26卒とは?就活はいつから?スケジュールと最近の就活事情をわかりやすく解説!

26卒とは?就活はいつから?スケジュールと最近の就活事情をわかりやすく解説!

26卒とは?何年生のこと?

「○○卒」というのは、「20○○年に卒業し、企業に就職する人」を指します。
つまり、「26卒」というのは、「2026年に卒業し、企業に就職する人」ということです。2024年4月時点での大学3年生や修士1年生が「26卒」にあたります。

〇〇卒一覧表

何卒学年(2024年4月時点)
25卒大学4年生 大学院2年生
26卒大学3年生 大学院1年生
27卒大学2年生
28卒大学1年生

26卒の就活はいつから始めればいいの?大学3年生から?

就活を始める平均的な時期は大学3年生の6月だと言われており、2026年卒の就職活動も同様に大学3年生(大学院1年生)の6月から本格的に始まります。
また、大学3年生の夏からは夏のインターンシップが始まるので、自己分析や業界研究・企業研究を春休みに済ませておくと良いでしょう。

時期スケジュール
2024年(4月~5月)就活準備の開始
2024年(6月~9月)夏期インターン参加
2024年(10月~2月)秋冬インターン参加
2024年(10月~)外資系・マスコミ・ベンチャー企業の説明会開始
2025年(3月~6月)経団連企業の説明会・エントリー開始

26卒の就活スケジュール!これを見れば一目瞭然!

ここでは就活のスケジュールについて解説していきます。

・25卒までの就活スケジュール
・26卒から変化するスケジュール


それでは解説していきます。

・25卒までの就活スケジュール

内閣官房の「就職・採用活動に関する要請」によると、25卒までのスケジュールは以下の通りになります。

▶︎25卒 就活スケジュール

・広報活動(説明会等)開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・採用選考活動(面接等)開始:卒業・修了年度の6月1日以降
・正式な内定日:卒業・修了年度の10月1日以降

※出典:内閣官房「2024年(令和6)年度卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請

・26卒から変化するスケジュール

26卒以降の就活は、スケジュールに一部変更があり、インターンシップを通じて専門性を判断された学生に限り、面接などの採用選考活動が3月から可能となりました。

▶︎26卒 就活スケジュール

・広報活動(説明会等)開始:卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降
・採用選考活動(面接等)開始:卒業・修了年度の6月1日以降 
※ただし専門活用型インターンシップを通じて専門性を判断された学生に限り、3月1日以降

※出典:内閣官房「2024年度(2025年3月)卒業・修了予定者等の就職・採用活動に関する要請等 ポイント

26卒の最近の就活事情と就活ルール8選

ここでは知っておくと良い最近の就活事情や就活ルールについて紹介していきます。

1.就活の早期化で早めに始める人が増えている
2.就活のオンライン化が進む
3.オンラインが定着する一方でオフラインの復帰
4.長期インターンシップに参加する学生が増えている
5.企業はインターンシップの参加を重要視している
6.採用直結型インターン
7.政府で定められた就活ルール
8.政府で定められたスケジュールに先行して早期選考を実施する企業が増加


それでは解説していきます。

1.就活の早期化で早めに始める人が増えている

26卒の最近の就活事情と就活ルール1つ目が「就活の早期化で早めに始める人が増えている」です。
21卒以降の学生は、新型コロナウイルスの影響を大きく受け、業界や企業によっては採用を活動を休止したり縮小するなどの影響がありました。
最近では、その状況も落ちつき、従来通りの就活に戻りつつありますが、予定より早めに就活を始める人も増えているようです。
理由は様々ですが、業界や企業によってはまだ影響を受けているケースもあり、それに伴い志望企業の応募状況が変わるなど、予期せぬ事態に備えるために業界・企業研究やインターンシップへの参加をする学生が増えているそうです。
早く就活を始めれば幅広く様々な業界を知るきっかけになるので、良い傾向と言えるでしょう。

2.就活のオンライン化が進む

26卒の最近の就活事情と就活ルール2つ目が「就活のオンライン化が進む」です。
新型コロナウイルスの影響により、対面でのイベントが難しくなることから、採用活動や短期インターンシップをオンラインに切り替える企業が増加しており、22卒以降ではオンラインでの就活が当たり前となるほどになってきています。
そのため、26卒の就活もオンラインでの活動になると言えるでしょう。

ネットの整備やオンライン面接の対策などが必要になってきますが、全国どこでも気になる企業の選考に参加することができるメリットもあるので、オンライン化はますます強くなっていくでしょう。

3.オンラインが定着する一方でオフラインの復帰

26卒の最近の就活事情と就活ルール3つ目が「オンラインが定着する一方でオフラインの復帰」です。
初期選考や説明会はオンラインで実施されるのが定着しつつあります。
しかし、オフラインインターンシップで得られる現地の雰囲気や社風、人柄を実際に体験したい学生は多く、学生・企業双方からのオフラインでの開催のニーズが高まりオフラインでの開催を復帰している企業も増えてきています。

4.長期インターンシップに参加する学生が増えている

26卒の最近の就活事情と就活ルール4つ目が「長期インターンシップに参加する学生が増えている」です。
近年、理系就活生のインターンシップの参加率は95%以上になり、学生自体もインターンの重要性を感じているようです。
また、WEBインターンの開催も増え、気軽にインターンに参加できるチャンスが多くなることから今後インターンに参加する学生は増え続けると予想されます。

5.企業はインターンシップの参加を重要視している

26卒の最近の就活事情と就活ルール5つ目が「企業はインターンシップの参加を重要視している」です。
26卒からは、インターンシップに参加した専門人材への選考は前倒しすることができるので、企業は早いうちに優秀な学生を確保したいと考え、インターンシップを重要視すると考えられます。
そのため、専門分野で活動していきたいと考えている方は就活を円滑に進めるためにもインターンに参加しておきましょう。

6.採用直結型インターン

26卒の最近の就活事情と就活ルール6つ目が「採用直結型インターン」です。
現在(25卒)でも早い時期に内定直結型インターンシップを開催している企業は少なくありません。
また、ほとんどの企業が「政府推奨の基本就活スケジュール」に沿った新卒採用活動を行っているわけではないので、26卒からもさらに内定直結型インターンシップが増えると予想されます。

7.政府で定められた就活ルール

26卒の最近の就活事情と就活ルール7つ目が「政府で定められた就活ルール」です。
就活ルールで決められた「翌年6月以前に本選考を実施して早々に内々定を出す」企業は珍しくありません。
近年は企業による新卒採用の早期選考が進み、2024卒の就職活動では通常スケジュールでの選考解禁は6月1日なのですが、2023年5月時点で多くの就活生が内定を承諾しているのが実体になります。
そのため、政府推奨スケジュールに囚われすぎず、情報収集に取り組むことが重要になってきます。

8.政府で定められたスケジュールに先行して早期選考を実施する企業が増加

26卒の最近の就活事情と就活ルール8つ目が「政府で定められたスケジュールに先行して早期選考を実施する企業が増加している」です。
先述しましたが、多くの企業が「政府推奨の基本就活スケジュール」よりも早い段階で早期選考を実施しています。
また、1年中企業が常に「エントリーを受け付ける・選考を実施する」採用手法「通年採用」の浸透も進んでいます。
そのため、インターンシップ募集と並行して新卒採用エントリーが「学部3年/修士1年の4月から」可能になる企業が増加するでしょう。

26卒に必要な就活準備6選

ここでは26卒に必要な就活準備について紹介していきます。

1.自己分析
2.企業・業界研究
3.筆記試験・webテスト対策
5.OB・OG訪問
6.インターンシップへの参加

それでは解説していきます。

1.自己分析

26卒に必要な就活準備の1つ目が「自己分析」です。
自己分析をすることによって、自分の過去や経験を振り返ることができるので「自身の強みや弱み」を明確に理解することができます。
面接では書類選考や面接で自身の能力や今までの経験をアピールする必要があります。
企業はそれを元に「今後一緒に働いていきたいか」「入社後に活躍できる人材か」を判断します。
そのため、「自分の武器」は何なのか考え、自分の言葉でしっかり伝えられるようにしておきましょう。
また、以下に「自己分析」の方法について詳しく書かれている記事を用意したので、気になる方はぜひご参照ください

関連記事
▶︎自己分析のやり方8選!志望動機の作り方から例文まで一挙公開!

2.企業・業界研究

26卒に必要な就活準備の2つ目が「企業・業界研究」です。
「企業・業界研究」とは文字通り、気になる企業や業界について調べることです。
企業・業界研究をすることによって、入社後にミスマッチを減らすことができます。
また、面接や書類で必ず聞かれる志望動機を明確にすることができるので、気になる企業や業界ができた場合必ず行うようにしましょう。
以下に「企業・業界研究」の方法について詳しく書かれている記事を用意したので、気になる方はぜひご参照ください。

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▶︎【企業研究シート見本例】シート作成のやり方12選から効率良い情報収集まで徹底解説!
▶︎誰も教えてくれない企業研究のやり方

3.筆記試験・webテスト対策

26卒に必要な就活準備の3つ目が「筆記試験・webテスト対策」です。
ほとんどの企業が書類選考と同時に「筆記試験やwebテスト」を実施します。
内容や難易度は企業によって様々ですが、国語や数学は一般教養レベルの知識があれば解けると言われています。
特に、大手やエントリー数の多い会社では、全員と面接するのが難しいため、足切りとして筆記試験・webテスト対策を用いて選考する傾向があります。
参考書も多くありますので、対策をしておきましょう。

4.エントリーシート・履歴書の作成

26卒に必要な就活準備の4つ目が「エントリーシート・履歴書の作成」です。
エントリーシートや履歴書は就活をする上で必ず必要な書類です。
また、大手や有名企業の場合は多くの学生から応募が来るので、誰でも書けるような内容では相手にされません。
そのため、エントリーが始まる3月より前に自己分析や企業研究を行い面接官の目を引くエントリーシートを作れるようにしましょう。
エントリーシートを書くうえで気をつけるポイントは以下です。

・結論を一番最初に書く
・具体的なエピソードを書く
・他の学生とは差別化できる内容
・アピール内容を論理的に書く

エントリーシートを書き終えたら第三者からのアドバイスをもらいましょう。
実際に就活を終えた先輩やキャリアアドバイザー、キャリアセンターのアドバイザーなど誰かに添削してもらうことでより良いエントリーシートを作ることができます。
以下に「エントリーシート・履歴書の作成」の方法について詳しく書かれている記事を用意したので、気になる方はぜひご参照ください。

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▶︎エントリーシートで必ず聞かれる!ガクチカの書き方

5.OB・OG訪問

26卒に必要な就活準備の5つ目が「OB・OG訪問」です。
「OB・OG訪問」とは実際に志望している企業や業界で働いている社員の方に話を伺うことです。
社内の雰囲気や人間関係、実際の業務内容、毎日のスケジュールはインターネットでは調べるのに限界があります。
そのため、OB・OG訪問をすることによって、企業研究では調べられなかったリアルな内情を知ることができるので企業に対して更に理解を深めることができます。
また、入社前と入社後のギャップを無くすことができるのでおすすめです。

6.インターンシップへの参加

26卒に必要な就活準備の6つ目が「インターンシップへの参加」です。
インターンシップとは実際に企業で働き業務への理解を深める体験のことになります。
インターンシップでは大きく分けて短期(1日~1ヵ月以内)と長期(1ヵ月以上)の2種類です。
短期インターンシップでは専用のプログラムが用意されている場合が多いです。
一方、長期インターンシップでは実際に企業の仕事を体験することができます。
より多くの企業の雰囲気を知りたいのであれば短期インターンシップがおすすめですが、より深く業務内容を知りたい方は長期インターンシップがおすすめです。
長期インターンシップに参加したい方は長期の休みを利用すると良いでしょう。
以下に「インターンシップの選び方」ついて詳しく書かれている記事を用意したので、気になる方はぜひご参照ください。

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▶︎インターンシップの選び方とそのポイントとは?

【業界別】就活のポイント4選

ここでは業界別に就活のポイントを紹介していきます。

1.外資系企業
2.コンサルティングファーム
3.総合商社
4.国家総合職

それでは解説していきます。

1.外資系企業

業界別就活のポイント1つ目が「外資系企業」です。
外資系企業の選考はスケジュールが早いので、大学3年生の8月に内定出す所も多いようです。
入社したい企業が見つかったときには応募が終わっていたなんてことがないように早めの行動と情報取集を心がけましょう。

2.コンサルティングファーム

業界別就活のポイント2つ目が「コンサルティングファーム」です。
コンサル業界の選考はインターンシップ参加が選考フローに組み込まれていることが多いのが特徴です。
就活生からの人気が高く倍率も高くなるためあらかじめの用意が必要になってきます。

3.総合商社

業界別就活のポイント3つ目が「総合商社」です。
総合商社も就活生からの人気が高く応募が殺到するため、適正テストによって足切りをする企業が多いです。
そのため、面接に行くことができる学生はかなり限られています。
しっかりとWebテストや筆記試験の勉強を行っておきましょう。

4.国家総合職

業界別就活のポイント4つ目が「国家総合職」です。
近年では試験が多様化し、就活生が気軽に受験することができる制度が整えられました。
2012年に新設された教養区分試験では通常の試験と比べ科目の数が少ないため、民間企業を志望している人でも受験しやすいのが特徴です。

26卒の就活いつからやスケジュールのまとめ

多くの就活生が就活を始めてから「何をすればいいのか分からない」という状態に陥ります。
その状態から抜け出すためには就活のスケジュールを把握し、一歩ずつ着実に自己分析や企業研究をしていきましょう。
選考に向けてしっかり対策していれば必ず結果はついてくるので頑張ってください