地域とともに歩むキャリアステップ——地元・大分で信頼を築く金融の最前線

地域とともに歩むキャリアステップ——地元・大分で信頼を築く金融の最前線

地域とともに歩むキャリアステップ——地元・大分で信頼を築く金融の最前線

このストーリーのポイント

  • 地元・大分ではお客様と最も近い金融機関と判断し、「けんしん」を選択
  • 住宅ローン対応を起点に、人として選ばれる価値の大切を知る
  • 敢えて営業はしない。数々の現場経験を基盤に金融マンとしての本質を知る

大分で生まれ育ち、野球一筋の学生時代を経て金融業界へと進んだ。地域金融機関「けんしん」で渉外担当として経験を重ね、経営者や個人顧客との対話を通じて信頼構築力を磨く。現在は後輩育成にも携わりながら、支店長を目指し地域貢献と自己成長の両立を追求している。

PROFILE
大分県信用組合

石川 達也

別府支店 渉外係
2017年4月入組
法学部卒

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大分県出身。野球一筋の学生時代を経て、家族の影響から金融業界を志し「けんしん」へ入組。渉外担当として住宅ローンをはじめ幅広い提案を経験し、「人間力で選ばれる営業」を体得する。現在は後輩育成にも注力。行く行くは、支店長として地域と組織双方に貢献することを目指している。

地元・大分で金融マンを志した原点と家族の影響

私は小学校から大学まで野球を続けてきました。ポジションはずっとピッチャーです。マウンドに立つと、逃げることはできません。調子が悪くても、自分で立て直しながら投げ続けるしかない。その経験は、今振り返ると、社会人になった自分の土台になっている気がします。

大学では法学部の企業コースに進学しました。部活動と学業を両立する毎日でしたが、同時に「自分はどんな仕事をしたいのか」を考える時間も増えていきました。こだわっていたのは、卒業後は地元・大分で働くこと。特別に大きな理由があったわけではありませんが、自分を育ててくれた土地で働くことが、ごく自然な選択肢だったのです。

そんな中で金融業界を意識するようになったのは、母と姉の存在が大きかったと思います。二人とも金融機関で働いており、家では自然と仕事の話を聞く機会がありました。お客様一人ひとりと向き合い、人生や事業に深く関わる仕事。責任は大きいけれど、その分だけやりがいもある。話を聞いているうちに、「金融の仕事は人と深く関われる仕事だ」と感じるようになっていきました。

もう一つ、強く印象に残っている光景があります。大学時代に帰省すると、母が仕事から帰った後も、毎日のように資格取得の勉強を続けていました。学生だった当時は、「大変そうだな」という印象が正直強かったです。でも、就職活動を迎える頃には見え方が変わっていました。

「金融の仕事は、ずっと学び続ける仕事でもある」。そう感じるようになったのです。知識を身につけ、自分自身を成長させ続けられる環境がある。それは、自分にとって魅力的に映りました。

就職活動では、大分県内の金融機関を中心に説明会へ参加しました。その中で、最も“地域との距離の近さ”を感じたのが“けんしん”でした。地域企業や自治体、お客様一人ひとりと真摯に向き合う姿勢や地方創生への積極的な取り組みなどの説明を聞く中で、「ここなら地元に貢献しながら、自分自身も成長できる」と感じ、入組を決意しました。

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渉外担当としての成長と住宅ローン案件を通じて得た信頼

入組後は、杵築支店で4年間、上人支店で5年間勤務し、現在は別府支店で渉外担当として働いています。配属以来、一貫して外回りを中心とした仕事に携わってきました。

ただ、最初から順調だったわけではありません。金融の仕事は、とにかく覚えることが多いからです。預金、融資、保険、ローン商品……。しかも、曖昧な理解のままお客さまへ説明することは許されません。もし間違った案内をしてしまえば、お客様にご迷惑をおかけすることになります。

入組当初は、特に商品知識を身につけることに苦労しました。上司や先輩に同行していただき、一つひとつ教わりながら、必死に学んでいった感覚です。

そんな中で、今でも忘れられない経験があります。2年目で初めて担当した住宅ローンの案件です。お客さまは会社員の方で、複数の金融機関と取引されていました。ちょうどお子さまが二人目を迎えるタイミングで、「家を建てたい」というご相談をいただいたのです。

当然、他の金融機関とも比較されていました。でも私は、特別な営業トークをしたわけではありません。何度も訪問し、雑談を重ね、日頃からコミュニケーションを取っていただけでした。

そして最終的に、お客さまからこう言っていただいたのです。「石川さんにお願いしたいです」。その言葉は、今でも鮮明に覚えています。

住宅ローンは、お客様にとって人生でも大きな決断です。その大切な場面を任せていただけたことが、本当に嬉しかった。融資実行後、「ありがとう」と感謝の言葉をいただいた瞬間、「この仕事を選んで良かった」と心から思いました。私はその時、金融商品だけではなく、“人”として選んでいただけた感覚があったからです。

それ以降、自動車ローンや教育ローンなど、さまざまなご相談を担当してきましたが、特に住宅ローンはお客様の人生に深く関わる分、やりがいも大きい仕事だと感じています。

もちろん、その後も壁はたくさんありました。私はもともと、勉強が得意なタイプではありません。学生時代も、特別にコツコツ努力してきたという自覚は正直なかったです。

でも金融の仕事では、知識の習得から逃げることができません。商品知識だけではなく、経済や社会情勢など、幅広い知識が必要になりますし、資格取得も続いていきます。

そんな中で、自分にとって大きな転機になったのが、6年目の経験でした。支店事情により、外回り担当が自分一人になったのです。それまで複数人で分担していた業務を、一人で対応しなければならない。当然、負荷は非常に大きかったです。毎日余裕なんてありませんでした。でも、その経験を通じて、自分自身でより一層考えるようになった気がします。

「どう動けば効率的か」「どうすれば限られた時間の中で、お客様ともっと向き合えるか」。誰かに頼るだけではなく、自分で考え、工夫し、行動するようになりました。

振り返ると、あの一年で大きく成長できたと思います。知識面だけでなく、「自分はやれる」という自信も持てるようになりました。

私は、一度決めたことには粘り強く向き合うタイプなのだと思います。それは野球でも同じでした。うまくいかない時期があっても、投げ続けるしかない。金融の仕事でも、苦手だった勉強から逃げずに向き合い続けてきました。そして、この仕事を通じて強く感じているのが、「信頼関係は、日々のコミュニケーションの積み重ねでできていく」ということでした。

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経営者との対話から学んだ信頼構築の本質

“けんしん”に入組して、想像以上に嬉しかったことがあります。それは、若いうちから地元企業の経営者の方々と直接お会いできたことです。もちろん、最初は緊張しました。経営者の方々は知識も経験も豊富です。少しでも対等に会話できるように、訪問前には業界や企業について必死に調べていました。

でも実際にお会いすると、多くの方がとても気さくで、雑談を大切にされていることに気づいたのです。趣味の話、ご家族の話、地域の話題。業務以外の何気ない会話の中で、少しずつ関係性ができていきました。

むしろ、最初から営業色を強く出しすぎると、距離ができてしまいます。だから私は、「金融機関の担当者」である前に、「一人の人間として向き合うこと」を意識するようになりました。無理に背伸びはしません。自分の言葉で、率直かつ的確に話す。その積み重ねが、結果として信頼につながっているのだと思います。

また、雑談の中にこそ、お客様の本音や課題が隠れていることも多いです。「最近、こんなことで困っていてね」「実は子どもの進学があって」。そんな何気ない会話から、「こういう情報が役立つかもしれない」と考え、次回の提案につなげていく。その積み重ねが、“相談したい存在”につながっていると感じています。

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後輩育成やチーム力の向上、求められる役割が広がる

現在、別府支店では、渉外担当の中で最も年次が上の立場になりました。最近は、自分自身の成果だけではなく、「後輩が安心して働ける環境をつくること」も強く意識しています。

その背景にも、やはり野球経験があります。厳しい練習でも、仲間と笑い合える時間があったから頑張れました。だからこそ、仕事でも「前向きに、楽しく取り組める環境」が大切だと思っています。

後輩には、自分から積極的に声をかけるようにしています。業務の話だけでなく、雑談も含めて自然にコミュニケーションを取る。上下関係があるからこそ、話しやすい空気づくりを大切にしたいのです。世代が違っても、まずは一人の人として向き合う。それは、お客様対応とも共通していると思います。

元々、私は強く売り込む営業スタイルではありません。「何かあれば私に相談してみよう」。そう思っていただける関係性を、日々の対話の中で築いていきたいのです。その結果として、「今の担当が良くて」とご紹介をいただける機会も増えてきました。それは本当に嬉しい瞬間です。

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上席を目指しながらも、変わらぬ姿勢で地域に貢献したい

今後の目標は、支店長になることです。ただ、役職が変わったとしても、自分の仕事のスタイルは変えたくありません。お客様との距離の近さを大切にし、一人ひとりと丁寧に向き合うこと。後輩が前向きに働ける環境をつくること。その姿勢は、これからも変わらず持ち続けたいと思っています。

金融機関の仕事は、単に数字やお金を扱う仕事ではありません。お客様の人生や事業に深く関わり、共に悩み、伴走していく仕事です。だからこそ、人と関わることが好きな方には、大きなやりがいを感じてもらえる仕事だと思います。画面越しではなく、直接会って話をする。表情や空気感を感じながら対話を重ね、少しずつ信頼関係を築いていく。私は、その積み重ねこそが、この仕事の本質だと思っています。

地域のお客様と向き合いながら、自分自身も成長していく。そして、その成長が地域の活性化につながっていく。これからも私は、大分の街で、一人ひとりとの信頼を積み重ねていきます。その想いを共有いただける方がいたら、ぜひ一緒に働きたいです。

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