“想定外”だから得られる成長がある。新米課長が語る、日本新薬でのキャリアと魅力

“想定外”だから得られる成長がある。新米課長が語る、日本新薬でのキャリアと魅力

“想定外”だから得られる成長がある。
新米課長が語る、日本新薬でのキャリアと魅力

このストーリーのポイント

  • 職場全体で新人を育てる風土
  • 想定外のイベントも成長のきっかけに
  • 課長になるまでの経験をもとに、日本新薬の今と未来を語る

一人ひとりの成長をサポートする日本新薬。“幹”としての専門性を大切にしつつ、“枝”として幅広い業務経験を積むこともできる。チャレンジの機会は豊富だ。

PROFILE
日本新薬株式会社

S.M.

臨床開発管理部
 開発管理課 課長

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2008年入社。農学研究科修了。個人を大切にしてくれる社風の中で成長できると考えて入社。臨床開発部、臨床開発管理部、研開企画部人財戦略課を経て再び臨床開発管理部へ。人材の育成にも力を入れる。


H.K.

化学研究部
 化学研究一課 課長

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2010年入社。農学研究科修了。中規模の組織だからこそ、任される仕事の裁量が大きいことに惹かれて入社。化学研究部、研開企画部を経て、現在は元の化学研究部の課長としてマネジメント業務に携わる。

薬学系以外の出身でも不安はいらない

──入社の決め手について教えてください。

H.K. 一番の決め手は、会社の規模ですね。国内大手製薬会社と比べると当社は中規模の製薬会社ですから、社員一人ひとりへの期待が大きいと感じました。神戸の出身ですので、学生時代を過ごした東北から関西に戻ってきたいという気持ちもありました。

S.M. 個人を大切にしてくれる会社ということは、私も感じました。実は私、当社に入社するかどうか迷っていたんです。そこで先輩社員と直接お話しさせてほしいと人事の方に相談したら、その機会を用意してくれました。
今のように社員懇談会が当たり前の時代ではなかったのに、私のためにそこまでしてくれたことに感激しましたし、お話させていただいた社員の方も、学生の私にもとても丁寧に接してくださいました。個人を大切にしてくれる会社なんだと思いました。

H.K. 2人とも農学系の出身じゃないですか。製薬会社は薬学部出身が本流というイメージがありますよね。実際は農学部で学んだ技術・知識が生きる場は十分あるのですが、当時はやはり不安に思いませんでしたか。

S.M. 不安はありました。ですが、個人を大切にしてくれる会社ならしっかり育ててもらえると感じましたし、学部時代の専門分野が違うからこそ、「伸びしろは大きいと期待しています」という言葉に、ぜひここで頑張ろうと思いました。

H.K. 新人1人に先輩1人がメンターとしてついてくれたのは心強かったです。約1年間、しっかりフォローしていただきました。また、先輩が講師役となって開いてくれた勉強会もありがたかったですし、論文を紹介しあう会もよかったです。薬学系出身ではない私はどの論文を読めばいいかわからなかったので、先輩の論文選びの視点から、業務のポイントも捉えることができて助かりました。

S.M. 最近は会社としてもより体系的に人材を育成しようとする意識が強くなり、研修制度も一層充実してきました。その一方で、受け身ではなく、自ら成長しようとする姿勢が求められるのも事実です。成長のロードマップはしっかりと整っているので、周囲の先輩に支えてもらいながらも、自分の足で歩いていく姿勢はとても大切だと思います。

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希少疾患に取り組む醍醐味

──お仕事の醍醐味について教えてください。

H.K. 私は新薬開発の最初のステップである探索研究のフェーズに携わっています。つまり新薬の候補となる物質をゼロの状態から見つけ出す仕事です。どうやって見つけてくるかというと、数多くの化合物を合成し、薬効や安全性や薬物動態などの基準でスクリーニングし、絞り込んでいきます。
新薬を生み出せるかどうかの命運を握っている仕事でもあるので、そこが一番のやりがいですね。うまくいかないことも多いのですが、失敗は次の成功のための貴重な財産ですので、前向きな姿勢で取り組むことを大切にしています。

S.M. H.K.さんたちが見つけた新規物質のうち、様々な非臨床試験を経て有効性が期待でき、安全性が高いと考えられる化合物は、ヒトを対象とした臨床試験(治験)のフェーズに移ります。その治験を適切かつ効率的に進めていくための手順や仕組みを構築することが、現在の私の仕事です。その前はCRA(臨床開発モニター)や治験の計画をまとめたプロトコル作成にも携わっていました。プロトコル次第で、その化合物が薬として認められるかどうかの命運が決まるといって過言ではありません。その化合物の特性はもとより、実際の医療現場の治療環境、競合他剤の状況など様々な知見・情報を総動員し、研究所など多くの部署の方と密に連携して、化合物の力を引き出すためのプロトコルを作成します。プロトコルに基づいて治験が進み、候補物質の力を実際にヒトを通じたデータとして見られるのは面白いですし、ドクターの「症状が改善して患者さんが喜んでいたよ、ありがとう」という感謝の声をCRAを通じて聞くこともあります。作成したプロトコルに基づいて治験が成功したり、担当品目が承認された時は本当に感動します。治験には数年単位の長い年月がかかりますが、その結果患者様とそのご家族に貢献できた、と感じられました。

H.K. 希少疾患に重点的に取り組んでいる日本新薬だからこそ、他社にはない難しさもありますね。

S.M. なにしろ前例がないわけですから、その点は確かに難しいです。最近では当社がグローバル化を進める中、海外での治験にも対応しなくてはならないケースが増えました。国が変われば法律や規制、医療現場の状況も変わりますから、この点でも一つひとつ、手探りで進めていかなくてはなりません。
試行錯誤の連続ではあるものの、だからこそ国内外で協力して候補物質の力を引き出せるグローバル試験のプロトコルを作成したり、国内外の組織・メンバーが連携して業務がスムーズに進められる仕組みを構築できると、自分が新しい道を拓いたという手応えが得られます。

H.K. 新しい研究テーマを考えるに際しては、生物系の研究員だけでなく、我々のような化学系の研究員も自由にアイデアを出せる環境にあります。グループをつくって調査することもありますし、専門性の違いを超えて、誰でも新規テーマを起案できる環境であることは当社の魅力の一つだと思います。

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想定外の異動で、想定外の成長

──これまでのキャリアを振り返って、印象深かったことは何でしたか。

H.K. 私は化学研究部に配属されて13年間過ごした後、研開企画部へ異動したことが印象深いですね。個人的にはまったく想定していなかった異動だったので、驚きました。

S.M. 臨床試験に進むような有望な品目の、開発プロジェクト全体のマネージャーを務められたのですね。

H.K. そうです。臨床試験のマネジメントもありますが、上市までを見据えて、品目の価値を最大化するための戦略を立案することが大きな仕事でした。上市後の売り上げも予測するなどビジネス面での価値も検討しなくてはならず、それまでとは見える世界が一変しました。守備範囲が一気に広がり、間違いなくいい勉強になりました。

S.M. 仕事に対する視点も変わったのではないですか?

H.K. 間違いありません。特に臨床試験を通じて患者様のことを強く意識するようになりました。もちろんそれまでも意識してはいたのですが、患者さんの症状や治療への期待を、より具体的にイメージできるようになりました。

S.M. 想定外の異動とのことですが、得るものが多かったんですね。

H.K. そうですね。おそらく会社としても、私に視野を広げてほしいとの期待で異動を命じたのだと思います。今はビジネス面も含めた幅広い視野のもと、どのような化合物を創っていくべきなのか、課のメンバーに共有することを心がけています。

S.M. 私は16年目に人財戦略課に異動しました。私もまったくの想定外だったので驚きましたが、H.K.さん同様、会社が期待をもって、成長の機会を提供してくれたと感じていました。これまでと違う仕事にチャレンジでき、視野が広がりそうという点で、不安も大きかったですがワクワクしていたのも覚えています。

H.K. 同時期に私も同じ部にいましたが、私とは違って採用や育成の業務に携わったのですよね。

S.M. はい。私は主に研究開発部門の研修の企画や組織開発に携わりました。とても面白い2年間でした。

H.K. まったく畑違いの分野ですよね。どういったところが面白かったのでしょうか。

S.M. それまでは先ほどもお話ししたように、プロトコルを作成したり、治験の効率的な推進のための仕組みを構築したりといったことが主な業務でしたが、恥ずかしながら、他部署の社員が何をしているか、まったく見えていませんでした。
しかし、採用や研修の仕事をするには、どの部署がどんな業務をしているか、理解していることが求められます。採用や研修の仕事を通じて各部署のマネージャーや社員の皆さんにヒアリングを重ねることで、他部署の業務への理解が深まり、視野もずいぶんと広がりました。それまでと脳の使い方がまったく違ったので、新鮮でしたね。

H.K. 人材関係の業務には正解がないのでは。

S.M. そうなんです。“こうでなければならない”という決まり事はなく、ゼロから考え、模索しながら進めていかなくてはなりませんでした。今私は、組織としての変革期(グローバル化)の中、課長としてマネジメント業務に携わっているのですが、そのベースとなる考え方と、既存の枠組みに捕らわれずに発想する・変化に対応する力を身につけられたと感じています。

H.K. 採用にも携われたとのことですが、実際に入社してくれた社員の姿は嬉しいでしょうね。

S.M. 本当に嬉しいです。入社先としていくつも選択肢がある中で当社を選んでくれたのは本当に嬉しいですし、職場で1年目から活躍している姿をみると、笑顔になります。これからの日本新薬を支えてくれるみなさんなので、人財戦略課を離れた今もしっかりサポートしたいと思っています。

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世界で活躍する機会が広がる

──就活生の皆さんに、日本新薬の今後と魅力について伝えてください。

S.M. 日本新薬は発展途上だけに常に変化していく会社です。特に現在は変革期としてグローバル化にチャレンジしています。先ほども触れましたが、海外の市場に切り込んでいくことを目的に、世界各国で治験を実施・管理できる体制を整えているところです。現在は主にアメリカにその拠点があり、駐在や出張の機会も広く用意されています。
  H.K.さんの部署には留学中の社員もおられますよね。

H.K. ええ、私の部署では1人、海外留学制度を利用してアメリカに留学中です。目的としては海外の先進的な環境で本人の成長を促すことと、会社として最新の知見を吸収するためです。留学中の社員とは月に一度、Webでミーティングを行って、不安や心配事がないかなど、フォローしています。

S.M. チャレンジする機会を用意するだけでなく、そのフォローもしっかりしているのが当社らしいところですね。

H.K. 魅力という点では、働き方もその一つです。工場の製造部を除くすべての部門にコアタイムなしのフレックスタイム制度が導入されているほか、テレワークも可能です。

S.M. 一緒に働くなら、ぜひ何ごとに対しても前向きな方を歓迎したいですね。私たちを取り巻く環境は常に変化しているので、柔軟性も大切です。

H.K. 同感です。入社後に学ぶべきことは非常に幅広いですので、どんなことに対しても貪欲に取り組める、主体性のある方をお待ちしています。

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