患者様の役に立ちたい、その想いを胸に。

患者様の役に立ちたい、その想いを胸に。

このストーリーのポイント

  • 病院からドラッグストアへ転換した就職活動
  • 20代の若さで、管理薬剤師に抜擢
  • 後に続く女性薬剤師のロールモデルになりたい

幼い頃に憧れた薬剤師。その想いのままに薬学部に進学し、就職活動では薬剤師として働く場に思い悩んだ。当初、病院勤務を志望していたが、ドラッグストアに転換。スギ薬局への入社の決め手は、人の魅力だった。そして20代の若さで、大きな責任を担う管理薬剤師に抜擢される。そこで起こしたアクションが、店舗に新たな風を吹き込んだ。何にでも挑戦していきたいというその意欲が、彼女の成長を後押ししている。

Profile

島袋 未来

株式会社スギ薬局
薬剤師。2018年入社/名城大学薬学部卒

入社後、複数の店舗を経て、20代の若さで、店舗内調剤薬局の管理全般を担う、管理薬剤師のポジションに就く。ほぼ同時期に結婚。出産・育児を経ても働き続けることで、後に続く女性薬剤師のロールモデルとなることが目標だ。

幼い時から憧れた薬剤師

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薬剤師という職業を意識したのは、小学生の頃でした。母親の知り合いの女性に薬剤師の方がいて、その人がとても素敵でした。笑顔が輝いていた。具体的に薬剤師の仕事内容を把握していたわけではありませんが、大人になったらその人のようになりたいと素朴に思ったのです。実際、小学6年生の卒業文集に将来の夢として、薬剤師になることと書いていましたから。

大学も迷うことなく薬学部に進学しました。大学生活では、1~3年生の時に学園祭の実行委員を務めるなど、学業以外でも活発に活動していましたが、やはり強く印象に残っているのは研究室での取り組みです。対象とした研究テーマは抗がん剤。抗がん剤を服用すると吐き気の症状が出ることがありますが、その際の制吐薬の研究に取り組みました。加えて、私が所属した研究室は大学病院の中にあったため、日々病棟に通って患者様と接するなど、リアルに医療の現場に触れたことは、貴重な経験となりました。

就職活動を開始したのは、5年生の夏頃です。最初に行ったのは、製薬企業のMRのインターンシップへの参加です。MRを目指していたわけではなかったのですが、薬剤師として働く場であればどこでも見てみたい、自分の可能性を限定したくないという想いからの参加でした。2泊3日のインターンシップでわかったのは、ここは自分がいる場ではないということ。というのも、MRは患者様と直接関わる仕事ではないからです。私の中には、薬剤師は患者様に寄り沿う仕事であり、患者様と触れ合うことで患者様の役に立つ仕事という想いがありました。

スギ薬局の薬剤師が一番輝いていた

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薬剤師は、調剤薬局、病院、ドラッグストア、保健所、県庁などの役所等々、進む道は多彩です。そして多くの場合、自分が進む道を自分で選択できる環境にあります。合同説明会や学内セミナーに参加して話を聞いていく中で、当初は病院への就職が第一志望でした。大学時代、研究室が大学病院内にあり、また10ヶ月にわたった実習も病院で行ったこともあり、患者様の近くで仕事ができる病院という場が、自分にとって最適だと考えていたのです。また病院であれば、専門性を高めることができる環境にあり、スペシャリストとして、患者様をサポートできる薬剤師に成長できるとも考えていました。

この時点では、ドラッグストアへの入社はまったく考えていませんでした。今となれば単なる先入観なのですが、当時はドラッグストアの薬剤師は専門性に欠けると勝手に思い込んでいたところがありました。しかし、ふとした出会いで考えが変わっていったのです。ある合同説明会に参加したときのことです。目指していた病院のブースが満員で、ふと近くを見るとスギ薬局のブースがありました。話を聞く中で強く感じたのが、スギ薬局の社員の魅力でした。話しやすく、印象がとても良く、こういった素敵な人たちが働く企業、ドラッグストアとはどういうものなのか、俄然、興味がわいてきたのです。

スギ薬局との出会いをきっかけに、大手ドラッグストア各社を研究し、アプローチしました。具体的に行ったのが店舗見学です。その中で、スギ薬局で働く薬剤師が一番輝いていました。話を聞き仕事ぶりを見る中で、やりがいを持って働いていることを実感。ここで働きたいと率直に思いました。しかし、一方では第一志望であった病院への就職も念頭にありました。その悩みに対しても、スギ薬局の採用担当者は親身になって相談に乗ってくれました。最終的に、共に働く人が魅力的であること、患者様と生活も含めて長期的に付き合える環境であること、プライベートも充実できることの3点を軸に考え、それらを満たす場としてスギ薬局への入社を決めました。

管理薬剤師としての新たな挑戦

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入社1年目、先輩薬剤師の指導のもとで、調剤業務やOTC販売の基礎を学びました。そして2019年4月、店舗異動と同時に管理薬剤師というポジションに就いたのです。エリアマネージャーから「管理薬剤師をやってみないか」と声を掛けられたのがきっかけですが、当初は受けるべきかどうかとても悩みました。声を掛けられたのは光栄なことではあったものの、薬剤師としての経験がまだ少ないこと、大きな責任を担うポジションであることなど、果たして自分に務まるかどうか不安でした。しかし、これも成長のチャンスであり、チャレンジする気持ちで管理薬剤師として新たな店舗に着任したのです。

管理薬剤師の役割は、医薬品等の管理と調剤に従事する従業員(薬剤師)の監督の2つに分けられます。店舗内の医薬品を適切に管理する、医薬品と医薬部外品等を明確に区別して陳列する、有効期限の切れた医薬品等を処分する、患者様(お客様)からのクレームに対応するなど、業務内容は多岐にわたります。もちろん、通常の調剤業務、OTC販売も私の役割であることは言うまでもありません。

管理薬剤師には単に医薬品の管理に留まらない役割があります。店舗運営の一翼を担う立場であることから、スギ薬局のファンを増やすことも意識しなければなりません。

調剤室は、店舗の入口にあります。来店された方が最初に目にするのが、白衣を着た私。まず笑顔にこだわりました。笑顔でお客様を迎え入れ、明るい店という印象を持ってもらうことを心がけたのです。また、どんなに忙しい時でも、一人ひとりの患者様に丁寧に接客すること。そして患者様すべての名前と顔、処方した薬を覚えました。患者様は病院のそばの調剤薬局を利用される方が少なくありませんが、当店で処方することのメリットも訴求しました。店舗内での買い物ついでに薬も受け取ることができることに加えて、飲み合わせや食べ合わせの提案、飲み忘れを防止する服薬方法の指導など、患者様が私の話を聞いて「良かった、安心した」と感じてもらえるコミュニケーションを大切にしました。在庫管理にも力を注ぎ「薬の在庫がない」状態を極力回避しました。こうした努力が実を結び、リピーターの患者様も増えており、大きなやりがいを実感しました。

何にでも挑戦して成長したい

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開局以来、最高となる処方箋枚数を達成しましたが、それで満足しているわけではありません。より多くの患者様に来店いただく調剤薬局に進化していく必要があると思っています。そのためには、今まで続けてきたことを実直に継続することが重要と考えています。処方箋枚数を増やすことを目的とするのではなく、多くの患者様に頼りにされる存在になることが、必然的に処方箋枚数の拡大につながっていくと考えています。私が目指すのは、来店される患者様のみならず地域の人に「薬剤師は凄い、本当に頼りになる」と高く評価してもらうこと。そのためにも、患者様の役に立つことを徹底して追求していきたいと思っています。

私は最近結婚しました。今後、出産、育児などのライフイベントがあっても、この仕事を続けていきたいと考えています。いずれ出産や育児を経験すれば、その経験を元にお子さんのいる方に適切なアドバイスもできるようになるとも思っています。また、在宅業務も経験したいですし、白衣を脱いだ仕事にも挑戦したい。できることは何でもやってみたいと考えています。そして後に続く、女性薬剤師から「島袋さんのようになりたい」と思ってもらえる人材に成長したいと考えています。

入社して私が実感するスギ薬局の魅力は、就活時に感じたことと同等のもので、それは人がいいということ。特に、先輩の後輩に対する面倒見の良さは抜群で、私も新入社員の時は、先輩社員の適切なサポート、アドバイスで、難しい局面も乗り越えられたと感じています。また、スギ薬局の仕事は、店舗で白衣を着た調剤業務だけに留まりません。多岐にわたる仕事のフィールドがあり、多くのキャリアを積めることも魅力の一つだと思います。私にとってはスギ薬局という存在そのものが魅力的です。私の生まれ育った中部エリアでは、地域で知らない人はいないドラッグストアであり、そんな身近で当たり前の存在であるからこそ、一人ひとりの患者様に寄り沿い、患者様の役に立つことができるのだと思います。そしてそこに、仕事の大きなやりがいがあると確信しています。

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