先輩たちも最初は初心者だった。憧れをカタチに――溶接のプロを目指す若手社員の挑戦と成長
先輩たちも最初は初心者だった。憧れをカタチに――溶接のプロを目指す若手社員の挑戦と成長
このストーリーのポイント
- ものづくりが大好き。職場見学を気に博陽工業で働くイメージが描けた
- 手厚い指導環境の中で、着実に技術を磨ける。だからこそ、できることがどんどん増えている
- 理想を追い続け、溶接工としての未来を切り拓いていきたい
先輩たちも最初は初心者だった。ものづくりへの憧れを胸に博陽工業へ溶接工として入社した後藤と迎田。先輩らの丁寧な指導のもとで技術を磨きながら成長を続けている。だが、知ればしるほど溶接の奥深さに魅了されていく彼ら。そんな若手社員たちの挑戦と未来への想いに迫る。
博陽工業株式会社
迎田 哩杜
熊本製造部工務課溶接班
2025年新卒入社

熊本県出身。高校時代の溶接体験をきっかけにこの世界へ興味を持ち、博陽工業へ入社。職場見学で出会った先輩たちの姿に憧れ、自らの成長を重ねている。現在は溶接だけでなく幅広い業務にも挑戦中。AW検定取得を目標に掲げ、理想の溶接技術者を目指して努力を続けている。
後藤 奏多
大分製造部工務課溶接班
2025年新卒入社

大分県出身。ものづくりと溶接への強い憧れを抱き、高校卒業後に博陽工業へ入社。職場見学で目にした先輩たちの高い技術力と人柄に惹かれ入社を決意した。現在は日々溶接技術を磨きながら資格取得にも挑戦中。将来はAW検定を取得し、一流の溶接職人として活躍することを目指している。
好きなものづくりを仕事に――博陽工業との出会い
──お二人が溶接の仕事に興味を持ったきっかけは何でしたか。
後藤自分はもともと「ものづくり」に強い興味があり、高校で工業科に進んだのもその延長です。親が自営業で溶接を手掛けていたので、小さい頃からその背中を見て「溶接がやりたい」という気持ちが強かったですね。
迎田自分も「ものづくり」が好きで、機械科に進んだのも自然な流れでした。興味を持ったのは高校3年生の時。「就職に有利」と聞いて友達と参加した、溶接体験のボランティアがきっかけです。思ったより楽しくて「これ、仕事にできないかな」と思いました。
──会社選びに悩まれたのではないかと思います。最終的に博陽工業を選んだ一番の決め手を教えてください。
後藤学校の求人票で知り、職場見学に行きました。その際、先輩方の溶接がとてもキレイで、高度な技術と職人としての佇まいに深く惹かれ、「自分もこの世界で技術を磨きたい」と直感しました。職場の雰囲気もよく、「ここで働きたい」と素直に思えたので入社を決めました。
迎田自分も職場見学での体験が決定打になりました。先輩方がすごく格好良くて「ここで溶接の技術を磨きたい」と。兄が同じ会社にいたのも背中を押してくれました。「先輩が面白い」「みんなでワイワイやって楽しい」とよく聞いていましたから。ただ、最終的な決め手は溶接への情熱ですね。
後藤溶接への情熱って熱い言葉だね。

先輩が寄り添う環境で、一歩ずつ技術を磨く
──入社して約1年が経ちますが、実際の社内の指導環境や日々の業務はいかがでしょうか。
後藤博陽工業の素晴らしいところは、先輩方がマンツーマンで本当に丁寧に指導してくれる環境にあると思います。
迎田「コーチャー制度」だね。
後藤そうそう。正直、溶接職人としてやっていけるか不安でしたが、聞けば一から十まで教えてくれる先輩がついてくださり、本当に助かりました。おかげで基礎が身についたと思っています。担当の20代後半の先輩はとても優しく、「まず自分でやってみて、先輩に見てもらう」というスタイルで丁寧に教えていただきました。
迎田ついてくれたのは40代の先輩。「自分のペースでいいよ」と言って、電流や機械の設定によるメカニズムを丁寧に教えてくれました。「先輩の真似をしなくていい、やりやすい方法を見つけて」というアドバイスが今も活きています。毎日のように声をかけてもらえたのが成長につながりました。
後藤今は鉄工の溶接がメイン。8時に出社してラジオ体操、ミーティングの後はひたすら溶接をしています。2時間に1回ほど10〜15分の休憩を挟みながら、毎日が進んでいく流れです。
迎田私のいる熊本工場もほぼ同じです。熊本にはロボット溶接もあるので、その手伝いや、組立・加工の班に呼ばれることもあります。溶接には慣れましたが、他班の応援業務はまだわからないことも多いです。
後藤ロボット溶接か。自分は、人の手での溶接にこだわりたいなあ。

試行錯誤の先にある成長とものづくりの達成感
──入社して丸一年が経ちました。どんなところに仕事のやりがいや成長を感じていますか。
迎田溶接のたびに「この設定でどうなったか」「次はこうしよう」と試行錯誤しています。わからないときは工場で一番上手い先輩に聞きに行きます。少しでも自分の理想に近づいた瞬間が、一番面白いですね。
後藤本当に溶接って奥深いよね。
迎田入社時についてくれた先輩は、20年近く続けていても「まだ理想を追い続けている」と言っていました。そういう仕事だと思います。
後藤自分も、最初は見ているだけだったのが今はやる側に回り、楽しさが一味変わってきました。キレイに仕上がったときが一番うれしいです。ただ、1〜2年で極められる世界ではないので、これからどんどん成長していかないといけません。
迎田本当にそうだね。入社前よりは確実にうまくなっているものの、まだ完璧な理想像がないので、先輩の溶接を見ながら「自分の理想」を磨き続けている途中です。
後藤仕事に必要な資格ももっと取得していこうと思います。資格がないと作業できない箇所があり、仕事の幅に直結するので、チャンスがあれば積極的に挑戦しています。
迎田後藤君の言う通り。ただ、資格の勉強には明確な「答え」がありますが、実際の溶接には「答えが一つではない」と感じています。現場では、机の上の勉強とは違う実践的な思考や感覚が必要です。あと、自分が溶接したものが建物として完成したときもテンション上がるよね。
後藤「やって良かった」と素直に思えます。最近携わったのは福岡某大学の案件。図面を見て「ここを自分が担当したのか」とわかった時の達成感は格別で、完成後に福岡へ実際に見に行きました。
迎田大分工場と同じ物件を共同で手がけることもあるので、福岡某大学の案件には自分も間接的に関わりました。完成した建物を写真や映像で見ただけでも、ジーンとくるものがありました。

仲間と支え合いながら、安心して長く働ける職場
──所属されている工場の雰囲気や、先輩・同期とのコミュニケーションについて教えてください。
後藤大分工場は20代から30代の若手・中堅層が多く、とても活気があります。プライベートはそれぞれの時間を過ごしていますが、勤務中のコミュニケーションや技術的なやりとりは非常に活発で、何でも相談しやすい雰囲気です。
迎田熊本は本社工場ということもあり、大分よりも人数が多いです。職場の雰囲気は温かく、先輩方もいつも優しく見守ってくれています。同期は後藤君を含めて3人いますが、勤務地が離れているので普段はLINEで他愛もない話をしています。それでも、やりとりができると明日への活力になりますね。
──働きやすさの面、例えば残業時間や休日の過ごし方、待遇面などはいかがでしょうか?
後藤時期によるメリハリがしっかりしています。繁忙期は残業が増えますが、そこを乗り越えれば比較的落ち着くので、忙しくない時期は17時にすっと退社できます。
迎田熊本工場でも、残業がない日は17時前から掃除や帰り支度を始め、定時に皆で一斉に退社しています。オンとオフの切り替えがはっきりしているので、プライベートも全力で楽しめます。
後藤迎田君は、休日をどう過ごしているの?
迎田バイクが趣味なので、休日はサーキットに行ったり、県外へツーリングに出かけたりしてリフレッシュしているよ(笑)。後藤君は?
後藤自分はアウトドア派なので、ドライブや釣り、ダーツが多いかな。母親や愛犬と一緒に熊本までドライブすることもあり、家族との時間を大切にしています。そうした時間が持てるのも、しっかり休める環境があるからこそだと思います。
迎田待遇面も充実しているからね。
後藤そうそう。入社前に親と条件を確認した際、確定拠出型年金の制度を見て「こういう手厚い制度がある会社はなかなかないよ」と驚いていました。借り上げ社宅制度などもあり、福利厚生は本当に充実していると感じます。
迎田残業手当も1分単位できちんと支給されるので、全体的にとても手厚い環境だと思います。

未来の自分を描き、自分で選んだ道を突き進む
──これから目指していく目標について教えてください。
後藤当面の大きな目標は「AW検定」(Architectural Welding検定。建築鉄骨溶接の高度な技術を証明する専門資格)の取得です。溶接の資格の中でもトップクラスで難しいのですが、入社前から父親に「まずはそこを目指せ」と言われていました。大分工場の溶接班ではほぼ全員が持っているので、「早く追いつかなければ」という強い使命感もあります。必ず合格して、先輩方と肩を並べたいです。
迎田自分も同じく「AW検定」の取得を目指しています。技術は現場で磨き、知識は自分で積み上げていくしかありません。実は、兄はまだこの資格を持っていないので、先に取得できたら少し自慢できるかも。ただ、兄が専門にしている「ひずみ取り」という作業も一朝一夕にはできない素晴らしい技術。それぞれ得意領域があり、目指すプロの形が違っているのもこの仕事の面白さですね。
──最後に、博陽工業への応募を考えている方や、これからの進路に悩んでいる就活生に向けて、先輩としてのアドバイスをお願いします。
後藤会社選びの時期はたくさん迷うと思います。でも、最終的には「自分がどんな仕事をして、どんな自分になりたいか」という未来を想像しながら探してほしいです。たくさん悩んで壁にぶつかっても、「自分には無理かもしれない」とネガティブになる必要はまったくありません。前を向いて、自分の可能性を信じて進んでいってください。
迎田周りの先輩や大人がどんなアドバイスをしても、最後に進む道を決めるのは自分自身。だからこそ、下手なアドバイスはしたくないですが、一つだけ心に留めておいてほしい言葉があります。それは――「自分で決めた道なのだから、覚悟を決めて全力で挑め」。もう、それだけです。皆さんが納得のいく決断ができるよう、応援しています。
後藤自分たちも先輩になるんだから、もっと成長しないといけないね。

