
さまざまな支援が整っているからこそ、「コープこうべ」なら自分らしく安心して働ける
さまざまな支援が整っているからこそ、
「コープこうべ」なら自分らしく安心して働ける
このストーリーのポイント
- いつの日か、自分がやってみたい仕事に挑めるかもしれない。その想いを抱いて入所
- まずは店舗担当として、売り場作りの一翼を担う。経験豊富なチーフの仕事ぶりに学ぶ
- 生産者のこだわりを理解し、おいしくて安全な商品を組合員にご提案する
兵庫県と大阪府で約130もの店舗を展開する、「コープこうべ」。地域密着を謳っているだけに、それぞれの店舗で特徴がある。地域の特性に合わせた売り場展開を考え、カタチにしていくのが、店舗担当の役割。将来、自分が手掛けてみたい業務に携わるためにも、まずは店舗担当としての職務を極めたいと山本さんは考えている。
生活協同組合コープこうべ
山本 恵理子
コープ垂水
店舗担当
2024年入所(新卒)
食物栄養科学部卒
生れ育った街・神戸が大好き。趣味は、サッカー観戦。お気に入りのチームは、ヴィッセル神戸だ。社会人となった今も、スタジアムで応援することを楽しみにしている。サッカーはチームが一丸となってゴールを目指していくスポーツ。自らに常に目標を課し、その実現に向けて懸命に努力し続けてきた彼女の心を惹きつけるのはわかる気がする。「コープこうべ」で自らが目指すゴール(目標)も定まっているだけに、今後の活躍ぶりが期待される。
自分が、「コープこうべ」でどう働いていきたいかが思い描けた
元々私は、目標を決めたら全力でチャレンジしていくタイプです。大学で食物栄養科学を専攻したのも、管理栄養士の資格を取得したかったから。なので、ゼミ活動にも熱心に取り組みました。所属したのは、地域住民の方の健康増進や疾病予防を目的とする公衆栄養学ゼミ。地域のさまざまな活動に参加する中、管理栄養士としての基盤を形成することができました。おかげで、大学卒業後に受けた国家試験にも合格し、念願の管理栄養士資格を手にしました。
就職活動でも食品に関わる業界を検討しました。大学での学びを活かしたかったからです。具体的には、二つの仕事が気になっていました。一つは、商品開発。もう一つが食の安全を守る品質管理です。コープこうべへの興味が高まったのも、総合職員として入所すると将来、そうした業務に就ける可能性があると聞いたからです。それに、生活協同組合であれば株式会社とは違う一面を持っているのではと思えたことも関心を寄せたきっかけでした。
ただ、最初の頃はどう働くのかがなかなかイメージできなかったので、まず合同企業説明会でコープこうべのブースに行ってみました。そこでは、担当者の方が私も大好きな神戸という地域に密着した組織であることをアピールされていました。とても印象が良かったので、インターンシップにも参加したところ、先輩職員との座談会で色々とお話が聞けましたし、グループワークでは仕事の一部も体験させてもらい、楽しさが伝わってきました。その中には、産休・育休を経て復職された方もいらして、女性職員が長く働ける環境である安心感を得られました。
面接もとても和やかでしたね。「私が、コープこうべでどんなことをやってみたいのか」を真摯に聞いてくださり、「行く行くは品質管理に携わりたい」という自分自身の想いを素直に伝えることができました。それらも含めて、最終的に入所の決め手となったのは、皆さんの人柄・人の良さでした。お会いする人がすべて温かくて、柔らかな雰囲気で接してくれました。こうした方々と一緒なら、自分らしく働けるのではと思えたんです。もちろん、将来品質管理の業務に携われるチャンスがあることも大きかったですね。
まずは、店舗学校生(研修生)として業務の基本をイチから学ぶ
入所後、5日間の入所時研修がありました。同期の新人、約60名が合同で参加しました。半分ぐらいは女性職員だったと思います。その後、店舗学校生(研修生)として店舗で先輩職員の下、OJTで農産部門の業務を学びました。私に付いてくれた先輩職員は、20代後半の女性。同性で年齢も近いこともあって、気さくに話すことができました。最初に教えていただいたのは、野菜や果物の加工から。例えば、キャベツや白菜などの野菜は、機械を使って1/2や1/4のサイズに切り、すぐにラップを巻きます。そうした工程は初めてであっただけに、最初は意外と難しかったです。また、発注業務も教えていただきましたが、ときにはかなり多めに発注したり、逆に少な過ぎたりしました。「これも勉強だから」という先輩の言葉に、何度救われたかわかりません。
最後の段階では、売り場づくりも学びました。商品をどこに置くかによって、売れ方が大きく変わります。先輩のやり方を真似したり、自分でも実際にやってみてフィードバックをもらいながら実践しましたが、これも、大変でした。それでも、丁寧にご指導いただいたおかげで、最終的には一人で農産部門を回せるようになるぐらいまで成長することができました。
他にも、研修としては社会人としての基本を身に付け、業態をより理解するための1年次研修や自分が興味を持てるものに参加できる自己啓発講義も用意されており、コープこうべが育成に力を入れていることを実感しました。
4月に入所してから、店舗学校生として9カ月間に渡って現場で教育・指導を受けた後、ようやく本配属となります。これからメンバーの一人として働くということで、気持ちが引き締まりましたね。配属先は、コープ垂水。実家から近く、通勤がしやすいお店の配属となりました。
ただ、このコープ垂水はコープこうべの店舗の中でも多くの組合員に利用いただく拠点です。店舗学校生として働いていた店舗よりもはるかに大きく、「かなり忙しい」と聞いていたので、正直なところ「やっていけるのかなあ」と不安でした。実際、入店してみたら予想以上。駅前店ということもあり、夕方になるとお仕事帰りの組合員さんが次々と買い物に来られ、大量の商品があっという間になくなってしまうほど。驚いてしまいました。1カ月近くは、慣れなかったですね。
心強かったのは、先輩の皆さんが優しく迎えてくれたことです。「大変なこともあるかもしれないけれど、頑張ってね」と顔を会わせる度に励まされていました。おかげで、着実にステップアップしていくことができたと思います。また、本配属から4カ月目に、コープ垂水でも後輩の新入職員を店舗学校生として迎え入れることになり、色々と教えていたときに、「自分も少しは成長できたのかもしれない」と感じることができました。
産地を訪れ、生産者と組合員の想いをつなぐ仕事をしていると実感
私の担当部門は、主に果物と野菜を手掛ける農産部門です。具体的には、来店された組合員の方々への販売・商品アドバイスや売り場の品揃え、商品企画、発注、売り場づくり、販促POPの作成などを行っています。特に気にしているのは、競合店舗の動向です。品揃えやキャンペーンの企画内容などをチェックした上で「もっとこういう商品を仕入れた方が良いのではないですか」「果物のギフトコーナーを充実させませんか」などと、私からも色々とアイデアや意見を提案させてもらっています。
店舗で働くようになって改めて痛感したのは、コープこうべが地域に密着した組織であることです。どの店舗でも組合員の方々にサークル活動を楽しんでいただけるような場を提供しています。また、さわやか便という名の下、店舗でご購入いただいた商品をご自宅にお届けするサービスも展開しています。いずれも地域と共に歩んでいきたいという想いがあるからこそだと思っています。
また、私が農産物を担当しているからということもあってか、産地研修への参加は貴重な機会となりました。生産者の皆さんが、どんな想いで野菜や果物を作ってくれているのか、食の安全性を確保するためにどのような取り組みをされているのかを身を持って知ることができました。例えば、鹿児島県のじゃがいもの産地研修では、コープこうべのオリジナル商品「フードプラン」にラインアップされているメークインという名のじゃがいもの契約農家のもとを訪れました。できる限り農薬を使わない、堆肥にこだわるなど、商品の「安全・安心」を守るために何を工夫しているのかを教えていただきました。せっかく学んだことを一人で理解するだけではもったいないと思い、所属先での集会を通じて職員に伝えて共有化したり、私がメークインを収穫した際の写真をPOPに織り込むなどして、商品の素晴らしさを組合員にも紹介するようにしました。反響が大きく、とても嬉しかったです。
農産部門のコーナーでは、総合職員である私以外にも上司であるチーフと専門職員の方、パートの皆さん、そして店舗学校生などさまざまな方々が働いています。立場的には、チーフがお休みの日は私が代行者となるので、トラブルなく1日を終えることができた際には思わずほっとしてしまいます。また、バックヤードで作業を行うときには、他部門の方々と一緒になることも多々あります。そんなときには、お互いの近況を報告したり、悩みを聞いてもらったりしています。といっても、深刻な話は一切なく、いつも和気あいあいと過ごせています。私が良く相談するのは、「明日雨が降りそうなんですけど、発注を減らした方が良いですかね」という悩み。さすがに、間もなく定年を迎えるチーフのように精度の高い発注ができないからです。「無理ないよ。まだ2年目なんだから。焦らずに」と気遣ってもらっています。
目指すキャリアビジョンがあるからこそ、毎日が充実している
今後の目標は、農産部門のチーフになることです。2,3年後あたりには目指したいですね。人のマネジメントも学べますから。まずは、今任されている役割にしっかりと応えられるようになりたいです。そのためにも、農産品の知識を付けなければいけません。基本的に農産物は1年をサイクルとして回ります。何月頃から出荷が始まり、ピークはいつなのかを把握するのはもちろん、その商品がどう作られているのか、少量でも多く見せるようにするにはどうしたら良いかなど、チーフが実践されているすべてをインプットしたいと思っています。
その上で長期的なビジョンとしては、入所以来思い描いている品質管理の仕事をしてみたいです。具体的には、商品検査センターの一員として微生物、残留農薬、食品添加物などの商品検査や組合員からの商品のお申し出調査・回答を行い、食の安全を巡るバトンリレーをつないでいく仕事です。入所時の面接で面接官に公言しているので、絶対に実現したいです。
恐らく就職活動では、悩んだり迷ったりすることが多いでしょう。くじけそうなときには、周りの誰かに頼りながらも良いので、最後まであきらめずに自分らしく頑張り続けてもらいたいです。コープこうべには、皆さんが思い描くキャリアプランやライフプランの実現をサポートするさまざまな仕組みが用意されています。一緒に働くことができたら、嬉しい限りです。