地下から地上の景色をつくる

地下から地上の景色をつくる

地下から地上の景色をつくる

PROFILE
株式会社前川製作所

M.S.

産業熱エネルギー部門
営業グループ
1996年入社
工学部 機械工学科卒

mayekawa-st01-02.jpg

入社後、広島営業所に配属となり、温浴施設などの加熱用途に利用されているヒートポンプの設計・施工に携わる。その後、コンサルタント会社に出向して、自治体のエネルギー使用量の調査・分析から地域熱供給事業の基本計画に参画。本社に戻ってからは技術職として経験を積んで基礎技術の習得に励んだ後、技術営業に業務をシフト。

技術でお客様の要望に最大限応える

マエカワでは冷凍技術を軸にしながらも、対応市場や取扱う商材が多岐に渡っています。専門分野(エネルギー、オイルガス&ケミカル、船舶など)においては、マエカワならではの技術やノウハウが蓄積されており、お客様から頼りにされることが多いです。営業としてお客様の要望に応えていくことに非常にやりがいを感じる一方、要求にタイムリーに応え、適切なアウトプットを出し続けないといけないことは大きなプレッシャーにもなります。
マエカワには頼もしい技術メンバーがいるので、密にコミュニケーションを取りながら、どうしたら最適な提案ができるかを考えながら動いています。また、お客様の現場で自社製品がどのように使われているのかを確認したり、現場ユーザ-の生の声を聞いたりしながら、技術的研鑽を積んでいくよう心がけています。

mayekawa-st01-03.jpg

地盤が柔らかい日本の地下開発を支える

現在営業として、マエカワの冷凍技術でもって、地下空間のインフラ整備を支える仕事に携わっています。地下鉄、高速道路、下水道など地下空間のインフラ整備の場面では、地盤凍結方法というものが採用されるケースがあります。地盤凍結工法とは、地盤に埋められた凍結管に低温流体を流すことで凍土を造成し、止水や構造体として利用する工法です。例えば、トンネルを掘る際に軟弱な地盤を凍土にすることで、シールドの接続・発進・到達防護のための十分な強度が得られます。
マエカワは、そんな地盤凍結工法を支える冷凍機を提供し、多くのインフラ整備工事に採用されています。マエカワの売りは環境にやさしい自然冷媒を使用している点です。フロン冷媒を使用した冷凍機が主流でしたが、建築・土木業界でも地球温暖化対策が課題に。そんななか、環境に優しい地下工法技術を開発するクライアントから、自然冷媒冷凍機を強みとするマエカワに声をかけてもらい、共同開発によりCO₂で地盤を凍結させる技術を開発しました。

mayekawa-st01-04.jpeg

社内メンバ-とクライアントが一丸となって課題を乗り越え、インフラを支える誇り

トンネル内など土木工事の現場なので、冷凍機を通常より過酷な使用環境に適合させる必要があります。冷凍機の形状や設計も変える必要があり、人への安全対策も必須なので、エンジニアリングメンバーや製造メンバーと協議しながら課題をクリアしていきます。
地下は、地形や地下環境の影響も受けますし、地上では考えられないような予測不能な事態も起こります。いかに冷媒のCO2を凍結管に送るか、現場によって試行錯誤を重ね、あらゆるケースを想定します。工事が安全に滞りなく進められるかにも関わるので、冷凍機の稼働中は気が抜けません。

地下は普段目にしない、見たことのない世界です。トンネル工事の現場は壮観なビジュアルで圧倒されます。そんな現場で、地盤凍結工法の技術を持つクライアントと、私たちの冷凍機開発の技術を合わせて、一緒に工事を実現していくのが面白いですね。
地盤凍結工法は、災害などの復興時にも、インフラ整備で大きな役割を担う技術です。マエカワはこれからも、その技術を支える存在として、クライアントとともに挑戦を続けていきます。

mayekawa-st01-05.jpg

求職者へのメッセージ

マエカワの営業は、売るだけ、そして売ったら終わりではありません。自社の技術を理解し、お客様が必要だと思われていることを形にしたり、お客様の理想に近づけていくためのご提案をしたりします。また、ただ売り込むのではなく、メリットを示し、それを実現することも求められます。お客様に導入していただいた後、予測を超えるほどの良好な状況になると、営業としては非常に喜びを感じますが、そのためには常に技術の勉強も続けることが大切です。

mayekawa-st01-06.jpg

TAGS
SHARE

Related Stories|関連ストーリー