地元への想いを胸に。Human Resource Designでフルリモート営業という新しい働き方の確立を目指して

地元への想いを胸に。Human Resource Designでフルリモート営業という新しい働き方の確立を目指して

地元への想いを胸に。
Human Resource Designでフルリモート営業という新しい働き方の確立を目指して

このストーリーのポイント

  • 地元愛を貫き、フルリモートで理想の働き方を実現
  • 経験を積んで、お客様との深い信頼関係を築けるように成長できた
  • マネージャーとして後輩育成に取り組み、フルリモート営業の確立を目指す

大学卒業とともにHuman Resource Designに入社し、憧れていた東京での生活をスタート。しかし東京生活は2年間でピリオドを打った。日本の中心である東京での生活を少し経験してから生まれ故郷である兵庫県新温泉町へUターンするという決断は、就職してからの念願でもあった。フルリモートワークにより、東京に本社を構える企業での仕事経験と、故郷での暮らしを両立させている。営業として着実に成長を重ね、マネージャーとして後輩の育成もスタートした今、故郷での新生活を通して新しい働き方のロールモデルを目指す。

PROFILE
株式会社Human Resource Design

村尾 勇真

営業部
マネージャー
2023年新卒入社

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兵庫県新温泉町出身。神戸での大学生活と、2年間の東京暮らしを経て、久々に地元へと拠点を移した。フルリモートワークでこれまでとまったく変わらずに営業として活躍しつつ、3年目でマネージャーに就任し、チームの予算達成に向けてチームを率いる役割を担っている。仕事以外では地元の小学生のための運動教室でコーチとして参加し、リフレッシュと楽しみにもつながっている。

地元への想いと営業への挑戦、初期の苦労を乗り越えて

私の出身地は兵庫県新温泉町という日本海沿いの小さな町です。人口は1万2千人を割り込んでいて、都会への憧れが強かった私は、当然のように大学生活は神戸で過ごし、その後東京での就職を考えるようになりました。ところが就職活動を迎えた頃には、憧れは完全に失われていました。実際に暮らしてみると、人混みが苦手な自分に気づきました。また、何でも揃っている都会の環境も、自分にとっては必須ではないと感じ、生まれ故郷が最も落ち着く場所だと結論が出ました。

ただ田舎になればなるほど、就職の難しさが立ちはだかります。私の友人にも大卒で就職した人は、町役場の職員しかいませんでした。しかし、私は強運なことに、偶然参加したHuman Resource Designのオンライン説明会で、フルリモートワークの制度があることを知りました。事業内容も私には魅力的で、求人情報では伝わらない社員の働き方や仕事の魅力を凝縮した採用メディア「GOODSTORY」にぜひ携わりたいと思いました。私自身が就職活動で感じていた漠然とした不安、自分自身にマッチする会社を探すことの難しさを解消してくれると思ったからです。

面接では、社員の皆さんの温かさを感じることもできました。一緒に働きたいと思える方が多く、面談でも将来の事業について共感できる点が多かったことで入社を決意しました。

お客様との信頼関係が教えてくれた営業の面白さ

しかし入社後、営業に慣れるまでは想像以上に大変でした。営業で最も基本となる仕事は、お客様の採用課題をお聞きし、GOODSTORYを活用した解決策をご提案する商談活動です。平均して1日で4〜5件の商談を行うことが多いのですが、はじめはこれで疲労困憊でした。1件の打ち合わせだけでも、事前準備の大変さや商談時に緊張してしまうことから、1日のエネルギーを使い果たすほどでした。営業経験がなかった頃は、先輩から教わった通りに営業トークを覚えてその通りに話すだけで精一杯でした。毎日の商談を終えるだけで、楽しいという気持ちが入り込む余地はありません。

転機となったのは、入社から3か月ほど経った6月頃、初めて契約を獲得できたことです。精神的にも楽になり、達成感の効能で「また頑張ろう」という気持ちにもなれました。「面白い」と感じられる瞬間が増えたのは2年目からです。慣れると、営業には楽しい部分がたくさんあることが分かってきます。お客様と商談以外のコミュニケーションを取ったり、相手に合わせて話す内容を考えたりする余裕が生まれると、相手の声に耳を傾けつつ真の課題に迫っていく仕事の奥深さも感じられるようになりました。

特にお客様との距離を縮めるスキルが私には不足していました。私は本来、コミュニケーション能力が高いタイプではなく、雑談も得意ではありません。しかし、先輩の商談に同席したり、録画を見返したりして、レベルアップに努めていました。そんな中、入社から6社目の契約となったお客様との出会いが、私に大きな自信を与えてくれました。初回打ち合わせから契約までわずか2週間、社内で最速の記録となる契約締結までのスピードでした。しかも、先輩に同席してもらわず、完全に一人で対応できたことも自信になりました。この企業は、特別に熱心だったわけではありません。課題を把握し、こちらから解決策を提案するというオーソドックスな流れだったので、本当に自分の力で取れたという実感も得られました。

この企業様とは信頼関係を築くことができ、その後も追加で新たなGOODSTORYの記事作成を依頼いただいています。ほかにも「内定者懇親会をどんなプログラムにすべきか悩んでいる」という採用や研修に関するご相談を持ちかけていただくこともあります。このようにまずは相談してみよう、質問してみようと思っていただけるたびにパートナーとして認めていただいているのかなと嬉しくなります。

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チームを率いる立場で感じる新たな責任と成長

この春、2年間の東京生活を終えて、念願だった地元への帰郷を果たしました。もう少し東京にいてもよかったのですが、やはり地元が一番落ち着くので予定を早めて引っ越しました。ちょうど時を同じくして、チームリーダーとしてマネージャー職に就き、新卒の後輩2名の育成も担当することになりました。これまでは私もチームメンバーの一員で、最終的にはマネージャーに相談して結論を出してもらっていましたが、今はメンバーからの相談に対して最終的な判断を下さなければなりません。

特に大変だと感じることは目標予算に対する進捗管理です。週に1度マネージャーがそれぞれの進捗を報告するのですが、売上見込みが足りなければ対策を聞かれるのは当然のことです。次々と対策を打ち出す必要がありますし、チーム全体の営業数字をつくる大変さを感じる日々です。これまで自分がいかに先輩に助けてもらっていたかがよく分かりました。ただ、責任が重いことによる自らの成長も確実に感じています。以前よりも理詰めで考えるようになり、契約を取れる見込みも慎重に予想しています。そのことで商談への準備も一層力が入るようになりましたし、メンバーの育成にも真剣に向き合えていると思います。

後輩の育成では、フルリモート環境でのコミュニケーションを特に意識しています。リモートワークでは相手の状況が見えにくいので、「今わからなくて困っていることは?」「忙しいようだけど大丈夫?」と積極的にチャットやオンライン会議ツールで声をかけるようにしています。私自身、会社初の新卒フルリモート営業として、喜びも難しさも体験してきました。この働き方を実現させてくれることへの感謝が強いので、後輩たちにも同じように成果の出せるやり方を体得してほしいと思っています。

エンジニアでは珍しくないものの、理想的なフルリモート営業のやり方というのは、まだまだ確立されていません。積極性やハードワークが求められる営業の特性と、ワークライフバランスを重視したいという思いをどう両立させるか、とても取り組みがいがあります。後輩たちと一緒に、新しい営業のスタイルを確立していきたいと考えています。

故郷で描く未来:フルリモート営業の可能性を広げたい

平日は全国の企業様とオンラインで商談を行い、仕事が終われば故郷の自然豊かな環境でリラックスする。まさに理想としていた暮らしを実現できています。地元の人たちからは「若い人が帰ってきてくれて嬉しい、ありがとう」と喜んでもらえています。幼なじみや旧友と遊びに行く機会も増えましたし、最近は地元の小学生の運動教室でコーチとして参加するようにもなりました。親戚がやっていた教室を見学に行き、そのまま手伝うことになったのです。週1回、子どもたちと一緒に体を動かす時間はリフレッシュにもなりますし、ほんのわずかですが地元にも貢献できているのかなと感じます。日中は画面越しに有名な企業の採用担当者と会話して、夕方には田舎の子どもたちとスポーツをするというギャップは面白いですし、どちらも誇らしく感じています。

今後の目標は、まずは自分のチームをしっかりとマネジメントできるようになることです。後輩たちが力を発揮し、お客様に貢献できるよう支えること、そして売上目標の達成につなげていくことにはプレッシャーもありますが、それ以上にやりがいを感じています。原動力となっているのは、「この会社を大きくしたい」という思いですね。GOODSTORYの知名度も広げたいし、今とても充実し、満足できているこんな働き方も世の中に浸透させたいのです。

地元に帰りたいけど働き口がないからと諦めている人は、私の周りにもたくさんいます。そんな人たちの希望となれるような働き方を作り上げていきたいと思います。自然豊かな故郷で暮らしながら、全国の企業様に価値を提供できるなんて、昔だったら想像しにくかったですが、今の環境なら私たち次第で実現できる。そんなワクワクする営業スタイルを必ずや確立したいと思います。

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(オフライン研修にて社長と協力して課題に取り組む様子)

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