
開発の上流工程から携わる自社製品。「ファインデックス」だから実感できる社会貢献の喜び。
開発の上流工程から携わる自社製品。
「ファインデックス」だから実感できる社会貢献の喜び。
このストーリーのポイント
- 全国9拠点、それぞれの土地の魅力を感じながら働く
- 自社製品だからこそ、仕様検討の段階から携われる
- 医療現場・自治体/公的企業のDXに貢献。新規事業創出も活発な環境
医療・公共分野に貢献する製品づくりが、ファインデックスの強み。開発者として、エンジニアとして、誇りの持てる製品づくりに携われる。
株式会社ファインデックス
吉岡 俊貴
パッケージ開発部
愛媛県出身。工学部情報工学科卒。2016年新卒入社。主に医療機関や自治体向けの文書作成・管理システム「DocuMaker」の開発に携わる。
横山 尚代
事業戦略室
宮崎県出身。理工学研究科数理物質科学専攻数理科学コース修了。ゲーム会社でゲームプランナーとして従事後、2025年に中途入社。現在は視野検査機器「GAP」の開発研究に携わる。
徹底してユーザー目線にこだわる開発姿勢
──ファインデックスとの出会いを振り返ってください。
横山 私が新卒で入社した会社は名古屋にありました。3年ほど勤務したのですが、学生時代を愛媛で過ごした私にとって名古屋は大都会過ぎて、ちょっと疲れてしまったんです。それで慣れ親しんだ愛媛に帰り、落ち着いた環境で働きたいと考えて、ファインデックスに転職しました。
今はファインデックス創業の地である松山市に暮らしていますが、都会過ぎず田舎過ぎず、ちょうどよさが魅力です。とても居心地がいいですよ。
吉岡 私は生まれも育ちも松山ですので、横山さんにそう言っていただけると嬉しいです。
横山 ファインデックスは全国に9つ拠点があって、それぞれの土地の魅力を感じながら働けるのもいいところだと思います。地元で落ち着いて働きたい人も、都会で挑戦したい人も、自分に合った場所を選べるのがうれしいですね。
吉岡 私は就職活動で地元の会社のインターンシップに参加しようと考えて、ファインデックスを見つけました。自社製品としてパッケージを開発しているところに興味を持ちましたし、インターンシップに参加してみて会社の雰囲気のよさに惹かれました。自社の製品の開発としてエンジニアも上流工程の議論から参加するので、黙々とコーディングに携わるのではないところもよかったです。
横山 ファインデックスは、地元ではよく知られていますね。
吉岡 BtoB企業なので一般消費者にはなじみが少ないと思うんですが、東証プライム企業ですし、社会貢献度の高い事業をしているということで、地元では高く評価されています。
横山 私は転職活動を始めてからファインデックスを知りました。当時はゲームプランナーでしたので、医療や公共といった分野に貢献し、人の役に立っていることが実感できる仕事は魅力的だと感じました。シンプルにカッコいいですから。ゲームプランナーとして常に新しいことに挑戦してきましたので、その経験は必ず活かせると感じて入社しました。
吉岡 私がインターンシップで鮮明に覚えているのが、製品開発に取り組んでいる先輩社員の話です。
製品に機能を1つ追加すると操作が1クリック増えることになります。たった1クリックじゃないかと思うんですが、医療現場で毎日使っているドクターやナースにとっては1日何百回もクリックが増えることになります。「それはどうなんだろう」という議論を聞いて、とことんユーザー目線での製品開発にこだわっていると感動しました。
「まずやってみよう」の精神が根づく
──社員にとってファインデックスの魅力とは何ですか。
吉岡 少数精鋭の企業ならではのスピード感は強く感じます。今もお話ししたように製品の仕様を決める段階から我々エンジニアも参加するので、製品開発の速度はかなりのものだと思います。組織の垣根がないので、営業担当者も積極的に発言しています。
横山 確かにスピード感はありますね。すごく風通しがよくて、誰がどこで何をやっているかが、すぐにわかります。だから相談しやすいし、コミュニケーションが取りやすいです。新しいことを始めるときも、じっくり検討するよりは、「まずやってみよう、結果を見てから考えよう」という姿勢です。
吉岡 医療現場や自治体では常に新しい機能や細やかなフォローを求めていますから、こうしたところがファインデックスへの高い評価につながっているのではないでしょうか。
横山 吉岡さんはプロジェクトのリーダーですね。
吉岡 ええ。そんなに大きなチームではないということもあって、メンバーとのコミュニケーションは密に行っています。全国の拠点を結び、リモートでリーダー同士がタスクの進め方などについて話し合うなど、情報交換にも力を入れています。そうしたコミュニケーションを支えているのが、自社開発のバーチャルオフィスシステムの「Achillea」です。離れていても画面上ですぐ声をかけ合える仕組みがあることで、全国の拠点間でも一体感を持って仕事を進められています。
横山 今の業務で機械学習の新しい手法を検討することになった際、チームに精通している人がいなかったんです。このときも「不安だからまず調査しよう」ではなくて「じゃあ、ちょっと試してみよう」と意見が一致しました。結果はうまくいかなかったんですが、「今度はこうしてみたら」とすぐ次のチャレンジに移って、本当にみんなフットワークが軽いなあと感心しました。
新しい機能、新しい領域を開発する
──お仕事のやりがいについて教えてください。
吉岡 私は当社のプロダクトである文書作成・管理システム「DocuMaker」の開発に携わっており、主に機能追加などの業務を担当しています。
病院で診断書を発行する際、電子カルテから患者名や病名、手術内容などのデータを自動取得することで、二重入力を行うことなくスムーズに書類作成ができ、忙しい現場の文書作成の負担を軽減するシステムです。
医療現場で高く評価された運用性と汎用性を活かし、「DocuMaker」は現在、公文書管理システム「DocuMaker Office」の製品名で公共セクターのお客様にもご活用いただいています。
横山 私が開発を担当してるのは当社の製品である視野検査装置「GAP」です。この製品は、眼球の動きをAIで分析して網膜や視神経の状態を知ることのできる医療機器で、病院での検査を今までよりも楽に正確に行うことができる装置です。さらに「GAP」から得られたデータから他の疾患の発見につながる分析も行っています。
開発に携わって痛感するのが、私自身に医療に関する知識が不足していることですね。最初は白内障と緑内障の違いもわからないくらいでしたから。一つひとつ勉強しながら取り組むしかなかったですが、新しいことを吸収するのはとても面白く、成長につながっていると感じます。
吉岡 「DocuMaker」にどんな機能が求められているのかを学ぶために、実際に大学病院まで出向いてお話を聞いたこともありました。現場でどんなふうに使われているかをイメージしながら開発に取り組むようになったことは、私にとっての大きな成長となりました。
横山 そういうふうに製品の進化に携われることは、一番の喜びですよね。眼の検査装置である「GAP」で取得できた眼球運動データを解析をすることで脳の認知機能を評価することができるのではないかと検証したところ、軽度認知症障害の早期発見に有効である可能性があることがわかってきています。社会貢献の喜びを実感できる機会が、当社にはたくさんあります。
吉岡 新しい分野を開拓することにチャレンジできるのは、自社製品があるからこそだと思います。横山さんにはどんどんアグレッシブに挑戦を続けていただきたいと思います。
横山 ありがとうございます。
吉岡 私が眼科で診察を受けたとき、その医療機関では「DocuMaker」を利用されていることがわかりました。自分の手がけた製品が貢献していることを、自分自身が患者として実感できたことは、とても嬉しかったです。忘れられないですよ。
横山 素晴らしいエピソードですね。自社製品を持つ会社で働くからこそ得られる喜びなのは間違いないでしょう。
期待するのは、新しい風、新しい視点、新しい発想
──今後のキャリアビジョンと、転職をお考えの方へのメッセージをお願いします。
吉岡 プログラマーとしてさらに実力を磨きたいという想いの一方、リーダーとしてチーム全体のスキルアップにも取り組みたいと考えています。新製品開発にも興味があり、特にクラウド製品の開発にはぜひ挑戦したいですね。
横山 私の場合、入社して間がないこともあって、自分の開発した製品を世に送り出したという経験がありません。ですから自分の携わった製品が誰かの役に立っていることを実感したいというのが、一番の目標です。さらにまったく新しい製品をゼロから生み出していくことにも挑戦したいと思います。
吉岡 これからますます少子高齢化が加速していく中で、医療の現場の負荷は重くなる一方でしょう。DXを通じてその課題解決に貢献したいという熱い想いをお持ちの方を歓迎します。特にキャリア入社の方には、ファインデックスに新しい風を吹かせてくれることを期待しています。
横山 ファインデックスは新しい技術を取り入れることにとても積極的な会社ですので、新しいことに挑戦したいという方には最適の環境だと思います。吉岡さんが“新しい風”とおっしゃいましたが、私自身が異業界から転職してきたことで、今までのファインデックスにはなかった新しい視点、新しい発想を期待されていると実感します。
異業界での経験がアドバンテージになることは間違いありませんから、ぜひ多くの方に当社のドアを叩いていただければと思います。