お客様の笑顔とスタッフの成長が最高の喜び。頑張り次第で何でもできる店長がイチバン楽しいと実感。

お客様の笑顔とスタッフの成長が最高の喜び。頑張り次第で何でもできる店長がイチバン楽しいと実感。

お客様の笑顔とスタッフの成長が最高の喜び。
頑張り次第で何でもできる店長がイチバン楽しいと実感。

このストーリーのポイント

  • 接客が好き、英語力も活かしたい。その二つを叶えられると判断しジローに入社
  • さまざまな業態の店舗を経験し、接客のスキルを磨く
  • 店長を目指すと決心してから成長力がさらに高まり、チャンスを得る

元々は教員志望。大学時代にアルバイトとして働いたお店で出会ったスタッフから接客の仕事の素晴らしさを教えられ、飲食業界へと進む。ジローレストランシステムへの入社の決め手も社員が魅力的であったこと。店長や副店長などを経験し、改めて人との関わり方の重要性を認識している。

PROFILE
ジローレストランシステム株式会社

T・I

ダイニング事業部 副店長
2013年入社

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沖縄県出身。高校時代は陸上部に所属し、砲丸投げの選手として活躍した。大学では英語に夢中になり留学も経験するなど、自分が楽しいと思えることには全力投球するタイプ。今は、接客の仕事が面白くてたまらない。それを極めるためにも、もう一度店長になりたいと思い描いている。

接客のプロになりたいとジローに入社

大学で打ち込んだのは英語でした。語学力を活かして英語の教員になろうと思っていたほどです。サークルも英語研究会。3年次には米国の大学に1年間留学しました。

そんな私にとって転機となったのが、4年次でのオイスターバーでのアルバイト経験でした。通学途中に何気なくお店を見たら、中で働いていた店員さんが通りすがりの私に気付いてくれてニコッと笑顔を向けてくれました。それがとても印象的で、思わず「プロは凄いなあ。私もここで一緒に働いてみたい」と思ったのです。それからは、1年ほどに渡り週4日か5日そのお店で働きました。実際、スタッフの皆さんの接客がとても魅力的でした。仕事に対する姿勢も学べて、ホールの仕事が面白くてたまらなくなったんです。

折しも、就職活動のタイミングも迫っていました。それで、改めて自分が何をやりたいのかと見つめ直したのです。自分が出した結論は、「やはり接客が好き。飲食の仕事をやってみたい」でした。教職の免許も取得していましたが、「自分の気持ちに正直でありたい」と思い飲食業界一本に絞ることを決心しました。

ただ、せっかく勉強を続けていたので飲食業界であっても、できれば英語を活かせる会社に入りたいという想いがありました。ジローを選んだ決め手の一つもそれでした。ジローにはさまざまな業態があり、なかには海外店舗との業務提携もあったりします。だから、海外との接点も多いのではと思ったのです。他にも、経営理念が私の考えに合致していましたし、会社説明会や面接などでお会いした社員の方々がとても素敵でした。それらもあって、「この会社で働こう」と決めました。

就職にあたって、自分で決めたルールがありました。それが「10年はここで頑張ってみよう」ということ。「プロになるには、それくらいの期間が必要だ」という記事をどこかで読んでいたからです。

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さまさまな業態で働き、サービスの本質を学ぶ

入社以来、私はホールでの接客を担当しています。最初に配属となったのが、「A16TOKYO」でした。ここは、米国カリフォルニアで絶大な人気を誇るイタリアン「A16」の日本第一号店。丸の内にある大箱のお店でした。このお店には本国からオーナーさんが幾度となく来店されます。その際には、私が通訳を任されるなど英語を使う機会がかなりありました。「A16TOKYO」は、ややカジュアルな業態ではあるもののしっかりとしたサービスが求められました。しかも、お客様の数も多くすごく忙しかったです。無駄なく動くにはどうしたら良いかをいつも考えていました。

次に異動したのが、「マッテオ銀座店」です。こちらは銀座にあったのですが、業態としてはカジュアルなピッツェリア。常連さんばかりで、とてもアットホームでした。しかも、小さなお店でしたからホール担当の社員は私だけ。その分、お客様一人ひとりがどういった接客を求めているのかを考えなければいけませんでしたし、任される業務もかなり幅広かったです。土地柄もあって、外国人観光客も多かったです。結局、このお店には8カ月しかいなかったものの、かなり濃密な日々だった気がします。

その後、念願であったリストランテ(高級業態)「マキャベリ新宿店」に異動しました。やはり、レストランサービスの基本はリストランテ。ここで働くことは入社した時からの憧れであり、目標でもあったのです。なので、基礎から徹底的に教えていただきました。おかげで「サービスとは何か」を学ぶことができました。丸二年在籍しましたが、本当に素晴らしい機会となりました。

実はこのお店で働けるようにサポートしてくれたのは、「マッテオ銀座店」の店長でした。「いつかはリストランテでも働いてみたい」とある日何気なく発した私の言葉を覚えていて、上長であるマネージャーに口添えしてくれたようです。

こうして入社からわずか数年でさまざまな業態の店舗を経験させてもらいました。共通していたのは、店長の面倒見の良さでしたね。部下が何をやりたがっているのか、どうすればもっと成長できるのかを考えてくれていました。

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キャリアで悩んだ末に本気で店長を目指すと決心

「いつかは店長になりたい」とイメージしたのは、ジローに入社して5年・6年ほど経った頃でした。実はその頃、自分のキャリアに悩んだことがあったのです。「このままで大丈夫なのだろうか」と考えてしまいました。ただ、自分では判断できず上司に相談したところ、「新たな道に踏み出すなら、店長を経験してからの方が良いのではないか」とアドバイスしていただけたのです。確かに、それまで色々経験させてもらったものの、管理する立場に立ったことはありません。店長としてヒト、カネ、モノを管理するとはどういうことを学んでからでも遅くはないと気付き、本気で店長を目指すことにしました。

それ以来は、店長がどういう仕事をしているかをできる限り観察することに努めました。といっても、正直言うと日々の業務に取り組むことで一杯でしたけれどね。

それでも、日頃の取り組みを評価していただいたこともあり、「マキャベリ新宿店」から「A16TOKYO」に戻ったタイミングで接客主任に昇格しました。店長の打診も結構早めでしたね。「A16TOKYO」に異動してわずか数カ月後に、丸ビル地下にオープンしていた「WISE SONS TOKYOで店長を務めてみないか」と打診していただけたのです。

念願の店長に。やりがいと厳しさを知る

WISE SONS TOKYOは、サンフランシスコ発のカルチャーと“本物”の食文化を届けたいという米国人創業者の想いをカタチにした海外1号店。しかも、ジローや私にとっても初の業態となるデリカテッセン。大きなチャレンジであっただけに、嬉しかった半面、「私で大丈夫なのかな」という不安がありました。ただ、せっかくのチャンスでもありますし、どこの店長になっても大変なのは当たり前です。その辺りは、会社も配慮してくれて、「最初は主任として経験を積んで、慣れて来たところで店長に」と言っていただけました。それでしばらくは、オープン時からの店長と社員は二人、その他アルバイト20名ほどの体制で働くことになったのです。

WISE SONS TOKYOでは主任として半年、その後店長として3年半在籍しましたが、予想通り、精神的にも体力的に大変でしたね。特に店長になってからは、スタッフとのコミュニケーションや店舗のマネジメントなどで本当に苦労しました。例えば、スタッフへの教育・指導にしても、見落としがないようにしましたし、何か注意をする時もタイミングや周囲の状況に配慮しなければいけませんでした。さらには、お店の売上目標をいかにクリアしていくか、人件費をどれだけ使えるかなどを考えるのも初めてでしたから、毎日が数字とのにらめっこでした。米国からオーナーが来日された時も毎回大騒ぎでしたね。私が通訳を務めるだけでなく、一緒に新商品の開発を進めました。一週間で17アイテムを手掛けることもありました。

恐らく他店の店長やエリアマネージャーといった周りのサポートがなかったら、やっていけなかったかもしれません。もちろん、あれもこれも相談するわけにはいかないので、どうしても自分の力では及ばない時だけに限っていました。それでも、「仕事が辛くて辞めてしまいたい」と思ったことは一度もありませんでした。むしろ、「今まで自分が積み上げてきたものがなくなってしまうのは勿体ない」という気持ちの方が良かったです。とにかく、がむしゃらにやっていました。

それだけに得るものもありましたね。人との関わり方やコミュニケーションの仕方は、以前とは全く違って来たと思っています。スキルがかなり上がった気がします。店長になれたから味わえた喜びも沢山ありました。もっと言えば、毎日がやりがいの連続だったと言っても良いほどです。自分が努力を重ねた結果が売り上げとして反映されます。また、スタッフも日に日に成長していく姿を見るのも楽しかったです。つい最近も、以前はWISE SONS TOKYOで一緒に勤務していて、今は「A16TOKYO」にいるアルバイトスタッフが、「WISE SONS TOKYOが復活したら、そこでまた玉村さんの下で働きたいです」と言ってくれました。思わず嬉しくなってしまいました。

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次はイタリアンの店長を目指したい

残念ながら、お店は丸ビルの地下改装に伴い閉店になってしまいました。できれば、もう少し頑張りたかったですね。店長としてまだまだ未熟だと感じていたからです。今は、「A16TOKYO」に戻り副店長を務めていますが、できればどこかの店舗の店長をもう一度やってみたいです。経験者は皆、「店長がイチバン楽しい、やりがいに溢れている」と言います。私もそう思います。自分の頑張り次第で何でもできるわけですからね。できれば、イタリアンの店長になってみたいです。それが、私の今後のキャリア・ビジョンです。そのためにも、ヒト・カネ・モノの管理ができるよう、すべての業務精度を上げていかないといけないと思っています。

これから就活の時期を迎える学生の皆さんには、自分をしっかり分析して、自分が本当に好きなこと、大事にしているものを見つけてほしいです。それを理解した上で選んだ仕事であれば、何があっても続けていけるはずです。私も気づいたら、もう12年目になりました。

もし、私と同様に「接客が大好き」という方がいらしたら、ジローで働くことをお勧めします。とにかく、一緒に働く人が魅力的です。何かあれば必ず助けてくれるので、心強いです。それに、チェーン店だとどこのお店も似ていますが、ジローだと店舗の業態も多様ですし、中には日本に一軒しかないお店もあったりします。当然ながら、サービスマニュアルもなかったりするので、どうしたらお客様の笑顔を見れるか、満足してもらえるのかを自分で考えていかないといけません。そんなお店を切り盛りできるのが、店長という仕事であるとお伝えしたいです。

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ジローレストランシステムについて
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