
人を大切にする風土があるからこそ長く働き続けられる
人を大切にする風土があるからこそ
長く働き続けられる
このストーリーのポイント
- 人とのつながりを大切にする経営理念に感銘を受けて入社
- ベトナム技能実習生の教育担当を任せられ、言葉の壁を超えられたことを実感
- 仲が良い惣菜部のメンバーと「お弁当大賞」にノミネートされるお弁当作りを目指す
「健康・グルメ・快適生活・人を大切に」を経営理念に掲げているランドロームジャパン。その理念には、顧客はもちろん従業員も大事にする想いが込められている。惣菜部の小山も、経営理念に惹かれて入社を決意。店舗のチーフとして、共に働く仲間を大切にしながらやりがいを持って仕事に取り組んでいる。
株式会社ランドロームジャパン
小山 可奈恵
惣菜部
2019年入社
以前の勤め先であるデパートの閉店を機に、新たな職場を探す過程で出会ったのがランドロームジャパン。前職の経験を活かせる惣菜部へ配属になり、一年後にチーフに昇進。今後は複数店舗を統括するリリーバーチーフを目指している。
経営理念に惹かれて入社を決意
以前は、デパートの中に入っている食肉専門店で働いていました。そこではお惣菜を作ったり、お肉をスライスしたりしていましたが、ある日突然そのデパートが閉店することに。新たに働ける場所を探さなくてはならなくなりました。
仕事を探すために、派遣会社へ登録。これまでの経験を活かせる仕事で、自宅から通える範囲での勤務先を希望していたところ、派遣会社の担当者から紹介してもらったのがランドロームジャパンでした。
紹介を受けた時に、当社の経営理念である「健康・グルメ・快適生活・人を大切に」という言葉は、当時「どういう意味なのだろう?」と疑問に思ったのを覚えています。
面接に行った時に、経営理念について当時の面接官に聞いてみることに。「健康になるためには、おいしいものを食べることが大事。食べることで、生活も快適になるという意味が込められています」と教えてもらい、そういった考えをしているのかと納得しました。
そして「人を大切に」の言葉に込められている思いには、本当に共感したのを覚えています。「快適に生活をするためには、人とのつながりが何よりも大切です。人を大切にしたら、自分にも良いことが返ってきます。当社の社員には、お客様はもちろん従業員とのつながりも大切にしながら働いてほしいのです」と説明を受けた時は、胸を打たれましたね。しっかりとした経営理念を掲げていて、人との結び付きを大切にしている会社なら長く働けそうだと思い、入社を決めました。
入社後は、前職の経験を活かせる惣菜部に配属。経験のある仕事とはいえ「最初はわからないことも多く苦労するだろう」と思っていましたが、意外と早く慣れたのは、良い意味で感じたギャップでした。ランドロームジャパンには、各部門の担当者がスムーズに作業ができるようマニュアルが整っています。たとえば惣菜部であれば、一つの料理を完成させるための手順が細かく記されているんです。その通りに作業を進めていけば一通りの仕事ができるので、中途入社でも心配なく働けます。
とはいえ、ささいなことを聞きたいタイミングはあります。そんな時にお世話になったのが、同じ惣菜部のストア社員(パートタイムの従業員)の方々です。ランドロームジャパンは、正社員だけでなくストア社員にも等級制度(従業員を能力や役割などでランク分けする制度)が設けられています。特に、等級の高いストア社員の方は知識が豊富で、疑問に思ったことをなんでも聞けたので心強かったです。
そして何より安心したのが、皆さんが転職したての私をよそ者扱いせず、温かく迎え入れてくれたこと。そのおかげで、緊張でこわばっていた肩の力がすっと抜けたのを覚えています。経営理念にある「人を大切に」を体現している方々ばかりで、この会社に入って良かったと改めて思いました。
一緒に働く惣菜部の仲間の意見を尊重する
現在は惣菜部のチーフとして、同じ部の従業員20人と一緒に働いています。ランドロームジャパンが取り扱っている惣菜は、揚げ物、焼き魚、お寿司、中華、ベーカリーなど幅広いです。それらを素早く作り、出来立てを店頭に並べられるよう従業員同士協力し合っています。
また、一日にどの種類のお惣菜を何個作るか考え、指示を出すのもチーフの仕事です。だいたいは、当社のバイヤーが出した計画に沿って作っていくのですが、作ったお惣菜が予想以上に早く売れることもあります。売れ方を見ながら、追加でどれを何種類作るかを判断し、一緒に働くメンバーに指示を出しています。
一方的に指示を出すだけではなく、部門全体の意見を尊重することも意識しています。先日、私がごま団子を店頭に並べる計画をしていたら、若手のメンバーから「ドーナツの方が絶対売れるから、出しましょう!」と意見をもらいました。どちらの商品も過去の売上金額は同じくらいだったので意見を採用した結果、ドーナツの売上がこちらの予想以上に伸びたんです。
若手の子にとっては自分の予想が当たったことが自信につながったようで、さらにいきいきと働いてくれるようになりました。私にとっても自分以外の視点からの意見は勉強になることが多いので、自由にアイデアを出し合える雰囲気は大切にしています。
ベトナム技能実習生の教育を経て自身の成長を実感
印象的な経験は、とある店舗の惣菜部で働いていた時に、ベトナムから来日した技能実習生4人の教育を担当したことです。ランドロームジャパンでは、日本で特定の技術を習得し、帰国後に母国でその技術を広める意思のある外国人実習生を定期的に受け入れています。たまたま彼らが、私の所属する店舗に配属になりました。
一番苦労したのは、実習生たちとの母国語の違いにより、コミュニケーションがなかなかうまく取れなかったことです。彼らは基本的な日本語は勉強しているものの、完璧ではありません。当然マニュアルの漢字も読めないため、「これを読んでおいて」と指示をすることもできませんでした。こちらがわかりやすく伝えたつもりでも、相手には伝わっていないことも多く、言葉の壁を越えることの難しさを痛感しました。
そこで意識したことは2つあります。まず1つは、数字を使いながら具体的に指示をすること。数字は世界共通です。たとえば揚げ物を揚げてほしい時は、「“12時”までに“10個”揚げて」など、必ず数字を伝えるようにしていました。そしてもう1つは、一緒に現場に立ちながら教えること。言葉でスムーズに伝えられない分、やり方を目で見てもらい、一緒に作業をしながら覚えてもらうようにしました。
伝える苦労はありましたが、彼らは一度覚えると飲み込みが早く、次の作業もどんどん覚えてくれるように。そのうち、仲間同士で学んだことを教え合う様子も見られるようになった時は、自分の教えが確かに伝わっていることを実感できました。
また、技能実習生の彼らは、母国に帰るまでに何種類かの試験を受けて合格しなければなりません。試験は筆記と実習があり、それぞれをクリアしてもらうための対策も並行して行いました。
3年間かけて店舗での仕事と試験勉強に取り組んでもらった結果、無事4人とも試験に合格。彼らが大好きなアイスクリームを合格のご褒美に買って、一緒に食べながらお祝いしたことは今でも忘れません。
実習生との関わりを通して、自分自身が一層成長できたことを感じています。今までやってきたことを再度振り返る機会になりましたし、自分の頭の中を整理しながら相手にわかりやすく伝える力が身につきました。
当時教えていた実習生たちは全員母国に帰り、ランドロームジャパンで身につけた技術を活かして働いています。今でも定期的に連絡を取っていて、そのやり取りから一人ひとりの活躍がうかがえることを、とても嬉しく思っています。
一人ひとりのキャリアを尊重する風土がある
当社には、従業員のキャリアを大切にしてくれる風土もあります。ある時期、体調を崩して3ヶ月ほど休職していたことがありました。会社を長い間離れることになるので、「チーフから降格して一般社員になるかもしれない」と覚悟していたんです。ですが私の役職は変わることなく、復帰後もチーフとして迎え入れてくれました。
こういう配慮にも、当社の経営理念の「人を大切に」が表れていると感じます。復帰してからは、日々の仕事で恩返ししようと精一杯取り組んでいます。
今後の目標は、複数店舗の惣菜部を統括する「リリーバーチーフ」になることです。違う店舗を同時に経験することで視野が広がり、よりお客様に満足していただけるお店作りができると考えるからです。当社では、年に一回社内に自分の目標を伝えられる「未来レポート」を提出できる機会があり、そのタイミングで希望を伝えています。
もう一つの目標は、全国のスーパーに並ぶお弁当から特に優れた商品を選ぶコンテスト・お弁当大賞にノミネートされるお弁当を開発することです。ランドロームジャパンからコンテストに出品できるお弁当の数は限られているので、まずは社内で選ばれるお弁当を作るために、惣菜部20人全員でアイデアを出し合っています。
詳細はまだ話し合っている途中ですが、春の季節に合わせて見た目が華やかなお弁当を作りたいと考えています。もちろん、おいしさも妥協しません。仲の良い惣菜部のメンバーと、同じ目標に向かいながら仕事ができて本当に楽しいです。少しでも興味を持った方、和気あいあいとした雰囲気で働きたい方は、ぜひエントリーをお待ちしています。