社風と環境が、プログラミング未経験だった私をSEにしてくれた

社風と環境が、プログラミング未経験だった私をSEにしてくれた

社風と環境が、プログラミング未経験だった私をSEにしてくれた

このストーリーのポイント

  • 手に職をつけたいという思いを持って未経験でIT業界に飛び込んだ就職活動
  • SEとして技術が確実に身に付くフォローアップ体制
  • 最初は不安だったものの、リモート勤務ならではの働きやすさを実感

株式会社新日本ニーズは、大阪府に拠点を置く独立系システムインテグレーターだ。コロナ禍以降、リモートワークの推進と社員の成長を促進する環境の両立を実現し、入社時にはプログラミング未経験者だった多くの社員が一人前のSEとして第一線で活躍している。

PROFILE
株式会社新日本ニーズ

渡辺由佳

システム部開発2課
2022年4月新卒入社
生活環境学部情報衣環境学科卒

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奈良県出身。学生時代は塾講師、飲食店のホールスタッフ、販売スタッフなどさまざまなアルバイトを経験。趣味の旅行の行先は、郷土である奈良県にはない海のある街を選ぶことが多く、現地の海産物を楽しむなど、食文化に触れることを楽しみの一つとしている。

未経験からSEとしてのキャリアを歩み始める

私は子どもの頃から人見知りな性格で、学生時代になんとか克服したいという思いを持ってあえて人と接することの多いアルバイトに励んでいました。塾講師は子どもたちに教えるために伝える力を培い、飲食店のホールスタッフで接客を通じてお客様へのコミュニケーションを学びました。さまざまなアルバイト経験を通じて、社会人になる前にある程度人見知りは克服することができました。
学生時代から“手に職をつけたい”という思いを持っていたので、 就職活動は技術を身に付ける仕事に就くためIT業界に絞って活動をしていました。私が就職活動を開始した時期はまだコロナ禍の影響が強く、説明会や面接もリモートで行うことが一般的でしたが、数ある企業の中でも新日本ニーズには堅苦しくない柔らかな雰囲気を感じ取ることができました。直接会社に訪れたわけではないのですが、画面越しでも伝わってくるものがあったのだと思います。就職先を決定する上で、私は人間関係を重要視していたので、オンラインではありますが社員の方とお話させていただいたときの印象の良さもあって徐々に志望動機が高まっていきました。面接は緊張もしましたが、アルバイト経験を活かすこともできたと思います。内定をいただいたときには、まだ就職活動中ではありましたが入社への気持ちは固まっていました。
入社後の新入社員研修では、社会人としてのビジネスマナーなどを学ぶことと並行して、プログラミングについての初歩的な技術研修も受講しました。私は未経験者なのでついていけるかどうか不安でしたが、グループで教え合いながら進めていくスタイルだったことと、講師の方もすぐにフォローしてくれたのですぐに不安は払しょくされました。3カ月間の研修の中で身に付く技術は限られますが、スタート地点に立つ新入社員の半数以上がプログラミング未経験者。教える側の社員や講師の皆さんも未経験者がどんな部分でつまづいてしまうのかということも熟知されているので、配属されるまでに必要な知識はしっかり教えてもらうことができたと思います。
研修明けの配属後、最初の仕事は作業手順が確立された比較的簡単な仕事から任せてもらったことを覚えています。実際の作業を通じて一つずつ開発業務のフローを覚えていくことで、私のSEとしてのキャリアはスタートしていきました。

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確かな成長を促すフォローアップ体制

配属されたシステム部開発2課で私が主に担当している業務は、クライアントが利用している販売管理システムの保守対応になります。システムの運用を継続していると、クライアントからの改善要望を受けることや、時折不具合が発生することがあります。システムという単語からは無機質なものをイメージされると思いますが、実際はまるで生き物のように変化し続けるため、幅広い知識を持って保守・運用する力が求められるポジションだと思っています。たとえば、ひとつの機能を改善する、あるいはひとつの不具合を改修するという場合であっても、システム内のどこからどこまで影響を及ぼす作業になるのかを見極めながら対応しなければなりません。実際の経験談として、私のリサーチが足りなかった結果、システム改修の影響範囲が予定よりも広範囲に及んでしまうことが後々発覚したというケースがありました。幸い、先輩社員に事前に気づいていただき軌道修正できましたが、自身の力量がまだまだ足りていなかったことを大いに反省しました。
自分自身の成長につながったと実感できた仕事の一つとしては、システムの導入先であるクライアントの組織変更に対応したプロジェクトです。私自身にとっては初めてのケースとなるシステム改修なので、これまで触れたことのない機能について調べることから始まりました。ミーティングでは初めて聞くような言葉が飛び交っており、当時は内容を理解するだけで精一杯でした。また、クライアントの業務で使用している基幹システムということもあり、ミスは許されない緊張感が一段と高いプロジェクトでした。
窓口を担当する私自身がクライアントから組織変更に関する質問に答える必要があるため、OJT担当の先輩に何度も説明してもらい、現場メンバーにもフォローしてもらいながら、なんとか無事に対応を終えることができました。このプロジェクトを経験したことにより、システムの保守・運用に対する理解が深まり、SEとしてレベルアップできたと思います。現在では、後輩が同様のプロジェクトを担当しているので、私と同じように成長できる機会となるよう適切にフォローしながら進行を管理しています。
SEとして技術的に学ぶべきことは多々ありますが、新日本ニーズの良いところは社員同士で技術や知識を共有し、お互いに高め合う風土が根付いていることだと思います。私自身、そのような社風に恵まれて成長できているのだと思っています。

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コミュニケーションから生み出される“働きやすさ”

現在、私はリモート勤務をしています。実は、入社後わずか半年足らずでリモート勤務を打診されました。まだ教えてもらいたいことが多くあったため、しばらくはオフィスで勤務したいと希望を伝えたのですが、先輩社員からは「リモート環境でもしっかりフォローするから、一度やってみよう」と促されました。最初は不安だらけでしたが、いざ始めてみると聞きたいことや教えてほしいことがあればほとんどタイムラグなく回答してもらえるので、現在に至るまで不便さを感じたり業務に支障が出たことは特にありません。むしろ、実際にリモート勤務をしてみると通勤時間が削減され、自宅だから周りの人や音を気にせず業務に集中できるなど、メリットはとても大きいと実感しました。
リモートワークはコミュニケーションが希薄になりがちとも思われますが、リモートワークだからこそ積極的に声を掛け合おうという意識がチーム内には共有されています。私もプロジェクトがひと段落ついたタイミングや、課題となっていた部分が上手く解決できたときは、自らチャットで喜びの報告をしたりします。本来、業務上は特に必要のない連絡なのかもしれませんが、そういう空気を大切にしようという雰囲気がチーム内にはありますね。コミュニケーションが少なくなると、一人でため込んでしまうことにもつながりかねませんが、それはオフィス勤務でもリモート勤務でも同じこと。コミュニケーションを大切にしているからこそ、リモート勤務でも業務が円滑なのは、新日本ニーズの良いところの一つなのではないでしょうか。
今後のキャリアビジョンは、SEとしてさらに深い専門的な知識を身に付け、技術を磨いていきたいと考えています。 “手に職をつけたい”という思いを持って飛び込んだSEの世界ですが、想像以上に奥が深く、やりがいのある仕事だと感じています。もっとこの仕事の面白さ、楽しさを経験するためにも、チームのメンバーと切磋琢磨しながら成長していきたいと思います。

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