ITの力でTOTOの海外事業を支える。その醍醐味こそ、ユーザー系IT企業ならではの喜び。

ITの力でTOTOの海外事業を支える。その醍醐味こそ、ユーザー系IT企業ならではの喜び。

ITの力でTOTOの海外事業を支える。
その醍醐味こそ、ユーザー系IT企業ならではの喜び。

このストーリーのポイント

  • 海外拠点のERPの新プロジェクトに携わる
  • TOTOの経営戦略の一端を担っているやりがい
  • キャリア採用メンバーを歓迎。責任をもって育成・サポート

安定した環境で長く働けるのは、ユーザー系IT企業ならではの魅力。TOTOの中長期経営計画に連携したプロジェクトに携わっていることに、大きなやりがいを感じている。

PROFILE
TOTOインフォム株式会社

M.H

グローバルシステム開発グループ
グループリーダー
2000年入社 経済学部卒

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ワークライフバランスを実現でき、長く働ける環境

──文系のご出身ですが、TOTOインフォム入社の動機を教えてください。

以前からコンピュータやプログラミングに興味があり、学生時代もパソコンと書籍を購入してC言語のプログラミングに挑戦しました。文系ではあるものの、経済学部ということで数式や計算には抵抗がありませんでした。就職活動では、私が北九州市の出身ですので、地元企業かつIT系ということで当社を志望しました。
TOTOインフォムという会社を知ったのは、合同説明会がきっかけでした。もちろんTOTOについては有名な大企業という認識はあったのですが、そのグループにIT企業があることはそのとき初めて知りました。採用担当の方が学生に向かって汗をかきながら熱弁していて、他社にはない熱気を感じたことも、決め手になりました。

──働き方についてはいかがですか。

自分のライフステージに合わせて、柔軟に働ける環境だと感じます。育児・介護の制度は整っていて、男女問わず利用できます。育児休業を取得する男性社員もずいぶん増えてきました。私はまとまった育児休業は取らなかったのですが、育児のサポートが必要なときは、遠慮なく有給休暇や1時間単位に取得できる時間休暇を利用しています。職場の同僚も、当たり前のように理解をしてくれますし、子育てに関係なくそれぞれの社員が在宅勤務制度やフレックス制度を利用して柔軟に働きながらワークライフバランスを実現しています。

社風もとても穏やかで、温和な社員が多いと感じています。ピリピリしているようなところはないですし、わきあいあいとした雰囲気があり、風通しがよく自分の意見を言いやすい環境です。そういう雰囲気も安心して働ける場所としては大切ですね。

思い起こすのは2、3年目の頃です。私の仕事が行き詰まっていたとき、先輩が徹夜して手伝ってくれたことがありました。そのことに感動して、こういう人のいる会社で自分もずっと頑張ろうと決心したことを覚えています。以来、目の前の仕事に一生懸命に取り組んでいたら、ここまできたという感じですね。入社したのも、続けてこられたのも、“人”がキーだったと言えるかもしれません。
加えて、TOTOグループの一員としての安定性や、福利厚生面での充実ぶりも魅力です。IT業界はブラックと言われることもあるようですが、当社にはそのような指摘は当てはまらないと感じます。とても働きやすい会社だと思いますよ。

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あくまでTOTOグループの一員として

──現在のお仕事について教えてください。

TOTOは海外に、工場や販売会社など20の拠点があります。それらの拠点の基幹システムをSAPというERPシステムに入れ替えるという全社方針があり、その実現のための業務を担当しています。基幹システムとしては、販売、購買、在庫、生産、会計など会社を動かすための一式の機能を持っています。
活動はERPパートナー企業(ベンダー企業)の担当者と協力して推進しており、海外拠点のユーザーと話をして業務・システム要件を決めます。我々は主に、要件を決める際に課題が発生したらパートナー企業と一緒に要件を再検討しながらその解決にあたったり、決定した要件などの事項が全体的なルールから逸脱していないかをチェックするなど、プロジェクト推進を全体的に統括しています。
また、基幹システム入れ替え後に売上や在庫などのデータが蓄積されますが、それらを日本からグラフや表で見える化する仕組みの開発・保守も行っています。これによって売上や在庫などがほぼリアルタイムで把握できるため、経営判断をより迅速に下せるようになるわけです。

──TOTOにとって非常に重要なプロジェクトですね。

「WILL2030」というTOTOグループの中長期計画で打ち出されているのが、「日本住設事業」「海外住設事業」「セラミック事業」という3つの柱を伸ばしていこうという方針です。その中で「海外住設事業」の発展の土台となるシステムの構築・保守を、私のグループが担っていることになります。
今後TOTOグループがさらに海外市場を開拓し、真のグローバル企業として発展していく上で、重要な業務に携わっていると考えています。

──個人的にはどのような点にやりがいを感じていますか。

2点あります。
1つは、生活用水の節水に効果が期待できるTOTO製品の普及は、SDGsの取り組みを推進することにつながることから、世界的な環境保護に貢献できるという点にやりがいを感じています。
もう1つは、世界で頑張っているTOTOグループの社員を、ITの力で応援できるということです。
10年以上前のことですが、インドに新たに販売会社を立ち上げるため、TOTO社員が現地で奮闘していました。
その中でも最も困っていたのが、インドの販売会社では在庫量や発注量の計算を全て手作業でやっていて時間もかかるしミスも発生しているということでした。
その困っている状況を見て、自動的にデータ更新をするツールを作成して提供しました。このツールによってミスも減ってスピードも上がり、作業の効率化につながり、現地の従業員にもTOTO社員にもとても感謝されたという経験があります。
その時の気持ちは過酷な環境の中で頑張っている仲間をITの力でサポートしたいということでした。この気持ちは今も変わりません。

──あくまでTOTOグループの一員という意識ですね。

確かにそうです。同じ仲間として働いているという思いがあります。これは独立系やメーカー系のSIerにはない感覚でしょう。ユーザー系ならではのやりがいであり、使命感だと思います。

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多様な国々の人たちと接しながら

──パートナー企業の担当者が中国の方とのことですが。

これは私の所属するグローバルシステム開発グループの特徴かもしれませんが、海外の方との接点が非常に多いです。ERPパートナー企業の担当者が中国の方であることに加え、海外の拠点が対象であることからユーザーもインド、タイ、中国、シンガポール、台湾、ベトナム、ドイツ、香港、アメリカと多国にわたります。言語は英語や中国語です。もちろんグループ員の全員が外国語に堪能ということはなく、海外拠点のユーザーに日本語のわかる人も少ないため、簡単なことを伝えるために苦労することも珍しくありません。
ただし、同じ目的と課題を共有する仲間であることから、その苦労を苦痛に感じたことはないですね。パートナー企業の担当者を含め、誰もが仕事に対して真面目で、真摯に取り組んでくれています。その姿に接すると、自分も初心に返って仕事に取り組まなければと気づかされることがあります。国境を越えて学ぶことのできる環境だと思います。

──業務で特に苦労している点は。

同じTOTO製品でも、商習慣や法律の違いによって、国や地域で名称や品番が異なるのはよくあることです。販売価格も異なりますし、通貨も違います。基幹システムの導入・標準化においてはそれらを統一しなくてはなりません。そうした作業は非常に手間がかかるのですが、エンジニアでありながらそこまで踏み込むことができるのも、ユーザー系ならではの面白みでしょう。

──業務の幅広さは、TOTOインフォムの魅力の一つですね。

その通りだと思います。TOTOインフォム自体は決して大きな会社ではないのですが、TOTOグループ唯一のIT企業として、グループ全体を支えています。そのため製造、販売、物流、会計と実に幅広い領域の業務に携われますし、私たちのグループのようなグローバル関連の業務もあります。このフィールドの広さは、大変な魅力だと感じています。

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早期にPMとしてチャレンジしてほしい

──キャリア採用入社の方に期待することは。

基幹システムを各国の拠点に導入する際には、プロジェクトマネージャーを立てていますが、それはパートナー企業の方ではなく、TOTOインフォム社員が担います。しかしグローバルシステム開発グループは決して大きな組織ではないため、このプロジェクトマネージャーが足りていません。ですからキャリア採用の方には、積極的にプロジェクトマネージャーの仕事をお任せしたいと考えています。
現在もキャリア採用の方が入ることで会社に新しい風が吹いています。バックグラウンドの異なるメンバーそれぞれが異なる立場で意見を出し合いながらも、チームとしての一体感があることが魅力です。自分の経験を活かしつつ新たな挑戦ができる方、そして日々の仕事の中に自分から楽しみを見いだせる方と一緒に働けたら嬉しいです。
もちろん我々がしっかりサポートしますので、学びながら育っていける環境だと自負しています。
同じ仲間として、ぜひ一緒に大きなミッションの達成に力を発揮していただけたら、嬉しいですね。

──キャリアの目標について教えてください。

海外拠点への基幹システム導入は2025年までに終える予定ですが、そこからが本当にスタートでしょう。共通の基盤の上でTOTOの海外事業全体をさらにバックアップしていきたいというのが私の目標です。
同時に次世代の核となる若手メンバーの育成にも、今以上に力を入れていきたいと考えています。育成で目指している「こういう人と働きたい」という人財イメージは、様々な海外拠点の業務や法要件、その他の事情を理解しながら、TOTOが全体として目指す姿に近づけていける人財、本社がやりたいことを海外拠点のメンバーに受け入れられるように伝えることのできる人財、あとは大変なことでも一緒になって楽しんで行ける人財です。

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