まだまだ発展途上、会社を引っ張っていく営業になる

まだまだ発展途上、会社を引っ張っていく営業になる

このストーリーのポイント

  • 大学卒業後は就職せずに世界を旅し、その後の就活で高校の友人をきっかけにナイスを知る
  • 営業当初は苦労の連続。先輩やメンバーに支えられながら、その先に自分の成長を実感する
  • 先輩はいい意味でライバル、憧れの先輩も超えていきたい

神奈川県横浜市に本社を構え、木材や建築資材の流通、住宅の供給など住生活に関する幅広い事業を展開してきたナイス。その創業は、1950年。70年余もの歴史と伝統を誇る会社であり、若手の活躍が目立つのも同社の特色といえる。

-profile-

常盤 大煕

ナイス株式会社

資材事業本部 首都圏第一ブロック 千住営業所 
2019年4月入社/経済学部卒

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好奇心旺盛で、優しく穏やかな人柄。上司からは営業所を引っ張る若手として期待されている。後輩にとっても相談しやすい先輩として人望が厚い。

※内容は、2021年12月取材時点のものになります。

好きなことをやり尽くして、いざ就職活動へ

高校では野球部に所属し、大学時代に熱中したのはアルバイトと旅行です。オープンから3年間働いたカレー店ではバイトリーダーとしてお金の管理や新人スタッフの育成も任されていました。週末もピアノ運送のアルバイトをしていて、貯めたお金は全て旅行に使っていました。就職活動は、大学3年からのんびりと始めましたが、「まだまだ世界を見てみたい」という思いがあり、大学卒業のタイミングで就職はしませんでした。

卒業後の1年間で世界各地を旅して回りました。その中でも台湾が大好きで10回は行ったと思います。旅行先で多くの若者と知り合い、語り合うことで、こんな世界もあるのかと新たな価値観を得ることができました。自分のやりたいことをやり尽くした1年でした。

そんな生活を続けた後に、今度は本気で就職活動を始めました。経済学部卒だったこともあって、最初に志望したのは金融業界でした。信用金庫からすぐに内定をもらえましたが、他にも見てみようと思っていた時に、ナイスに入社していた高校時代の友人に再会しました。「ナイスは歴史のある規模の大きい会社で、職場の雰囲気もいい感じだよ」という話を聞いて、興味を持ち、選考を受けることにしました。
驚いたのは、面接などで会った社員の方々の印象が皆良かったことです。それまで受けていた金融機関とは違い、本当に、就活生に優しく温かく寄り添ってくださる方ばかりで、とても話しやすかったことを覚えています。こういった人たちと一緒に働きたいと思い、ナイスに入社することを決めました。

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想定外の配属先だったが、相談できる先輩が多く働きやすい環境

実は、入社前に私が配属先として希望していたのは住宅部門でした。住宅部門はマンションや一戸建住宅の販売、不動産仲介など住まいの全てをサポートする仕事です。もともとは、ナイスが企画・販売していた住宅に惹かれ、「私もこの住宅を売りたい」と思っていました。しかし、実際の配属先は建築資材部門でした。配属を伝えてくれた人事の方から「君には合っていると思うよ」と言っていただいたことや、建築資材部門は土日休みだったこともあり、前向きに捉えることにしました。

建築資材部門では、住宅一棟分の木材・建材・住宅設備機器を提供しています。エンドユーザーのお客様へダイレクトにご提案する住宅営業とは異なり、取引先である法人様への営業が中心となります。
私の配属先である千住営業所(東京・足立区)は、年代の近い若手の先輩が多く、とても活発な雰囲気でした。そんな先輩たちは、私からするとお兄ちゃん的な存在で、相談や悩みは何でもざっくばらんに話すことができて安心したことを覚えています。

入社後半年間は受発注業務を担当しました。その頃、一つ上の先輩が他の営業所へ人事異動となり、その先輩の担当取引先を引き継ぎ、営業に出ることになりました。もともと営業として独り立ちすることを目標として先輩の営業に同行していましたが、いざひとりで営業に出るとなると「自分にできるのか」と不安な気持ちになりました。

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ひとりの営業として認めてもらうために、日々試行錯誤をする

こうして営業としてのスタートを切りました。建築資材の営業は基本的にはルート営業です。これまで先輩方が信頼関係を築いてきた販売店や工務店を訪問し、ナイスが扱う約10万点にもおよぶ商材を提案していく仕事です。

時には、お客様から難しいオーダーをいただくこともあります。最初はどう対応して良いかわからず、いただいたオーダーをすべて引き受けてしまい、自分の首を絞めてしまうこともありました。今では自分にできることとできないことを判断し、お客様とのコミュニケーションの中で、調整しながら仕事を進めています。

ナイスでは、営業所ごとに売り上げ目標が設定されており、営業所のメンバー皆で協力して目標達成を目指しています。営業に出たばかりの頃は、目の前のやるべきことをこなすことに精一杯でなかなか個人の売り上げ目標には届きませんでした。先輩たちは気遣ってくれましたが、何とかしなくてはいけないと思い、先輩の営業に同行させてもらい、間近で先輩の姿を見て必死に学びました。また、「これまでの方法でダメなら何か新しい方法を自分で作るか、もっと工夫をするしかない」とアドバイスをもらい、先輩に相談しながらどうすれば良いか考え、自分が担当する工務店にナイスの商材を使ってもらえるように提案し続けました。このように試行錯誤を繰り返し、2年目の5月に初めて営業目標を達成することができました。

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どんな困難もチームで乗り切る、そこから得た教訓もある

今でも忘れられない経験があります。私が担当する販売店から、新築のデパートで使用する照明器具を受注いただいた時のことです。発注担当が発注数量を間違えてしまい、現場に納品されるべき照明器具の数が大幅に足りないという事態が発生しました。そのデパートはオープンを間近に控えており、何としても照明器具を取りつけて完成させる必要があったため、大急ぎで不足分を手配しなければなりませんでした。

しかし、代替品となる照明器具の在庫もなく、照明メーカーの問い合わせ窓口でも急ぎの対応ができないと言われてしまいました。そんな状況の中で、照明器具の在庫がある物流拠点が神戸にあることが分かり、発注担当と車で神戸に向かいました。なんとか必要数を手配することができ、その足でデパートのある現場に向かいました。移動途中は、間に合わせることができるか心配で気が気でなりませんでした。現場に到着後、持ってきた照明器具を並べるなどの準備を手伝い、なんとか事なきを得ることができました。お客様からは「よく持って来てくれたなあ」と褒めていただきましたが、あんなことはもう二度とあってはならないと思っています。その一件以降は、発注書を自分でも必ずチェックし、納品先や数量に間違いがないかどうかを確認するように徹底しています。

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営業は信頼関係づくりが一番大切
「何かあれば最初に常盤さんに相談する」というお客様の言葉

入社3年目には、営業所の重点販売先10社のうちの1社を担当させてもらえることになりました。まずは、お客様との信頼関係を構築することが重要であると考え、毎日朝と夕方にお客様のもとを訪問し、お客様と顔を合わせ、コミュニケーションをとり続けました。その中で、商品知識が少なく実効性のある提案が出来ていないというお客様の課題に気づきました。そこで私は、お客様の課題を解決するため、商品についての勉強会を開催するなどのサポートを行いました。その結果、お客様の売上がアップし、その分ナイスにも沢山の発注をしていただけるようになりました。そうした努力もあって、前年より売り上げを伸ばすことができました。そして、お客様に「今はほとんどの商材をナイスに発注しているよ。今後も何かあれば最初に常盤さんに相談するからね。」と言っていただけました。営業として走り出して色々な苦悩を乗り越えてきましたが、この言葉は何より嬉しく今でも印象に残っています。

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先輩は良い意味でのライバル
いつかは超えていきたい

建築資材の営業として感じる仕事のやりがいは、販売店や工務店の方々と一緒になって建物を作り上げていけることです。基礎を入れ、柱、断熱材などを入れていき、形にしていく。その喜びはとても大きなものです。特にナイスは、歴史も長く、お客様からの信頼も厚いので、その一員として仕事ができていることに喜びを感じています。

現在は、担当する重点販売先も1社から3社に増えました。お客様が抱える課題に応える提案力や、問題があった時の解決法の引き出しも多くなっているように思います。先日、所長から担当を引き継いだ時も、「常盤はセンスがありますから」と言いながらお客様に紹介してくれました。普段は厳しい所長でしたが、そんな風に見てくれていたのだと嬉しくなりました。

今後の目標は、どの営業所に行ってもその営業所の核となるお客様を任せてもらえるような頼れる営業になることです。目標となる存在は、直属の先輩。お客様とのコミュニケーションに長けていて、多くのお客様と厚い信頼関係を築いています。その先輩のすごいところは、毎月営業目標を大きく上回っていること。目標の数字や時間に追われている様子を見せないので、一体どんな風に営業しているのかと驚くと同時に、とても尊敬しています。そんな憧れの先輩にも負けたくないという良い意味でのライバル意識が私の原動力です。少しでも先輩に近づき、いつかは超えていけるように頑張っていきたいです。

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