技能と精神を継ぐ次世代の匠たちを—

技能と精神を継ぐ次世代の匠たちを—

技能と精神を継ぐ
次世代の匠たちを—

このストーリーのポイント

  • 一級技能士だけが参加できる大会、技能グランプリで日本一を競い合う
  • 他と同じことをしても結果は出せない。だから自分を追い込めるだけ追い込んだ
  • 今後は若い職人を育成し、これまでとは違った形の技能職の確立に力を入れていきたい
PROFILE
住友林業ホームエンジニアリング株式会社

樋口 徹

技能職統括

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長年にわたり、社内外で大工職としての経験を積む。現在は、技能職統括として、匠の技と精神を伝えるために、後輩の育成に力を注いでいる。『第29回技能グランプリ』建築大工職種部門で銅賞を受賞。

Q 技能グランプリの思い出は何ですか?

樋口: まず、技能グランプリとは、一級技能士だけが参加できる大会です。元々、一級技能士の免許を取得するということ自体、とてもレベルが高くて大変なことです。技能グランプリは、一級技能士の中から選抜された県代表者と技術を競い合う場になります。「自分こそが日本一だ」という気持ちを持って競い合えたことは、やはり面白かったです。

Q 出場に備えて心がけたことはありますか?

樋口: 出場にあたり、他の参加者達と同じことをしても、結果はついてこないのではないかと思いました。そこで、「自分を追い込めるだけ追い込んでみたら、結果がついてくるかもしれない」と考えました。当時は、夜遅くまで残り、時間の許すかぎり、自分が納得いくまで、出来る限りのことをしていましたね。

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Q 後輩育成の道に進んだきっかけは何ですか?

樋口: 私自身、入社3年目くらいまでは、仕事の覚えが悪く、どちらかというと、周りに迷惑をかけていたほうでした。それでも諦めずに、一生懸命に仕事を教えてくれた多くの先輩方には、今でも非常に感謝しています。そのような経験もあり、自分に対して先輩方がしてくれた事を、後輩にも伝えていきたいと思い、後輩育成の道を選びました。入社3年目くらいまでは、自分と同じように、なかなか上手く仕事をこなせない人も多いのではないかと思ったからですね。

Q 若い人を指導するときに必ず伝えていることはありますか?

樋口: だんだんと仕事を覚えてくると、「自分はできるな」という気持ちになり、自分だけで成長してきたような錯覚に陥ることもあると思います。ただ、そこまで至るまでには、必ず色々な方から多くのサポートを受けているはずです。ですので、後輩に対しては、「絶対に、感謝の気持ちを忘れてはならない」という話をよくしています。

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Q 大工職に適している人物像はどんな人ですか?

樋口: 大工職の場合、特別な才能を持っている人というよりも、モノづくりが好きで、モノづくりへの熱い思いを持っている人が向いていると思います。「自分は、大工職になりたいんだ」という気持ちがあれば、きっと誰でも目指せる仕事ではないかと考えています。

Q 住友林業ホームエンジニアリングの特長は何ですか?

樋口: 当社のように、数多くの若い職人を育成していくようなシステムのある会社は、他の住宅メーカーでは、なかなかないのではないかと思っています。そのようなところについては、当社の特長であり、非常にいい会社だなと思っています。

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Q 人材育成についての今後の目標は何ですか?

樋口: 現在は、住宅の棟数が減ってきていて、職人の高齢化も進んでいます。だからこそ、若い技能職を育てていくことが必要であると考えています。当社の場合、住宅に限らず、店舗や木造ビル等、非住宅の建設にも携わっています。そのような特徴を生かして、従来の請負大工や技能職OBとは違った形の技能職の確立に力を入れていきたいと考えています。

Q 今後、どのような人材育成が必要だと考えていますか?

樋口: 当社の住宅の精度については、非常に高いと感じています。その精度の高さを非住宅にも活かすことができれば、他の住宅メーカーやゼネコン企業にも引けをとらないのではないかと考えています。更に、施工力もあれば、もう怖いものなしだとも感じています。今後も、技能職の育成に力を注ぎ、「木造といえば、住友林業ホームエンジニアリングの技能職」と言ってもらえるくらいになったら嬉しいですね。

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