クライアントのビジネスを、目立たないところで支える。常に完璧を心がけて取り組む姿勢こそ、プロとしてのプライド。

クライアントのビジネスを、目立たないところで支える。常に完璧を心がけて取り組む姿勢こそ、プロとしてのプライド。

クライアントのビジネスを、目立たないところで支える。
常に完璧を心がけて取り組む姿勢こそ、プロとしてのプライド。

このストーリーのポイント

  • 穏やかで、居心地のいい社風に惹かれて入社
  • 大手コンビニの日々の情報配信業務に携わる
  • 自分でも気づかない可能性を引き出してくれる風土がある

クライアント内外の情報発信を支える日本アスペクトコアのドキュメントソリューションサービス。決して目立たないが、クライアントの事業に不可欠な存在である。その実感がやりがいにつながっている。

PROFILE
日本アスペクトコア株式会社

逸見 里沙子

システムサービス営業部
システムサービス営業1グループ チーフ
2013年入社

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国文学科卒。学生時代に取得した図書館司書資格を活かしたいと考えて就職活動を進めたところ、日本アスペクトコアを知り、入社する。以来、システムサービス営業1グループに所属し、大手コンビニエンスストアをクライアントに、ドキュメントソリューションサービスに携わる。2024年に昇格試験を受け、チーフに昇格する。

手探りの就活が導いた、たった一社との運命の出会い

私の就職活動は、自分でも何を目指せばいいかわからないまま、手探りでスタートしました。資格は取っておいた方がいいと思ったので、教員免許か図書館司書かで迷った末、図書館司書資格を取得。しかし、図書館への就職は狭き門だったため、その資格が活かせそうな企業を探すことにしました。
そこで見つけたのが日本アスペクトコアです。もちろんどんな企業か、最初はまったく知りませんでした。そこで会社のサイトを詳しく見てみたところ、漠然と図書館司書資格が活かせるのではないかと感じ、応募を決めました。

日本アスペクトコアは、私にとって初めて企業訪問や面接をする会社だったため、不安と緊張でいっぱいでした。訪問前は、怖かったことを覚えています。
ところが、採用担当の方も役員の方も、皆さんとても穏やかで優しく、私も肩の力を抜いて自然に話すことができました。その印象があまりに素晴らしかったため、そのまま入社を決意。ですので、就職活動は1社で終了。今振り返ると、とても幸せな出会いだったと思います。
このときに感じた当社の穏やかなカルチャーは、入社後も変わることがありません。落ち着いた雰囲気は当社ならではの大きな魅力であり、とても居心地がいいと感じています。

入社を決めたもう一つの理由は、新人教育がしっかりしていることでした。私は入社前、特に明確なキャリアビジョンを持っていなかったため、新人をどのように育ててくれるのかがとても気になっていました。
私が入社したときの新入社員教育は約1ヵ月間。同期の仲間と一緒にBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)サービスを提供している現場を訪問し、どのような業務をしているのかを直接学びました。特に印象に残っているのは、どの現場でも先輩方がとても楽しそうに働いていたことです。その姿を見て、私は自分の将来を重ね、どの部署に配属されても楽しく働けるに違いないと確信しました。

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完璧を目指して、完璧を疑う─ミスが教えてくれたプロの意識

新入社員研修を終え、私が配属されたのはシステムサービス営業1グループ。大手コンビニエンスストアにドキュメントソリューションサービスを提供する部署です。それ以来、私はずっとこの部署でキャリアを積んできました。
最初は部署の1人のメンバーとして業務を担当し、5年目にはリーダーに昇格して業務全体を管理するようになりました。そして入社11年目には管理職に昇進し、チーフとなりました。
もともと管理職を強く目指していたわけではありませんが、日々の業務に真摯に向き合い、成果を積み重ねていく中で、会社からその姿勢をしっかりと評価していただきました。その結果として、チーフという役職を任せていただけたことは、大きな励みになっています。

大手コンビニエンスストアの本部では、全国の加盟店に向けて日々さまざまな情報を発信しています。販売に力を入れてほしいおすすめ商品の情報もその一つ。加盟店ではその情報をもとに、商品を目立つように陳列したり、来店客に声をかけたりします。そうしたおすすめ商品の情報を商品写真とともに全国の加盟店へ発信する業務を、当社ではドキュメントソリューションサービスとして提供しています。いわば、本部と加盟店の橋渡し役です。
私もコンビニに立ち寄ると、客として、自分が情報配信に携わった商品が並んでいるのを目にすることがあります。目立たないところでコンビニを支えているやりがいを実感する瞬間です。
日々、膨大な情報を配信していますが、それらは正確に届けられて当たり前。万が一にも誤りがあると全国の店舗が混乱してしまうため、ミスは許されません。責任のある仕事なのです。
ところが入社3年目、私はそのミスをしてしまいました。配信する情報に誤りがないよう入念にチェックを行ったつもりでしたが、見落としがあったのです。仕事に慣れてきて、緊張感が薄れてしまっていたのでしょう。ミスに気づいた瞬間の、血の気がサーッと引いていく感覚は、今も忘れられません。
私はすぐに上司に報告し、クライアントに謝罪するとともに、正しい情報を再配信しました。対応が早かったため、大事には至らなかったことは幸いでした。このミスを通じて、私は改めて仕事の責任の重さを痛感するとともに、“常に自分を疑いながら仕事する”ことの大切さを学びました。100%の仕事なんてあり得ません。完璧を期すことは当然でも、完璧はありえないと自覚することが重要なのです。
感謝しているのは、上司の対応です。上司は私のミスを叱責するのではなく、「失敗しないよう、今後どうすべきか、一緒に考えよう」と指導してくれました。若い人材の成長につなげるために、ミスから学ぶ姿勢を大切にする。その考え方は、管理職となった今の私も心がけています。

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好きな仕事を続けた先に見えた、リーダーシップの本質

5年目にリーダーに昇格しました。それまでは業務の担当者でしたが、リーダーの役割はチーム全体の業務の管理です。常に進捗状況を把握しながら、ミスが発生しないようマネジメントを行いました。
リーダーになったことで視座が上がり、視野も広がったのは楽しかったです。チームの業務がスムーズに進むことで、クライアントへの貢献を実感できました。
一方で、リーダーになって初めて、人を育てることの難しさを知りました。私が管理していたメンバーは6人ほど。その中には新卒のメンバーもいました。
当然ですが、人の考え方はさまざまで、仕事に対する価値観も十人十色。全員が同じ方向を向いていれば理想的ですが、それは現実的ではありません。それぞれの考え方や個性を尊重しつつ、いかにモチベーションを高め、ポテンシャルを引き出していくか。これは本当に難しい課題です。そしてチーフになった今も、私にとって大きなテーマであり続けています。

チーフに昇格したのは、入社11年目のことでした。
入社当初は、自分が管理職になるなんて想像もしていませんでした。それどころか、入社後も管理職になりたいと思ったことはなかったんです。好きな仕事に取り組めるだけで十分だと思っていました。
それでも管理職になることを決めたのは、上司が背中を押してくれたからです。本来、昇格試験を受けるには経験年数など一定の条件を満たしている必要があります。しかし、私はそれには届いていませんでした。それにもかかわらず上司は「それでも昇格試験を受けてみたらどうか」と私に声をかけ、会社に推薦までしてくれたのです。
リーダーとして日々の業務に取り組む私の姿をしっかり見てくれていたこと、そして私自身も気づいていない可能性に気づいてくれたことは本当に嬉しく、感謝しています。
一生懸命頑張る社員を公平に評価してくれることは、当社の大きな魅力です。

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“縁の下の力持ち”として、期待以上の価値を届けたい

チーフとして現在担当しているのは、大手コンビニ3社の業務全体の管理です。各社へのドキュメントソリューションサービスが滞りなく行われているかを確認し、人手が足りなくなったり、トラブルが発生したりした際には、私も現場に駆けつけてサポートに当たります。より広い視野で業務全体を見られることは面白さのひとつですし、現場のメンバーがやりがいをもって業務に取り組んでいる姿を見られることは管理職としての喜びでもあります。
それだけではなく、新しいサービスの導入や業務の合理化にも取り組んでいます。ドキュメントソリューションサービスには、これで十分という終わりはなく、提案次第でいくらでも仕事の幅を広げていくことができるのです。

私は当社の仕事が好きで、ずっと続けてきました。いわば縁の下の力持ちとしてクライアントの業務を支えることにやりがいを感じ、期待に応えることが喜びにつながっています。
私たちのサービスは、上手くいって当たり前。ミスのないことが前提です。そのため、クライアントから感謝の言葉をいただくことはめったにありませんが、それは当然でしょう。私たちはプロなのですから、ニーズに応えるサービスを提供できて当たり前なのです。
そんな仕事に、私は誇りを持って取り組んできました。そして、先輩方からも同じ想いを感じます。プロとして課せられたミッションを果たすことが、仕事へのモチベーションとなっています。

まだチーフとしての経験は浅いため、今はとにかく新たな学びの日々です。学び続けることでさらなる成長を遂げ、それが会社への貢献につながれば、こんなに嬉しいことはありません。
また、先輩や上司は素晴らしい方ばかりで、入社以来“人”に本当に恵まれてきたと実感しています。これからの業務を通じて、その恩返しができればと考えています。

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