仕事と子育ての両立を目指し、全国転勤のメガバンクから地元の百五銀行へ

仕事と子育ての両立を目指し、全国転勤のメガバンクから地元の百五銀行へ

仕事と子育ての両立を目指し、
全国転勤のメガバンクから地元の百五銀行へ

このストーリーのポイント

  • メガバンクで培った富裕層向けウェルスマネジメントの知見
  • ライフステージの変化を機に、地元での長期的なキャリアを選択
  • 若手育成にも注力し、地方における高度な金融コンサルティングを牽引

積み上げたキャリアを手放すことなく、子育てとも正面から向き合うために、決断したのが、百五銀行へのキャリアチェンジだった。後に続く女性行員たちのロールモデルを目指し、充実の日々を送る。

PROFILE
株式会社百五銀行

吉村 有梨

伊勢コンサルプラザ
2025年入行(キャリア採用)

hyakugo-st12-02.jpg

三重県出身。新卒でメガバンクに入行し、主に富裕層向けに資産管理・資産承継などのサービスを提供する。出産を機に、子育てと仕事の両立を図るべく、全国転勤のあるメガバンクを退職。地元・三重県に戻り、百五銀行に入行した。筋向橋支店での窓口営業を経て、現在は伊勢コンサルプラザで個人のお客さま向けの資産運用・資産承継・事業承継などの提案に携わる。

「最後は百五銀行に」メガバンク時代に肌で感じた絶対的な信頼感

新卒で入行したメガバンクには、約12年勤めました。主に担当していたのは、富裕層向けに資産管理や承継などをご提案するウェルスマネジメントサービスです。お金というのは誰にとってもセンシティブな問題であり、ご家族にさえ相談できないお悩みを抱える方も少なくありません。それなのに他人である銀行員にご相談いただけるのは、そこに絶対的な信頼関係があるからです。しかも富裕層のお客さまはさまざまな金融機関のプロフェッショナルとお付き合いがあります。その中で私を真っ先に思い浮かべて指名してくださることに、大きな喜びとやりがいを感じていました。

メガバンクゆえに全国転勤が伴い、私も三重県の支店を皮切りに、主に東京都内の支店で勤務しました。転機となったのは子どもが生まれ、子育てと本格的に向き合いたいと考えたことです。

子どもは何ものにも代えがたい存在です。だからといってこれまで築いた仕事も手放したくありませんでした。しかし、これから管理職を目指すには何度かの転勤は避けられない状況でした。そうした中で子育てと仕事のどちらにも余裕を持って取り組むには、地に足をつけて、落ち着いて働ける環境が必要だと考えたのです。そこで頭に浮かんだのが、地元・三重県の銀行である百五銀行でした。
地元なら知人も多くて安心ですし、人生設計も立てやすいと感じたからです。

メガバンクで働いていたからこそ痛感したのが、三重県における百五銀行の圧倒的な存在感です。
メガバンクの三重県内の支店に勤務していたとき、お客さまから百五銀行に対する強いつながりを感じることが多々ありました。これは法人の場合でも同様です。そうした信頼感を肌で感じていたため、“地元で働くなら百五銀行”というのは私にとって自然な選択肢でした。地域との深いつながりや、信頼感の厚さは、百五銀行ならではの大きな強みです。

hyakugo-st12-03.jpg

「教え合う文化」に救われて。キャリア入行から広げた若手育成の輪

入行に際して一番不安だったのは、人間関係でした。メガバンクの出身ということで先入観を持たれたり、距離を置かれたりするのではないかと心配だったのです。ところがそれはまったくの杞憂で、何の違和感もなく職場に溶け込めました。肩肘張らず、自然にコミュニケーションの輪に入ることができたのです。
もちろん同じ業界といっても、手続きや用語など、数多くの違いがあります。前職では、わからないことがあれば自分で調べ、独力で解決するのが当たり前というカルチャーでした。しかし百五銀行では、マニュアルに頼るだけでなく、人から教わることも大切にしています。しかも、キャリア入行の私が知らないのは当たり前という感覚を皆さんが持っているので、とても質問しやすい雰囲気でした。「メガバンクにいたから知っていて当然」という空気を感じたことは一度もありません。

最初の配属先は筋向橋支店で、担当業務は窓口営業のマネジメント職でした。窓口業務が円滑に進むようサポートしたり、仕組みを考えたりする業務で、若いメンバーの育成にも携わりました。ときには自ら窓口に座ってお客さまに資産運用や相続のご提案なども行いました。
私は責任ある仕事を任されるとやりがいをもって取り組むタイプなので、毎日が充実していました。キャリア入行でありながらこのような仕事を任せていただいたことには、とても感謝しています。

印象に残っているのは、行内の「公募トレーニー制度」に応募し、データを活用して富裕層のお客さまの開拓に取り組んだ経験を、筋向橋支店内で展開したことです。若手行員には営業力を磨いていきいきと仕事に取り組んでもらいたいとの思いがあり、周囲を巻き込みながら勉強会やロールプレイングなどを実施しました。結果として、それが案件の創出に結びついたのです。こうした成功体験を得たことで若手行員の表情が変わり、モチベーションも高まりました。充実感にあふれた表情で仕事に取り組む様子を目にするのは本当に嬉しく、大きな手応えを得ることができました。

hyakugo-st12-04.jpg

「あなたに会えてよかった」を原動力に。徹底した顧客第一主義の実践

筋向橋支店に11か月勤務した後、伊勢コンサルプラザに異動しました。コンサルプラザとは個人のお客さまの資産運用を専門に担う部署で、現在、私は支店の担当者と連携しながら、さまざまな提案を行っています。

具体的には筋向橋支店と田丸支店の若手行員とともにお客さまを訪問し、幅広い金融商品を提案しています。また、伊勢コンサルプラザの目標達成のための営業推進にも携わっています。
あるお客さまは大きな事故に遭い、後遺症もあることから、この先の人生に対して悲観的になっていらっしゃいました。しかしアフターフォローを行ったところ、運用で相当な利益が出ていることが判明しました。そのことをお伝えすると、お客さまは一転して満面の笑みになり、生きる喜びを取り戻されたようでした。
運用そのものは私が提案したわけではありませんでしたが、お客さまの金融資産を豊かにし、ひいてはお客さまの生活そのものを豊かにするという私たちの仕事の意義を実感しました。そのためにさらに自分のスキルを磨いていかなくてはと、気持ちを新たにしました。

私たちの仕事にとって何よりも大切なのは、お客さまとの信頼関係です。決して特別なことではなく、大切な人に思いを寄せるのと同じように、常にお客さまのことを考え、どうしたらもっと寄り添えるかを探求し続けることが必要です。
そのためにお客さまに関する情報はすべて頭にインプットし、どんな提案をすれば喜んでいただけるかを考え続けています。そして、お客さまが支店にいらっしゃったときは誰よりも先にかけよってご挨拶し、定期的にお電話を差し上げてお声を聞くようにしています。どれも決して特別なことではありませんが、“あなたを思っています”という気持ちは確実に伝わるはずです。その結果いただく「あなたに会えてよかった」というお言葉は、私にとって最高の喜びです。
そうした喜びをぜひ若い行員にも実感してほしいですし、「こんなことができるようになりました」「自信がつきました」という声を聞くと、本当に嬉しく思います。このように人を育てる喜びは、百五銀行に入行して知った大きな収穫です。

hyakugo-st12-05.jpg

迷っているなら、前へ。環境を変える勇気が教えてくれた新しい自分

今後の目標は、子育てときちんと向き合いながら、管理職としてキャリアを積んでいくことです。現在、私は時短勤務制度を利用していますが、それでも営業の仕事や管理職の仕事がきっちりとこなせることを、若い行員たちに示したいと考えています。
女性としてのライフイベントと銀行員としてのキャリア形成をどう両立していくべきか、悩みを抱えている女性行員は少なくないでしょう。私は彼女たちにとってのロールモデルでありたいと考え、自らの姿を通して道を示していきたいと考えています。
キャリアも子育ても諦める必要はありません。百五銀行ならどちらも両立し、納得できる道を歩んでいけると信じています。

前職のメガバンクでは、富裕層のお客さまの開拓について、徹底的に指導されました。新聞やテレビでお顔を拝見するようなお客さまもいらっしゃったのですが、皆さま、お金や資産に関する不安や悩みを抱えていらっしゃいます。そうしたお客さまの懐に飛び込んで信頼関係を築いていく、その難しさと面白さを教わりました。また、銀行の仕事はチームプレーであり、組織として連携することの大切さも学びました。こうした経験を百五銀行の後輩たちにもしっかりと伝えていきたいと思っています。

時々「地方には富裕層なんていない」とあきらめ顔をする人もいますが、そんなことは決してありません。先入観を持たずに開拓に挑むことで、必ず富裕層のお客さまに出会えることを、私自身が証明していきたいと考えています。

子どもを抱えながらの転職には勇気が必要でした。決断は簡単ではなく、ずいぶんと悩んだものです。それでも思い切って新しい環境に飛び込んだからこそ、仕事と子育ての両立を可能にすることができました。新しい自分に出会えたという思いです。
もし私のように環境を変えてみたいけれど決められずに逡巡しているという方がいらっしゃったら、ぜひ思い切って一歩を踏み出してください。迷ったときこそ、前へ進む勇気を持っていただけたらと思います。

hyakugo-st12-06.jpg

TAGS
SHARE