店長として新市場に切り込む醍醐味。「スギ薬局」の未来を拓くために。

店長として新市場に切り込む醍醐味。「スギ薬局」の未来を拓くために。

このストーリーのポイント

  • 1年3ヵ月で店長に昇進、その実績をもとに北陸エリアの開拓を託される
  • スギ薬局がほとんど知られていない福井県と富山県で新店立ち上げを成功させる
  • エリアのニーズに柔軟に応え、地域に溶け込む店舗をつくっていく

北陸エリアの開拓を目指し、新店ラッシュを仕掛けるスギ薬局。その最前線に切り込んでいくのが、店長だ。未開拓のエリアならではの難しさと同時、ゼロから理想の店舗を築き上げていく醍醐味がそこにはある。まさに“足跡を刻む”喜びが実感できる。

-profile-

山中 藤悟

株式会社スギ薬局

店長
2014年入社/立正大学社会福祉学部社会福祉学科卒

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埼玉県出身。埼玉県内の店舗に配属後、三重県の店舗に異動。入社1年3ヵ月で店長に昇進し、4年目には当時未開拓だった福井県進出の新店の立ち上げ店長に抜擢される。その後、富山県でも新店を託され、今後の活躍に大きな期待が寄せられている。

初めての土地で感じた、スギ薬局の温かさ

就職活動ではつまずきました。食品メーカーを志望していたのですが、知名度の高さに惹かれて志望した企業ばかりで、自分の適性やビジョンが明確ではなく、なかなか結果が出なかったのです。そこで改めて自分自身を見つめ直し、接客業でのアルバイト経験から、自分には人と接する仕事が向いているのではないかと思い直すようになりました。
そんなタイミングで出会ったのがスギ薬局です。リクルーターや採用担当者と接する中で、人を大切にする企業文化や働きやすい職場の雰囲気に惹かれ、入社を志すようになりました。

入社して3ヵ月後に赴任したのが三重県の店舗です。三重県に足を踏み入れたのは人生で初めてで、当然知り合いもいません。1人暮らしも初めてのことでした。
だから不安ばかりが先に立った異動でしたが、そんな私を温かく迎えてくれたのが上司をはじめとする職場の皆さんでした。仕事を基礎から教えてくれたのはもちろんのこと、慣れない土地での1人暮らしで困ったことはないか、常に気にしてくださいました。人を大切にする社風を実感しながら過ごした日々でした。

一緒に働くパートナーさんはベテランばかり。当然のことながら商品知識も接客スキルも、私よりはるかに優れていました。おかげで私は1年かけて仕事をじっくりと学ぶことができました。
大切にしていたのは、お客さまの声に耳を傾けるということです。商品知識は十分ではないかもしれないけれど、商品を探しているお客さまを見かけたらしっかり声をかけ、そしてどんなことにお困りなのか、丁寧に聞く。そんな姿勢を心がけました。今振り返ればずいぶん未熟だったとは思いますが、それでもがむしゃらに目の前の仕事と向き合ったおかげで、スギ薬局で仕事をしていく上での土台を築けたと思っています。

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知名度ほぼゼロの土地での新店立ち上げ

三重県に異動してから3店目となる店舗で、私は店長になりました。入社1年3ヵ月目のことでした。同期の仲間が既に別のエリアで店長に昇進しており、早く追いつきたいと思っていたので私にとって大きなチャンスでした。
店長は店舗のすべてに対して責任を負う立場です。しかも新店の立ち上げでしたから、ゼロから店舗づくりができます。スーパーバイザーの指導のもと、売上も順調で、しっかりとした成果を残すことができました。

三重県での実績が評価され、次に託されたのが福井エリアでの新店立ち上げでした。福井県では2店舗目。未開の地を開拓するという使命を課せられた重要な店舗です。入社4年目の若手であるにも関わらず、このように大きな仕事を任されることに、“まさか!”という思いがありましたが、すぐに“絶対に成功させてみせる”という決意の気持ちが湧きあがりました。
当時、福井県内でスギ薬局の知名度はゼロに近い状態でした。地域のお客さまが知らないのはもちろんのこと、一緒に働くバートナーさんもスギ薬局を知りません。そこでお客さまを“顧客”にしていくというスギ薬局ならではの考え方を共有するために、マニュアルに基づいて基礎から1つひとつ説明を重ねました。そんな私の言葉にパートナーさんたちは真剣に耳を傾けてくれ、時間はかかりましたが、スポンジのようにスギ薬局の考え方を吸収してくれました。

離れた土地は生活文化や商習慣も変わります。柔軟に対応していくこともエリア開拓の面白みです。
小売店の数が少ない福井県では、複数のお店を回って買い物をしようとすると車で長い距離を移動しなくてはなりません。そこでなるべく少ない店舗で買い物を済ませようとする傾向があります。地方ならではのそんな買い物事情を踏まえ、私は近隣するスーパーマーケットの店長と話し合い、生鮮はスーパーで、日用品はスギ薬局で、という買い物習慣を根づかせようと提案。賛同をいただきました。このようにその地域のお客さま視点での利便性を考えると同時に、他の商業施設との共存共栄を図っていくことも大切なポイントだと考えています。

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地域の人々の生活に寄り添う

福井県での店長生活1年半を通じ、スギ薬局進出の基盤は築けたのではないかと自負しています。道筋はつけられたという思いでした。 その自信を胸に次にチャレンジすることにしたのが富山エリアの開拓です。会社が北陸エリアへの進出に力を入れる中、ぜひ自分にやらせてほしいと声を上げたのでした。意思があればチャレンジの機会を与えてもらえるのは、スギ薬局の大きな魅力です。

富山県で店長を任されたのは、県内2号店。ここでも事情は福井県と同じでした。地元で通年採用した社員も、パートナーさんも、やはりスギ薬局のことを知りません。福井県での立ち上げ同様、スギ薬局の接客について基本からじっくり教えていきました。オープン前研修では石川県金沢市の店舗まで出かけていくなど、店舗の少ないエリアならではの苦労もありました。

福井県同様、複数のお店を回らずに買い物を済ませたいというニーズが強い地域だったため、売場づくりでは食品、特に生鮮に力を入れました。お客さまがスギ薬局1ヵ所で買い回りができるようにとの考えです。この方針が受け入れられ、着実に固定客が増えていきました。
もちろん失敗もありました。例えばお弁当です。食品に力を入れようとお弁当も置いてみたのですが、的が外れてなかなか売れず、定着しませんでした。そういうときは店長として続ける続けないの判断を下さなくてはなりません。やってみて、うまくいかなかったらやめればいいし、次のチャレンジに活かせばいい。そんなトライ&エラーを繰り返して店舗をつくりあげていくことは、店長ならではの醍醐味です。

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人生の可能性も広がった

スギ薬局にとって北陸エリアは未開拓の地でした。現在は北陸100店舗を目標に出店攻勢をかけており、私の店舗が2号店だった富山県でもスギ薬局は13店舗まで増えました(2021年11月現在)。出店は急ピッチであり、まだまだチャレンジは続きます。
活躍の場は広がる一方で、1人でも多くの人に新規開拓の喜びを味わって欲しいと考えています。

店長に昇格してから7年が経ちました。現在は北陸エリアで私にとって3店舗目となる店舗で店長を務めています。北陸エリアでの模範店舗となることを目指し、人材育成や研修なども含め、新規開拓の仕組みを構築したいと考えており、他の新規出店の時にはそれを水平展開できたらと考えています。
今後はエリアマネージャーとなり、北陸エリア全体に目を配りながらスギ薬局の発展に貢献し、地域の人々の健康で快適な暮らしづくりに寄与していくことを目標に、日々着実に成長していきたいと思います。

私の人生においてそれまで北陸はまったく縁のない土地でした。スギ薬局なんてほとんど知られていない状態で足を踏み入れ、1歩ずつ、着実に足跡を刻んできたという自負があります。それは私自身の人生の可能性を広げ、豊かにすることにつながったと感じています。
もちろん今後、北陸以外のエリアで新規開拓にチャレンジする機会もあるでしょう。それがどこであっても臆することなく挑んでいきたいと考えています。そんな未来には、ワクワク感しかありません。

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