放送に関わるすべての設備工事を提供し、その知見を、継承する。

放送に関わるすべての設備工事を提供し、その知見を、継承する。

放送に関わるすべての
設備工事を提供し、
その知見を、継承する。

PROFILE
NECネッツエスアイ株式会社

植村 哲也

ネットワークインフラ事業本部
社会基盤システム事業部 第一システム部
2007年入社/新卒入社

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大学時代、ネットワーク関連の知識を学んだことから、ネットワーク関連業務を手がける企業を中心に就職活動を行った。そのなかでもNECネッツエスアイは、ネットワークの構築だけでなく、多種多様な工事にも強みを持っており、幅広い知識や経験が得られると思い入社を決意した。

職種について
【施設・建設エンジニア】通信設備のシステム工事における設計・構築・施工管理・保守まで、プロジェクト全体を統括する。

Career Summary

キャリアサマリー

1年目~6年目

スタジオ設備から中継局工事まで。

放送映像システム事業部 第二放送システム部に配属され、放送局のスタジオ設備工事の工事設計業務に従事した。2年目には、ネットワークエンジニアリング事業部へ異動し、地デジ化に伴うテレビ放送中継局整備工事の工事設計及び現場責任者業務を担当。その後は、モバイル端末向け放送サービスの送信所整備工事の工事設計業務に携わるなど、放送に関する多くの業務を経験した。

7年目~12年目

NECでマスター設備のシステム設計を経験。

入社7年目に派遣、その後出向という形でNECの放送・メディア事業部へ。ここではNECの放送映像機器を用いた放送局のマスター設備のシステム設計に携わった。それまでNECネッツエスアイになかったマスター設備のシステム設計に関する知見やノウハウを獲得し、人脈を築くことで、サービス領域を拡大するミッションを全うした。

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放送に関わるすべての設備工事を提供し、
その知見を、継承する。

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放送に関わるあらゆるシーンの
設計・工事を学ぶ。

私は入社して以来、一貫して放送に関わる施設、設備の設計・工事およびシステム設計に携わってきました。最初に経験したのは、ある民放キー局のスタジオでの室間ケーブル布線工事です。ここで工事現場での動き方やケーブル布線の方法を学ぶとともに、地道で堅実な工事が世の中のインフラを支えていることを実感しました。次に経験したのが中継局の工事です。当時は地デジ放送開始に向けて、全国の山中にある中継局の整備を進めており、局舎や鉄塔を建設しアンテナを設置するところから、送信設備の設置や調整、電波出力まで、中継局設置における一貫した設計と現場対応を経験しました。そのなかでも、最前線に立ってお客様と交渉・調整をすることの大変さを特に実感しました。山中の作業は苦労も多かったですが、実際に地デジの電波が中継局から出力されたときに感じた達成感はひとしおでした。
地デジ放送が開始される2011年には、東京タワーのアナログ送信機撤去工事やスカイツリーでの地デジ送信機設置工事、モバイル端末向け放送サービスの送信機設置工事などの工事設計や現場対応も経験することができました。日本最大規模の送信所での工事や、新しい放送に向けた整備工事など、この時代でなければできない、また、放送に関する工事ノウハウをもつ企業でしかできない貴重な経験を得られたことは、とても幸運だったと感じています。

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NECの放送・メディア事業部で
マスター設備のシステム設計を経験。

入社7年目からは、NECの放送・メディア事業部へ派遣・出向し、スタジオのマスター設備のシステム設計に携わりました。マスター設備とは主調整室と呼ばれるもので、完成した番組コンテンツやCMを放送進行表通りに送り出す、放送局の心臓部分です。ちょうど全国のマスター設備が更新時期だったこともあり、民放キー局や多く地方局を手がけるこができました。システム設計を担当した当初は、設計マニュアルもなく、何をすればいいのか、そもそも何をしている機器、設備なのかなど、基本的なことが分からず途方にくれましたが、NECの人たちと親睦を深め、何でも聞ける関係をつくることで不明点を一つひとつ確認・解決し、それを知識や経験として積み上げていくことで乗り越えることができました。
現在は社会基盤システム事業部 第一システム部に復帰し、送信設備およびスタジオ設備工事の管理や設計、マスター設備のシステム設計など、放送に関わるあらゆる設備の設計、工事を担当しています。また、放送局は機密漏洩防止の観点から一見の業者を敬遠する傾向があり、信頼関係を構築している当社が、電源や空調設備などのさまざまな付帯工事についても提供しています。

わずかな画面の変化に、
自身の仕事の成果を実感。

今の放送設備の仕事は設備の更新がメインですが、特に重要となるのが、24時間365日稼働している設備にどう新しい機器を導入し、どういう手順で更新するかを検討する事前準備です。段取り八分という言葉があるように、工事の段階では計画通りに進むことが大前提。とはいえ、現場がトラブルなく進行したときは、毎回ホッとすると同時に達成感を感じます。また、マスター設備を更新すると、時刻や緊急速報、天気などの表示が変わる場合があるのですが、自身が設計したマスター設備から送り出された放送で、おそらくほとんどの人が気づかないであろうそのわずかな変化に、自身の仕事の成果を実感することも、私の密かな楽しみになっています。もちろん、地デジ化に対応した中継局の設置では、それまで電波が届かない地域に放送をお届けできたという喜びも味わうことができ、世の中の役に立つ仕事に携われていることに誇りを感じています。

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システム設計の
知見とノウハウを共有財産に。

これまで放送関係一筋でキャリアを歩み、あらゆる経験を積ませていただきましたが、実は、室間ケーブル工事や付帯設備工事の経験がまだまだ浅いです。今後は空調設備や電源工事などの付帯設備に関する経験を積み上げ、放送関連のお客様のどんなご要望にも応えられるコンサルタントのような役割を果たしていきたいと思っています。
また、NECに出向して得たマスター設備に関する知見やノウハウを共有財産とするために、後輩たちに繋いでいくことも私の使命だと思っています。システム設計と工事では考え方がまったく異なります。工事は設計通りに自分の仕事を遂行するのに対して、システム設計はお客様のご要望を実現するために、より全体を俯瞰して考えます。いわば工事はシステム設計の一要素なのです。そうした考え方やノウハウは実際に手がけ、経験しないとなかなか身につくものではありません。今後は実践を通したノウハウの伝授、知見や考え方の継承にも力を注いでいこうと思っています。

Oneday Schedule

ある1日のスケジュール

8:30 出社(始業)
8:30 メールチェックとその対応
9:30 各種設計
12:00 休憩
13:00 各種設計
17:15 残業

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私が実践するニューノーマル

かつて工事現場には分厚いファイルにたくさんの設計図をまとめて持参したものですが、今ではタブレットにすべての必要書類をまとめられるようになりました。データはクラウドに保存されているのでセキュリティも万全です。現場作業がものすごく身軽になり、より効率的な働き方を実現できるようになりました。

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