再エネのフロントランナーの誇りのもと、水力発電所の未来を切り拓いていく。

再エネのフロントランナーの誇りのもと、水力発電所の未来を切り拓いていく。

再エネのフロントランナーの誇りのもと、
水力発電所の未来を切り拓いていく。

このストーリーのポイント

  • 1世紀にわたって受け継がれてきた水力発電所のリニューアルプロジェクトを担当
  • 責任ある仕事ほど若手に任せようというカルチャーがある
  • カーボンニュートラルの実現を目指して社会に貢献する

化学メーカーなのに、水力発電所の仕事に携われる。だからこそ、ここでしかできないことがある。学生時代の専門性を活かしつつ、再エネの大きな可能性に挑戦するエンジニアたち。自分自身のキャリアも無限大だ。

PROFILE
JNC株式会社

成石 久弥

水俣製造所動力部電力開発グループ
2015年入社/工学研究科機械システム工学専攻修了

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長崎県出身。広島の大学で機械全般について学び、大学院では振動の研究に取り組む。その関連で携わった洋上風力発電の研究の成果を踏まえ、将来性豊かな再エネの一環としての水力発電所に関心を持ち、JNCに入社。


笹原 駿徳

水俣製造所動力部電力開発グループ
2016年入社/工学部海洋土木工学科卒業

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鹿児島県出身。地元の大学で土木全般について広く学ぶ。周囲はゼネコンや建設コンサル等へ就職するケースが多かったが、受注側より発注側で仕事がしたいと考えてJNCに入社。風通しのよい社風も魅力だった。

発注者ならではのやりがいに惹かれて

──2人は同じ職場の先輩後輩ですね。

笹原 成石さんのことは入社前から内定者の間で「面白い先輩がいる」と話題になっていました。実際は面白いだけでなく、知識が豊富で、どんな質問にも的確に答えてくれる頼もしい存在です。

成石 笹原くんは私の後輩なのに、とても落ち着いた大人という感じです。すごい新人が入ってきたなと驚いたものでした。土木の専門家ということで期待は大きかったです。

笹原 成石さんと関西方面へ出張に行ったとき、飲んだ後の“シメ”に広島風お好み焼きのお店に連れていってくれたじゃないですか。学生時代を広島で過ごしただけあって、本当に好きなんだなあと驚きました。

成石 学生時代の一番の思い出が、お好み焼きを週に3回は食べていたことでした。

笹原 でも機械の専門家として研究にも打ち込んでいたと聞きました。

成石 笹原くんは土木だったね。化学メーカーであるJNCとはなかなか結びつかないように思うけれど、入社しようと思った理由は?

笹原 おっしゃる通り、私も最初は社名こそ知っていたものの、JNCにはまるで興味がありませんでした。ところが採用担当者の方と話をする中で「土木は受注産業だけれど、当社は発注者だから仕様や計画などを自分で決められる」と言われ、なるほどと思ったことが関心を持つきっかけになりました。
計画段階から完了まで一貫して携われるのは、確かに土木技術者にとっては魅力的なことです。

成石 しかも水力発電所という、なかなか触れることのできない施設を担当できる。

笹原 そうなんですよ。化学メーカーなのに水力発電所に携われるというのは、当社ならではの魅力です。加えて、偶然なんですが知り合いが当社にいて「風通しがよくて働きやすいよ」と教えてもらったことが決め手になりました。

成石 私は機械を学んでいたので、自動車メーカーを考えていました。ただ兄が自動車業界だったことで同じ業界だとやりづらいと思ったこと、地元の九州で働きたいと思ったことで、JNCに関心を持つようになりました。そして水力発電所のリニューアル工事に携われると聞いたことが、入社の決め手になりました。

笹原 成石さんも水力発電には興味があったんですか。

成石 洋上風力発電の研究をしていて、再エネには関心がありました。当時再エネについてはまだ黎明期という感じでしたが、将来的に大きなポテンシャルを秘めたビジネスだと思い、JNCは業界のフロントランナーになれると確信したんです。

笹原 まさにJNCならではの可能性を感じますね。

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1世紀を超える歴史を実感しながら

──入社後、どんな業務に携わりましたか。

成石 最初の1年は水力発電所の設備の点検・維持管理業務でした。

笹原 私も入社後の2年間は老朽化した設備の点検・維持管理を担当しました。

成石 JNCのルーツは1906年設立の電力会社です。これまで熊本県を中心に13ヵ所の水力発電所を建設し、これらによって最新鋭の化学工場を稼働させてきました。最も古い発電所は1914年竣工ですから100年以上も昔にできたことになります。

笹原 一番新しい水力発電所でも竣工して60年以上がたっていますから、設備の老朽化は免れないですね。

成石 1世紀以上も昔の水力発電所がいまも稼働しているというのは、私にとって衝撃的でした。

笹原 昔の技術がいかに優れていたか、そして多くの先輩方がいかに大切に守り続けてきたかということですね。

成石 それほどの設備を受け継ぎ、自分も歴史に名を刻む一員として維持管理に携われることは本当に誇らしく思ったし、同時にプレッシャーもあった。

笹原 ベテランの先輩から技術を学び、次の世代へと受け渡していく、まさに技術継承の重責を担っているわけですからね。

成石 先ほど笹原くんが受注者と発注者という話をしたように、点検・維持管理の仕事でも我々が発注者としてメーカー等のパートナー企業を取りまとめていかなくてはなりません。幅広い知識と同時にメーカーにも劣らない専門性も求められます。
入社直後からそうした業務を任されることでより広く、より深く知識を身につけることができます。これは発注者としての醍醐味じゃないかな。

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若手の成長を促すカルチャーがある

──現在のお仕事について教えてください。

成石 いまもお話ししたようにJNCの水力発電所は竣工から長い時間がたったものばかりで、老朽化が進んでいます。水資源に恵まれた日本で再エネを普及する上で水力発電所の果たす役割は大きく、当社でも既存発電所の大規模リニューアルは大きな課題となっています。 そこでJNCでは2014年から水力発電所のリニューアル工事をスタート。スクラップ&ビルドを重ねて、13ヵ所の水力発電所すべてを2023年までにリニューアルする予定です。笹原くんも私も、このリニューアル工事を担当しています。

笹原 一番古い水力発電所が100年以上も稼働を続けてきたように、私たちはこれからの100年のために水力発電所をリニューアルするわけです。非常にやりがいのある仕事です。

成石 13ヵ所の水力発電所は竣工時期や使用状況がバラバラで、課題も異なります。それらを的確に見極めて最適なリニューアル工事を行わなくてはなりません。協力会社を取りまとめてプロジェクトを推進していく醍醐味があります。

笹原 水力発電所に水を送るための導水路の回収や発電所の建屋の建て替え・耐震補強工事、水車や制御機器などを収めた建屋の基礎工事など、業務は幅広いです。想像以上に土木技術者としての専門性が発揮できていると感じます。

成石 笹原くんはリニューアル工事を担当するようになってすぐに、工事の申請業務を任されたね。

笹原 とても印象に残っています。国土交通省に向けて申請書を提出するための準備を、主担当として任されました。この申請書が受理されないとプロジェクトはスタートできないし、部材の発注などもできません。申請書の不備はリニューアル計画全体の遅れにつながりかねないので、緊張感をもって臨みました。

成石 そばで見ていて「そこまでやるか!」とびっくりするくらい、真剣に取り組んでいたね。その姿を見て、自然と職場の全員でフォローするようになりました。

笹原 当時私は入社4年目でした。そんな若手にこれほど責任の重い仕事を任せてくれたことに感謝しています。

成石 大きな仕事ほど若手に任そうというのは当社のカルチャーだし、そんな若手を職場のみんなで支えようというのも当社ならでは社風だと思います。

笹原 だから当社では若手の成長も速いのでしょう。申請書の作成では苦手だった水理学も改めて勉強し直すなど、ステップアップの機会となりました。

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日本の電力産業そのものに貢献したい

──今後のビジョンについて教えてください。

成石 まずは水力発電事業の価値向上に貢献することですね。余剰電力は電力会社に販売しており、そこから一般家庭に届けられています。地域のエネルギーの安定供給に貢献できているのは大きな誇りです。

笹原 水力発電所でつくられた電気でJNCの化学工場が稼働し、社会を支える上で不可欠な化学製品を生み出しています。縁の下の力持ちとしてものづくりに貢献しているという思いは一番のやりがいですし、今後もそうした使命を着実に果たしていきたいと考えています。 個人的なキャリアとしては、電気や機械などの知識も身につけて、エンジニアとしての自分自身の価値を高めていきたいですね。またバイオマス等、新たなクリーンエネルギーにも携われたらと思います。

成石 ちょっと大きな話ですが、私は2050年のカーボンニュートラル達成に向けて、貢献したいと思います。その過程で得た知見は当社だけのものとせず、広く電力業界全体の財産にしたいですね。その結果、日本の電力産業全体の発展に貢献できれば嬉しく思います。

笹原 そうした将来を考える上で改めて感じるのは、JNCで活躍できるフィールドの広さですね。例えば私のような土木技術者は当社では少ないので、すぐに責任ある仕事が任されるんです。土木を専攻する後輩の皆さんには、このメリットもぜひ伝えたいと思います。

成石 JNCは新しい技術に挑戦し、導入できる環境があります。水力発電を通じて社会に大きなインパクトを与えたいという志を持つ皆さんを歓迎したいと思います。

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