お客様とのコミュニケーションを大切に、新たな売場を実現。若手にも大胆な挑戦をさせてくれるカルチャーがある。

お客様とのコミュニケーションを大切に、新たな売場を実現。若手にも大胆な挑戦をさせてくれるカルチャーがある。

お客様とのコミュニケーションを大切に、新たな売場を実現。
若手にも大胆な挑戦をさせてくれるカルチャーがある。

このストーリーのポイント

  • 面接の雰囲気から、自分らしく働けると感じて入社
  • 様々な売場を経験しながら、お客様とのコミュニケーションを楽しむ
  • 新たな売場づくりを任され、百貨店らしくない売場にも挑戦

人が幸せを感じる瞬間を提供したいとの思いで、入社。お客様との友達のようなコミュニケーションを大切にしながら、新しい売場づくりにもチャレンジする。若手が背伸びできる環境があるから、確かな成長が実感できる。

PROFILE
株式会社阪急阪神百貨店

Riko

阪神梅田本店
婦人服飾品・リビング営業統括部
2019年新卒入社
教養学部卒

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大阪府出身。入社後約1年間の売場実習で阪急本店のタオル・バス、財布、フードの売場を経験。2年目に阪神本店の婦人靴・バッグ販売部に配属され、3年目にアクセサリー・シーズン雑貨商品部に異動し、現職に至る。

自分が“素”でいられると感じて

学生時代はボランティアミュージカルのサークルで代表を務めました。ボランティアミュージカルというのは耳慣れない言葉かと思います。幼稚園や介護施設等を訪問し、みんなで一緒に歌って楽しむミュージカル仕立ての催しのことで、私も妖精さんや熊さんを演じていました。
目の前の子どもたちやお年寄りの笑顔を見るのは最高に楽しかったですし、人に喜んでもらうために精一杯の力を尽くすことの大切さを学びました。多様な価値観のメンバーをまとめ上げる経験を通じて身に付けたリーダーシップや調整力は、今の仕事にも役立っていると感じます。

子どもの頃、幼稚園に私を迎えに来てくれた祖母と一緒に、帰り道、よく阪急百貨店に立ち寄っていました。家族と過ごした暖かい時間、幸せな瞬間の思い出とともにあったのが阪急百貨店だったと思います。就職活動の時期を迎え、阪急阪神百貨店を自然と働きたい企業として意識していました。
私と一緒に過ごした人が「今日は楽しかった」と思ってくれるような、そんな人間になりたいというのが就職活動の“軸”で、百貨店はその想いにもふさわしいステージと感じました。

入社の決め手になったのは、とにかく面接が楽しかったことです。
自分の短所を問われたとき、私は「人のために行動できるけれど、自分のためには一生懸命になれない点」と答えたところ、「百貨店にあるのはお客様のための仕事ばかりだから大丈夫」と言ってもらったことが一番印象に残っています。
緊張して面接に臨んだのに、気がついたら“素”に戻って思いのままに話している自分がいて、ここならきっと自分らしさを大切にしながら働けると感じ、入社を決めました。

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お客様と自分にしかできない会話を

入社1年目は売場実習の研修期間として、阪急本店のタオル・バス、財布、フードの売場を回って、ひたすら接客を通じて多くを学びました。売場ごとに考え方やルールに細かな違いがあり、それらを肌で感じられたのはとてもよかったと思います。
タオル売場では、進物が多くて膨大な数の包装を経験。どこの売り場に行っても包装なら大丈夫だという自信がつきました。財布売場では、お客様が今の財布にどんな不満を感じているのか、どんな機能の財布をお求めなのか、ヒアリングすることの大切さを学びました。

どの売場でもいつも緊張していました。お客様に間違った情報提供はできないし、百貨店にふさわしい接客をしなくてはならないという気持ちが強かったです。先輩が「大丈夫?」と気にかけてくれたほど、緊張の毎日でした。
ただ、どんな状況でも面白がってやろうという気持ちは、私の持ち味です。売場実習として研修の1年間が終わってみると、自分なりに多くのことを吸収し、成長できたという実感がありました。

2年目には阪神本店の婦人靴・バッグ販売部に配属されましたが、当時はコロナ禍の真っ只中で、売場に立つ時間は十分ではありませんでしたが、そんな中で私はナビゲーターとしての活動を始めました。ナビゲーターとは日々の暮らしを豊かにするちょっとしたヒントを、お友達感覚でお客様に発信していく存在。対面はもちろんのこと、オンラインでもSNSを活用して情報発信を行います。
1年目の私は、お客様と私にしかできない会話をしてみようということを考えました。例えば話題の映画について情報交換するなど、肩肘張らない会話を通じて、お客様と私だけの接点を持とうと思ったのです。その延長にナビゲーターとしての情報発信があり、お客様とのコミュニケーションが仕事につながっていく楽しさを味わいました。

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リーダーとして臨んだ新しい売場づくり

3年目に私が任されたのが、新たなコンセプトの売場をつくるというチャレンジでした。コンセプトは、エシカル(道徳的で倫理的な社会課題解決を考慮したお買い物)。新しい売場づくりという責任ある仕事を、こんな若手に任せてくれることには驚きました。阪神百貨店だからこそ得られた経験だと思います。
プロジェクトのメンバーは取引先の販売員の方や、エシカル関連のECサイトの方、そして当社の社員。全員が年上の方ながら、私はハブとしてそのまとめ役を任されました。
異なる会社のメンバーをまとめ上げるのは本当に大変でした。企業文化がそれぞれ違うため、一方にとって当たり前のことがもう一方には当たり前ではないということが頻繁に起こり、その調整には苦労しました。学生時代のサークル活動での経験が、このプロジェクトで活かされたと思います。

売場が完成したのは半年後のこと。きっと大きな達成感が得られるのではと楽しみにしていたのですが、それはほんの一瞬で、オープン後も次から次へと課題があって調整に追われる毎日でした。
例えば商品の展示にしても、提供元は販売実績を見て「売れる商品に絞りたい」と言うのですが、私たちとしては「たとえ売れなくても集客のため、売場が引き立つ商品も置きたい」と考えるわけです。そうした考え方の違いを乗り越え、走り回って調整に調整を重ねていきました。
売場は生き物です。オープンしても終わりではなく、そこが新たな始まりなのだと学びました。

印象的だったのは、お客様にアイデアをいただきながら売場をつくっていけたことです。
ナビゲーターとしてお客様とのコミュニケーションを通じて、珍しい生産背景の雑貨を扱っている方をご紹介いただき、売場に並べることができました。まさに友達感覚で「こんなのがあるよ」というお客様のお話から発展したのです。
これまでの百貨店では考えられないような取り組みで、百貨店の枠を超えた新しい試みができました。もちろん新しい試みだけに従来の様々なルールとの調整が必要で、悪戦苦闘、試行錯誤の連続ではあるのですが、“百貨店らしくない”チャレンジをさせてもらいました。入社3年目でこうした仕事をさせてもらえたことには、心から感謝しています。

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社員に寄り添う仕事にも挑戦したい

入社以来、売場は様々ですが、ずっと同じ事業部での仕事でしたので、今後は他の部門も経験したいと考えています。職場が変われば風土も変わり、私の視野も広がっていくことでしょう。
学生時代に社会学を学び、女性の働き方と生き方についての卒論を書いた経験もあるので、働く社員をサポートしたり、人事制度を整えたりといった仕事にも興味があります。
私は昔から“人”に関わることに興味がありました。困っている人や苦しんでいる人を何とかしてあげたいという気持ちが、自分にとって一番のモチベーションになっているのです。
そう考えると、百貨店には実に多様な仕事があることに改めて気づかされます。人に関わる仕事もあれば、モノに関わる仕事もあり、空間に関わる仕事もある。こうしたフィールドの広さは、他の業界にはない魅力ではないでしょうか。

就職活動は、かけがえのない機会です。就活生だからこそセミナーやインターンシップなどを通じて様々な業界の様々な企業に触れることができ、それは社会を広く知る上でとても有意義なことです。また、自分の価値観や強みなどを振り返ることで、自分自身と深く向き合えるのも就職活動の時期ならでは。その経験はこれからの人生をきっと豊かなものにしてくれるでしょう。
もし皆さんが百貨店業界に興味があるなら、自分自身の好き嫌いを大切にするだけでなく、社会でどんなものが好まれているか、流行っているか、アンテナを張ることをお勧めします。常に好奇心旺盛で外に目を向けておくことは、百貨店で働く上で、とても大切なことですから。

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