Iターンでの沖縄移住。地域と人を大切にする大賀薬局には笑顔に触れる毎日がある

Iターンでの沖縄移住。地域と人を大切にする大賀薬局には笑顔に触れる毎日がある

Iターンでの沖縄移住。
地域と人を大切にする大賀薬局には
笑顔に触れる毎日がある

このストーリーのポイント

  • 挑戦する姿勢、人を大切にする社風に惹かれ入社
  • こまめな相談や提案を重ね、感謝されることにやりがいを感じる
  • 社員の希望やライフスタイルに応じた働き方が可能

Iターンで沖縄を働く地に選んだ2人の薬剤師。人と地域への奉仕がモットーの大賀薬局では薬を渡すだけが薬剤師の仕事ではない。地域に飛び込んでコミュニケーションの機会を創り、患者の暮らしぶりを理解した上で相談や悩みに耳を傾けることも大切だ。その結果、患者が笑顔になり、前向きに生きる姿を見られることに、仕事の醍醐味を感じている。

PROFILE
株式会社大賀薬局

小原 遼(おはら りょう)

調剤薬局事業部/グリーンドラッグ薬局首里店

2020年新卒入社/薬学部卒

東京出身。父親も製薬会社で働く薬剤師で、その姿を見て育った。資格を得ることで安定して働けると、同じ薬剤師の道へ。大学時代からスキューバダイビングやサーフィンをやっていたことから、社会人でも継続できて、海がきれいな沖縄での就職を選んだ。

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神野 奈緒子(こうの なおこ)

調剤薬局事業部/たくし薬局

2022年新卒入社/薬学部卒

東京出身。幼少期はかぜをひきやすく、病院や薬局にいくことが多かった。そこで接した薬剤師が「すごく優しいイメージ」だったことが職業として目指す動機になったという。「実家が山の近くで冬がすごく寒かった」ため、年間通して温暖で海のある場所に住むことへの憧れを就職で実現した。

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Iターンでの沖縄移住、ゆったりした暮らしが心地よい

――まずは、お二人のことについて聞かせてください。お二人とも故郷から遠く離れた沖縄に住む選択をされました。なぜ沖縄を選んだのでしょうか?

小原 私は、大学時代からスキューバダイビングやサーフィンを趣味としてやっていたことから社会人になっても継続したいと思っていました。以前、沖縄には何度か潜りに来たことがあり、一番きれいな海だと思っていました。沖縄での就職を意識したのはその頃からでした。

神野 私もマリンスポーツが好きで、休日には海へ行ったりします。なぜ沖縄かについてですが、実家が山の近くで冬がすごく寒かったため、年間通して暖かいところに住みたいと思っていました。さらに、海のある場所に住むことへの憧れもあったので沖縄へのIターン就職は憧れていました。

――暮らしてみてどんな感想をお持ちですか。

小原 本州出身の人に冷たかったら怖いなと思いましたが(笑)、そんなことはまったくなかったです。

神野 沖縄には薬学部のある大学がありません。沖縄で働いている薬剤師は沖縄以外の都道府県出身か、大学を卒業して地元へ戻ってくるパターンだと思うので、あまり不安はなかったですね。

小原 電車がないので車の渋滞が大変です(笑)。特に悪天候の時は全然進まない。でもずっと沖縄で働きたいと思います。人がみんな明るくてゆったりしているのがいいですし。東京に行くと、人々がせかせかしているなと感じますね。

神野 東京に住んでいると人が多くて、満員電車に乗って通勤通学が当たり前です。沖縄はそこまで人が混みあう機会もないし、温かい気候に温かい雰囲気。沖縄の生活に慣れると人の多いところには戻れなくなってしまいます(笑)。

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⬆︎沖縄の海でダイビングをしている様子(右:小原さん)

社員も顧客も満足させる環境に加え、新しいことに挑戦する社風が魅力

――大賀薬局を知った時はどんな印象を受けましたか。

小原 Iターンで沖縄に行って就職したいと思っていたところ、就職活動の時に見た大賀薬局の求人が、沖縄の店舗での採用だったのです。そこで会社のことを詳しく調べたら「従業員満足、顧客満足」との経営理念が掲げられていました(現在は経営理念をミッションステートメントとして再設定。「社員奉仕、顧客奉仕、地域奉仕」を掲げている。)。社員が満足できる職場環境なら仕事のクオリティが上がり、それに伴って自然と顧客も満足できるようになるとの考え方に共感しました。

神野 私も沖縄での就職を考えていたので、就職活動で初めて沖縄に店舗のある大賀薬局のことを知りました。「変わり続けることを変えない」という大賀イズムに惹かれました。薬剤師の仕事紹介や商品の説明などにYouTubeを活用しており、新しいことに挑戦する社風を感じました。実際働いてみると、社員がみんな生き生きしているし、その雰囲気が患者さんに伝わって笑顔になってくれることがあります。地域の人や働く仲間のことを考え、人を大切にする温かい空気感がありますね。

小原 新しいことに挑戦する社風でいうと、通常業務の他にマーケティング関連や教育指導関連などのプロジェクトチームがあります。希望すればチームに加わり、自分でイベントを企画するなどさまざまな活動に挑戦することができます。

――神野さんは入社1年目。はじめは大変なことも多かったのでは。

神野 最初は会社としてのルールを覚えながら、患者さんから処方箋をもらって受付をしたり、必要な薬を集めたりという仕事から始めました。でも仕事以上に大変だったのは言葉です。沖縄の方言に慣れるのに時間がかかりました。最初は名前すら読めませんでしたから。徐々にわかるようになって患者さんとコミュニケーションが取れるようになると、患者さんもいろいろなことを話してくれるようになりました。それで仕事が楽しくなりました。

小原 自分も最初はそんな感じだったと思いますね。緊張している中、方言で話しかけられ、もちろん仕事もするわけですから。でも神野さんの薬局に何度か手伝いに行き、仕事ぶりを間近で見たことがあるのですが、まだ配属になって間もないのに率先して仕事に取り組んでいて感心しましたよ。

――小原さんは3年目を迎えました。成長を感じることはありますか。

小原 この仕事をしていると、電話や対面を問わず薬についての質問をされることが多いです。初めのうちはわからないことが多いので即答できず、「調べてからお答えします」と言うしかありませんでした。最近は知識も増えてすぐに答えられますし、私の店舗はドラッグストア併設なのでサプリメントなどの商品も提案できるようになりました。ようやく、一人前と言えるくらいになってきたと思います。

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相談や悩みに寄り添い「ありがとう」の一言に充実感を得る

――仕事に対する充実感はどんな時に得られますか。

小原 患者さんから感謝されることが一番のやりがいだと思います。薬を渡して服薬指導して「良くなったよ」と言われるのがうれしいです。

神野 ある患者さんから「処方された薬でなかなか症状が改善しない」と相談されたことがあります。それで患者さんに「違う薬に変更できるかお医者さんに手紙を出して聞いてみましょうか?」と提案したところ承諾頂いたので、担当の先生に薬の変更を検討してもらうようお願いしました。後日、その患者さんから「薬を変更してもらえて随分楽になった」と感謝されました。患者さんの状態が良くなり前向きになる姿が見られると、とても充実感を覚えます。

――直接薬を渡すという仕事以外でも、やりがいを感じる場面があるのですね。

小原 医療マーケティングのプロジェクトチームに所属しており、子ども薬剤師体験や地域の人に寄り添った健康イベントを実施しています。薬局の存在や薬剤師の仕事について知ってもらうことが目的です。子ども薬剤師体験は、協賛企業からお菓子を提供してもらい、お菓子を薬に見立てて薬剤師の仕事を体験してもらうものです。沖縄では2021年に初めて開催し、30~40人の子どもたちが来てくれました。普段子どもの薬は保護者の方が取りに来ることが多いので、子どもたちと直接コミュニケーションを取る機会が少ないのです。薬のことを子どもに伝えるには、どう話せばよいか、イベントを通じて学ぶことができました。

神野 薬のことだけではなく日常生活での注意点について質問を受けることがあります。私の薬局は整形外科病院のそばなので、関節の痛みを抱えた患者さんが多く「関節に負担をかけない運動は」「どうしたら症状が進みにくくなるか」など、いろいろな相談事を受けます。ちょっとしたアドバイスをしたり、わからない時には悩みをじっくり聞いてあげたりすると、次に来店されたときに「話を聞いてくれてありがとう」と感謝されます。患者さんのためになれたと思えることが、とにかくうれしいです。

小原 例えば医者から「ある栄養成分が足りていないけれど薬までは必要ない」と言われた患者さんがいて、「何かいい方法ないですか」と頼られるケースがあります。この場合は適切なサプリメントを教えてあげられますし、食事や栄養の指導ができることもやりがいの一つです。栄養指導も薬剤師が担う役割ですから。

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それぞれが目指す薬剤師像へ、成長を続ける

――今後のキャリアビジョンについて教えてください。

小原 店舗で実績を積んで店長や管理薬剤師などの管理職を目指したいと思います。さらに今、在宅医療に関わる件数を増やしている段階です。患者さんが住み慣れた家で自分らしく暮らしたい、家族も一緒に過ごしたいという思いを実現する仕組みで、全国的には希望する人が年々増えています。しかし、沖縄では福岡の店舗に比べてまだあまり進んでいないので、積極的に取り組んでいきたいです。自分が担当をさせてもらっている方もいますし、これから話を進める患者さんもいるので、少しずつ増やしていきたいと思います。

神野 患者さんに寄り添える薬剤師を目指しています。以前、「薬を飲んだら便の色が変わった」と相談されたことがあります。薬が効く効かないも大切だけれど、日常生活のちょっとした変化を気にされる患者さんもいると気付きました。患者さんの生活や健康に携われる薬剤師として、必要な情報をきちんと伝えていけるようになりたいと思います。私の薬局には10年以上働いているベテランの薬剤師がいて、伝え方一つとっても見習う点が多いのです。その技術を学んでいきたいです。また、長く働けるということは、出産や育児などのライフイベントに左右されずキャリアを積んでいける仕組みが整っているということですよね。

小原 私の店舗で医療事務をされている人は5人子どもがいて、毎年育児休暇を取得していましたが、現在は復帰して活躍していらっしゃいます。ライフスタイルに合わせて、とても働きやすい点も大賀薬局の魅力だと思います。

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