様々な経験を重ねるたびに自分が大きくなっていく。 そんな成長の実感が、次の現場のモチベーションに。

様々な経験を重ねるたびに自分が大きくなっていく。 そんな成長の実感が、次の現場のモチベーションに。

様々な経験を重ねるたびに自分が大きくなっていく。 そんな成長の実感が、次の現場のモチベーションに。

このストーリーのポイント

  • 人の温かさとオープンな社風に惹かれて佐藤工業に入社
  • 現場での経験を重ねながら着実に成長を続ける
  • 工事主任を経て、若手ながら現場全体を管理する立場に

土木工事の最前線で活躍する女性が増えている。萩原奈々もその1人だ。海外の現場も含めて様々な経験を重ねることで、今や将来を期待される人材の1人に。持ち前の明るさとポジティブさで、現場の中心として輝いている。

PROFILE
佐藤工業株式会社

萩原 奈々

東北支店 土木作業所 現場代理人

2016年入社/工学部社会環境システム学科卒

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神奈川県出身。スケールの大きなものづくりに憧れ、大学で土木を学ぶ。入社後は仙台市の雨水幹線工事や都内葛飾区の水道局施設の工事、さらには海外研修制度を利用したシンガポール勤務などを経験。現在は仙台市のミニシールド作業所にて工事主任を務める。

ものづくりに携わりたいから、受注側へ

エンジニアリング会社に勤めていた祖父が、カバンの中から取り出した図面を眺めていた姿を、おぼろげに覚えています。幼心ながらその様子が強く印象に残ったことが、土木の道へと私を後押ししてくれたのかもしれません。建築とどちらを選ぶか迷いましたが、道路やトンネルなど大きなものを造ることに魅力を感じ、大学では土木を専攻しました。

佐藤工業を知ったのは、研究室の教授が佐藤工業のOBだったことがきっかけでした。教授は「面倒見のいい会社で、楽しく仕事ができるよ」と勧めてくれました。
公務員の道もありましたが、発注側よりも実際にものを造る技術者でありたいと思ったので民間企業を選択。その上で教授の話を聞いて、佐藤工業への志望を固めました。ただ両親は「女の子が建設現場で働くなんて」と難しい顔でした。危険な仕事というイメージが強かったようです。昔と違って今は女性も当たり前のように活躍しているし、安全面でも十分配慮されていると説明し、何とか理解してもらいました。両親も今では「あなたの好きな道を行けばいい」と応援してくれています。

学生時代で印象深かったのは、結婚式場でのアルバイトです。まったく知らない人たちの結婚式なのに、アルバイトとして見ているだけでも感動して涙が流れたものでした。
結婚式では様々な年代、職業の方が同じ空間で過ごします。アルバイトとしてそうした多様な属性の人たちに接したことで、コミュニケーション力はずいぶん磨かれました。この経験は今、現場で作業員さんや協力会社の方々と接する上で役立っています。

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想定外の出来事が自分を鍛えてくれた

教授のお話に惹かれて関心をもった佐藤工業。他のゼネコンも企業研究はしましたが、実質的に佐藤工業1社に絞って就職活動をしました。
私が関心をもっていると知って、佐藤工業の人事の方がわざわざ大学まで会社説明にやって来てくれたのには驚きました。しかもとてもフレンドリーな雰囲気で接してくれ、こういう社員がいる会社なら自分も気後れせずにやっていけるのではと思ったものです。オープンでフラットな社風を感じ、まさに教授の勧めてくれたとおりの会社だと実感しました。この印象は、入社後もまったく変わっていません。

入社してすぐに配属されたのが、東北支店の現場でした。雨水幹線工事のシールド工事の現場です。大学で土木の知識は学んできたとはいえ、実際の経験はゼロです。言われたことをこなすのに必死の毎日でした。
例えば材料を持ってくるようにと指示されても、その材料の名称がわからないのです。聞き返したり、先輩に質問したりしながら徐々に知識を増やしていきました。作業員さんには地方出身の方もいて、聞き慣れない訛りにも戸惑いました。
それでも初めての現場は楽しかったです。協力会社の作業員さん含め、現場の皆さんは私をかわいがってくれましたし、トラブルがあれば常に誰かが手を差し伸べて助けてくれました。年上の女性の先輩社員がいてくれたことも安心感につながり、特に不便や不安を感じることもなく仕事に打ち込めました。先輩の姿を目標に、その背中に自分自身の将来像を重ねたものでした。

作業についてはマニュアルが用意されているものの、現場は想定外の出来事の連続です。一日として同じ日はありません。マニュアルを覚えることや講習を受けることも大切ですが、何よりも場数を踏んで経験を積んでいくことが重要です。その点で入社してすぐに多忙な現場で走り回る経験ができたのは、大きな成長に結びつきました。
人との接し方についても同様です。協力会社には70代の作業員さんもいて、私にしてみれば、おじいちゃんのような存在でした。その人に対して私は指示を出し、動いてもらわなくてはなりません。最初はどのように指示したらいいのか戸惑いましたが、経験を重ねるにつれて、感謝することの大切さを学びました。「いつも助かっています。あなただからお願いしたい」という気持ちで接すれば、年齢など関係なく、人は動いてくれるものです。
こうした積み重ねで現場には一体感が生まれ、私もそのチームの一員なんだという思いを強くしていきました。この感覚はとても快いものでした。

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シンガポールの現場で新しい成長を手に入れる

入社3年目に海外研修制度を利用してシンガポールで勤務したことは、いい経験になりました。
シンガポールでは、ゼネコンの役割が日本と異なります。現場の施工管理は現地の専門業者が担い、ゼネコンの社員は発注者との調整作業に専念することになります。
私自身も地下鉄工事の現場を担当。発注者側と現場管理者との橋渡し役として仕事をしました。英語が苦手ということもあって苦労しましたが、得たものは大きかったです。特に日本のように「あうんの呼吸」が通じず、言うべきことはためらわずにストレートと言わなければ通じないという経験は私を鍛えてくれました。心がずいぶん強くなったと思います。

海外研修制度を勧めてくれたのは当時の研修担当の方でした。実は当初の私は海外研修には消極的で、かなり腰が引けていました。自分の人生において海外で働くことがあるとは想定もしていなかったのです。でもせっかくのチャンスだし、生涯で一度ぐらいは海外の仕事を経験するのもいいかもしれないと思って、思い切ってシンガポールに赴任しました。
その結果、期待していた以上に自分が鍛えられ、成長できたと実感しています。こうしたチャンスを与えてくれた会社には、とても感謝しています。

現在私は東北支店のミニシールド工事を担当しています。これは仙台市の下水道工事で、私が赴任した時点で既に第1期工事のシールド工事は終了。私は「明かり工事」と呼ばれるトンネル以外の土木工事を担当していました。現在はその次の第2期工事の準備を進めているところです。
第1期工事では所長は夜間の工事を担当することが多く、そのために日中に問題が起きた際には私が自分で判断して対応する必要がかなりの頻度でありました。発注者からも私に対して直接依頼や相談がきます。日々自分の責任で対応し、判断を下すことの繰り返しで、まさに現場の最前線で経験を積んでいるという実感がありました。
トラブルが起きるのはよいことではありませんが、トラブルを経験するたびに成長できるのも事実。それも施工管理としての醍醐味の一つだと感じています。トラブルのたびに落ち込んでいては現場が止まってしまいますから、どんな状況でも明るくポジティブに受け止め、次につなげていかなくてはなりません。常にトラブルを想定することもできるようになり、慌てることも少なくなりました。「ポジティブでいること」は施工管理として大切な資質かもしれません。

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市民生活に不可欠のものづくりへの誇り

工事主任として経験を積む中、人から頼られることが増えてきました。発注者との打ち合わせでは現場全体の進捗状況を見ながら工事計画書を用意し、調整を進めていきます。現場を管理し、動かしているという実感は、施工管理ならではのやりがいです。今私が手がけている下水工事は、完成すれば誰の目に留まることもありません。住宅街での工事ですから振動や騒音に気遣うことが必要ですし、大型車両を通行させるための手続きも大変です。けれど市民生活にとって不可欠のものを造っているという実感は、社会貢献という誇りにつながっています。

土木の現場で働く女性の姿は、決して珍しいものではなくなりました。女性専用の更衣室やシャワーなどの設備は当たり前に整っており、働く環境として非常に恵まれていると感じます。一つの現場が終われば次の現場へと転勤を重ねることも、私にとっては苦ではありません。むしろ新しい街での新しい生活を楽しみにしています。

工事主任を経て、現在は現場代理人として仕事をしています。コスト面の管理も行うようになり、協力会社との交渉なども担当しています。仕事の幅はさらに広がりました。今後も様々な経験を重ねることで仕事の幅を広げ、自分にできることを増やしていきたいと考えています。

自分が好きなことを仕事にするのは、とても幸せなことだと思います。私は大きなものづくりがしたいという思いから、土木の道を選びました。誰も自分の未来はわからないし、将来を案じる気持ちはあるでしょう。でもこれから就職活動に臨む皆さんには、本当にやりたいことを見極め、それに挑戦するために一歩を踏み出す、そんな気持ちを大切にしてほしいと思います。

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