
「働いていく上で何を最も大切にしたいか」そう自分に問いかけて導き出したHuman Resource Designへの入社
「働いていく上で何を最も大切にしたいか」
そう自分に問いかけて導き出したHuman Resource Designへの入社
このストーリーのポイント
- 就職活動を進める中、自分がどう生きたいのかを考える
- フルリモート&価値観の一致に惹かれ、Human Resource Designに入社
- お客様との関係づくりも日々の積み重ね。焦らず、じっくりと取り組む
営業を志望したのは、人と関わるのが大好きだったから。コミュニケーションスキルがあると思ったことは、一度もない。むしろ、苦手な方かもしれないが、「相手のことを知りたい」「仲良くなりたい」。その気持ちは誰よりも強い気がする。それが、私の武器。仕事を進める上では、ときには悩むこともあるはず。しかし、「Human Resource Designの仲間たちと一緒なら必ず乗り越えていける」と信じている。
株式会社Human Resource Design
布谷 柚香
営業部
2025年新卒入社
北海道出身。「子供のためにも」と朝早くから働く両親の姿を見て育ったこともあって、家族への想いが人一倍強い。Human Resource Designを選んだのも、フルリモートであれば家族を大切にした働き方ができると思ったから。営業職としてのキャリアは、まだ始まったばかりだが、着実に、そして力強く歩んでいきたいと願っている。
フルリモートで働けることを会社選びの軸に
私の実家は、北海道の大自然の中で酪農を営んでいます。なので、幼少期から動物たちと触れ合っていました。実は私が通った小学校はものすごく小さくて、全校生徒が10人ぐらい。6年間ずっと同級生はいないような環境でした。それが一転して中学校ではいきなり同級生が30名。人とのコミュニケーションは、あまり得意ではなかったのですが、とにかく友達を作りたいという気持ちが強かったです。
大学に進学するにあたり北海道を離れ、姉がいた関東で暮らすようになりました。専攻したのは、こども心理学。乳幼児から高校生くらいまでの子供の心や家庭環境を学びました。ただ、入学した頃はまだコロナ禍だったこともあり、授業はほぼリモート。サークルの新人勧誘もなかったので、どんなサークルがあるのかもわからず、結局どこにも入りませんでした。それでも、アルバイトはずっと続けていました。主に、お寿司屋やイタリアンのお店などの飲食店。他には、IT企業で長期のインターンシップを経験しました。
就職活動では人材業界に着目しました。大学で人間関係の在り方を重点的に学んでいたこともあって、人と関わる仕事をしたいと考えたからです。最初に思い浮かんだのが、人材紹介や人材派遣などの会社でした。求職者の方とやりとりしながら、本人が思い描くキャリアゴールに向けて、最適なお仕事をお勧めできたらと思いました。
しかし、就職活動を進めていく中で何か違和感を覚えるようになりました。志望動機の欄に必ず書いていたのが、「社会貢献」という言葉。どうしたら社会に貢献できるのかばかりに目が向いていて、この先40年以上働くと思ったときに「自分の人生をどう生きていきたいのか」を十分に考えていないことに気づきました。それで就職活動の軸を見直したんです。しばらく模索が続いた後、「これだ」と確信を持てたのが、“フルリモート”という働き方でした。
振り返ってみると、私は幼少期の頃から両親が朝早くから仕事に出かけ、帰りも夜遅いという環境で育ちました。当然ながら、自分が朝起きたときも学校に行くときも、そして学校から帰って来たときも、家には両親がいませんでした。なので、「ただいま」と言ったら、「お帰り」と優しく返してくれたり、「今日は学校でこんなことがあったよ」と帰宅してすぐに報告することはあまりなかったんです。正直言って、寂しかったですね。
今後、私も結婚や出産、子育てなど、ライフステージが変わっていくはずです。そうなったときに、自分の大切な人や子供が私と同様に一人で帰って来て家で過ごすのは悲しすぎます。フルリモートであれば、私はずっと家にいるので帰ってきたときに温かく出迎えてあげることができます。そういった家族との関わりを大切にできる会社で働きたいと思い直しました。
考えてみれば、私たちの世代はパソコンやスマホを通じてのコミュニケーションは当たり前。対面でなければ意思疎通ができないという感覚はありません。フルリモートで十分仕事をしていけると考えました。
決め手は自分の価値観に近い人たちが働いていたこと
それ以来、就職サイトでフルリモートの企業ばかりを検索しました。その中で出会ったのが、Human Resource Design(以下、HRD)でした。人材ビジネスにも携わっていたので、すぐに興味を抱き、まずはオンラインでの企業説明会に参加してみました。
一番印象的であったのは、社員はもちろん、社員の家族をも大切にしているというスタンスが伝わって来たことです。フルリモートを実現しているのもそのためだと聞いて共感を覚えました。他にも、フルリモートの会社はあったものの、そこまでメッセージ性を感じられなかっただけに、HRDの言葉は、私の心にグサりと刺さりました。
入社意欲がさらに高まったのは、GOODSTORYに掲載されているHRDの社員インタビュー記事です。そこには「地元に貢献したいからHRDを選んだ」「家族との時間を有意義に過ごしたいのでフルリモートを選択した」などといったストーリーが語られていました。「この会社には、自分の価値観に近い人たちが働いている」「私もここで働きたい」…、そう素直に思うことができました。
一次面接は、そうした私の想いを再確認する場でした。改めて会社の方針を聞き「間違いない」と判断しました。なので、一次面接を終えた時点で、「正式に内定をもらえたら、ぜひ入社したい」と決めていました。最終的には、4年次の5月半ば頃でしたでしょうか。正式に内定をいただくことができました。すぐに家族にも報告をしたのですが、「あなたが自分で選んだ会社ならば良いのでは」と快く受け入れてくれました。
インターンで営業職としての仕事をイメージできた
4年次の6月から卒業間際までは、HRDの有償インターンシップに参加しました。週に2日から3日、1日5時間ぐらいは働いていました。営業部へ配属予定の内定者であったので、内容としては商談の練習がメインでした。先輩の商談録画を視聴したり、商談のスクリプトを確認し、どんな流れで商談を進めているのかを学びました。他にも、内定者同士でのロールプレイチェック、先輩から依頼された資料の作成、過去のGOODSTORYの記事閲読などを行っていました。時には、先輩の商談の場にも同席させてもらいました。それらを通じて、想像以上にフルリモートだと自分を律する必要があることを学んだのも事実です。作業が終わらず、予定の時間を過ぎてしまうことが何度かあったからです。逆に入社前の段階で、そうした貴重な経験ができたことは大きかったと思います。
また、インターンシップを通じて多くの先輩や同期と接点を持てたのも嬉しかったです。ただ単に顔見知りになるだけでなく、私の商談に対して丁寧にフィードバックをいただき、「ここは良くできている」「ここをこうしたらもっと良くなるよ」と言ってもらえたり、ミーティングの場で人となりが把握できたことで仲間意識が深まりました。おかげで、入社の日を安心して迎えられた気がします。
今は種を撒く時期。じっくりと取り組んでいきたい
入社後は、営業としてお客様にGOODSTORYの活用をご提案しています。といっても、まだまだ見習いレベルなので、先輩には必ず商談の場に同席してもらい、私の説明が足りない部分を補足していただくという形で進めています。
一応、インターンシップ期間中にマネージャーや代表の松村らによるロールプレイチェックに合格していたので、入社早々に自分で商談をしてみるというチャンスをもらうことができました。1から10まですべてを私が担うわけではないとはいえ、私の名前で商談が入って来てお話をさせていただくという緊張感、責任感が伝わってきます。売り上げを積み上げていくのがミッションですから、そういったプレッシャーみたいなものがあります。
この段階で、もう営業としてチャレンジできる場を提供してもらえているのも、スタートアップであるHRDだからだと思います。お話をさせていただいたお客様の中には、「本当に今年の4月に入社されたばかりなのですか。説明がとてもわかりやすいですよ」と言ってくださる方もいらっしゃいました。他社に新卒で入った人たちよりも一足早く経験を積むことができ、営業のノウハウを学んでいけるのはやりがいです。
同時に、営業の難しさも実感しています。やはり、お客様によって課題は異なります。私自身の提案だけでは、まだGOODSTORYをメインとした提案しかできず、顧客の抱える課題全てにお応えできていないと感じることもあります。しかし、商談の場では同席した先輩にフォローしてもらうものの、それに甘えてばかりはいられません。補足してもらった部分は、私が今足りていない部分です。なので、後で録画を再確認したり、知らなかった用語があればインターネットで検索するなど、働きながら知識やスキルを身に付け、自分をブラッシュアップするよう心掛けています。
もう一点は、どう売り上げに結びつけていくかです。「検討してみます」というお客様の言葉も嬉しいのですが、いかに成果につながる提案をするかを学ぶ必要があると感じています。先輩方は、一人ひとりお客様へのアプローチの仕方が違っています。色々な方にアドバイスをもらい、私なりのスタイルを確立していきたいです。
その意味でも、今後の目標はお客様の課題感に沿った提案ができる営業になることです。ただ、焦る必要はないと思っています。今は、インターンで耕した大地にじっくりと種を撒く時期です。今後は、それぞれの種に合わせて水や肥料をしっかりと上げていくつもりです。それを続けていけば、必ず花が咲き、実がなるはずです。そうなれば、「私に相談してみよう」「話を聞いてみよう」と思ってもらえるようになると信じています。
学生の皆さん。就職活動は自分と向き合う大切な時間です。ついつい“社会貢献”を意識してしまうかもしれませんが。他人と比べ過ぎず、この先自分が働いていく上で「本当に大切にしたいこと」を軸に動いてみてください。悩むこともあるでしょう。でも、そうした経験がすべて将来への糧となります。あなたらしい選択が、一番の近道です。心から応援しています。