【採用】希望とは異なる配属先。でもそこで、自分でも知らなかったキャリアの可能性が広がった
【採用】希望とは異なる配属先。でもそこで、自分でも知らなかったキャリアの可能性が広がった
内定をもらっても、どの部署に配属されるかは入社するまでわからない。いわゆる「配属ガチャ」に不安を感じる人も多いだろう。営業志望だった鈴木も、入社後に配属されたのは想定外の採用課。しかし働く中で適性を感じ、今では誇りを持って仕事に向き合っている。そんな鈴木に、希望とは異なる配属先で前向きに働くための考え方を聞いた。
Astemo株式会社
鈴木 翔也
日本人事総務本部 人事総務部採用課
2024年入社

当初は英語力を活かして世界各国を飛び回り、自動運転関連技術の普及に貢献する営業職として働きたいと考えていた。実際の配属は採用課で最初は戸惑ったが、今では自ら採用コンテンツ・イベントの企画を手がけ、活躍している。
営業志望だった私が、予想もしていなかった採用課へ
スポーツカーが好きな父の影響で、物心ついた頃にはクルマが好きになっていました。将来、自動車に関わる仕事がしたいと考えるようになったのも、ごく自然な流れだったように思います。
高校時代は、その後の進路を文系・理系どちらにするか悩んでいたのですが、英語力をさらに伸ばしたいと文系を選択。小学生の頃までフィリピンで暮らしていたため、もともと英語を話すことはできていました。しかし、日本に帰国してからは英語を使う機会が減り、英語力の低下を実感。もう一度学びたいと思ったのです。
大学では、英語圏をはじめとする世界の政治に関して学べる学科を選びました。語学にとどまらず、各国の政治やその背景にある歴史、文化に触れられた良い機会でした。部活動にも力を入れていて、自動車部の部員として軽自動車を改造し、タイムを競い合う耐久レースにも出場。朝から夜までクルマに向き合う日々を過ごせたことは、今でも思い出深いです。
就職活動を控えたタイミングでも、自動車業界に就職したい気持ちは揺るぎませんでした。中でも特に興味を持っていたのは、部品メーカー。私はさまざまなメーカーのクルマが好きで、特定の一社に限らず、幅広いブランドの自動車に携わりたいと考えていました。完成車メーカー各社に部品を供給している部品メーカーであれば、そうした働き方ができると思ったのです。
Astemoは、まさに私の理想でした。独立系サプライヤーとして、さまざまな自動車メーカーとのパイプがあります。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど各国に製品を展開しているグローバルサプライヤーであることにも惹かれました。
Astemoで、当初は世界中の自動車メーカーを訪問する営業職を希望していました。自身の英語力や大学で学んだ知識を活かして各国を飛び回り、自動運転関連技術の普及に貢献したい。そんなイメージを思い浮かべていました。
面接ではその思いが伝わったのか、無事に内定。入社式で配属先を聞くまでは、営業職に就くものだと信じて疑っていませんでした。ところが、配属先として告られたのは「人事総務部の採用課」。私のキャリアは、思いもよらない職種でのスタートとなったのです。

過去の経験が採用課の仕事に活かせると知り、モチベーションが高まった
Astemoでは、入社前に第1希望から第3希望まで職種を伝えられる仕組みがあり、できる限り本人の意向が尊重されるようになっています。しかし、私は珍しいケースではありますが、配属の発表を受けた時は「え、採用?」とかなり戸惑いました。
当然、採用の仕事のイメージも全く持てていなかったので、自分に務まるのか不安もありました。一方で、希望通りの配属にならなかったものの「配属されたからにはベストを尽くすしかない」と気持ちを切り替えます。私が採用課に配属されたのは、きっと先輩や上司が何らかの可能性を感じてくれたからで、その可能性を信じたいとも思っていました。
配属後すぐに、上司から採用課の仕事内容について詳しく教わる機会がありました。これをきっかけに、採用の仕事に対するイメージがガラッと変わったのを覚えています。
それまで私は、採用の業務を書類選考、面接を通して学生を選ばなければいけないシビアな仕事だと認識していました。一方、Astemoの場合採用の意思決定は各部門の責任者が中心で行っており、採用課が選考の主体になるわけではありません。採用課の仕事の中心は、学生にAstemoを知ってもらうためのコンテンツ制作やイベント企画、広報活動、ブランディングなどがメインであるとわかったのです。
この話を上司から聞いた時、学生時代のある経験を思い出しました。自身が運営していた動画SNSアカウントで、フォロワーを数万人獲得したことです。
当時は、趣味でゲーム実況をSNS上に配信していました。より多くの人に見てもらうために、視聴者がよくアクセスする時間帯や曜日を分析し、その時間に合わせて動画を配信する工夫もしていました。情報の伝え方、見せ方も試行錯誤しながら運用してきた結果、アカウントが数万フォロワーまで伸びたのです。
こうした認知を広げるための工夫や、相手に届けるための伝え方はきっと採用課の仕事にも活かせる。それからはモチベーションが一気に高まり、「Astemoで採用に本気で取り組みたい」と、気持ちを新たにしました。

学生・社員双方にとって有意義な採用活動にしたい
現在の主な仕事は、新卒採用に向けた学生向けWebコンテンツの企画・制作や、就活・採用イベントの企画です。このオウンドメディアもまさに私が携わっていて、どんなテーマでAstemoの魅力を伝えるかを考えながら企画しています。
イベントに関しても、どんな内容なら学生の皆さんの印象に残るか、楽しんでもらえるかを意識しています。たとえば以前は、Astemoがスポンサーをするチームに所属するプロのレーシングドライバーによるトークショー・交流会を自ら企画し、開催しました。一人でも多くのクルマ好きな学生さんに、Astemoに興味を持ってもらうきっかけを作ることが狙いです。
当然、イベントやコンテンツの内容が魅力的でなければ、Astemoに関心を寄せてもらうことは難しいでしょう。また、こうした活動を進めるうえでは、各部門の社員の協力が欠かせません。たとえば就活イベントでは、社員に登壇してもらい、実際の仕事内容を紹介してもらったり、学生からの質問に答えてもらったり。そのため、学生の印象に残る企画でないと、日々の業務がある中協力してくれた社員の時間を無駄にしてしまうことにもなり、責任の重さを感じています。
学生にとって有意義であることはもちろん、社内の人にも「この発信、このイベントがきっかけで、一緒に働きたい人に入社してもらえた」と思ってもらえる仕事がしたいと、常に意識しています。
ゼロから生み出す大変さはありますが、採用課の仕事は本当に面白く、自分に合っていると感じます。自分から企画のアイデアを出し、形にしていけること。さらに、学生や社内の反応を見ながら改善を重ね、より良いものにブラッシュアップしていけることがやりがいです。もちろん、これらをすべて一人で進めるわけではありません。上司やメンバーと常に連携し、意見を出し合いながら実行していけるので心強いです。

思いがけない配属により、「自分が知らなかった自分」を見つけられた
企業によっては、配属部署が入社するまでわからないケースも少なくありません。こうした状況は「配属ガチャ」とも呼ばれ、不安を感じている人も多いでしょう。
もし、自分の希望の部署ではなかった場合、ショックを受けるかもしれません。ですが、希望通りの配属でないからやる気を失ったり、後ろ向きになってしまうのはもったいないです。まずはその部署で「自分に何ができるのか」を考える、そして、これまでの経験から活かせるものがないかを探す姿勢が大切だと考えています。
私も就活当時は営業職しか頭にありませんでしたが、実際に働く中で、採用の仕事は想像以上に適性があると気づきました。この配属によって、「自分が知らなかった自分」を見つけることができたと感じています。
とはいえ、やはり「当初やりたかったことが諦めきれない」と感じる方もいるでしょう。Astemoには、そうした思いに応える制度の一つとして、社内公募制度があります。社内で募集しているポジションに応募でき、面接に合格すれば異動が叶う仕組みです。
社内公募制度は、これまでのキャリアを踏まえたうえで、新たな挑戦をしたい時にも活用できます。こうした機会を活かしながら、自分がいきいきと働ける環境をつかんでいただきたいです。
就職活動では、配属先への不安に加え、自分がどんなキャリアを歩んでいきたいかを考える必要もあるため、大変なこともあるでしょう。でも私は、就活を不安や苦しいものではなく、将来を考える楽しい機会として向き合ってほしいと思っています。特に今は売り手市場が続いていて、学生が企業を選べる立場にあると言えます。そのチャンスを存分に活かしてたくさんの会社を見て、就活そのものが少しでも良い経験になればと願っています。
採用課でも、学生の皆さんの興味関心に合わせたイベントやインターンシップを開催しているので、ぜひ一度参加していただきたいです。それをきっかけにAstemoに入社してもらえたら嬉しいですし、私自身も、Astemoがより多くの人に認知され、選ばれる会社であり続けられるよう力を尽くしていきます。

