業界の課題解決が自らの使命に【フロントライナー】ならではの醍醐味がここに。

業界の課題解決が自らの使命に【フロントライナー】ならではの醍醐味がここに。

業界の課題解決が自らの使命に【フロントライナー】ならではの醍醐味がここに。

このストーリーのポイント

  • 同じ業界での経験を活かしてキャリアチェンジ
  • ビルを守るために、保守管理や改善提案に取り組む
  • 働き方の改善も含め、これからのフロントライナー像をつくっていきたい

誰もがいつでも快適に利用できるビルであるために、ビルオートメーションを守っていくのがフロントライナーの使命。そのリーディングカンパニーであるジョンソンコントロールズならではのやりがいがある。

PROFILE
ジョンソンコントロールズ株式会社

金田 真也(仮名)

東京支店 フロントライナー
2014年入社

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電気系専門学校を卒業後、ビルオートメーションのメンテナンスを行う企業で約10年の経験を積む。会社の将来性に不安を感じたことで転職を決意し、当社に入社。子どもが幼いこともあり、落ち着いて安定的に働ける企業であることが決め手となった。フロントライナーを経て、現在はチーム長を務める。

落ち着いて働ける環境に惹かれて入社

幼い頃から“職人”に憧れていました。ものづくりが好きだったのです。そこで選んだのが電気系の専門学校。電気はどんな産業にも必要とされることから、電気の技術者になれば一生食べていけると思いました。その学校では町工場の社長さんや電気工事会社の部長さんといった方が講師として実践的な技術を教えてくれました。
私は頭で学ぶよりも体で覚えるタイプでしたので、授業は楽しかったです。特に自動制御の授業が面白く、将来はこの技術を活かせる仕事がしたいと思いました。

卒業後ビルオートメーションを手がける大手企業のパートナー企業に入社しました。そこではビルの熱源工事や空調に関わる自動制御機器の工事や保守といった業務を約10年間経験しました。仕事そのものにはやりがいがあったのですが、経営者の高齢化に伴って事業の先行きが見通せなくなり、将来に対する不安が次第に大きくなっていきました。また、パートナー企業ではなく元請け企業で、ビルオーナーに近い立場で仕事をしたいという気持ちも生まれてきました。
そうした理由から転職を決意することに。当時私は32歳。2人の娘はまだ幼く、家族との将来を真剣に考えた末の決断でした。

業界でもメジャーな存在であるジョンソンコントロールズの名前は当然前職でも知っていましたし、先に転職して入社した先輩もいました。その先輩からは「働きやすくて制度や待遇面でも非常に良い」と聞いており、家族を抱える私にとってこれは非常に魅力的なことでした。前職での経験を通じて培った設備や機器に関する幅広い知識、また、問題に直面したら自分で考えて解決策を見つけ出す能力は、転職に際して私の大きな強みになったと思います。

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都心の大規模案件をチームで成功させる

ビルは生き物です。大勢の人々に快適に過ごしていただくためにビルには空調をはじめとする様々な設備機器があり、ビルオートメーションシステムを通じて自動制御されています。これらのシステム機器のメンテナンスを行うのがフロントライナーで、私も入社後はフロントライナーとして保守点検業務や設備改善提案業務に携わりました。
ビルオートメーションシステムは施設内の快適性や安全性に大きく寄与するシステムですから、万一不具合が発生すると施設を利用する大勢の方に迷惑がかかってしまいます。そうした事態を引き起こさないよう、入念に点検を行います。点検の質の高さが当社の特徴で、点検を通じてお客様とのコミュニケーションの機会が増えることがフロントライナーとしての仕事のやりやすさにもつながっています。
例えば空調の調子がよくないと伺ったら、その原因が自動制御機器にあるのか、空調機等設備にあるのか、あるいは中央監視室の運用に起因するのか、見極めなくてはなりません。そうした対応を行う際にも、お客様と普段から密にコミュニケーションを取れることが大きなアドバンテージとなります。

経年劣化による不具合を見越して設備システムのリニューアル工事を提案することも、フロントライナーにとっての重要な業務です。
私が印象に残っているのは、東京・銀座にあるホテルとオフィスの複合ビルの設備改善提案でした。定期的な保守作業を通じて設備の劣化を肌で感じていた私は、機器の全面的なリニューアルをお客様に提案。LCC(ライフサイクルコスト)を最適化する中期保全計画を策定したところ、私の提案を受けてお客様はオフィス部分の全面的な更新を決断されました。金額規模としても非常に大きな提案となり、当然私1人では対応できる作業ではありませんので、所属グループ全員でチームとして進めることになりました。
上司は私に「思うようにやっていいから」と一任してくれ、私もそれに応えて周囲の仲間を巻き込むようにして取り組みましたが、無事に期限内にリニューアル工事を終えたときは、大きな達成感と一体感を得ることができました。

フロントライナーの仕事の歓びは、やはりビルのオーナー様からの声や利用者様の姿に直に触れられることです。例えばコロナ禍では換気のために外気を積極的に取り込みたいというご要望が多くありました。それらに一つひとつお応えしていくことでビルを見守っているんだという実感が得られますし、利用者様が安心して快適に過ごせるのも、裏で自分たちが支えているからだという自負も生まれます。それらが、ひいてはビルの価値、街の価値を高めていくことにもつながっていくことで、さらにモチベーションが向上していきます。
私たちがビルを支えている姿が一般の方々の目に触れることはほとんどありませんが、日々の仕事で社会に貢献できていることを誇らしく思います。

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大企業ならではのダイナミックなチャンス

当社に限らず、建設業界や設備業界にとって人材不足は大きな課題です。当社ではこの課題解決に貢献するためテクノロジーの活用を進めており、デジタル診断と熟練のエンジニアによる点検を組み合わせた、ハイブリッドな次世代型定期メンテナンスサービスを推進しています。
このシステムでは空調や自動制御機器などの情報はクラウド上で管理するため、時系列のデータを確認することで機器の劣化状態を予測し、更新などの手を先回りして打つことができます。これまでは人が現場で目視し、写真に撮ったり機械を動かしてみたりといったことが必要で、点検した時のみの点の状況判断でしたが、このシステムならば現場に行かなくても判断できるため業務の効率化が可能になる上、運転状況が継続的にモニタリングできるため、サービスの質の向上にもつながる双方Win-Winのソリューションです。

私自身、こうした新しいテクノロジーが大好きで、積極的に導入することが業界全体の課題解決にもつながっていると思うと前向きな気持ちになります。人手不足の深刻さは、協力会社の皆さんの働き方を見ていても感じますし、業界大手である当社が先陣を切って対応しなくてはならないという使命感もあります。
一方で施設の安定稼働の維持はお客様にとっても重要な課題であり、多くのお客様のご希望に効率的に対応することが求められています。このようなソリューションに携わっていることで大きなやりがいを感じますし、今後、フロントライナーの働き方も大きく変わっていくという確かな手応えもあります。

ジョンソンコントロールズへ入社した理由の一つに、グローバル企業だからということがありました。自分の武器として英語のスキルを身につけられると思ったのです。実際に業務では、機器のオーバーホールのために米国本社にメールで問い合わせたり、セキュリティシステムをグローバルで管理するセンターに電話で問い合わせたりといったことがあります。
また、エンジニアとして米国に長期赴任し製品開発に携われるポジションもあります。日本の製品開発の知識をベースに、米国本社の開発部門で協働し、国内のニーズを取り込んでもらうという任務です。他にもアジア・太平洋の中核拠点である中国・上海で、アジア各地から集まった仲間たちとディスカッションしたり、工場や施設を視察するGET(Global Experience Training)という研修制度もあります。
グローバル企業であるジョンソンコントロールズでならではの魅力的な制度ですので、今後、私もぜひチャレンジしたいと考えています。

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若い人材の育成にも注力

現在私は4人のフロントライナーのチームを預かるチーム長を務めています。役割としては、現場で問題が発生した際に経験の浅いフロントランナーのサポートをするといった業務が中心です。その際も単に具体的な方法を伝えるのではなく、資料の調べ方や考え方などから教えることを心がけています。目標としているのは、メンバーそれぞれが自立して行動できるようになること。私がサポートしなくても自分で考え、行動できる人材を育成したいと思っています。
昔はこの業界にも「先輩の背中を見て盗め」という風潮がなかったわけではありません。今は1人ひとりに寄り添いながら、納得がいくまで丁寧に指導することを心がけています。

働いていて感じる当社の魅力は、とにかくフラットな風土だということです。上下や部署間の垣根はなく、風通しは非常に良いのではないでしょうか。現場によっては異なるチームが連携して保守や工事を進めることもあります。
また、私が入社した頃から女性の技術者も増えてきました。私のチームにも1人います。もちろん働き方に男女の違いはなく、責任ある仕事を任せています。一方で育児休業を取得する男性も当たり前の存在になってきました。誰にとっても働きやすい職場であることは間違いありません。

キャリア入社だからといってハンデはないですし、昇進等で不利になることもまったくありません。皆さんごく自然に溶け込み、イキイキと働かれています。異なる業界から転身される方もおられますし、一方で私のように前職が同じ業界という方も少なくありません。みなさん、それまでの経験を強みとして活躍されている方ばかりです。ぜひ多くの方に興味を持っていただき、一緒に働けたら嬉しく思います。

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