企業の事業承継をささえ、地域の経済基盤の安定に寄与する

企業の事業承継をささえ、地域の経済基盤の安定に寄与する

企業の事業承継をささえ、地域の経済基盤の安定に寄与する

このストーリーのポイント

  • 企業の経営者に向き合い、課題を解決するパートナーになりたいと百五銀行員に
  • 研修や出向の機会を積極的に活用することで着実にスキルアップを実現
  • 地元企業の事業承継をサポートすることで地域経済基盤の安定に貢献する

入行時は自分がどんな銀行員になるのかイメージできなかった。しかし、学びの機会を積極的に活かすことで道を拓き、今は事業承継サポートの最前線に立っている。

PROFILE
株式会社百五銀行

佐藤 慶次

法人コンサルティング部事業承継・M&A支援課

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2015年入行。三重県出身。地元の信頼できる企業で働き、地域の発展に貢献したいという想いから百五銀行に入行。富吉支店での窓口業務を経て法人渉外を担当。その後、住宅ローン営業で3年連続目標達成。その実績が評価され、法人コンサルティング部での研修生に選抜。税理士事務所への出向を経て、2023年10月より現職。専門知識を武器に、地元企業の永続的な発展をささえる事業承継・M&A支援の最前線で活躍している。

「地元のために」という想いを原動力に

私は三重県で生まれ育ち、大学進学で隣県の愛知県へ出ましたが、将来は必ず地元に戻り、地域の発展に貢献したいという思いがありました。就職活動の際、金融業界や銀行を強く意識していたわけではありませんでしたが、親族に商売をしている叔父がおり、「何度も銀行に助けられた」という話を聴いていたことが、百五銀行を志望する大きなきっかけとなりました。

「地元企業をささえ、地域経済の根幹を担う一員になりたい」という想いを胸に、地元の皆さまから圧倒的な信頼を得ている百五銀行への入行を決めました。

入行後、最初の配属先である愛知県の富吉支店では、窓口業務を皮切りに後方支援事務を一つひとつ習得し、銀行員としての基礎を築きました。様々な業務を通じて百五銀行の業務への理解を深める中で、特に法人渉外として外回りを経験した1年間は強く印象に残っています。

まだ当行とご契約のない企業を訪問し、新規顧客開拓に奔走する毎日でしたが、当初は厳しい現実に直面しました。新規訪問では、なかなか話を聞いてもらえないことも多く、自身の力不足を痛感することも少なくありませんでした。

しかし、「今の自分に、お客さまのために何ができるか」を常に考え、行動を続けました。セミナーのお誘いやビジネスマッチングイベントの案内など、役立てていただけそうな情報を地道に届け続けることで、少しずつ経営者の皆さまと信頼関係を築いていきました。この時期に培った「まずは相手の役に立つ情報を届ける」という姿勢は、現在の高度なコンサルティング業務においても私の根底にあります。

富吉支店で様々な業務を経験した後、住宅ローンのご相談などを専門に取り扱う「パーソナルプラザ」へ異動し、住宅ローン営業の担当となりました。個人のお客さまにとって、マイホームの購入は人生最大ともいえる決断です。その大切な瞬間に立ち会い、最適な資金計画をサポートするこの仕事は、法人営業とはまた異なる難しさとやりがいがありました。

私が最も大切にしていたのは、専門的な金融の内容をいかに「わかりやすく」説明し、お客さまの不安を解消するかということです。住宅ローンは複雑な仕組みを伴いますが、お客さまの目線に立ち、誠実に寄り添うことで、当行に対する信頼を高めていただくことに全力を注ぎました。

その結果、住宅ローン営業に携わった3年間すべてにおいて目標を達成することができました。お客さまのライフプラン設計に深く携わることができたこの期間は、私にとって大きな自信となりました。そして、この実績が評価され、次なる成長のステップとして、以前から志望していた法人コンサルティング部での研修生に選んでいただくことができました。

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ロールモデルとの出会い、そして専門性を深める出向経験

法人コンサルティング部での半年間の研修は、私の銀行員人生における決定的な転機となりました。そこで出会った先輩方は、誰もが圧倒的な知識量を持ちながら、お客さまへの説明は驚くほど丁寧で戦略的でした。

本当のプロフェッショナルとは、これほどまでに深く考え、準備し、伝える努力をしているのかと大きな衝撃を受けるとともに、先輩方のコミュニケーション能力や立ち居振る舞いのすべてにおいて、「自分もこうありたい」と思えるロールモデルを見つけることができ、自らの成長に向けた意欲がこれまでになく高まりました。

研修後、さらに専門性を深めるため、私は税理士事務所への出向という貴重な機会をいただきました。そこでは銀行の枠を越え、自社株式の評価方法、贈与税や相続税といった税務の知識、さらには組織再編に関わる法務の知識など、事業承継を支援するうえで欠かせない高度な専門性を徹底的に学びました。

出向を終えて支店に戻った時期は、ちょうどコロナ禍が収束の兆しを見せ始めたタイミングでした。私は習得した知識を武器に、前向きな設備投資を検討している経営者に対し、活用できる補助金や優遇税制の情報をすばやく集めてご案内しました。本店の法人コンサルティング部とも密に連携し、申請手続きを迅速に進めることで、経営者の積極的な投資を後押ししました。結果として、コロナ後の業績回復に大きく貢献することができ、地域のお客さまの役に立っているという確かな手応えを得ることができました。

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事業承継・M&A支援。経営者の「想い」を未来へつなぐ

法人営業の経験を経て、現在は事業承継やM&Aを専門とする部署で、地元企業の永続的な発展を支える業務に向き合っています。 事業承継は、単なる株式の譲渡や代表者の交代ではありません。創業者が長い年月をかけて築き上げてきた技術、雇用、そして地域への「想い」を次世代へつなぐ、極めて重要なプロセスです。

以前担当した経営者さまも、当初は「自分はまだ元気だし、引退はまだ先のことだ」とお考えでした。しかし、企業の価値が高まれば高まるほど、承継時の税負担が大きくなるというジレンマがあります。私は何度も足を運び、「今、手を打つこと」の重要性と、何もしない場合のリスクを丁寧にお伝えしました。

最終的に、その会社はM&Aという形で最適なパートナーへバトンを渡す決断をされました。会社は存続し、従業員の雇用も守られたのです。「あなたが寄り添ってくれたから、安心して会社を任せることができた」。と言っていただけたときは、この仕事の社会的意義をあらためて実感し、大きな感動を覚えました。

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挑戦を続けることで、地域の未来をささえる一員に

百五銀行には、研修や出向、社内公募制度など、自ら手をあげて挑戦すれば可能性を広げられる環境が整っています。私もこうした機会を積極的に活用することで、一歩ずつ自分のめざす姿に近づいていくことができました。

現在の私の目標は、さらに経験を積み、事業承継のプロフェッショナルとして地元の皆さまから真っ先に頼りにされる存在になることです。スムーズな事業承継が進み、一社でも多くの地元企業が存続することは、地域経済の基盤を安定させることに直結します。それは、私が学生時代に描いていた「地元の発展に貢献する」という目標そのものでもあります。

百五銀行は、自分の成長がダイレクトに地域の未来につながる、やりがいに満ちた場所です。これからも現状に満足することなく、自らを磨き続け、地元の皆さまと共に新しい未来を創り出していきたいと考えています。志を共にする皆さまと、切磋琢磨できる日を心から楽しみにしています。

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