専門性を武器に挑む。NTTファイナンスで描く新たなキャリア

専門性を武器に挑む。NTTファイナンスで描く新たなキャリア

専門性を武器に挑む。NTTファイナンスで描く新たなキャリア

このストーリーのポイント

  • 専門性を磨くため、実務経験と資格を掛け合わせ主体的に挑戦
  • 投資判断や財務分析において、監査経験を最大限に活かし成果を創出
  • 自律性と柔軟性ある環境で、専門性の深化と持続可能な働き方を両立

銀行や証券、企業財務で日々高度な業務に取り組む中で、専門性を持ちながらも「現在の仕事で十分に活かせているのか」という迷いを抱えている方は少なくない。河上氏のキャリアは、まさにその問いに正面から向き合った歩みであった。NTTファイナンスで財務・投資の基礎を身に付け、監査法人ではファンド監査や金融商品評価に挑み、専門性を磨いた。そしてその力を実務で最大限に発揮する場として再びNTTファイナンスに戻り、投資戦略を遂行している。培った専門性をどのように活かすか――その答えを自ら切り拓いた河上氏の挑戦は、多くの読者にキャリア形成のヒントを与えるはずだ。

PROFILE
NTTファイナンス株式会社

河上 一輝

財務事業本部 グループファイナンス部
投資戦略部門 投資担当
2026年1月再入社
経済学部卒

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NTTファイナンスで資金調達・投資戦略の業務を経験した後、監査法人でファンド監査主任として金融商品評価や会計監査を担当した河上氏。厳しい環境で専門性を鍛え、経営者との対話や業務効率化のスキルも磨いた。NTTファイナンスに再入社後は北米投資を担当し、先端技術を持つスタートアップとの協業や投資判断を通じてグループ全体の成長に貢献したいと願う。主体性を重んじ、専門知識を実務で活かす姿勢と、柔軟で持続可能な働き方とを両立できる今の仕事に充実感を味わえている。

原点としての3年間――基礎を徹底的に叩き込まれた時代

私は新卒でNTTファイナンスに入社し、資金調達部門に2年、投資戦略部門に1年在籍しました。この3年間は、社会人としての最初の一歩とでも呼ぶような基礎体力的な面を徹底的に鍛えられた時間でした。

財務の専門知識以前に、ビジネスパーソンとしての基本を叩き込まれました。メール一通の書き方、社内外への説明資料の構成、数値の見せ方、論点整理の順番、会議での発言の仕方。どれも当たり前のことですが、組織で機能する「型」を体得できたことは、後のキャリアの大きな土台になっています。

当時から財務分野への関心は強く、在籍中に米国公認会計士資格を取得しました。しかし資格取得をゴールにはしたくありませんでした。専門性を“保有する”だけでなく、“使いこなせる”レベルまで引き上げたい。その思いから、より厳しい環境に身を置くことを決断し、監査法人へと転職しました。

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専門性を鍛え直した2年間――監査法人での修練

監査法人ではファンド監査主任として、投資銀行やファンドなどの会計監査業務に従事しました。有価証券の会計処理に関する論点整理、複雑な金融商品の時価評価の妥当性検証、減損テスト、ファンド損益の取り込み処理など、難易度の高い案件を数多く担当しました。

求められる水準は想像以上でした。論理に一切の曖昧さが許されない環境です。会計基準の解釈を誤れば、財務諸表の信頼性そのものに影響を与える。常に緊張感の中で仕事をしていました。

この2年間で得た最大の財産は、金融商品ごとに適用される会計基準を構造的に理解し、それを個別案件に落とし込む力を得たことでした。「どの基準が適用されるか」だけでなく、「なぜその処理になるのか」を説明できるレベルまで掘り下げる思考力が鍛えられました。

また、財務諸表を“点”ではなく“線”で読む力も養われました。PLとBS、さらにはキャッシュフロー計算書を横断的に分析し、数値の背景にある事業実態や経営の意思決定を推察する力です。この視点は、後に投資業務へ戻った際に極めて重要な武器となりました。

さらに、経営者との対話を通じて得た経験も大きな成長要素でした。高いプレッシャーの中で判断を迫られる経営者と向き合うことで、専門家としての責任の重さを実感しました。単に「正しい会計処理」を提示するだけでなく、事業の文脈を理解した上で議論する姿勢が求められます。その経験は、胆力と視座の高さを与えてくれました。

主任としてプロジェクトを統括する立場にあったため、タスク管理や業務効率化も担いました。RPAやPower Queryを活用した作業自動化、Microsoft Plannerによる進捗管理の導入など、実務を前に進めるソフトスキルも鍛えられました。

この2年間は確かな成長を得られた期間でしたが、同時に、ある種の限界も感じていました。在籍した監査法人は海外本社主導で、監査アプローチやツールがグローバルで統一されており質は高い一方で、自ら戦略を描き、意思決定の中心に立つ立場ではない。その点に物足りなさを感じ始めていました。

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再認識した「主体性」という価値

監査法人での経験を通じて改めて認識したのが、NTTファイナンスという会社が持つ、NTTグループにおける役割の重要性でした。

NTTファイナンスは、グループ全体の財務戦略を統括し、資金調達、投資、グループファイナンス、アカウンティングを通じて経営基盤を支えています。単なる実務遂行者ではなく、戦略の立案と実行を担う立場。グローバルに展開する巨大なグループの成長に、主体的に関与できる環境がそこにはあります。

監査という“外側”から企業を見る立場を経験したからこそ、“内側”から戦略を動かす役割の価値を再認識しました。

また、カルチャー面の魅力も大きな要因でした。信頼できる上司や同僚との関係性、率直な議論ができる風土、個々人の専門性を尊重する文化。長期的にキャリアを築く上では、どのような環境に身を置くかも極めて重要だと感じました。

こうした経緯から、信頼できる環境で主体的に企業の戦略形成と実行に関わることこそが、自身の価値を発揮しながらやりがいを持って働くための最も重要な要素であると考えるようになりました。

こうして私はNTTファイナンスへ再入社することを決意しました。

現在は投資戦略部門で、北米投資を担当しています。既存投資先のモニタリングと、新規出資候補の探索が主な業務です。米国担当は私一人。責任は重いですが、その分裁量も大きいポジションです。基本的には東京本社での業務ですが、展示会の視察や現地での人脈づくりなどのために出張する機会もあります。

デューデリジェンスでは、監査で培った視点が活きています。バリュエーションの妥当性を検証する際、「どの財務前提が企業価値を左右するのか」を見極める力が問われます。売上成長率か、利益率か、顧客獲得コストか、キャッシュ創出力か。業種や成長ステージに応じて重要指標は変わります。

また、ファンドが非上場企業をどう評価しているかを読み解く力も重要です。評価ロジックの妥当性、前提条件の合理性、リスクの織り込み方。財務諸表の数値を鵜呑みにせず、背景にある仮説を検証する姿勢が不可欠です。

NTTファイナンスにおける投資先選定には二つの軸があります。第一にNTTグループとの協業可能性。単なる財務リターンではなく、戦略的意義があるかどうか。第二に、持続的に成長し得るビジネスモデルかどうか。投資額が大きくなるほど、慎重さと確信の両方が求められます。

AIや先端コンピューティング分野は、特に注目しています。生成AIの進展は、産業構造そのものを変えつつあります。こうした技術をいち早く見極め、NTTグループのアセットと掛け合わせる。その接点に立てることが、この仕事の醍醐味です。

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自律性を支える柔軟な働き方

NTTファイナンスの特徴は、制度だけでなく、それを活かせる文化があることです。

コアタイムのない「スーパーフレックス」により、業務状況に応じて柔軟に時間を設計できます。また、「リモートスタンダード制度」により、居住地に縛られない働き方も可能です。

成果にコミットすることを前提としているので、働き方は個人の裁量に委ねられています。そのため、重要なのは「任されている」という感覚です。

投資戦略部門では、チャットやWeb会議を通じた密な情報共有が行われています。私が意識しているのは、「クイックアクション」です。迅速なレスポンスは組織全体の推進力を高め、信頼関係を築く基盤になります。

多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍する中で、専門性を持ち寄りながら議論を重ねる環境は刺激的です。若手であっても高い水準が求められますが、その分成長機会も豊富です。実際に最近は、入社二年目、三年目の新人であっても私の頃とは比べ物にならないぐらいしっかりしていて驚いてしまいます。

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成長と両立する持続可能な働き方

監査法人時代は、夜間帯までの業務や休日に対応が迫られることも少なくありませんでした。確かに成長はしましたが、長期的に続ける働き方としては難しさもありました。

一方当社では、22時以降の勤務が原則禁止されており、限られた時間で成果を出す文化が根付いています。おかげで読書や映画鑑賞、トレーニング、資格学習など、自己研鑽の時間も確保できています。持続可能であることは、長期的な専門性の深化に直結します。

もちろん、監査法人で働く選択をしたことを後悔しているわけではありません。監査法人での経験があって、今のレベルまで成長できていると感じています。プライベートの時間以上に得るものが大きかったと当時を振り返り思っています。

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専門性を最大化するフィールドに挑もう

銀行、証券会社、監査法人、事業会社財務部門で働く方の中には、自身の専門性の活かし方に迷いを感じている方もいるでしょう。

しかし私個人としては、培ってきた経験に無駄なものはなく、必ず次の環境で専門性として転用ができると考えています。実際にNTTファイナンスには、投資、グループファイナンス、アカウンティングなど多様な領域があるので、単体決算、連結決算、資金調達、M&A支援、海外投資など、専門性を活かせる機会は広範です。

資格はスタート地点にすぎません。重要なのは、それを実務でどう機能させるか。専門知識を経営の意思決定に結びつけられる人材こそが、本当のスペシャリストだと考えています。

短期的には米国投資の成果創出。長期的には、財務・会計の専門家・スペシャリストとしてグループ全体に価値を提供できる存在になること。それが私の描くキャリアです。

大きなフィールドで、自身の専門性を試したい方へ。

その挑戦の舞台は、ここにあります。ぜひ、一緒に働きませんか。

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