
仲間を想う心が、最高のサービスを紡ぎ出す。互いを支え、高め合う。ダイハツ千葉販売サービス職のチーム力
仲間を想う心が、最高のサービスを紡ぎ出す。
互いを支え、高め合う。ダイハツ千葉販売サービス職のチーム力
このストーリーのポイント
- お客様との信頼を築く対話。感謝の言葉が、私たちの原動力
- 「クルマが好き」という探求心。だから、どこまでも技術を磨き続けられる
- 「困っています」と言える信頼関係。支え合う風土が、成長を加速させる
千葉県内ではダイハツ唯一の正規ディーラーである、ダイハツ千葉販売。千葉県内に28店舗、BP・PDIセンター、U-CAR拠点を構えている。お客様の安心・安全なカーライフを支えているのが、車両の整備・点検を担うサービス職のメンバー。若手から中堅、ベテランまでさまざまな世代が揃っている。女性サービス職が増えているのも特徴だ。日々、どんなやりがいや魅力を感じているのか。4名のスタッフに本音で語り合ってもらった。
ダイハツ千葉販売株式会社
稲葉 慎哉
千葉桜木店 副店長(工場長)
2001年入社
地元は千葉。学生時代に車に興味を持ち、整備士を目指す。ダイハツ千葉販売に入社し、わずか11年で工場長に昇格。新店舗の立ち上げを経験する。その後も、さまざまな店舗で副店長(工場長)として活躍してきた。それでも本人は、「今も現場で作業をしている方が楽しい」と語る。実家が農家なので、休日は米や野菜づくりの手伝い、農機具の修理に忙しいという。
阿部 翔太
千葉桜木店 サービス職
2011年入社
千葉県出身。子どもの頃から機械いじりが大好きで、自動車の専門学校に進む。ダイハツ千葉販売に入社後も技術力の習得に励み、ダイハツのサービス検定で最高位の技術1級を取得する。プライベートでは、2年前からバイクにはまっていて、週末は千葉県内だけでなく、栃木や茨城などにツーリングして楽しんでいる。
長谷川 仁美
千葉桜木店 サービス職
2016年入社
千葉県出身。車好きな父親の影響もあって、自動車整備士の道を進む。「地元で働きたい」とダイハツ千葉販売に入社。サービス職として、今年で10年目を迎える。趣味はネイルとお菓子作り。最も得意なのは、デコレーションケーキとのこと。たまには、職場に差し入れをすることもあるという。
ファン チ バオ
千葉桜木店 サービス職
2023年入社
ベトナム生まれ。高校の頃から、「海外で働いてみたい」と考えていた。「それなら日本が良い」と家族に勧められ来日。専門学校で自動車整備を学ぶ。ダイハツ千葉販売に入社してからは、サービス職としての業務をイチから習得する。日本で暮らして5年になるが、今でも「日本語は難しい」と語る。
お客様のカーライフを支える、私たちの現在地
──まずは、サービス職としての各自の仕事内容を教えてください。
長谷川 私のメイン業務は、定期点検・車検・一般整備です。具体的には、お客様から症状をヒアリングする受付問診や故障箇所の特定と修理、見積書・請求書の作成などを行っています。
バオ 私は一般整備をメインに担当しています。入社当初は、オイル交換やタイヤの空気圧調整などの基礎的な作業からスタートし、一つひとつ経験を積みながら担当業務の幅を広げてきました。
阿部 自分は主に車検業務を担当しており、それに伴うお客様対応も行っています。元々、人見知りな性格であったため、入社当初は接客に苦手意識がありました。最初の頃は、右も左も分からない状態でしたが、周囲のサポートのおかげで乗り越えることができました。その経験があるからこそ、今では後輩に的確な指導ができるようになったと感じています。
稲葉 私は現在、千葉桜木店の副店長(工場長)をしています。私の役割は、サービス職のスタッフ一人ひとりが働きやすい環境を整えることです。技術的なアドバイスももちろん、体調面の管理や、スタッフ間の円滑なコミュニケーションにも常に気を配っています。
困難を乗り越えた先に、確かな成長の手応え
──サービス職としてのやりがいや成長を実感できた瞬間をお聞かせください。
バオ 僕は入社して3年目になりますが、少しずつ着実にスキルアップできていると実感しています。何しろ、入社当時は分からないことだらけで、部品名を覚えるだけでも一苦労でした。たくさんのミスも経験しました。それでも、工場長は「この経験を今後に活かしてほしい」と温かい言葉をかけてくださいました。その言葉を胸に、同じミスを繰り返さないよう、注意点を書き記したメモをいつも携帯し、作業前に必ず見返すようにしています。
長谷川 サービス職はチームプレイなので、メンバー同士で活発なコミュニケーションが生まれる文化があるのは嬉しいですね。また、ダイハツは女性のお客様が多く、ご来店された際に私が対応すると「とても話しやすかった」というお言葉をいただくことがあります。お客様に頼っていただけているという実感を得られる瞬間です。
稲葉 長谷川さんには、地域の子どもたちにサービス職の仕事を体験してもらうイベントでの指導役もお願いしているよね。
長谷川 そうなんです。もっと子どもたちに車の面白さを知ってもらいたい。サービス職がどんな仕事なのかを体験してもらいたいという想いで毎回臨んでいます。帰り際に、「今日は楽しかった?」と子どもたちに聞いているのですが、皆嬉しそうな顔をしてくれています。この子どもたちの中から、将来一緒に働ける人が出て来たらと思うと楽しみです。
阿部 自分はお客様と提案内容を共有でき、感謝の言葉をいただけた時にサービス職としての醍醐味を感じます。車検は点検項目が多く、安全のために修理をご提案したい箇所も複数出てきます。しかし、お客様としては、すべてを受け入れてしまうと予算をオーバーしてしまうことも少なくありません。そこで重要になるのが、どうしても修理しなければならない箇所の必要性を丁寧に説明し、ご納得いただくことです。
稲葉 私の場合、最も印象に残っているのは、工場長に就任した直後に新任の店長と一緒にゼロから新店舗を立ち上げ、指定工場へと成長させた経験です。どういうお店にしていきたいか、皆でミーティングを何度も繰り返しました。誰もが未経験者だったので、戸惑いの連続。だからこそ、全員でやり遂げた時の達成感は大きなものがありました。
それぞれの原点から続く、一本の道「ここで働いてみたい」と思える職場
──そもそも、ダイハツ千葉販売への入社の決め手は何だったんですか。
バオ 就職活動中に当社が軽自動車を主に取り扱っていることを知り、興味を持ったのがきっかけです。専門学校では、普通車を扱っていたのでとても新鮮に感じました。「どうしてあんな小さな車が走れるのか」と、そのメカニズムが不思議でなりませんでした。整備士の視点では、小さい車の方が作業がしやすいというメリットもありますし、日本に来てから住み慣れている千葉県で働きたいという思いもあって、当社の面接を受けてみたんです。幸いにもご縁をいただき、入社することができました。
長谷川 私は何社か会社訪問をしたのですが、他社では学生一人ひとりに向き合ってくれるような雰囲気を感じられませんでした。でも、当社は笑顔で迎えてくれ、とても温かい雰囲気が伝わってきました。「こういう職場で働きたい」と強く思い、迷わず応募を決めました。
稲葉 元々、長谷川さんがサービス職を目指そうと思った理由は何だったの?
長谷川 私の兄が自動車整備士だったんです。父も車が大好きで、いつも二人で仲良く話している姿を見ていて、「自分もその輪の中に入れたら」と思ったのがきっかけです。
阿部 自分も、長谷川さんと同様に企業説明会や会社見学での印象の良さが大きかったです。社員の皆さんがとても明るく仕事をしているなと感じました。それが一番の決め手でした。あとは、サービス職の方も含めてお客様との距離感がとても近いと感じました。「自分もいつの日か、あんな風にお客様と接することができるようになりたい」と、強い憧れを抱いたのを覚えています。
稲葉 他社は、履歴書の提出期限まで余裕がなかったという話も以前聞いたような気がするな。
阿部 それもありましたね。そもそも企業訪問をしていないと、履歴書を出せないって知らなかったんです。自分が企業訪問した中で、当社は提出期限までの余裕があったので、自己PRをしっかりと練り上げる時間がありました。縁があったんだと思います。
稲葉 私の決め手はシンプルです。実は、私が小学生の頃から母がダイハツの軽トラックに乗っていました。それで、「大人になったらこういう車を修理したいなあ」「母も喜んでくれるだろう」と思ったんです。地元でもあり、「ここしかない」と決めました。私が入社したことで、今では家族だけでなく親戚や友人の多くもダイハツ車を買ってくれています。当然ながら、修理の相談はすべて私のところに寄せられます。
温かい仲間と、安心して成長できる環境
──ダイハツ千葉販売ならではの魅力として、何を伝えたいですか。
バオ 何よりもまず、一緒に働く皆さんの温かさです。僕が困っているそぶりを見せると、誰かが必ず手を差し伸べてくれます。実は、入社後一度だけ、「もう仕事を続けていけない」「ベトナムに帰りたい」と思ったことがありました。入社して半年くらい経った頃です。思うように仕事についていけず、「自分にはこの仕事は向いていない」と落ち込んでいた時期でした。そんな私を見かねた先輩が、「俺も昔こんなことがあったよ。辛いのはわかるけれど、もう少し頑張れば楽しく仕事ができるようになる」と励ましてくれたんです。今、こうして働き続けているのも、あのときの先輩の言葉があったからです。今は仕事が面白くてたまりません。
長谷川 私からは、女性にとっても働きやすい職場であることを伝えたいです。制度面では、ライフイベントに備えて産休や育休が完備されていますし、勤務時間の調整なども柔軟に対応してもらえます。職場では、力仕事があれば先輩が代わりにやってくれるなど、支え合える環境が整っています。タイヤをリフトアップする設備も導入されているので、体力的な負担も少ないです。
阿部 確かに、設備環境の強化が進められているよね。どうしても、夏は暑く、冬は寒い中での仕事になるので、対策を講じてくれています。工場の備品も古くなれば新しいものにどんどん切り替えてもらえています。
もう一点、自分からはチームワークの良さも挙げたいです。お互いに協力を惜しまず、誰かが誰かを臨機応変に補う。そんな職場環境が根付いていると思います。サービス職の仕事はお客様のご都合が最優先なので、予定通りに進まないことも多いですからね。
稲葉 皆自分の仕事だけではなく、周りのメンバーの様子を把握し、考えながら行動してくれているよね。
阿部 それは、自主的に動ける雰囲気を工場長が育んでくれているからですよ。
稲葉 いやいや、ダイハツ千葉販売ならではの社風なんだと思うよ。昔からそうだったから。
阿部 仕事で追い込まれて、「駄目だな」と思った時に「困っています」と弱音を吐けるのも、そのおかげかもしれないです。
稲葉 本音を言い合える人間関係ができているということだね。
バオ 僕も何度救ってもらったかわかりません。
稲葉 チームワークの良さに加えて、私が強調したいのは教育制度の充実ぶりです。まず入社したら、年齢の近い先輩がFCマンとして1年間見守り、一人前のサービス職へと導いてくれます。
バオ 本当に心強かったです。
阿部 FCマンも、新人に色々と教えていく中で新たな気づきや学びを得られるので、一緒に成長していくことができます。
稲葉 そのほか、ダイハツ独自のサービス技術検定が5級から1級まであり、その取得が自己研鑽への意欲を高めてくれます。さらには、役職や在籍年数、立場に応じた研修も用意されています。人材の育成や教育に力を入れている会社であるのは間違いありません。
それぞれの、次なるステージへ。そして、未来の仲間へ
──最後に、今後の目標と未来の仲間へのメッセージをお願いします。
バオ 今後の目標は、お客様に最善のサービスを提供することです。安心・安全なカーライフをお届けしたい。その一心です。その実現に向けて、これからも技術の研鑽に励んでいきたいと思います。
長谷川 車両検査を行う自動車検査員の資格も取得したので、今後はより広い範囲で会社に貢献していきたいです。また、これまでは皆さんに何かと助けていただく場面も多かったので、これからは先輩方を見習い、私自身が周りを支えられる存在になれるよう努めます。
阿部 今後は上司を補佐する役割を担うと同時に、後輩の成長を力強く後押しし、より良いチーム作りを牽引できる人材になりたいです。そのためにも、もっと視野を広げていかなければいけません。一人ひとりの個性や能力を見極め、その成長をサポートできるような、心強い関係を作れたらと思っています。
稲葉 私がこれまで培ってきた経験やキャリアを活かして、サービス職一人ひとりのレベルを高め、活躍していける人材を育成すること。それが、私の目標です。サービス職には尽きることのない探求心が求められます。わからないことを放置せず、まずは自分で調べ、どうしても分からなければ先輩に聞く。そして、最後まで責任を持って仕事をやり抜く。物事を素直に受け止め、主体的に行動できる。そうした資質を持ったプロフェッショナルを一人でも多く育てていきたいと思います。
阿部 自分たちももっと頑張っていかないといけないですね。
長谷川 ダイハツ千葉販売に少しでも興味を持ってもらえたら、ぜひ会社を見学してほしいです。「活気がある会社だ」と実感してもらえるはずです。自分の目で確認できれば、より強い想いを持つことができると思います。
阿部 本当に楽しい会社ですよ。自分は「この会社を選んで良かった」と自信を持って言えます。いつの日か一緒に仕事ができる日を心から楽しみにしています。