家庭と仕事を両立させた女性渉外のロールモデルになる。後に続く人のために
家庭と仕事を両立させた女性渉外のロールモデルになる。後に続く人のために
このストーリーのポイント
- やりたい仕事とプライベートが両立でき、長く働き続けることができると感じて百五銀行を選んだ
- さまざまなお客さまに対し一つひとつ異なる答を探していく仕事は銀行ならではの魅力
- 女性の法人渉外として家庭と仕事を両立させ後進のロールモデルになる
さまざまなお客さまと未来を一緒に考えていく仕事は面白い。だから飛び込んだ銀行の仕事。プライベートも両立させ、女性の法人渉外の道を拓きたいと挑戦を続けている。
株式会社百五銀行
尾松 里奈
(平田町駅前支店法人営業)

2018年入行。大学では社会学を専攻し、マスコミや商社など幅広い業界を検討した結果、企業の経営に深く関われる銀行業に魅力を感じて入行。四日市西支店での窓口業務・融資係を経て、2か店目の支店で念願の法人渉外担当となる。現在は鈴鹿支店にて、地元の企業経営者に伴走するパートナーとして活動中。
銀行なら仕事とプライベートの両立が果たせると思った
学生時代の私は社会学系の勉強に励んでいました。就職活動の際も、最初から金融業界を第一志望にしていたわけではなく、マスコミや商社など、多岐にわたる業界を見て回っていました。そのなかで金融業界、特に銀行に惹かれたのは、さまざまな企業の経営者に直接お会いして、事業をどう成長させていくかという戦略を一緒に考えることができる点に、他にはない魅力を感じたからです。社会人になりたての若手が、会社のトップとこれほど近い距離で対話できるチャンスは、他業種ではそうそうありません。
一方で、私は仕事と同じくらいプライベートも楽しみたいという強い気持ちを持っていました。好きな仕事に没頭するなら商社という選択肢もありましたが、将来の結婚や子育ても視野に入れ、安定して長く働き続けることを考えたとき、福利厚生が充実している銀行が最良の選択だという結論に至りました。銀行のなかでも百五銀行を選んだのは、仕事とプライベートの両立ができる場所だと感じたからです。
入行前から、「銀行で働くなら、いずれは法人渉外の部署で働きたい」と考えていました。当時はまだ、女性の多くは窓口業務が主体で、法人営業を担う女性は非常に珍しい時代でしたが、面接でもその意志をはっきりと伝えていました。すぐに叶うとは限りませんが、いつか現場で活躍する自分をイメージして、私の銀行員人生はスタートしました。
最初の配属先は四日市西支店でした。最初は窓口業務から始まりましたが、その支店は土日も窓口を開けている数少ない店舗の一つで、同期と休みが合わないことに当初は戸惑いもありました。しかし、まずは仕事を覚えることが先決だと考え、がむしゃらに業務に取り組みました。
窓口業務を経験した後は、融資係となりました。ここでは外回りの営業担当者が獲得してきた融資案件の書類を整理し、手続きが円滑に進むようにサポートする役割を担います。この時期に痛感したのは、営業担当者一人ひとりによってスタイルが異なり、ニーズも千差万別であるということです。誰に対しても同じことをすればよいわけではなく、担当者に合わせた柔軟なサポートが必要となります。
この「個別最適化」の視点は、後に渉外担当として外に出るようになった際に大きな財産となりました。融資業務の全体像を把握できただけでなく、円滑な業務遂行には密なコミュニケーションが不可欠であることを実務を通して学べたことは、何物にも代えがたい収穫でした。また、陰ながら人の力になることに喜びを感じる自分自身の特性に気づけたことも、落ち着いて仕事に向き合えるきっかけとなりました。

待望の法人渉外へ。企業の未来を形にする醍醐味
入行して数年が経った頃、2店舗目の支店でいよいよ法人渉外として外に出る機会が巡ってきました。先輩の急な異動に伴う引き継ぎという形でしたが、身の引き締まる思いでその任務を引き受けました。担当したお客さまのなかには事業規模の大きな企業もあり、常に緊張感のある環境でした。
なかでも強く印象に残っているのは、介護施設の新規建設に向けた融資をご依頼いただいた案件です。上司や支店長に何度も相談し、どの程度の融資がどのような条件でできるのか、あらゆる角度から検討を重ねました。開業後の収支シミュレーションを丁寧に行い、お客さまの期待に応えるために何度も対話を繰り返しました。ようやく融資契約に至り、その後、実際に完成した施設で多くの方が利用している光景を目にしたときは、自分の仕事が地域の方々の役に立っていることを肌で感じ、言葉にできないほどの充実感を覚えました。
また、これから法人を設立して事業を始めたいという、創業前のお客さまを担当したこともあります。実績がない状態での融資審査は非常に厳しいため、説得力のある事業計画書が必要です。私は自分なりに市場の将来性を調べ、その会社がどこで強みを発揮できるのかを検討し、お客さまと共同作業で計画書を仕上げていきました。
こうした「伴走型」の支援は、融資だけにとどまりません。その後、その経営者の方にはNISAやiDeCoといった個人向けの資産運用商品もご案内し、深い信頼関係を築くことができました。事業資金を必要とするお客さまが、ふらりと店頭に立ち寄って相談してくださる。そんな百五銀行が築いてきた地元での信頼という伝統を、今度は自分が次世代へとつないでいかなければならないと強く感じています。
法人渉外の仕事は、単に「お金を貸す」ことだけが目的ではありません。ある既存のお取引先からは、継続的な融資のご要望とともに、事業がよりうまくいくための方法についても相談を受けました。
このときは私一人の知識だけでなく、上司や支店長、さらには本社の「法人コンサルティング部」という専門部署にも応援を依頼しました。財務面だけでなく、会社の人事制度や給与体系といった社内体制の改善にまで踏み込んだ提案をいたしました。こうした広範な支援ができるのは、地域密着で培ってきた専門性と組織力がある百五銀行ならではの強みです。実際に現場で活動するなかで、経営者に伴走し、共に課題を解決していくこの仕事の醍醐味をあらためて実感しています。

女性渉外の道を拓き、多様な働き方のロールモデルへ
現在、私は鈴鹿支店にて法人渉外を担当していますが、渉外の世界では女性はまだ少数派であるのが現実です。新卒採用の半分は女性であり、個人のお客さまを担当する女性は増えていますが、法人渉外となると全体の二割にとどまっています。
新しく担当させていただく際、女性であることが珍しがられる場面もまだあります。しかし、一人の銀行員として提供できる価値は、性別によって変わるものではありません。私自身の強みである丁寧な対話や仕事の積み重ねが信頼につながれば、後に続く女性たちの道もより広がっていくはずです。「ロールモデルがいないのなら、自分がその第一歩になろう」という決意を持って、日々業務に励んでいます。
私自身、2年前に結婚いたしました。今後も様々なライフステージの変化も考えられますが、それでも法人渉外という最前線で仕事を続けていきたいと考えています。仕事と家庭を両立しながら、企業の経営を支援し続けることができる。その先行事例となることで、長期的なキャリアパスを描ける環境を自ら体現していきたいと思っています。

未来の仲間たちへ。可能性を信じて挑戦してほしい
百五銀行は、研修制度が非常に充実しているだけでなく、本人の「やりたい」という意欲に対してチャンスを惜しみなく与えてくれる会社です。私は年次が浅い頃に、海外研修に参加する機会をいただきました。現地で目にした日本企業の活躍やマーケットの熱量からは、私自身大きな刺激と学びを受けました。
やりたくてもできない、ということはこの会社にはありません。百五銀行は恵まれた環境を活かして、自らの可能性を広げていける場所です。社員の生活とキャリアの双方を大切にする姿勢を感じ、自分の未来を託せる場所だと思って入行した私の選択に、間違いはありませんでした。
地域社会に貢献し、企業の未来を共に創っていく。そんな使命感とやりがいに満ちたこの場所で、皆さんと一緒にお客さまの夢を形にできる日を楽しみにしています。

