部下から信頼される営業課長として、日々充実した働きぶりを見せていく。

部下から信頼される営業課長として、日々充実した働きぶりを見せていく。

部下から信頼される営業課長として、
日々充実した働きぶりを見せていく。

このストーリーのポイント

  • 「為せば成る」の精神が、社会人生活を支えてくれた
  • 二度の産休・育休を経て復帰後、入組10年目に新たな業務にチャレンジ
  • 部下をまとめる営業課長として、頼りがいのある姿を見せていきたい

公務員試験と並行して就職活動を進めていたが、よりワークライフバランスの充実した働き方ができる長野県信用組合を選ぶことに。営業課・渉外課・融資課と営業店各課の業務を経験し、2021年11月に営業課長に昇進。課をまとめる立場として、業務に邁進している。

PROFILE
長野県信用組合

片山明日美

営業課長
2007年4月入組

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長野県生まれ。新人時代の上司である女性営業課長の姿に憧れて、キャリアアップを目指すように。子育てと両立しながらも、自ら新たな業務にチャレンジしてキャリアを磨きあげていく。営業課長となった今は、部下一人ひとりが楽しくいきいきと働けるような環境作りを意識している。

バスケットボールで身についた精神「為せば成る」

学生時代は中学、高校、大学とバスケットボールに熱中していました。プレイヤーとして、また大学卒業後はコーチとして関わっていたバスケは私の青春そのものです。コーチや先輩方など目上の人に対する礼儀や、後輩との関係性を大切にしつつ、チームプレーを楽しんでいました。

10年以上のバスケ生活を通して、掲げるようになったモットーは「為せば成る」です。どうにもならないことなんてそうそうなく、やる気さえあれば大抵のことは成し遂げられます。新たなことにチャレンジするときや、困難に立ち向かうときは、いつもこの言葉を思い出しています。

社会人になってもバスケを続けたくて、就職先は「平日は仕事、土日はバスケ」とメリハリのある働き方が実現できそうな、公務員や金融業界を志望しました。また、もともと地元の長野県で大学まで過ごしていたため、就職も県内でと考えていました。

長野県信用組合に出会ったきっかけは、たまたまホームページを目にしたことにさかのぼります。当時は公務員試験の準備を進めていたのですが、周囲が次々と民間企業の内定を得る状況を見て、少し焦りました。私も公務員試験までにどこか探そう、と長野県信用組合の採用試験を受けることにしたのです。

面接に慣れていない私の緊張をほぐすべく、当時の人事部長が笑顔で声をかけてくださったことは、今でもはっきりと覚えています。その後はトントン拍子に選考が進み、内定をいただきました。

並行して公務員試験も受験していましたが、家族や親戚にも相談したうえで、長野県信用組合への入組を決めました。仕事とバスケの両立が図れ、より充実した社会人生活を送れそうと思ったこと、そして何より最終面接が終わったその日に内定をいただけたのがうれしくて、自然と「ここで働こう」という気持ちになりました。

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内勤業務を経て渉外担当へ。お客さまとより深い信頼関係を築けるやりがい

2007年4月に入組後は、まず営業課に配属されました。預金の入出金伝票の入力といったオペレーションから始まり、お客さまとの対話を通して、口座開設や金融商品の提案を行う窓口業務、そして為替業務に携わる後方事務など、内勤業務全般を経験しました。

当時在籍していた店舗は全営業店の中でも特に業務量が多く、1つの業務を1~2人が専属で担当していました。営業課の中でも大きく5つに分かれている業務を、それぞれ数か月~1年間担当し、約3年でほぼ全ての業務ができるようになりました。

営業課で仕事をするなか、上司である女性営業課長が私の目にかっこよく映りました。当時、女性課長はまだ珍しく、仕事をてきぱきこなし、部下の相談にも親身になって乗ってくれる頼りがいのある上司。この頃から、「将来私も、あんな風に仕事のできる課長になれたら」と思うようになります。

ようやく内勤業務をひと通りこなせるようになった矢先の2010年3月ごろ、当時の部長から「お客さまのもとに出向いて商品を提案する、渉外担当にチャレンジしないか」と声をかけられ、驚きました。
数年前から同じ部店に女性の渉外担当がおり、仕事ぶりを直に目にしていましたが、外に出向いて実績を獲得していく渉外業務が果たして私につとまるのか、正直、話をもらったときは不安でした。ですが、もともと窓口での接客対応は好きであり、渉外担当ならもっと多くのお客さまと関われて楽しいはずだから、せっかくいただいたこの機会にチャレンジしてみようと思い、女性渉外になることに決めました。

担当していた訪問先は、車で30分ほどかかるエリアでした。移動が大変ではありましたが、その分お客さまに「遠いところよく来てくれたね」と歓迎してもらえたのはうれしかったですね。

訪問を重ねるうちに、お客さまとの信頼関係が深まっていくことも、渉外業務ならではの大きなやりがいだと感じました。とあるお客さまのご自宅で何気なく世間話をしていたところ、ささいな話題から広がって、お客さまのご家族を含めたライフスタイルに合う金融商品のご相談をいただけたこともありました。私に信頼を寄せてくださっていることを、肌で感じたエピソードです。

2年半ほど順調に渉外活動を続けていたのですが、結婚後、妊娠と同時に始まった悪阻で、思うように身体を動かせない時期がありました。車の運転が難しくなり相談したところ、すぐに営業課の内勤業務に配置換えをしてもらいました。しかし結局、しばらく入院することになったり、繁忙期の月末に休んでしまったりで、周囲に迷惑をかけてしまったこともありました。
そんなとき、職場のみなさんは「大丈夫だよ。あとは任せて」「ゆっくり休んでいいよ」と、いやな顔ひとつせず、私をフォローしてくれました。いろいろ助けてもらったそのときのことを忘れることはありませんし、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。自分が助けてもらったことを、今度は私が周りのみんなに還元していきたいと心に決めました。

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子育てと両立しながら、未経験の融資業務に挑戦

出産を経て、育児休暇後の2014年に異動となり、時短勤務で1年勤めた後は2人目の産休、育休を取得し、その1年後の2016年に復帰しました。復帰後しばらくは営業課に配属となり、後輩や新人教育を行いながら業務を行っていました。ただ、幼い2人の子育てと両立しながら働くのは想像以上に大変で、子どもの急な体調不良で早退する日や、繁忙日であっても行事で休まざるをえない日もありました。

そんな状態でしたので、「任された仕事は次の日に持ち越さず、全力でやりきる」と決めて、毎日集中して業務に励みました。もし次の日、急に仕事を休む状況になった場合でも、誰に業務の続きをお願いしても問題ないよう、書類を常に整理しておくことも意識しました。私の代わりに処理をしてくれる人の負担を、少しでも軽くするための最低限の配慮です。

入組10年目、子育てとの両立にも少しずつ慣れてきた頃に、未経験である融資業務に挑戦したいと思い、自ら融資課を希望しました。長野県信用組合で今後のキャリアアップを考えたときに、まだ経験していない業務があるまま、上の立場になるのが怖いと思ったからです。

その申し出を支店長が快く受け入れてくれたので、2017年に営業課から融資課に移りました。主に担った業務は、住宅ローンなどの各種ローンや事業性資金の相談受付、資料作成などです。今まで営業課や渉外課で経験した内容とは異なる煩雑な手続きも多く、仕事をものにするまでは大変でしたが、非常に勉強になった3年間でした。

新型コロナウイルスが流行し始めた2020年は、ゼロ金利融資の借入申込みが爆発的に増え、残業も重なりハードでした。ですがなんとか、家族の協力もあって無事に乗り越えることができました。融資の経験は、自身のキャリアを支える大きな糧となったと思います。

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部下から頼ってもらえることが何よりのやりがい

2021年11月に異動となり、現在は営業課長として伝票や申込書の精査、オペレーションにミスがないかを検証する業務に従事しています。また、相続や金融商品に関する顧客相談はもちろんのこと、税務署や警察など外部との対応も行っています。課内の業務はひと通り理解しているものの、内容を確認してミスを防がねばならない立場になったことから、ミスを防ぐ最後の砦としてその責任の重さを痛感する日々です。

また、課をまとめる立場になったからこそ、視野を広げて課や支店全体を俯瞰することが大切なことも実感しています。部下の動きに目を配り、状況に応じて指示を出すのはもちろんのこと、ときには一人ひとりの成長や今後のキャリアを見据えて「次はこの業務をやってみない?」と、適切なタイミングで部下に働きかけていくことが必要です。

営業課長になってからまだ1年足らずのため、日々仕事の進め方を模索している部分はありますが、改めて管理職になって良かったと思えることがあります。それは、「頼ってもらえる」ことです。

営業課の部下はもちろん、課をまたいで支店の職員からあらゆる相談を通して頼ってもらえるようになり、今まで感じたことのない充実感を得られています。また、これまでに「融資課・渉外課」も経験しているからこそ、融資の相談にも乗れますし、渉外課の立場も理解できます。積み重ねてきた経験が全て、今に生きていると思っています。

当然、間違った判断でお客さまにご迷惑をおかけすることになれば取り返しがつかないため、部下の相談に対する回答にも責任が伴います。それでも、部下から頼られるのはとてもうれしいですし、そんな彼らに全力で応えられる上司でありたいです。

キャリアアップを目指す女性職員を増やしたい

振り返れば社会人生活において、「為せば成る」をずっと心に留めて動いてきました。渉外担当にならないか打診されたとき、育休から復帰したとき、融資の仕事に挑戦したいと申し出たとき、いつもその言葉が私の背中を押してくれた気がします。

そんな私が長期的に実現させたい目標は、「長野県信用組合で、キャリアアップを目指す女性を増やすこと」です。私が管理職を目指したいと思ったきっかけは、新入職員の頃にお世話になった女性課長の働きぶりにあります。その当時憧れていたかっこいい姿を、次は私が見せていけるようになりたいです。

長野県信用組合では、新しい業務へのチャレンジを後押ししてくれますし、育児や子育てでキャリアを諦める必要もありません。子どもを育てながらの働き方に理解があり、困ったときのバックアップも手厚い組織だと、過去の経験から感じています。

キャリアの選択肢はさまざまですので、各々が描くキャリアプランを自由に実現できる組織にしたいです。「大変そう」とか「責任が重そう」といった管理職のイメージを、今後は「充実していて楽しそう」といったプラスの印象に、変えていけたらと思います。

私の仕事ぶりを見た女性職員が、「片山課長みたいになりたい」と思ってくれたらうれしいですね。これからも、共に働く人と楽しく充実した日々を送れるよう、日々業務に邁進していきたいです。

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