自身のバリューにこだわり、高度なスキルや知識を磨き続ける。M&Aのプロとして、企業のさらなる発展と日本経済の活性化に貢献したい。

自身のバリューにこだわり、高度なスキルや知識を磨き続ける。M&Aのプロとして、企業のさらなる発展と日本経済の活性化に貢献したい。

自身のバリューにこだわり、高度なスキルや知識を磨き続ける。
M&Aのプロとして、企業のさらなる発展と
日本経済の活性化に貢献したい。

PROFILE
三菱UFJ銀行

水野 一歩

コーポレート情報営業部 財務開発室 第一Gr
2012年入行/社会学部社会学科卒

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入行3年目、専門性を身につけたいと考え、Job Challenge(社内公募制度)を活用しM&Aの世界に挑戦。以来、約8年、数多くのディールを経験し、M&Aの専門的なスキルを習得。M&Aのプロフェッショナルへの道を着実に歩んでいる。

経営の本質に迫り、お客さまの課題解決に貢献したい思いからM&Aの世界に挑戦

入行後およそ2年半、大阪・玉造支店で中堅・中小企業のお客さまの法人営業およびオーナー取引を担当し、お客さまに真摯に寄り添う銀行員をモットーに業務を行っていました。そうした中で、お客さまの課題に向き合うことができた実感はありましたが、向き合った課題の解決がまだできていない、また自分にはまだ強みが足りないという想いが芽生えました。この想いから、経営の本質に迫ることができる業務の一つとして、M&A業務にひかれ、Job Challengeという社内公募制度を活用してM&Aのアドバイザリー業務を担当する財務開発室に異動。もともと、M&Aという業務に対する漠然とした憧れがあったこともあり、異動が決まったときは新しい世界への挑戦が始まることにワクワクしたことを覚えています。異動後、最初の2年間は大阪の財務開発室でM&Aの基礎を徹底的に学びました。当然ながら右も左もわからない時期もありましたが、周囲のサポートを得ながら一つひとつの経験を自分のスキルに変えることで、加速度的な成長を実感することができ、モチベーションにもつながりました。経験を積む中でM&A業務の魅力や奥深さを感じ、M&Aのプロフェッショナルをめざすという明確な目標ができました。この時期はまさに修業期間であり、ただ仕事をこなすだけではお客さまにバリューのあるアドバイスを提供できず、自身のバリューアップにもつながらないことを肌身に感じました。また、M&Aは長期間におよぶプロジェクトであることから、今の仕事が全体のプロセスの中のどこにあって次のプロセスにどうつなげていくか、その全体感を把握して大局観を持ったアドバイスをすることの重要性を痛感する日々でした。その後約1年間は三菱UFJモルガン・スタンレー証券に出向。大企業のM&A案件に携わることで、大企業ならではの意思決定プロセスや株主との関わり方など、その後のディールにも大きく活かされる知見を得ました。そして現在は財務開発室に戻ってさまざまなタイプのディールに実務責任者として関わっています。今振り返ると、強い想いを持ってJob Challengeに応募したことが、銀行員人生の大きなターニングポイントだったと思います。

経験を積み重ねることがプロへの道に通じる

私たちは、M&Aの売り手あるいは買い手となるお客さまのファイナンシャル・アドバイザーという立場で、M&Aがお客さまにとって最適な形で実現できるよう、相手方との交渉や精緻なプロジェクトマネジメントを実行する役割を担っています。M&Aは「知の総合格闘技」と言われるように、法務、税務、会計、経営戦略などの幅広い分野におけるハイレベルな知識が必要とされます。ただ、これらの知識は、M&Aに携わる者として基本中の基本。M&Aのプロとしては、知識だけではなく交渉力、プレゼンテーション能力、論理的思考力など、多様なスキルが必要とされます。また、幅広い関係当事者との信頼関係の構築力も重要です。面談や交渉の際、入念な下調べはもちろん、相手の仕草や様子を見ながら瞬時に進め方を変えていくスキルも求められます。ただ、こうしたスキルはもともと持ち合わせていたものではありません。出向から戻ってきた直後、お客さまが先輩の話を熱心に聞く一方で、私の話はあまり聞き入れられない悔しい経験をしました。ただ、その悔しさが、自分に足りないものを見つめ直すいいきっかけでした。プロフェッショナルな先輩の動きを見ながら、数多くのディール経験を重ねる中で、一つひとつスキルや知見を体得していく。結果、最初はできなかった瞬時な判断力・推進力が自分の強みになっていると思います。また、お客さまの真のニーズを把握してスピード感を持って的確にお応えするというプロセスの積み重ねがアドバイザーへの信頼感を醸成します。そしてその信頼を勝ちとり、適時適切なアドバイスをもってお客さまが望む形でのゴールに導く力こそが私のバリューです。経験を通して自身のバリューを高め、プロの道を歩んでいく。その原動力の源泉はお客さまや日本経済のさらなる発展に貢献したいという強い想いがあるからこそです。

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前例のないスキームの案件への挑戦、プロに近づいた実感を持った

昨年、私は上場企業のMBO(Management Buyoutの略。経営陣が自社の株式などを買収すること)案件に携わりました。本案件は、創業家一族が、株式公開買い付け(TOB)を通じて既存の株主から株式を買収し、上場していた株式を100%保有して非上場化するというスキームでした。この案件固有の事情があり、当行には前例がないスキーム構築が必要でしたが、行内にも知見が蓄積されていませんでした。最初は手探りでしたが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の出向時代の案件を自分なりに応用するなど、これまでの自分自身の経験が大きく活きた案件でした。しかし、クロージングまでは幾多の困難な壁がありました。キックオフからクロージングまでの期間が極めて短い上に、相手方、金融当局、証券取引所、株主、弁護士などさまざまな思惑を持った多数の関係当事者との調整。また、条件変更などによるディールクロージングの延長という、イレギュラーな状況にもクイックに対応する必要がありました。これまでの経験や知識をフル活用し、コントロールタワーとして多くの人と交渉し、ようやくクロージング。今振り返ると、成功要因はプロフェッショナルとしての確固たる信念と強い想いを持てたこと。クロージング後、周りから「この案件は水野だからできた」と言ってもらい、自分自身もM&Aのプロフェッショナルへの階段をまた一つ上ることができたと思います。今後、「M&Aの相談があったら水野に話を聞こう」という唯一無二の存在になっていきたいですね。

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自身のバリューを常に問い続ける

M&Aに携わって8年になりますが、まだまだ成長途上だと感じています。M&Aには上場企業同士の大型案件だけでなく、中堅・中小企業の事業承継に係るM&Aなどさまざまな種類の案件があります。それぞれ求められるスキルも異なりますし、そもそも企業によってベストなプロセスは千差万別なのですべてカスタムメイドでM&A戦略を構築していく必要があります。また、事業や会社を次世代に承継していくことは、中堅・中小企業が多くを占める日本経済にとって極めて重要であり、M&Aは日本経済の活性化のカギを握ると言っても過言ではありません。M&Aを通じて、日本経済の成長や活性化に貢献することがM&Aのプロの姿の一つだと考えています。私は約8年のM&Aの経験を通じて幅広い案件に携わることができましたが、同じチームの先輩と比べると、自分に足りない部分は数多くあります。どんな案件においても自身のバリューを発揮し続けるために、常に自分は何を提供できるかを問い続けてお客さまと向き合う、この意識がM&Aのプロフェッショナルとして大切だと思っています。また、外部環境も変化する中で、知的好奇心や柔軟性が求められます。現状に満足せず、常に自身のバリューを問い続けて磨くことで、「水野をめざせ」と思われるようなプロフェッショナルへ成長したいと思っています。

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