました」(三浦)

そして迎えたデモ当日。池田は大阪からWebでの参加となった。
2人で練り込んだシナリオに基づいてデモを行う三浦。終了後、顧客の人事部長は「これが欲しかったんだ。よくぞつくってくれた!」と満面の笑みを2人に向けてきたのである。

デモは大成功。2人は本番のリリースに向けて、ギアを上げていった。

P5A0423_re.jpg

コロナという想定外のピンチに見舞われる

最初のデモの後、顧客からの要求を反映させて改善をいってはさらにデモを行うということを繰り返して、2人は「雇用手続管理」の完成度を高めていった。だが、そんなプロジェクトに想定外の逆風が吹いた。COVID-19、つまり新型コロナウイルスである。

「日本だけでなく、中国・上海の開発チームと協力して開発作業を進めていたのですが、コロナのせいで、向こうの技術者たちが出社できなくなってしまったんです。2019年12月のことでした。リリースまで半年を切ったタイミングでの想定外のできごとに、青ざめました」(池田)

まさに緊急事態である。
池田は上海チームと連絡を密に取りながら、作業のプロセスを組み立てなおし、“これだけは”というクリティカルな部分の作業を優先的に進めるようにした。まさに綱渡りでの進行だった。
同時に池田は、モジュールの価格決定や、競合製品の分析、ターゲットの設定など、ビジネス的な戦略づくりにも関与。技術者でありながらマーケティングも担うことになった。

「これも当社ならではのことだと思いますが、開発者でありながら積極的にビジネスに関わらせていただけたので、利益や原価などの数字に対する感覚などが磨かれました」(池田)

一方で三浦は、顧客との折衝を繰り返しながら契約書の詰めや販売戦略の構築などを進めた。特に「雇用手続管理」に対する顧客の期待感、温度感が下がることがないように気を配った。

「人事のご担当者様が社内向けに説明しやすいように資料をそろえるなど、丁寧なフォローを行いました」(三浦)

そして2020年5月、「COMPANY」の新モジュール「雇用手続管理」はリリースを迎える。コロナという想定外の事態にも遅れることなく、予定通りのリリースとなった。

P5A0409_re.jpg

殺到する問い合わせに、成功を確信

「リリースしてすぐに2社目の受注が決まりした。それだけではありません。他の製品に比べて、引き合いのスピードが凄く速く、想定以上に多くの企業からお問い合わせがありました。“さすが、ワークスさんだね”という言葉もいただき、本当にありがたいことです」(三浦)

「苦しいこと、辛いことも多く、オンプレミスの人事給与システムにクラウドの『雇用手続管理』をつなぐという技術的に高いハードルも乗り越えなくてはなりませんでした。それだけにリリース後の反応には、“苦労してきたことがやっと報われた”という思いでした」(池田)

デモでの顧客の反応から、絶対にヒットするという自信が2人にはあったが、それを上回る反応だったことは、まさに嬉しい想定外だった。
想定外ということでは、コロナ禍によってリモートワークが常態化し、人事関連業務のオンライン化へのニーズが一気に高まったことも、その一つだ。プロジェクトを苦しめたコロナ禍であったが、リリース後は一転して逆風が追い風へと変わったのである。

「このように若手に新製品の立ち上げを任せてくれるのが当社。チャレンジさせてくれるカルチャーがあるんです」(三浦)

IT業界では、営業と開発が別の方向を向いてしまう、場合によっては対立してしまう、ということも珍しくない。だが、このプロジェクトのように、Works Human Intelligenceでは営業と開発が同じ目線、同じ歩調で前へ進んでいく。そこには互いを尊敬し、真剣に向き合おうとする姿勢がある。

「三浦さんは素晴らしいパートナー。一緒に走ってくれました」

冒頭の“一緒に駆け抜けた”という三浦の言葉を受けて、池田もそう語っている。
リリース直前、池田は本社に異動となり、大阪から東京へ転勤した。だがお互いに多忙で、リリースの祝杯はまだあげていない。それがこのプロジェクトの唯一の心残りといえる。

_P5A0462_top.jpg

株式会社Works Human Intelligenceについてもっと詳しく知りたい方へ

採用HPをみる 

関連記事