新しい時代、新しいモビリティ社会の実現へ、商品開発にゴールはない

新しい時代、新しいモビリティ社会の実現へ、商品開発にゴールはない

Profile

本田 里実

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三井住友海上火災保険株式会社

自動車保険部 企画開発チーム
2012年入社/商学部卒

──具体的な仕事内容を教えてください。

当社商品の一つである自動車保険における商品・サービスの新規開発業務を担当しています。お客さまや社会のニーズに合った商品・サービスを提供できるよう、社会環境の変化やお客さまの声、社内の様々な部門からの意見を注視するとともに、常に自己変革していく必要があります。私が担当している業務では、より魅力的な商品・サービスの提供のため、お客さまや、営業・損害サポート部門からの様々な意見の分析を行っています。また、保険商品の開発に必要不可欠となる金融庁との折衝業務にも携わっています。

──仕事のやりがいを教えてください。

開発案件の立案から関連部署との協議、緻密な約款作成業務等、半年以上の月日をかけてチーム一丸で進めてきた商品開発のゴールとして、金融庁から開発内容について認可を得る瞬間は一番のやりがいを感じます。自動車保険の開発は、お客さまへの影響のみならず、事務システムや営業・損害サポート部門、保険募集を行う代理店の皆さまへの実務影響等、多角的な観点から検討を進めるため、関連部署と幾度となく協議を重ねます。また、時には数百枚程度にも及ぶ金融庁への提出資料を作り上げる必要もあるため、自分ひとりでは絶対に達成できないスケールの大きな業務に携われていることに、やりがいを感じます。

──これまでの業務で困難だったことはなんですか。また、どのように乗り越えましたか。

自動車保険の商品改定において、補償内容を定める「約款」の起案を任されたときです。補償内容の改定にあたっては、事前に関連部署と入念な改定内容の協議・検討を行い、それを約款に規定することで当社の自動車保険における補償内容が定まります。そのため、約款を起案する際には一切の文言誤りが許されず、仮に補償内容に影響のある誤りを生じさせた場合にはお客さまに多大な影響を与えることにもなります。その影響度の大きさにこれまでにない責任感や不安を感じましたが、不安を乗り越えるために、1つ1つのプロセスを確実に積み重ね、自分が納得いくまで何度も入念なチェックを重ねる等、自分自身の取組に自信が持てるまで粘り強く向き合ったことで、不安を自信に変えていきました。

──上司や先輩からかけられた言葉で最も印象的な一言とその理由を教えてください。

「明日を今日よりもいい日にしたい」という言葉です。

社会環境が変化すれば、商品・サービスに対するニーズも変わります。そういう意味で商品開発にゴールはなく、常にお客さまへ魅力ある商品・サービスをご提供し続けていくことの必要性や重要性を考えさせられた言葉でした。

──自らの仕事が「社会に貢献している」と感じられる。そんな瞬間はありますか。

近年、モビリティ産業を取り巻く環境は大きく変化し、CASE、MaaSといった、自動車にまつわる新たな技術やサービスが生まれています。CASE、MaaSの進展により、自動車保険の観点からは、コネクティッドカーや自動運転等における新リスクやお客さまニーズに対応した商品をいち早くご提供していくことが求められてきています。当社では、CASE、MaaSの対応として、モビリティ産業の動向調査や新商品・サービスの企画提案を行う専門部署と連携して、全社一丸となって市場のニーズを迅速にキャッチし、商品開発を進めています。新しい時代に対応した自動車保険の開発・提供を通じて、CASEやMaaSの発展、新しい時代の快適なモビリティ社会の実現に大きく貢献しています。

──日々仕事をする上で、心がけていることはなんですか。

些細なことでも、気になったことは必ず立ち止まって考えるようにしています。
保険は社会貢献度の高い商品であるため、その商品開発に携わる立場として、社会に対する影響度の大きさを常に意識しながら仕事をしていく必要があると思います。そのため、些細なことであってもそれがお客さまの万が一の時の大きな穴とならないよう、どんな気づきも必ず「これでよいのか?」と考え、自分のなかでの疑問を残さずに仕事を進めていくことを心がけています。

──休日の過ごし方、リフレッシュ方法を教えてください。

仕事がある日とのメリハリをつけるため、仕事のことからは離れて、友人と食事に出かけたり買い物をしたりして過ごしています。

──将来目指しているキャリアやそれに向け現在取り組んでいることがあれば教えてください。

自動車保険は学べば学ぶほど奥深い商品なので、なぜ現在の商品内容となったのか日々気になったことは保険にまつわる文献や過去の開発資料等からしっかり調べ、これからの開発に活かせるよう知識を蓄えています。

──一緒に働きたい人はどんな人ですか。

「『チャレンジ精神』と『目標達成に向けた行動力』を持つ人」です。

技術革新による新たなリスクや年々甚大化する自然災害リスク等、会社を取り巻く環境は常に変化しています。また、自分自身においても、今まで以上に生産性の高い働き方が求められる時代となり、過去の慣例や従来の枠組み等から脱却する志向が求められてきています。こうした環境変化に対応していくために、何事においても現状に妥協することなく常に「改善」や「改革」の意識を持ち、その実現に向けて主体的に行動していける力を持つ人が求められていると感じます。

──就職活動生に向けて一言お願いします。

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自分がどんなことに「やりがい」を感じるのか、自分の「軸」は何なのか等、過去の自分を振り返る機会がこれから多くあると思います。自分で考えて答えを見つけることもできますが、色んな価値観の方とお話をする中で、今まで気づかなかった考えや自分の考えがブラッシュアップされるようなヒントが見つけられることもあります。これから就職活動を迎える学生の皆さんには、将来の選択肢が沢山ありますので、ぜひ様々な会社や実際に働いている方の考えや思いを聞くようにして、ご自分が納得いく就職活動を進めてみてください。

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