ITエンジニアとして模索の20代を経て、勝負の30代へ。

ITエンジニアとして模索の20代を経て、勝負の30代へ。

このストーリーのポイント

  • ネットワンシステムズには“失敗できる文化”がある
  • 成長への強い意思のもと、プロジェクトを通じて学んでいく
  • 自由な環境、収入、福利厚生面での高い納得感

「早く稼ぎたい」という思いで大学を中退し、IT業界へ。1社目では十分なスキルを身につけることができず、専門性を磨きたいとネットワンシステムズに転職する。エンジニアとして経験を積んだ後、現在はITコンサルタントを目指して最上流のレイヤーに携わる。

Profile

長濱 弘之

ネットワンシステムズ株式会社

東日本第1事業本部 第2技術部 技術第2チーム
2012年入社/同志社大学中退

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2005年に大学を中退して、ITエンジニア派遣の会社に入社。より上流工程で専門性を磨こうと、2012年にネットワンシステムズに転職。現在はITコンサルタントを志し、マネジメント業務に力を入れる。

自分なりの強みを身につけるために

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「せめて大学くらいは」と親に押し切られて入学した大学でしたが、やはり早く社会に出て稼ぎたいという気持ちを抑えきれず、1年もたたずにあっさり辞めてしまいました。そして入社したのが、ITエンジニア派遣会社。もちろん当時の私にはITスキルはまったくなくて、あったのは気合いとガッツだけ。何もわからないまま、とにかくがむしゃらに働いて稼ごうという気持ちでの社会人デビューでした。

入社したのは大阪の会社で、実家の奈良から通いました。仕事は、ITインフラ構築のプロジェクトでのドキュメント作成です。知識もスキルもまったくなかったですから、先輩の下でドキュメント作成を担当しながら、ゼロからITの知識を学んでいきました。仕事に慣れてきてからは、業務改善のために自動化のマクロを組むような仕事も手がけました。そんな中でご縁があった会社の一つが、ネットワンシステムズでした。

何もわからないままに始めたドキュメント作成の仕事でしたが、経験を積むにつれて、このままではITエンジニアとしての強みは身につかないのでは、と感じるようになりました。プロジェクトの中では最後の工程ですから、より上流の工程に携わりたい、このまま一生ドキュメント作成では終わりたくない、という思いが強くなってきたのです。
そんなタイミングで声をかけてくれたのが、ネットワンシステムズの部長職の方。時々、一緒に飲みながら「転職して上流工程の仕事をやってみたい」というような話をするうちに、「それならウチに」と声をかけていただきました。ネットワンシステムズについてはその方を通じて色々聞いていましたから、アットホームで居心地のいい社風だというのはわかっていましたし、ベンチャーならではの熱さも知っていました。もちろん収入もかなり上がります。このチャンスを逃す手はないと感じ、私はネットワンシステムズへの入社を決めました。大学を辞めてから早くも7年が過ぎていました。

「失敗に学べ」というカルチャーの中で

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ネットワンシステムズでの配属は、欠員があったということで、当時の中部支店となりました。実家を出て、初めて一人暮らしをするということもあって、ワクワクしながら入社したのを覚えています。
最初に担当したのは、ネットワークシステムの構築と保守管理です。望み通りドキュメント作成から一つ上の工程に携われたわけですが、スキルはなかったですから、ただがむしゃらにやるだけでした。当然、失敗は多かったです。例えば、要件の明確化ということを知らなかったから、顧客の要望に対して何でもかんでも全力で応えようとしました。当然、納期は遅れ、コストもオーバーしてしまう。あげくにクライアントからは「××は後回しでよかったのに」と言われてヘコんだり。そんなことを繰り返しても、先輩や上司には「失敗してもいいから続けろ」と言われました。失敗を怖れず、失敗から学ぶことを大切にする文化は、ネットワンシステムズの素晴らしいところだと思います。もちろん顧客にご迷惑が及ばないように、失敗は上司や先輩がフォローしてくれます。だからこそ「失敗してもいいから続けろ」という言葉を安心して受け止められるのです。この文化は今も変わっていません。

失敗に学びながらも何となく仕事の進め方がわかってきたと感じるようになった3年目、大きな転機となるプロジェクトを担当しました。あるクライアントが屋内外で行う作業を効率化するために通信網を無線化するというプロジェクトで、私はその基礎検討から担当することになったのです。
候補となる通信の規格について調査し、どれが最もクライアントにふさわしいかを提案。ネットワーク技術を核に新たなICTプラットフォームを構築する私の提案は顧客に受け入れられ、受注後はプロジェクトリーダーとして構築に携わることができました。数億円規模の大きなプロジェクトで、これをやり遂げ、成功に導いたことは私にとって大きな自信となりました。ネットワーク技術者としてひとり立ちできる、という確かな手応えを感じたのです。

中部支店時代でもう一つ印象に残っているのが、ある先輩との出会いです。
私より6歳年上のこの先輩は、とにかく仕事に厳しく「中途半端な仕事をするな」と、仕事に対する基本姿勢をたたき込んでくれました。自分自身とネットワンシステムズの技術力はトップレベルである、という自信とプライドから、仕事には絶対に妥協を許さない姿勢を貫いていたのです。一緒にクルマに乗っていても突然技術的な質問を投げかけられて、答えられないとめっちゃ怒られました(笑)。正直、当時は苦手でしたが、この先輩のおかげで鍛えられたのは間違いありません。私にとってメンターというより、“師匠”と呼んでもいい存在です。
こうした先輩に巡り会えたことも、ネットワンシステムズに転職してよかった点です。

プリセールスとしてクライアントの課題解決に貢献

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名古屋で5年を過ごした後、2018年に本社に異動しました。31歳の時でした。5年という節目に、自分の環境を変えたかったこと、東京でさらに大きなビジネスに携わりたいと思ったことが、異動を希望した理由です。
所属は金融系セクターで、担当は銀行。私の業務はプリセールスと設計が半々で、営業担当と一緒にクライアントを訪問し、ニーズをヒアリングして案件化し、その課題を解決するシステムを自ら設計するというものです。

クライアントから直接ヒアリングし、クライアントに寄り添うように課題解決に取り組むということで、以前から描いていたとおり、最上流工程に近いところでの業務となりました。クライアントは案外自分自身の課題が見えていないものなので、私は営業と一緒になってクライアントとコミュニケーションを取り、その中から課題を掘り起こしていくわけです。プリセールスとはいえ、実際はコンサルティングに近い業務といえるでしょう。
正直転職した当時は、ここまで本当に上流の工程をこなしていけるのか想像できていませんでした。様々な技術を学び自身が成長する事で、クライアント自身も気づいていない課題を見つけ出し、かゆいところに手が届くような気配りでソリューションを提案する過程は非常にエキサイティングなもので、やりがいを感じます。

独立系SIerである当社はマルチベンダとして様々な企業の製品を扱うことができるので、エンジニアとして提案を行う上でそれが大きな強みとなっていることは間違いありません。クラウド案件でもAWSやAzureなど、最適なプロダクト、サービスを組み合わせて提供できます。そうした自由度の高さとフットワークの軽さこそ、当社の武器でしょう。
では自分自身の強みは何かというと、やはりクライアントの機微がわかるというか、気配りができるというか、最後までやりきる責任感の強さでしょうか。これは中部支店時代に“師匠”に鍛えてもらったおかげです。

視野はITコンサルタントの道へ

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言うまでもなく、ネットワンシステムズに転職して大正解でした。私の場合、収入が大きく上がりましたし、借り上げ社宅制度など福利厚生制度が充実していることも大きな魅力です。仕事の面では希望していたとおりに上流のレイヤーでやらせてもらっています。
何よりも案件がクライアントから多く寄せられていて、手をあげれば自分が望むプロジェクトにアサインされるチャンスが多いという、自由でチャレンジングな環境が気に入っています。

最近では、プロジェクトのマネジメントに加え、“人”のマネジメントについて深く考えるようになりました。後輩の育成に本気で取り組まなくては、という自覚が生まれています。
失敗を認めてもらえるカルチャーの中、常に新しいプロジェクトに挑戦させてもらい、「中途半端な仕事はするな」と鍛えてもらったように、私も自分の後に続く人材を育てたいと思います。私がそうされたように、まずは自分でやらせてみせて、時には失敗することで学ばせてあげたいですね。もちろんほったらかしという意味ではありません。どんなときにつまずくのか、私は自分の経験からわかっていますから、後輩には自由に挑戦させつつ、つまずきそうだなと思ったら手を差し伸べてあげるつもりです。

今後はITコンサルタントとしてのスキルを磨いていきたいと思います。そのためには現状に満足せず、さらに前へ進んでいかなくてはなりません。5年後の自分が楽しみです。
もしネットワンシステムズで私と一緒に挑戦してくれるなら、自らチャンスをつかみに行く姿勢のある人がいいですね。スキルは大切ですが、それ以前に責任感とか成長意欲とか、がむしゃらに取り組む姿勢を大切にして欲しいと思います。
失敗を許容する文化と成長する可能性がたくさんあります。ぜひ手を伸ばしてつかみ取ってください。

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