東三河地方へ、Iターン就職。この選択で、充実の人生を手に入れた。

東三河地方へ、Iターン就職。この選択で、充実の人生を手に入れた。

東三河地方へ、Iターン就職。
この選択で、充実の人生を手に入れた。

このストーリーのポイント

  • 豊橋市で学生時代を過ごし、このエリアが大好きに
  • 理系のバックグラウンドを活かしつつ、営業として活躍したいと希望
  • エネルギーの総合提案で、顧客のニーズに応えていく

奈良県出身ながら愛知県で生きていくことを選んだのは、このエリアに強く惹かれたから。今、この地に生活の基盤を築き、安定した日々を送っている。エネルギーのトータルソリューションを提案するという仕事にも、大きなやりがいを感じている。

PROFILE
サーラエナジー株式会社

久保田 斗馬

豊橋事業所 産業グループ
エネルギーソリューションチーム
2019年入社

salaenergy-st02-02.jpg

環境・生命工学専攻修了。奈良県出身。大学進学と同時に愛知県に移り住み、以後、現在に至るまで愛知県で暮らす。豊橋供給センター保安グループ導管保全チームを経て現職。

動機は「東三河地方で働きたいから」

私が生まれたのは奈良県桜井市で、高校卒業後、大学進学を機に愛知県豊橋市にやって来ました。以来、ずっとこの地に住んでいます。進学の際に愛知県を選んだことに深い理由はなく、希望する研究のできる大学がたまたまここにあったからです。専攻は化学で、大学院ではプラズマ静電気を使って排気ガスの煤を削減する研究に取り組みました。
研究には多くの時間を割きましたが、一方で空いた時間には地元のラーメン屋でアルバイトをしました。個人経営のお店で、お客さんには個性豊かな人が多く、おかげでコミュニケーション力はずいぶん鍛えられたかなと思います。

たまたま縁がありやって来た豊橋市でしたが、6年間住んでみて私はすっかり東三河地方に惹かれてしまいました。自然が豊かで海も山も満喫でき、それでいて経済や産業も盛んで、活気があります。お祭りなどを学生としてお手伝いしたことで、地元の方々のつながりもできました。
一言で言って非常に暮らしやすい場所で、ここでもっと暮らしていたいと思うようになっていました。奈良の両親も「好きな場所で生きていけばいい」と言って、私の選択を応援してくれました。大学時代につながっていた方とは今もお付き合いが続いており、この地の暮らしを続けてよかったと思っています。

就活で当社を志望した一番の理由が「東三河地方で働けるから」でした。続いて「人と関わる仕事ができる」ということもポイントになりました。
私は理系でしたからメーカー等の研究職の道も考えられましたが、研究室にこもってモノを相手にするよりも、外に出てヒトを相手にするほうが自分に向いていると思っていました。そのため営業系の仕事に就ける会社がよかったんです。加えて、サーラエナジーならインフラ企業として地域の人々の生活を支えるやりがいが得られると思いました。
なお、当社はUターン就職を含め地元出身の社員が多いものの、私のようなIターン・Jターン就職の社員も一定数います。他県出身ながらここで働くことを選んだ人が一定数いることでも、当社や東三河地方の魅力がおわかりいただけるでしょう。

salaenergy-st02-03.jpg

理系ならではのバックグラウンドを活かす

入社後に配属されたのが、豊橋供給センター保安グループでした。ここで私はベテラン社員とペアを組み、OJTを兼ねながら都市ガスの保安業務を担当しました。火事が起きたら消防署が駆けつけて対処するように、ガス漏れが疑われた場合は私たちが現場に急行して対応し、二次災害を防ぐわけです。
一般のご家庭はもちろんのこと、街の中、道路の上、どこでも「ガス臭い」という通報があれば駆けつけていきました。

ガス漏れが危険だということは誰でも認識していますので、我々が駆けつけると住民の皆さんはホッとした表情をされますし、対応をすると感謝され「ありがとう、助かりました」という言葉もいただきます。それは純粋に嬉しかったです。
一般家庭の場合は対応も難しくはないのですが、大変だったのは道路の場合です。ガス漏れの通報があったら、まず原因箇所を特定しなくてはなりませんが、探すだけでも大変です。検知器を使ってガス漏れの箇所を大雑把に特定し、さらに詳細な検査をした後、業者さんにお願いして穴を掘り、ガス管の老朽化や腐食等の原因を突き止め、やっと修繕に移ります。深夜だろうと早朝だろうと、早急な対応が求められたのは当然のことでした。
今でも思い出すのは、クリスマスイブに道路からのガス漏れの通報を受け、夜通し道路を掘ったときのことです。「せっかくのクリスマスなのに…」という複雑な思いはあったものの、重要なインフラを守る者であるという使命感のもと、業務に取り組んだものでした。

こうした仕事は、学生時代の研究とは無縁のように思われますが、実は研究における「仮説→実験→立証」というプロセスは同じです。仮説を立てて検証し、ダメなら次の仮説を立ててまた検証する。ガス漏れの原因箇所を特定する作業も同様です。
なにしろガスというのは目に見えませんから、トライアンドエラーの繰り返しになるのは当然こと。特に地中から漏れていると、特定は非常に困難です。
今、営業車で街を走っていると、各所で“ここは大変だったなあ”という記憶がよみがえってきます。その場所には何の痕跡もなく、ただ私の記憶がよみがえるだけ。つまり“地図に残らない仕事”なのです。それも、インフラを支える仕事らしさだと思うのです。

salaenergy-st02-04.jpg

エネルギーの総合的なソリューションをお届けする

現在私が所属しているのは豊橋事業所の産業グループです。ここで私はエネルギーソリューションチームの一員として、工場や農家、給食事業者といったエネルギーを多く使っていただく産業用の営業を担当しています。
理系としてのバックボーンを活かしつつ人と接する仕事がしたいというのが入社時の希望でしたから、その思いがかなった仕事につく事が出来ています。既にご契約いただいてるお客さまへのフォローのほか、新規案件の開拓にも取り組んでいます。

面白いのは、ガスや電気などのエネルギーだけを売るわけではない、という点です。
2050年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指す世界的な流れの中、カーボンニュートラルへの各企業の関心は非常に高いものがあります。私たちはお客さまのそうしたニーズをとらえ例えば太陽光発電と組み合わせた提案を行ったり、カーボンオフセットの提案を行ったりしています。近年では自然災害が激甚化していることを受け、BCP(事業継続計画)への関心が高まっていることから、非常用発電機をご提案することも増えました。チームの名前の通り、エネルギーの総合的なソリューションをお届けすることが、我々のミッションなのです。
仕事のスケールは大きく、特に新規の案件ともなると数年がかりです。私の場合も2年間かけて提案を続けていた案件がやっと受注となりました。これは新しい農場をつくるというプロジェクトで、ガスのエアコンを導入して作物の管理を行うというシステムを提案したものです。
一言で「空調」と言っても、農場全体を調節するもののため設備も多く、金額も膨大なものになりました。先日無事に竣工を迎えた際は、嬉しいと同時にホッとした気持ちになりました。前の部署では地図に残らない仕事が多かったですが、これは地図に残る仕事です。これもなかなかいいものです。

このプロジェクトのように、お客さまのところにガス設備を新しく導入したり、補修したりする場合、前の部署での経験が活きてきます。というのもガス漏れの起こりやすいウィークポイントを多数経験してきたため、設計時にそのリスクを避けるためにどうすればいいか、事前にわかるからです。
ガスの配管をどう延ばしていくか、私たちが直接設計する機会も多く、こうした仕事の広さも面白みになっています。

salaenergy-st021-05.jpg

ガスの安定供給を通じて、この地に恩返しを

将来はガスや電気のエネルギーの安定供給そのものに携わる仕事がしたいと考えています。いわばガスの根幹のところの仕事です。一般家庭はもちろんのこと、産業用も含め、社会全体でエネルギーを安全に使っていただける基盤づくりに取り組んでみたいと思っています。
当社のどの仕事も奥が深く、学ぶことは多くあります。資格の勉強もしており、まずは高圧ガス保安製造責任者という資格の取得を目指しています。当社では資格取得に際して受講料はもちろんのこと、テキストなどの費用も負担してくれます。社員の資格取得を力強く応援してくれることは、大きな魅力です。
当社では比較的短期間で異動を繰り返すので、私も幅広い業務を経験し、エネルギーの専門家としてのチカラを磨いていきたいと考えています。それは大好きな東三河地方への恩返しにつながるでしょう。

今年、結婚しました。順調に生活の基盤を築いているという実感があります。
マイホームはこれからですが、いずれ生活の基盤として手に入れることになるでしょうし、子供が生まれたらそこで幸せな家庭を築き上げていきたいと考えています。

結婚してから土日のどちらかは妻と買い物を楽しみ、どちらかは趣味の時間に充てるようになりました。
今は友人と、12月の資格試験が終わったらキャンプに行く約束をしています。これにはもちろん妻も一緒に参加する予定です。
十分に“東三河ライフ”を満喫させてもらっており、これからもこの生活を大切にしていきたいと考えています。

salaenergy-st02-06.jpg

TAGS

サーラエナジーについて詳しく知りたい方はこちら

SHARE

Related Stories|関連ストーリー