活躍のフィールドは世界。音楽のある豊かさを、世界の人々に届けたい。

活躍のフィールドは世界。音楽のある豊かさを、世界の人々に届けたい。

このストーリーのポイント

  • 学生時代はサークル活動や旅行で“世界の多様な価値観”を実感する
  • フィリピン担当として、楽器・音響機器の代理店への営業を行う
  • 自分の足で市場を開拓し、自分の手で音楽の楽しさを届けたい

音楽がある精神的な豊かさを届けたい──。そんな思いでアゲセ アンドレ健太郎は、遠くの国々の人々に思いを馳せる。強みは、学生時代から世界を見てまわって学んだ、多様な価値観を受け入れる心の大きさ。いつかはラテンアメリカやアフリカを拠点に活躍したいと考えている。

-profile-

アゲセ アンドレ健太郎

ヤマハ株式会社

楽器・音響営業本部 AP営業統括部 インポーター営業グループ
2019年入社/外国語学部イスパニア語学科卒

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埼玉県出身。学生時代から海外志向が強く、スペイン留学や中南米旅行なども経験する。現在は楽器・音響機器の、いわゆる海外営業を担当。コロナ禍の今はリモート営業が中心だが、いずれは海外に飛び出し、新市場開拓のために自分の足で地球を駆け回りたいと考えている。

スペイン留学で価値観の多様さを学ぶ

高校時代はサッカー一筋でした。大学入試の時期も6時までにはある程度の勉強を済ませ、それから始業まで朝練をするなど、とことん打ち込んだ自負があります。これほどまでに目立つ身体で生まれたおかげかそれなりに名が知られ、メディアに紹介されたこともありました。全国大会を目指したもののあと一歩届かなかったことは残念でしたが、目標を決めて徹底的にやり抜くことで、精神的な強さを身につけることができました。また、チームが勝つために仲間に献身的に尽くすことの大切さも学びました。

私は日本人の母、ナイジェリア人の父の間に生まれ、幼いときから日本の文化、習慣を当たり前として育ってきました。あるとき父のつてでナイジェリアから親戚が来日し、私の家でしばらく一緒に暮らしたことがありました。それをきっかけに私は自分の知らない文化や生活に興味を抱くようになりました。
大学で国際交流サークルに入ったのも、そんな気持ちからです。海外から日本に学びに来た留学生や海外志向の強い日本人学生が集まり、定期的なランチミーティングやイベントなどで交流するサークルでした。ここで私は多様な価値観に触れることができました。

想像に難くないことですが、日本では日本人がマジョリティです。私は日本人がマイノリティである環境の中で暮らしてみたいと思い、大学を休学して1年間のスペイン留学を体験しました。
留学はとても刺激的で、当たり前と思っていたことが実は当たり前ではない、という経験を数多くしました。例えば日本人は行列があれば何も言わずに最後尾に並びます。しかし私が滞在したスペイン南部では「あなたが最後ですか」とたずね、「そうだ」と聞いたら納得して列を離れ、近くの好きな場所で好きなことをしながら待っている。並んで待つ必要はないんです。順番が知りたければコミュケーションを取って確認すればいいじゃあないか、という合理的な考えがそこにはあります。
こうした環境の中で過ごすうちに、常に相手はどう思っているのだろうと考えるようになり、相手の気持ちを察する習慣ができました。文化的背景や環境の違いを受け入れながら他者と親しく打ち解けるという経験は、間違いなく今の私の価値観形成に大きな影響を及ぼしたと思います。

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音楽のある精神的な豊かさの形成に貢献したい

スペイン留学から帰国して就活に臨む前に、私は友人とラテンアメリカへ旅行をしました。メキシコ、キューバ、コスタリカです。インフラ整備が進んでいなくて、Wi-Fiが1時間使えるチケットを買うために1時間並ばなければならないような国もありました。
しかし経済的には豊かではなくても、人々の精神はとても豊かであると感じました。例えばキューバでは人々が楽器の演奏に乗せて、実に楽しそうに踊っている。豊かさに対する価値観は国によってまるで違うわけです。その輝く笑顔を見て私は、多様な価値観が入り交じっている世界を舞台に、人々の精神的な豊かさの形成に関わるような仕事がしたいと思うようになりました。

帰国して就職活動を始めた私は、業種を問わず世界中でビジネスを行う企業のインターンシップに参加。その中にヤマハのインターンシップもありました。
ヤマハのインターンシップでは、メンターとなる社員の面接を受け、期間中はそのメンターの職場で社員と同じ業務を経験することができました。他にはないとても実践的なインターンシップで、大変驚きました。そのため企業のこと、事業のことがよくわかり、社員の日常の姿もよくわかりました。リアルな姿をこの目で直接確かめることができ、そこに自分の将来像を重ねることができたのです。
そしてヤマハの社員の方々を見ていると、ラテンアメリカを旅行した際に目にした楽しそうに踊る人々の、まさにその精神的な豊かさを支えているのだと感じ、ここで一緒に仕事をしてみたいという気持ちが芽生えました。

ヤマハのサウンドバーを使ってサッカーの試合を観たときのことも印象に残っています。あまりの臨場感に驚いたのですが、その迫力は私自身がプレーヤーとしてピッチを走り回っていたときに肌で感じていたものと同じでした。ヤマハの製品と自分の経験が見事に重なり合ったと感じたその瞬間、こうしたものづくりに携わる企業の一員になりたいと思いました。

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自分の足で世界を歩き、市場を開拓する

入社直後に行われた新入社員研修のプログラムの一環で、ヤマハ発動機さんとの合同懇親会が開かれました。私は裏方として進行を担当しつつ、ステージで繰り広げられるパフォーマンスに見入ってしまいました。
1人で弾き語りをして会場を感動させる仲間がいる。見たこともないような楽器を自作して演奏する仲間がいる。いろんな楽器を持ち寄って演奏し、組織の枠を超えて会場に一体感を生み出すバンドがいる。そんな同期の姿を見ながら、1人ひとりの個性の豊かさに驚き、そして豊かさをみんなで分かち合っている時間の素晴らしさを感じたのです。こういう仲間たちと一緒に仕事ができるんだと、心から嬉しく思ったのを覚えています。

販売店への初期配属を経てやってきたのが、今の部署です。欧州・米国・中国・日本をのぞく全世界の市場を対象に、ヤマハ現地法人の管轄外となるエリアを担当する部署です。私はその中で、市場担当としてフィリピンを、商品担当としてドラムとホームオーディオを、そして横串でデジタルマーケティングを担当しています。フィリピンには当社の現地法人がなく、輸入代理店がヤマハの楽器・音響機器を仕入れて直営店で販売したり、現地ディーラーに卸販売したりします。私は市場担当として、主に輸入代理店との商談や現地マーケティングなどに取り組んでいます。
本来は出張ベースで直接会って商談を進めたいのですが、コロナ禍の今はリモートでの営業が中心。1日も早く現地に飛んで現場を肌で感じながら商談に臨みたいというのが本音です。

私たちは基本的に商社を使わず、自分たちの足で現地の市場を開拓しています。
電子ピアノやアコースティック系の楽器、バンド系の楽器、ホームオーディオ、業務用音響機器など、製品ごとのカテゴリーと各国の輸入代理店とのマトリクスで販売を強化すべきターゲットを絞り、商談を仕掛けていきます。
もちろん新規開拓にも力を入れており、Googleマップを見ても情報が全く手に入らない土地であっても、そこにビジネスチャンスがあると思ったらためらうことなく足を運びます。
自分の会社でつくったものを、自分でお客さまに届けられるのが、メーカー営業の醍醐味。しかも世界を舞台に展開できるのです。このダイナミズムこそが、仕事の一番のやりがいでしょう。ヤマハというブランドを背負って自分の足で世界の市場を切り拓いていく、そんな営業スタイルが私は大好きです。

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音楽は、人間必需品だ

楽器や音響機器は、生活必需品ではありません。しかし“人間必需品”であるというのがヤマハの考え方です。
確かに音楽がなくても生活はできるかもしれません。しかし、音楽があれば精神は豊かになり、文化的な生活が生まれるでしょう。人間にとって音楽は必要不可欠なのです。
ラテンアメリカへの旅で私が感じた、人々の精神的豊かさを支えるような仕事がしたいという職業観にフィットするのが、今の私の仕事です。非常に大きな満足感を抱いて仕事に取り組んでいます。

コロナ禍がなければ、私はフィリピンに飛んで、ヤマハの楽器や音響機器を人々が楽しんでいる様子を直接目にすることができたでしょう。今は残念ながらそれは叶いません。
しかしオンラインでのキャンペーンを通じて、フィリピンの人々がヤマハの楽器を使って友人や家族と演奏している様子をネットに上げてくれています。それを観ているだけでも、私の心は熱くなります。遠くフィリピンの人々の人生に豊かさを届ける、そんな手伝いができていると実感します。

将来はラテンアメリカ、中東アフリカの現地法人で駐在をしてみたいと思っています。一つは、ラテンアメリカは学生時代の旅行の経験やスペイン語を習っていたという理由から。もう一つは、中東アフリカは私の直接のルーツの一つであるということから。
現地に腰を据えることで、自らの足で市場を開拓していくという仕事は、よりダイナミックにできるでしょう。そして自分の手で楽器や音響機器を届け、精神的な豊かさの一助になりたいという思いもよりストレートに感じられるでしょう。そんな日が楽しみです。

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