「スギ薬局」での私の成長に、私自身が一番驚いています。

「スギ薬局」での私の成長に、私自身が一番驚いています。

このストーリーのポイント

  • 幅広い提案を通じて地域の人々に寄り添えるのがドラッグストアの魅力
  • 苦手なことに挑戦し、消極性が消え、前向きになれた
  • インストラクターとして教壇に立つ日を目指して学び続ける

地元で親しんできたスギ薬局。就職活動で改めてドラッグストアの魅力に気がつき、ここで働くことを選んだ。1年目から多様なチャレンジの機会が用意されていて、あえて苦手なことに取り組むうちに、大きな成長と変身を実感。消極的だったはずの自分が、今ではインストラクターとして教壇に立とうとしていることに、自分でも驚いている。

Profile

吉國 早織

株式会社スギ薬局

薬剤師 2017年入社/岐阜薬科大学卒

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スギ薬局に入社後、生まれ育った実家近くの店舗に配属となり、以後、服薬指導、OTC接客、在宅業務、新人薬剤師のトレーナー業務等に携わる。一方でリクルーターやインストラクターなどの業務にも挑戦。人前に出るのは不得手だが、あえて苦手なことにチャレンジすることで、新しい可能性を開きたいと考えている。

地域の人にいつまでも寄り添える

小学生の頃に保健係を務めたからというわけではありませんが、いつの頃からか、漠然と将来は医療従事者になりたいと考えていました。理系が得意で、高校の頃は有機化学が得意だったから、それで薬剤師もいいかなと思うように。血を見るのが苦手で、医者や看護師は自分には無理、という気持ちもありました。

学生時代は、友人に誘われて塾講師のアルバイトをしました。最初はそんなに興味はなかったのですが、始めてみたら思っていた以上に楽しくて5年も続けてしまいました。小学生から高校生までを見ていたのですが、最初は「わからない」と言っていた子が、私が教えたことで「できた!」と笑顔になってくれるのが嬉しかったです。“わからないポイント”は人によって全部違う。だからその人に合わせて教えていかなくてはならない。当たり前ですが、それが実感できたのが楽しかったです。この感覚は、現在のインストラクターの仕事を志したことにも通じるかもしれません。

薬剤師とは病院で働くものというイメージしかなく、大学5年生の実習でも当たり前のように病院で調剤に取り組みました。ただ、就職を考えるようになってドラッグストアを意識したとき、むしろ自分にはドラッグストアの方が向いていると考えるようになったのです。というのも、病院では患者さまは医師の診察を目的にやってくるのに対し、ドラッグストアだと「あの薬剤師さんと話がしたい」とやってくるからです。しかも、地域の患者さまと長期間にわたって寄り添うことができ、OTC、健康食品、介護用品など、幅広い商品を通じて貢献できる。そう思ったときに私の目に飛び込んできたのが、実家の近くにあって、普段からなじみのあったスギ薬局でした。
最終的に決め手になったのは、スギ薬局の研修です。就活中に実際の研修の様子を見せていただく機会があり、ここなら薬剤師としてしっかり育っていくことができると確信し、入社を決めました。

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仲間と初めてのイベントに挑戦

入社して配属されたのは、私が生まれ育った実家近くの店舗でした。実家の近くではありますが、私が以前から利用していた店舗とは別。それでもよく知っているお店で社員として働けるというのは、とても安心で、嬉しいことでした。
入社の時に私が考えた将来の理想像は、総合的な知識を持った薬剤師になることでした。それは、薬はもちろんのこと、健康に関して何を聞かれてもちゃんと答えられる薬剤師ということです。この点でもドラッグストアは私にふさわしい職場だと感じました。

今でも思い出すのは、1年目のできごとです。仕事にも慣れてきた夏頃、店舗の基本的な業務が一通りできているかどうかを確認するテストがあって、それに合格した同期4人でイベントをすることになったのです。当時のエリアマネジャーの「合格記念に何か今までにやったことのないことに挑戦してみたら」という声がきっかけでした。
そこで仲間と考えたのが、店舗の待合スペースを使って、風邪予防の啓蒙イベントを行うという企画でした。例えば手洗いの大切さをアピールするために、洗い残し部分が光る蛍光塗料をメーカーからお借りして正しい手洗いの仕方を展示したり、マスクの付け方を紹介したり、泡の石鹸と固形石鹸の使い方の違いを説明したり。10数人のお客さまを前にしたスライド上映も行いました。

正直なところ、入社1年目で、日々の店舗の仕事をこなすだけで精一杯でしたから、イベントの準備は本当に大変でした。加えて私はもともと自分の考えを人前で言うようなことが苦手だったので、同期とはいえ、仲間と協力して何かを進めるというのは簡単ではありませんでした。でも、同期の仲がよく、どうせやるならいいイベントにしたいという気持ちが自然にわいてきて、どうにか最後までやり遂げることができたのです。
終了後には大きな達成感が得られ、一人で抱え込まずに仲間と協力して進めることの大切さを学べました。また、自分の意見や考えを口にする積極性が身につきました。私にとって大きな成功体験になったと感じています。
幸いお客さまの反応はよく、エリアマネジャーも「すごくよかったよ」とほめてくださいました。

インストラクターとして教壇に立つために

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1年目でのこの体験が私の背中を大きく押してくれたのは間違いありません。以来、新しいことがあれば積極的に挑戦するようになりました。
リクルーターへの挑戦もその一つです。リクルーターは公募制なのですが、ある先輩から「私の後を継いでやって欲しい」と言われたことがきっかけで、手をあげました。
リクルーターになると研修を受けなければなりません。一緒に研修を受けたのは、コミュニケーション力が高く、胸を張って堂々と自分の意見を言えるような人ばかり。人前に出るのが苦手な私は、正直、場違いだと感じて肩身が狭かったです。だけど次第に仲間に溶け込んでいって、人前で自分の意見を話すこともできるようになりました。興味があるなら思い切って一歩を踏み出してみる。その結果、今までにない経験ができ、成長できる。そんなことを実感して、以来、毎年リクルーターを務めています。

入社4年目の今、新しい挑戦としてインストラクターの公募にも手をあげました。
研修センターで新人教育を行う際、講師として前に立って話をするのがインストラクターです。つまり先生役。消極的で、人前で話すのが苦手だった私がまさか先生役を志すなんて、自分でも驚いています。4年目での大きな一歩です。

今はインストラクターとして教える準備のために、同期や先輩たちと一緒に研修を受けている段階です。30人くらいの仲間の前で話している様子を録画してもらい、見返しながら課題を見つけては修正することの繰り返し。もう、ひたすら練習です。自信を持って話すためにも、十分な知識の裏付けが必要だということも感じています。
仲間はみんな意識が高く、話すのも上手です。私はとてもかなわないと思いつつ、少しでも前に進みたいともがいています。そんな気持ちを持てるようになったことこそ、大きな成長かもしれません。

母親の気持ちのわかる薬剤師に

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リクルーターやーインストラクターが公募制なので誰でも挑戦できたり、将来のキャリアプランの希望を自己申告できたりと、自ら望めばどんどん挑戦できるのが、スギ薬局の素晴らしいところです。入社前の自分を振り返れば、まさかリクルーターなんてできると思わなかったし、インストラクターとして教壇に立つなんて想像すらできませんでした。
いつの間にか、自分でも考えていなかったほど成長できていることに驚いています。

こうした挑戦を通じて、薬剤師としての知識もだいぶ身についてきました。当面は自分の経験を活かして店舗の新人を1人前に育てることに力を尽くしたいと思います。
今後は管理薬剤師の仕事もしたいですし、将来的には研修を企画して実施するような仕事にもチャレンジしたいです。人を教え、育てるという仕事が好きなんだと、改めて感じています。

もうすぐ結婚する予定です。もちろん結婚後も働き続けるつもりですし、子どもが生まれたら、子育てしながら薬剤師を続けたいです。その経験は、きっと“母親の気持ちのわかる薬剤師”へと私を育ててくれるでしょう。それも、総合的な知識を持った薬剤師への道だと思うのです。

スギ薬局について詳しく知りたい方はこちら