新工場の立ち上げに、老朽化設備の更新。鉄鋼メーカーならではの、ものづくりの醍醐味がここにある。

新工場の立ち上げに、老朽化設備の更新。鉄鋼メーカーならではの、ものづくりの醍醐味がここにある。

新工場の立ち上げに、老朽化設備の更新。
鉄鋼メーカーならではの、ものづくりの醍醐味がここにある。

このストーリーのポイント

  • 責任ある仕事を任せることで成長を促す
  • 前世代の設備に学び、次世代へ残す設備をつくる
  • 充実の福利厚生制度で、幸せな家庭を築く

鉄鋼を中心に幅広い事業を展開するトピー工業。ダイナミックなものづくりに”設備”の切り口で活躍する社員が、その醍醐味について語る。

PROFILE
トピー工業株式会社

落合 章夫

スチール事業部 豊橋製造所
生産技術部 設備管理グループ
2009年入社

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工学部機械工学科卒。出身は神奈川県。入社後に豊橋製造所に配属されて以来、愛知県に暮らす。近々、第一子が誕生予定で、約半年間の育児休業の取得を予定している。

様々なものづくりに挑戦したい

中学、高校、大学と卓球に打ち込みました。競技性に惹かれたことに加え、卓球を通じて幅広い年代の方々とのコミュニケーションが楽しくて、長く続けられたと思います。卓球は年齢に関係なく楽しめるスポーツですし、地元の大会に出場した際は社会人の選手と交流するのが楽しみでした。
ふだんは仕事に打ち込み、オフには卓球で気持ちのいい汗を流す、そんな社会人の姿を見て、私も将来はこういう生き方をしたいと憧れたものでした。

子供の頃からものづくりが好きで、通学用の自転車も自分で整備するほどでした。機械工学科に進んだのもそれが理由です。就職活動では特に具体的なイメージがあったわけではなかったものの、漠然とものづくりに関連する仕事がしたいと考えていました。そんなときに頭に浮かんだのがトピー工業でした。
というのも私の地元の近くにトピー工業の綾瀬製造所があり、その存在を高校生の頃から何となく知っていたからです。卓球で知り合った社会人にも綾瀬製造所で働いている人がいて、親しみを抱いていました。

就職先としてトピー工業を意識するようになり、事業内容などを調べてみたところ、想像以上に幅広い事業を手がけていることに驚きました。私のイメージでは“トピー工業=自動車のホイール”でしたが、実は鉄鋼製品や建設機械用足回り部品など多様な事業を展開していることがわかり、ここなら様々なものづくりに挑戦できるのではと思ったのです。
最終的な決め手となったのは、会社のカラーやカルチャーが自分に合いそうだと感じたことでした。卓球を通じて幅広い世代の人と交流してきたことでコミュニケーション力が磨かれ、面接等でも臆することなく自然体で話すことができたと思います。

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新人時代から新工場の立ち上げに携わる

入社2年目から参画することになったのが、豊橋製造所に新製鋼工場を立ち上げるプロジェクトでした。数100億円を投じて進められる、当社にとっての一大事業で、設備グループに配属された私は心躍らせて業務に臨みました。
とはいえ、右も左もわからない新人です。プロジェクトの当初は新工場に設置する設備のレイアウトや概要図の作成、電気炉や付帯設備などの仕様の検討やメーカーの選定などに携わったのですが、知識や経験不足でプラントメーカーの技術者と対等に話すこともできませんでした。
何もわからないまま、無我夢中で過ごした日々でしたが、それでも大量の図面を描いたり、プラントメーカーとの打ち合わせ後に議事録を書いたりしているうちに、自然と知識が身についていきました。専門用語がわからないままにプラントメーカーとの打ち合わせに参加しているうち、どういうところに注意しながら設計を進めていくべきかということも、自然に理解できるようになっていきました。

また、プロジェクトでは一番の若手だったため、毎日、豊橋製造所で一番高い塔に登って建設中の新工場の定点写真を撮ることが日課でした。毎日階段の上り下りは大変でしたが、日々の定点写真の撮影を続けていく中で現場の変化というものがわかるようになり、この業務を与えてくれた上司の狙いが今になって理解できます。
若いうちから仕事を任せ、経験を重ねることで成長を促すというのは、当社の人材育成の方針なのです。もちろん先輩や上司はそんな私の姿を見て、しっかりとフォローしてくれました。
現在私は後輩を育てる立場にあり、自分がそうだったように、若手にはなるべく多くの仕事を任せ、しっかりフォローしながら育てていきたいと考えています。

経験を積むに従って任される仕事も広がり、金額で言えば数10億円という規模の設備を担当しました。もちろん設備を製造するのはプラントメーカーですが、設計を任せっきりにするということはなく、プラントメーカーのエンジニアさんたちと一緒になって私たちも設計に携わりました。基本的なレイアウトを描いたり、プラントメーカーの作成した図面を私の手で修正したり。ですから自分の手で新しい工場をつくっているんだという実感は大きかったです。

プロジェクト中に印象に残っているのは、新製鋼工場の1本目の柱が立ったときのことです。安全を祈願して「立柱式」というセレモニーが行われ、その様子も高い塔から写真に収めていましたが、数年かけて設計してきた新製鋼工場がようやく形になっていくという感慨がありました。一方で、これはまだ始まりの一歩に過ぎず、これからが建設の本番だから気を引き締めていかなくてはと思ったことも覚えています。
また、初めて試験操業が開始された日も印象的でした。初めはプロジェクトメンバーみんなが本当にこの設備は動くのかと半信半疑でした。しかし、電気炉の雷のような通電音が鳴り響き、スクラップが徐々に溶鋼へと姿を変える姿を見て長年取り組んできた工場がついに動き出したんだと心から感動したことを覚えています。

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数10年後の未来に残す設備

新製鋼工場の完成後は、その保全や改修を含め、現在は豊橋製造所の鉄鋼部門に関する設備の管理を担当しています。導入側から管理側に軸足を移したわけです。
一般的なイメージだと、新しい工場ほどうまく稼働すると思われがちですが、実際はまったく逆で新しい工場ほどトラブルが多いものです。そのため新製鋼工場完成後は、予期せぬトラブルの対応に追われました。プラントメーカーにとっても想定外の出来事も多かったです。
例えば新しい電気炉に変わったことで取り扱い方も変わりました。慣れないため細かな調整がうまくいかず、工場が長時間停まってしまうという大ごとになったこともありました。
そんなときはもちろん冷や汗を流しながら駆けつけるわけですが、一方で「よし、オレが何とかしてやるぞ」という思いもありました。新人時代、下っ端の自分なりに必死で頑張って設計した工場、ゼロからつくりあげた工場ですから、私は生みの親のようなものです。その責任感が「絶対になおしてみせる」という強い気持ちにつながりました。

新製鋼工場の稼働が安定した今は、製鋼工場の追加改善投資や圧延工場の改善投資、さらには他の工場の維持管理、改善業務、設備更新等に携わっています。
製鋼や圧延の工場設備の寿命は長く、今私が更新を担当している設備も60年前につくられたものです。もちろん私が生まれるより遙かに昔のことであり、どんな人がどんなことを考えてつくったのだろうと想像すると、なんとも言えないロマンを感じます。
おそらく私が更新した設備についても、数10年後、次の世代の技術者が私のことを想像しながら更新に取り組むことになるでしょう。そのとき「素晴らしい設備をつくった」と思ってもらえるような設備にしたいという気持ちは、いつも私の中にあります。

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半年間の育児休業を取得する

鉄鋼の仕事は、実に奥が深いです。
同じような設備でも工場が違えばまったく別物ですし、新しい設備を担当するたび、新しい知識が増えていくのを実感します。覚えなくてはならないことはたくさんあり、もっと経験を積んでいかなくてはと感じています。今後大規模な設備更新も必要ですので、これから入社される皆さんにもそうした業務を経験するチャンスがあるでしょう。
大規模なプラントは、大小様々な設備でできています。それらを製造している工場や海外メーカーとの連携もあり、ものづくりの現場に触れられるのは大きな喜びです。

卓球は今も続けており、豊橋製造所の卓球部で活動しています。全日本実業団選手権にも出場しました。私が学生時代に憧れていた、仕事も卓球も楽しんでいる社会人の姿に近づけたかなと思っています。卓球を通じて社内外の人脈も広がりました。
何よりも嬉しいのは私たちが卓球する姿を見てトピー工業という会社を知り、入社してくれた方もいたことです。このような形で大好きな卓球を続けられていることに、感謝しています。

社会人になるまで縁もゆかりもなかった豊橋。独身寮での社会人生活のスタートとなりました。当時はあまり意識していませんでしたが、当社は寮や財産形成支援など、生活をサポートする制度が充実しています。こうして家庭を持つようになると、それらの制度がいかにありがたいか、改めて実感します。マイホームも実現しました。
間もなく初めての子供が生まれる予定で、今はその準備に大忙しです。出産後は、約半年間、育児休業を取得するつもりで、会社も男性の育休取得を推奨しています。仕事も家庭もさらに充実させて楽しく充実した実りある人生を歩んでいきたいと考えています。

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