「タニコー」は今、変革期。ノウハウ・経験・人を守り、より良い方向へ

「タニコー」は今、変革期。ノウハウ・経験・人を守り、より良い方向へ

「タニコー」は今、変革期。
ノウハウ・経験・人を守り、より良い方向へ

このストーリーのポイント

  • 変革期に携われる、一生に一度のチャンスと考えて入社
  • 新食文化発信基地やシェアードオフィスなどの新しい取り組み
  • これまでの経験を活かし挑戦できる面白さ

1946年創業のタニコー。老舗企業としての歴史を大切にしつつ、新しい未来を拓くために改革への一歩を踏み出した。その前線を担うメンバーの想いとは。

PROFILE
タニコー株式会社

N.T.

事業管理課/企画調査課(兼務)

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タニコーに12年半勤務した後、家庭の事情で転職。その後、変革期にあるタニコーの業務構築に強く惹かれ、再入社する。


S.N.

DX推進部

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グループ企業のタニコーテックに勤務後、コロナ禍での新しい働き方を模索して、IT企業に転職。その後、タニコーの未来ビジョンに惹かれ、その実現に貢献したいと再入社する。


タニコーならではの素晴らしさを大切に

──お2人はどのような想いでタニコーに入社されましたか。

N.T. 私たちは一度タニコーを退職した後に再入社しました。いわゆるアルムナイ採用です。退職の理由はそれぞれですが、退職後もタニコーという企業については関心を持ってウォッチしていました。改革に向けてタニコーが新たな一歩を踏み出すと知り、自分もその取り組みに参画したいと思いました。

S.N. これから会社がどう変わっていくのか、どんな未来を目指していくのかというお話を耳にしたときは、心が沸き立つ思いでしたね。

N.T. 会社の変革に立ち会える経験は、一生に一度、あるかないかだと思うのです。話を聴いているうちに、気がつくと当時の仲間たちの顔が浮かぶようになり、ぜひ一緒にチャレンジしたいと思いました。

S.N. いったん会社を離れたことで、タニコーの素晴らしさも再確認できました。人柄のよい社員が多く、風通しのよさは特に大きな魅力です。

N.T. 風通しは本当にいいですよね。そのため人と人のつながりも密ですし、中途で入社した社員も違和感なく溶け込めると感じています。

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地に足の着いた改革を進めていく

──現在のお仕事について教えてください。

N.T. 私は事業管理課と企画調査課のマネージャーを兼務しており、営業本部内の法務・会計・内部統制・新たな事業などと幅広い領域で業務に携わっています。

S.N. 私はDX推進部のチームリーダーとして、当社の業務改善・効率化に取り組んでいます。「情報資産管理」「ネットワーク等インフラ基盤管理」「最新技術の調査」など情報システム部門の業務も進めています。

N.T. S.N.さんの業務は本当に幅広いですね。

S.N. ええ。情報資産としての社員のパソコンの管理やネットワーク、サーバの管理、AIなど最新技術の調査と、様々なことに携わっています。当社の拠点は全国に広がっており、営業所や工場など全部で100近くもありますから、パソコンの管理というだけでも簡単ではありません。

N.T. S.N.さんと取り組んでいる業務改善は私にとっても大きなテーマの一つで、営業案件情報の電子化などを通じて業務の効率化を図るとともに、段階的に顧客管理へのデータの活用を通じて営業力の向上につなげていきたいと考えています。結果を急ぐことなく、地道にSTPDサイクルを回し、着実に進めていきたいと考えています。社内の関係各部署との連携ももちろん重要です。

S.N. 私は前職も含めて業務改善には取り組んできましたが、タニコーのような大きな組織となると、生半可な取り組みでは改革はできません。N.T.さんの言うように、様々な部署と協働して、会社全体がより良い方向へ向かうよう、土壌づくりを進めていきます。試行錯誤し、周囲の人と連携して、今後も取り組んでいきたいと思います。

N.T. 私たち2人とも他社に勤めていた経験があり、その知見はきっと活かせると感じています。他社での経験やこれまで培ったスキル・視座はキャリア入社ならではの強みではないでしょうか。

S.N. 一方で「タニコーの今を理解する」ことも大切です。たとえば、業務のデジタル化というとペーパーレス化が頭に浮かびますが、営業所や工場の実務では紙でのやりとりも多くあり、一気に切り替えることが正しいとは言い切れません。

N.T. これまでのタニコーの歴史を通じて積み重ねてきたノウハウや経験は、貴重な財産です。加えて、先ほどお話しした社員の人柄のよさや真面目さといった魅力は、何よりも大切にしなくてはなりません。それらをしっかりと守りながら、段階的により良い方向へ向かう道筋を探っていきたいと考えています。

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未来に向けての新たな拠点が誕生

──タニコーの新たなチャレンジについてご紹介ください。

N.T. タニコーではFantudio事業として、2025年8月に香川県の高松市瓦町FLAG内に、新食文化発信基地として『Fantudio Takamatsu』をオープンしました。飲食店経営のフラッグシップとして、キッチンスタジオ、シェアレストラン、テストキッチン、ショールーム、EC商品展示など、多彩な機能を備えています。ここでは、料理人や飲食店経営者はもちろん、食品メーカー、食のクリエーター、地域の方々、学生、教育機関、自治体、メディアなど、食に関心を持つあらゆる人々が集い、つながることができます。

例えば、料理教室やセミナーなどのイベントを通じ、食の体験と学びの場として利用していただいたり、開業を目指す方々へ一定期間の店舗運営や創業サポートをすることもあります。プロの方にも、これから挑戦する方にも好評です。

広報面では、SNSやテレビなどのマスメディアと連携しながら情報発信を行っています。今後も、多様なコラボレーションを通じて、高松から新しい食文化を創造し、広く発信していきたいです。

S.N. N.T.さんは『Fantudio Takamatsu』の立ち上げメンバーの1人ですね。

N.T. ええ。私自身、高松を拠点に『Fantudio Takamatsu』のオープンに向けて取り組む中、食に関する様々な分野の方々と連携していくにつれ、“仕事とは人とのつながりだ”という価値観を改めて強く意識することができました。どれほど高い志を抱いても、共に歩んでくれる人の存在なくして、目標の達成は困難であることを、この年齢になって痛感しました。

S.N. 最初に『Fantudio Takamatsu』に携わることになったときは、どう思いましたか。

N.T. 実は瓦町FLAGでの出店の話を聞いたとき、最初は驚きました。市内の主要なハブ駅直結のビルであり、調べを進めるうちに、この場所や周辺地域が持つポテンシャルの高さや可能性に気づき、「ここなら実現できる」と確信するようになりました。

S.N. 私は、新しい拠点として、今までのタニコーになかったオフィス機能を持たせたいと考えました。パソコンの仕様について細かく検討し、どうすればWi-Fi環境が実現できるかなど、新たに試みたことは多かったです。この経験は、今後、タニコーのオフィスの移転や開設などの際に、大いに活きてくることは間違いありません。

N.T. まさに新しい拠点のモデルケースですね。拠点ということでは、ビジネスセンターとして開設したシェアードオフィスも新しい試みです。

S.N. 2025年4月に愛知県の豊橋と福岡県の天神に新規オープンしましたね。

N.T. 豊橋がコントロール機能として事務業務の標準化を担い、天神がシェアード機能として、それに基づき営業所の事務業務の実務の一部を遂行する拠点となります。

S.N. 業務フローを再構築し生産性を高めていくためのタニコーのチャレンジです。シェアードによって業務の標準化が進めば、効率化も図られ、社員にとってより働きやすい環境が実現できると考えています。
これも結果を焦ることなく、じっくりと進めていきたいと考えています。

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変化や挑戦を楽しみ、しなやかで強い組織へ

──お2人の今後の目標と、この記事を読んでいる方へのメッセージをお願いします。

N.T. どんな業務であろうと与えられたミッションをしっかりと理解し、自分なりの意義ややりがいを見つけながら取り組んでいきたいと考えています。

S.N. これからの新しい働き方を実現する上で、デジタルツールの活用は不可欠です。前職のIT関連企業で培った経験を強みに、全社のITリテラシー強化に取り組んでいきたいです。

N.T. タニコーは変革期にあり、今後、様々な課題に取り組んでいかなくてはなりません。私は、こうした挑戦を楽しめる方と一緒に働きたいと考えています。また、変革を牽引するには様々な立場、考えの人と連携する必要があるので、コミュニケーション力が求められますし、協調性も不可欠です。

S.N. 教科書どおりに変革が進むことはあり得ず、状況に応じて対応を変えていくことが大切です。常にフレキシブルに考えて行動できる力は必要ですね。テクノロジーに精通していることも大切ですが、専門性だけでなく、周囲と協働しリードしていける遂行力も求められると思います。
今のタニコーは、「変化」や「挑戦」という言葉に惹かれる方にとって、フィットする場所だと感じます。

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