多様な不動産と「CRE戦略」への興味

多様な不動産と「CRE戦略」への興味

-profile-

萱野 敦子

三菱地所リアルエステートサービス株式会社

企業不動産三部
2013年入社

志望動機と入社の決め手

多様な不動産と「CRE戦略」への興味

もともと間取り図を見たり、住宅展示場を覗いたりするのが好きで、そこから不動産の仕事に関心を持ちました。最初は不動産業界を広く見ていたのですが、やがて「法人向け仲介」に絞って就職活動をするように。いろいろな顧客企業と出会い、多様な不動産を扱うのなら、ずっと仕事に飽きることがなさそうと考えたのです。また、当社が掲げる「CRE※戦略」に興味を持ち、勉強してみたいと思ったことも入社の決め手のひとつでした。
※CREとは企業不動産のこと

私のキャリアステップ

1年目〜

アドバイザリー部

弁護士・税理士など士業の方々とのお取引が多いアドバイザリー部からキャリアをスタート。サービサー(債権回収会社)からの不動産査定依頼も多く、破産した企業が所有する不動産の売却活動などが中心的な業務でした。スケジュール厳守、やるべきことが山積みのハードな環境ながら、ひとつとして同じ物件はなく、いつも新たな仕事に関われる楽しさがありました。

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初めて物件を任せていただいた喜び

飛び込み営業で初めて物件を受託したのが1年目の秋で、とても印象に残っています。もともとはサービサーからの査定依頼の案件だったのですが、話を進めるうちに、別物件での売却ニーズを確認。先輩からもサポートをいただき、やりとりを重ねて受託が決まったときには本当に嬉しかったです。

2年目〜

営業四部

組織再編で新設された営業四部は、マンションデベロッパーへの物件紹介窓口となる部署でした。ワンルームからファミリータイプ、投資用まで、多様なマンション開発を行う約300社のデベロッパーを十数名の部員で担当。用地が売りに出れば一斉に各社にご紹介します。同業他社も多い中、定期的なフォローによるデベロッパーとの関係構築が問われました。

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担当した用地にマンションが誕生

マンション用地の仲介のおもしろさは、そこに建物が建ち、街が姿を変えていく様子を直接見られること。業務自体は売却が終われば手離れとなるのですが、もともと個人的に「不動産好き、家好き」なこともあり、誕生した新しいマンションを見て「この案件、自分が仲介したなぁ」と思う瞬間はとても感慨深いです。

営業五部

仲介業務という点では営業四部と変わりないものの、五部はクライアント制限がなく、自ら顧客開拓することに注力。企業情報をもとに、資本金や保有不動産、営業拠点数などでターゲットを絞り込み、テレアポも相当にがんばりました。売主が不動産業者、買主が一般事業法人で、その売り買いニーズをマッチングさせるのが一番多い成約パターンでした。

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個人相手の仲介から得た学びも

紹介を受け、富裕層の方が個人的に所有する収益ビルの売却をお手伝いしたときのこと。購入者確定後に、売買価格を左右する資料が追加で出てきたことから条件調整が必要に。紆余曲折あり最終的には無事売却となったものの、個人の方にはより一層、入念に確認をとるなどの配慮も必要と学びました。

6年目〜

企業不動産二部

営業部から企業不動産部へという、当時あまり例がなかった異動を経験。物件単位の短期的な案件が多かった前部署までに対し、企業不動産部は中長期にわたるコンサルティングでお客様の不動産戦略を支えていく部署です。なかでも配属先の二部は、資本金10億円以上の大企業が対象。「本社移転までの○年間は賃貸を提案してみよう」など、社内の賃貸事業グループとの連携も増えました。

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チーム一丸となって案件を完遂

異動初年度、先輩・後輩とともに数十億円規模のビルの売却案件に取り組みました。入居中のテナントが数十社にのぼる中、すべての賃貸契約内容を確認し、退去時期や条件を把握するだけでも膨大な時間を費やすことに。入札参加から成約、引き渡しまでの数カ月間、チーム一丸となって力を尽くした案件で、今も印象に残っています。

企業不動産三部

企業不動産二部と業務内容は同じながら、資本金の枠がないのが現在所属する三部です。幅広い一般事業法人へのコンサルティング業務、仲介業務に取り組んでいます。普段やりとりするのは先方の総務ご担当者などで、不動産について専門ではない方がほとんど。それを踏まえつつ、対話の中で不動産に関するニーズをうまく引き出し、細やかな要望やご質問に対応できるよう努めています。

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さまざまな関係者の調整役を担う

売主、買主以外の関係者が関わってくる案件も多々あります。昨年度担当した建築中の売却物件では、各社決算期の3月末引き渡しを予定する中、ゼネコンの竣工スケジュールが大幅に後ろ倒しに。売主、買主との調整を重ね、ゼネコンの現場監督にも頻繁に連絡を入れて状況を確認し、なんとか引き渡しができたときには本当にほっとしました。

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Career Advice

社内外で広がるネットワークが強みに

部署ごとに異なるクライアントを担当し、さまざまな方と出会えるのがジョブローテーションのおもしろさです。異動のたびに社内でもネットワークが広がり、「この案件、あの部署の○○さんに相談してみよう」など顔が浮かんで仕事がしやすくなってきたのを感じます。地道な努力の積み重ねを求められことも多いですが、どの部署のどんな案件でも成約時の喜びは大きく、不動産が好きな人なら手応えを感じられる環境だと思います。

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