技術の基礎を磨いて地道な開発を続けることで自信と信頼を得られた

技術の基礎を磨いて地道な開発を続けることで自信と信頼を得られた

技術の基礎を磨いて地道な開発を続けることで自信と信頼を得られた

このストーリーのポイント

  • 会社選びの基準は、故郷・新潟でソフトウェア開発に取り組める仕事だった
  • 3か月におよぶ研修で開発業務の基礎をしっかり習得できたことが今の仕事にも役立っている
  • リーダーに昇格後は、メンバーが能力を発揮しやすい業務に取り組めるようにマネジメントしている

株式会社ジェイマックソフトは、新潟県に本拠を置きながら主に首都圏の大手企業向けのソフトウェアを開発するシステムインテグレーター。最先端かつ高度なシステム開発にかかわりながら、自然豊かな地元で働きたいという新潟県出身者の就業も多い。

PROFILE
株式会社ジェイマックソフト

鈴木 泰斗

新潟事業所 主任
2008年新卒入社
工学部情報工学科卒

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新潟生まれ新潟育ち。大学は県外に出るが就職は故郷で働ける会社と決めていた。休みの日は日本海で育まれた海の幸と、社内に発足したボードゲーム同好会、脱出ゲーム同好会の活動でリフレッシュする。

コンピューターに関わる仕事に故郷の新潟で携わりたい

今ほど値段が手頃ではなかった中学生時代、両親に買ってもらった自分専用のパソコンが今の私の原点になっています。コンピューター部でイラストを描いたり、音楽を作ったりし、大学でも情報工学を学んでいました。就職先の希望としては、大好きなゲームの開発に携われる仕事のほか、学んできたプログラミングを活かせるソフトウェア開発会社などが自然と候補にあがっていったと思います。

卒業後はふるさとである新潟に帰ると決めていたので、まずは新潟で働けることが会社選びの第一条件でした。IT企業は拠点を東京に置いている企業が多く、取引先もほとんどが首都圏にいます。新潟は日帰りで東京へ出張するのも十分可能な距離で「普段は新潟で働きながら、必要があれば新幹線で客先へ行く」という当社のスタンスに惹かれました。会社説明会で、初期の教育に力を入れていると強調されていたのも印象に残っていて「この会社だったらスキルアップできるのではないか」と感じました。新潟に戻ってみて、やはり住み慣れた地元では落ち着いて暮らせますし、たまにやってくる東京出張がちょうどよいアクセントにもなっています。

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↑ジェイマックソフトオフィス

しかし入社直後、プログラミング経験を積んできたので、密かに自信があったのですが、ものの見事に打ち砕かれました。新人教育がしっかりしているという話の通り、約3か月みっちりC言語やJAVA、VBなどプログラミング言語の基礎を叩き込まれるのですが、私のこれまでの知識ではまったく通用しなかったのです。私を含めた新潟事業所の新人4名が、10年ぐらい上の先輩社員に指導を受けます。先輩のチェックやアドバイスを受けながらプログラムを完成させるのですが、最初は「何を質問していいかさえわからない」という状態でした。

先輩からは「正しい知識が身についていない新人同士で教えあうのではなく、必ず分かっている人に聞きなさい」と言われました。これは会社全体の方針です。現在の新卒社員も同じ方針で教育を受けていますが、間違った知識をインストールしないためには確実な方法ではないかと思います。

予定より遅れが出て挫折しそうになったときもありましたが、先輩が根気よく教えてくれ、私たちも夜遅くまでかかってもなんとか食らいついて研修を終わらせられました。今でもこの時に教わった基礎的なスキルが仕事に活きていると思う場面がよくあります。

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チームを率いる責任の重さは大きい。だからこそ挑みたい

私のクライアントは都内の製薬会社で、入社してからずっと同じお客様と仕事をさせていただいています。最初に関わったのは、社内の購買や発注の承認に使うシステムの構築でした。当初はチームの一員として、上司の指示にしたがってプログラムを組んだに過ぎません。しかし、数年後に自分がお客様とコミュニケーションを取るようになってから、もとは購買システムの開発にかかわっていたという話をしたら「それ、いつも使っています」とお客様が教えてくれたのです。自分のした仕事が誰かの役に立っていることを実感した瞬間でした。

一番苦しかったのは入社6年目のことです。お客様である製薬会社で使用する新たなシステムの開発プロジェクトに加わりました。プロジェクトメンバーは若手中心で社外のスタッフも含む14名、もともと短い納期のうえで、これまでにない機能を付けてほしいと言われて「本当にできるのか」不安もありましたが、全体の中でも重要な部分の開発を任されたため、自分がやるしかないという思いを持っていました。

ただ当時の私の知識では最も肝心な機能のコーディングが難しく、そのまま時間だけが経過しました。期限が迫るとともに焦りだけが増していく状況です。社内の技術協力を依頼したところ、経験豊富なメンバーの支援が得られてなんとか期限通りに開発を終えることができました。上司に細かく状況を報告していたことが功を奏したのではないかと思います。

その後、昇級試験をパスしてリーダーになると、お客様との打ち合わせや交渉、メンバーの進捗管理など行うようになります。関わる人が増え、責任も重くなることに不安はありました。しかし、お客様と直接会話することも増えて影響力の大きさも感じられること、またメンバーたちが持てる力を発揮して予定通りに開発できるかはリーダーの管理次第といっても過言ではありません。

経験を積み重ねるとともに、「この機能なら開発に必要な日数をこのくらい」と見通す感覚が磨かれていきます。お客様から要望をいただいたときにも「すぐに実現できそうか、それともかなり難易度が高いか」なども、リーダーが判断して必要な作業リソースを確保します。納期が短くて、困難なこともありますが、だからこそやり遂げたときの達成感も大きい仕事だと思います。

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適材適所でチームとしてよい成果を出したい

仕事を始める前は、ひたすらパソコンに向き合ってコードを書く仕事をイメージしていました。私自身もプログラムを書いている瞬間がものづくりにかかわっている気がして一番楽しさを感じます。ただリーダーとなりお客様から直接要望を受け「それをどう実現するのか、どのくらいの工数がかかるのか」が、工夫や苦労を重ねるうちにある程度分かるようになってきて、これまでとは違う楽しさも感じています。

今、リーダーとしてメンバーの適性にあった業務の割り振りを心がけています。プログラミングのほかにも、設計書を書いたり、お客様との調整や交渉をしたり、細かなテストを繰り返したり、さまざまな仕事があります。そして仕事の好みや適性にも個性があり、できれば自分が得意な仕事を担当させたいのです。一通りの業務は経験してほしいものの、やはり仕事を楽しんでほしいという思いからです。

どのように適性を見極めるかといえば、直接のヒアリングが一番です。だから話しかけやすい、相談しやすいと思ってもらえるように、できるだけフランクな雰囲気を作るように心がけています。それにメンバーが仕上げたプログラムを見て、習熟レベルを細かく把握するようにも努めています。

ジェイマックソフトのメンバーには、私と同じ新潟県出身者も多くいます。また、新潟で行われるスポーツイベントに協賛するなど地域貢献にも力を入れているので、地元が好きという方、それでいて最先端のシステム開発にかかわりたいという方にはぴったりな環境です。

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