真心を持って仕事と向き合えば、見ていてくれる人は必ずいる。

真心を持って仕事と向き合えば、見ていてくれる人は必ずいる。

真心を持って仕事と向き合えば、見ていてくれる人は必ずいる。

このストーリーのポイント

  • 商社の存在意義や、自分次第で大きく仕事を動かせそうな点に興味を持ち、建材商社最大手のJKホールディングスに入社
  • 東京と大阪で営業職を経験し、信頼を得るために必要なことは何かを学んだ
  • 先輩や後輩など人に恵まれる中、今後もこの仕事を続けていきたい

東京での若手時代から、大阪に転勤直後のカルチャーショック、後輩とのあたたかな交流やお客様とのエピソードなど、10年間の営業経験の中で、どんな景色を見つめ、何を想って今日まで歩んできたのか、そのキャリアストーリーに迫る。

PROFILE
JKホールディングス株式会社

A・S

西日本グループ
※取材当時
2011年入社

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若手の頃は、必死で仕事に取り組み、心の余裕がない時期もあったが、様々な経験を経て、今では所属長、先輩、後輩、誰からも頼りにされるキャラクター。

自分次第で大きく仕事を動かせそうな点に、商社営業職の魅力を感じた

「大阪でも商売を作ろうよ」「新しくこれをやるから、大阪で何とかできない?」東京から大阪に転勤して5年目。東京営業所時代に一生懸命向き合った仕事のお客様から、今なお声をかけていただける幸せ――。それは、初めてマンションの内装工事を担当させていただいた時のことです。当時の東京営業所にとって内装工事はイレギュラーな仕事。右も左も分からない中、精一杯その仕事と向き合い、無事に仕事を納めたことがありました。その時のお客様とは、大阪に転勤後もずっと繋がっております。今、自分が仕事をする上で大切にしている「真心を持って仕事に向き合い続ければ、必ず見ていてくださる方がいて、自分によい形で返ってくる」ということを学ばせていただいたお客様でもあります。そう思える自分になるまで、がむしゃらに進んできた営業職の道。振り返れば今日まで、いろいろなことがありました。

当社に入社したきっかけは、卸売という仕事の実態が詳しく分からず、「なぜ商社が必要なんだろう?」と思い、だんだんと理解を深めるうち、自分次第で大きく仕事を動かせそうだと興味を抱いたことでした。その後、祖父が大工だったという身近さから、建材商社最大手の当社と出会うことになります。入社の決め手は、現在営業所長をされている先輩と話し、「会社をよく見せ過ぎることなく、正直に話してくれている」と感じたことです。入社後5年間は東京営業所に所属していました。営業職として、当社の建築資材を発注いただけるよう、情報量と自社の物流網を活かして営業することから、受発注、入金管理まで、幅広く業務にあたっていました。

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建築現場に迷惑をかけられないという責任感で、仕事と向き合う

先輩に付いて学ぶ時期を過ぎ、仕事に慣れてきたころ、受発注業務でミスをしてしまったことがありました。私たちの部署は新築の建築現場に直接納材するため、発注内容通りの日時、数量や単位で納めないと、工期の面でも費用の面でも多大な迷惑がかかってしまいます。普段何でも聞けて、忙しくても嫌な顔一つせず教えてくださる先輩からも、「ちゃんとカタログを見て発注したのか」「発注前に確認したのか」とお叱りを受けましたね。時には、休日返上で自らトラックで資材を現場まで運んだこともありました。今から振り返れば、「自分が撒いた種は、自分で刈り取らなければ・・・」という責任感が、そんな行動に駆り立てたのだと思います。

東京営業所で過ごした5年間で得たものは、やはり経験が一番です。また、若手の頃よりも心の余裕が生まれ、相手のことを考えられるようになったのではないかとも思います。以前は仕事に追われ、後輩に「話しかけづらい」と言われることもあったくらいです。今では、自分だったら教えてくれると思って聞きに来てくれているわけですから、そのこと自体がありがたいと思えるようになりましたね。

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しっかりとお客様に向き合えば、長くお付き合いいただける

大阪に転勤したばかりの頃は、とにかくカルチャーショックで大変でした。営業車で移動するにも、道の違いや運転マナーの違いなどの、細かいところの違いに驚いてばかりだった記憶があります。また、「関東間」「関西間」という言葉があるように、建築の基準尺をはじめ、当たり前に使用する資材も、関東とは違いがありますので、新しい土地での仕事に慣れるまで、一年はかかったと思います。

大阪はよく人情の街と言われますが、私もそれを肌で感じた出来事がありました。当社との取引口座はあるが、長い間疎遠になっていたお客様がいらっしゃいました。元々商売がないのですから、放置してしまうのは簡単です。それでも、コツコツとご訪問しアプローチを重ねていったのです。するとある時、「こんな物件あるけど見積り出せる?」と、お仕事のご依頼をいただくことに。必死で仕事を納め、「ジャパン建材さん、やるやん」とおっしゃっていただき、そこから取引が再開しました。一度しっかりと向き合うことができると、浮気せずにずっとお付き合いくださる人情が、大阪にはあると感じています。

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お願いしてよかったという言葉をいただくために、よりよいサービスを

私が営業職をしていて一番やりがいを感じるのは、お客様から「ジャパン建材さんに頼んでよかった」「ジャパン建材さんにお願いしておけば大丈夫だよね」というお言葉をいただいた瞬間です。その期待に応え続けるためにも、もっとサービスも向上させなければと考えています。

例えば当社では、物流サービスにおいて、細かい着時間の希望にお応えしたり、商品の相積サービスの実施など、今建築現場で一番求められている事のひとつでもある、「搬入の手間の削減と、それによる人件費削減」に取り組んでいます。また、建築資材は需給バランスの崩れ等が原因で、アイテムによっては供給不安になることも多いです。その点、当社の調達能力の高さは優位性があると思います。

さらに当社のよいところは、お客様が必要としているものなら、何でも購入してご提供できるという点です。私自身も、設計業務に使用するソフトウェア、サウナ室など、お客様から「何かいいのないかな?」と聞かれれば、関係各位に尋ねたり調べたりして販売し、ご要望に最大限お応えしています。喜んでいただけることはもちろん嬉しいですし、自分の裁量で物事を決められる範囲が広い点も、この仕事の面白さの一つです。自分の思い通りにやってみたい人、痒いところに手が届く人、人が嫌がることも率先してできる人は、きっとこの仕事に向いていると思いますね。

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ここまで勤続できた理由は、「人のあたたかみ」があるから

入社後、さまざまな壁にぶつかりました。正直に言えば、自分の進退について考えたこともありました。それでも続けることが出来た一番の理由は、やはり上司や同僚、後輩といった「人のあたたかみ」です。

大阪に転勤した当初の思い出は、今でも忘れることができません。当時、私生活で大きな悩みを抱えている最中でした。すると、ある日東京営業所時代の後輩が、新幹線で大阪までやって来て、一緒にお酒を飲んでくれたのです。語り明かした後、その後輩は夜行バスで東京に戻り、次の日にはそのまま出勤していました。そんなことをしてくれる後輩がいるのか――。私はものすごく感動し、嬉しかったのを覚えています。ベッタリと仲良しなわけでもないけれど、仕事面、プライベート面問わず何でも話ができて、親身になって話を聞いてくれる人がいる。その環境は今も昔も変わりはありません。
今後の目標として、出世するに越したことはありませんが、それを狙って仕事をしても、おそらく何も得られないと思っています。目の前の仕事に真心を持って向き合えば、必ず見ていてくれる人がいて、自分によい形で返ってくる。一番大事なことを、この仕事を通して教えてもらいましたから、これからもそれを実践していきたいですね。

※現在は営業所長として活躍の場を広げている

JKホールディングスについて詳しく知りたい方はこちら

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