
「この会社とならずっと歩んでいける」。そんな決断ができるよう、私なりに後押ししていきたい
「この会社とならずっと歩んでいける」。
そんな決断ができるよう、私なりに後押ししていきたい
このストーリーのポイント
- 何をするか以上に、「誰と働きたいか」に重きを置いて会社を選択
- お客様はもちろん、求職者にも寄り添う姿勢に共感
- 入社後早々に営業デビュー。毎日がチャレンジの連続
就職活動を続ける中、どうしても拭えない疑問があった。「企業に選んでもらおうとするだけでなく、求職者も『自分にマッチする会社なのか』ともっと意識した方が良いのではないか」と。そんな中、Human Resource Designの会社説明会に参加し、「ここは私の疑問を解決してくれる企業だ」と直感した。入社後は営業職としてスキルアップに励んでいる。
株式会社Human Resource Design
東 絵莉
営業部
2025年新卒入社
北海道出身。大学進学にあたり、山形で暮らし始める。友だちや知人が増えるに連れて、どんどん山形という街が好きになっていった。「都会は嫌い。どうせなら、この街でゆったりと暮らしていきたい」と考え、フルリモートという働き方を実現できるHuman Resource Designに入社した。「自信を持ってお勧めできるサービスをより多くのお客様にお届けしていきたい」と抱負を語る。
地方でのどかに暮らす。自分らしさを貫いた選択
学生時代は、刺繍や切り絵、ダンス、和太鼓など、さまざまな表現活動に取り組み、「一つの作品を作り上げること」に没頭していました。周囲からは「器用だね」と言われることも多く、物事をそつなくこなせる点は、自分の強みのひとつだと感じています。
大学は山形大学に進学し、「文化解釈学プログラム」という映像文化の背景にある想いや作り手の心情を読み解く学問を専攻しました。映像制作そのものではなく、そこに込められた意図や背景を理解することに関心があったからです。
学内ではストリートダンスサークルに所属し、学園祭や地域のダンスイベントに出演するなど、仲間と共に表現する喜びを体感しました。また、アルバイトにも積極的に取り組み、1年次には食品工場、2年次からは居酒屋のオープニングスタッフとして勤務し、さらにコンビニでも働いていました。アルバイト漬けの毎日でしたが、それぞれの現場で得られる経験は非常に貴重なものでした。
就職活動での疑問を解決してくれる会社との出会い
株式会社Human Resource Design(以下、HRD)との出会いは、就職エージェントを通じた紹介がきっかけでした。もともと「仕事とプライベートの両立を大切にしたい」という希望をエージェントにお伝えしていたところ、「フルリモートで柔軟な働き方ができる企業があります」として紹介されたのがHRDでした。
私は趣味として推しのアイドルのライブに参加することを日々の楽しみにしており、社会人になってからもそうした時間を大切にしていきたいと考えていました。そのため、週末にしっかりと休みが取れ、勤務時間にも柔軟性のある環境を希望していたのです。HRDは、そうした働き方への理想にも合致していたため、関心を持ち、まずはオンライン説明会に参加することにしました。
説明会では、企業側の押し付けではなく、「ご自身が本当にこの会社で働きたいと感じられるかを、しっかり見極めてください」というスタンスが強調されていました。その言葉から、求職者の立場に寄り添おうとする姿勢が感じられ、「この会社は信頼できそうだ」と率直に思いました。
実際、私自身の就職活動では、「求職者に対して企業が一方的である」と感じる場面が多く、疑問を抱いていたのが正直なところです。しかしHRDは、むしろ「いかに求職者に選んでもらえる会社であるか」を真剣に追求しているように映り、これまで抱いていた就活への疑問を根本から見つめ直させてくれる存在だと感じました。「このような企業の力になれたら」という思いが自然と湧き、一気に関心が高まりました。
その後、HRDの公式ホームページや、自社運営メディア「GOODSTORY」に掲載されている社員インタビューも丁寧に読み込みました。中には、大学時代に私と同じくダンスに取り組まれていた女性の先輩もいらっしゃり、親しみを覚えると同時に、多様な個性を受け入れる社風を感じることができました。この時点で、私はすでに「内定をいただけたら、ぜひ入社したい」と心に決めていたように思います。
その後の本選考では、緊張することなく、自分らしく選考に臨むことができました。一次面接では、より深く会社の方針や価値観を知ることができ、カジュアル面談では現場で活躍する女性営業の先輩から、率直なお話を伺うことができました。最終面接では、代表の松村も終始穏やかに対応してくださり、リラックスした気持ちで会話を交わすことができたことを覚えています。そして無事に内定のご連絡をいただいたタイミングで、私は就職活動を終了する決断をしました。
とはいえ、家族、とりわけ両親には少なからず心配もかけました。「スタートアップ企業で本当に大丈夫なのか」と不安の声が上がったのも事実です。確かに、安定性という観点では、より大きな企業という選択肢もあったのかもしれません。しかし、私の中にはHRDが展開するサービス――特に、働く人の“想い”に光を当てる「GOODSTORY」のような取り組みを、もっと多くの企業に知ってもらいたいという強い気持ちがありました。
「この会社であれば、自分が就職活動中に感じた“もっと求職者に寄り添うべきではないか”という想いを、社会に向けて少しでも良い方向へ変えていけるかもしれない。そして、誰かの役に立てるかもしれない」――そうした熱意を、言葉を尽くして両親に真剣に伝えました。理解してもらうには時間がかかりましたが、最終的には「あなたがそこまで言うのであれば」と、背中を押してくれるようになり、今では応援してくれています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
入社前のインターンシップで多くの学びや気づきを得る
内定をいただいた翌月の6月から、週に2回程度、有償のインターンシップに参加しました。1回あたりの稼働時間は長くても5時間程度で、比較的無理のないスケジュールでした。前半は、会社の事業内容や営業という仕事に対する理解を深めるレクチャーが中心で、後半は初回・2回目の商談を想定したロールプレイに取り組み、先輩社員や代表からフィードバックを受けながら実践的な経験を積みました。
学生時代に居酒屋で接客のアルバイト経験がありましたが、営業と接客の違いを強く実感する場面が多々ありました。接客では、お客様とのやり取りは基本的に限られたタイミングにとどまりますが、営業はお客様の抱える課題や悩みを丁寧に引き出すところから始まります。会話の質が求められる分だけ難しさもあり、現在もその点は自身の課題だと感じています。
実際の商談を想定したロールプレイを何度重ねても、不安はなかなか払拭できませんでした。仮に代表から合格の評価をいただいたとしても、「本番で自分はうまく話せるのだろうか」という不安が常に頭をよぎっていました。入社前に一定の基準をクリアする必要があったため、まずはその目標を達成することに集中しました。尊敬する先輩の商談動画を繰り返し視聴し、少しでも近づけるように意識して取り組んだ結果、何とか合格することができました。プレッシャーはありましたが、早い段階で営業の基礎を身につけることができたのは大きな収穫だったと感じています。
また、インターンシップを通じて、社員の皆さんの温かさや人柄にも触れることができました。私がわからないことや疑問を抱いた際には、どんなにご多忙の中でも、丁寧かつ真摯に対応してくださる姿勢に大きな安心感を覚えました。常に寄り添ってくださるその姿勢が、私の不安を和らげてくれていたと思います。
もう一つ印象的だったのは、「自分で考えることの大切さ」を学べたことです。商談に向けたスクリプトは用意されているものの、それを単に再現するだけでは相手には響きません。ロールプレイを重ねていく中で、いかに自分の言葉で伝え、気持ちを乗せるか。その工夫を重ねることで、徐々に自分なりの営業スタイルを見出せるようになりました。
企業だけでなく、求職者の満足や喜びにつながる仕事だと感じる
入社後は営業職として業務を開始し、実際の商談に参加したり、先輩の商談に同席したりと、さまざまな業務を経験させていただいています。アポイント取得や資料作成などの業務も含め、日々、実践の中で営業の基礎を学んでいる段階です。
とはいえ、まだまだ経験が浅いため、商談には必ず先輩が同席してくださいます。不足している説明部分をフォローしていただいたり、面談後に改善点をアドバイスいただいたりと、丁寧に支援していただきながら少しずつ成長を重ねています。
現在ご提案しているサービスの中心は「GOODSTORY」ですが、今後は採用ホームページや採用動画の制作に関するご相談にも対応できるよう、知識の幅を広げていきたいと考えています。お客様が抱える課題に対して、幅広い選択肢を持ってご支援できる営業担当になることが、私の中での一つの目標です。まずは、月に1件ずつでも着実にご契約をいただけるよう、努力を重ねてまいります。
成果を上げられるようになれば、企業様の採用活動を支援できるだけでなく、就職活動に臨む求職者の方々がより前向きに自分のキャリアを描けるようになると信じています。その可能性を形にしていきたいです。
本当に就職活動って大変だと思います。
時にはうまくいかないこともあって、逃げ出したくなることや、「もうここでいいかな」と気持ちが折れそうになる瞬間もあると思います。そうした気持ちは、私自身も就職活動を通して何度も味わいましたし、心から共感できます。
でも、やはり自分の人生を歩んでいくのは自分自身です。だからこそ、どんな環境で、どんな人たちと、どんな想いを持って働きたいかを大切にして、「本当に自分が行きたい」と思える会社を選んでほしいと強く思います。
私も今、HRDで営業として働く中で実感しているのですが、企業が「自社に合う人材」を求めているのと同じように、求職者側も「自分に合った企業」を探していくことがとても大切です。
たとえ時間がかかっても、妥協せず、自分にとって納得のいく選択をしてほしい。そして、その過程を通じて「ここで働きたい」と思える企業と出会えた時、きっと就職活動を頑張ってよかったと思えるはずです。
私も、同じように悩んできた一人として、心から応援しています。