“守り”を磨き、組織のさらなる成長へ。コンプライアンスでも野村證券は日本トップを目指す

“守り”を磨き、組織のさらなる成長へ。コンプライアンスでも野村證券は日本トップを目指す

“守り”を磨き、組織のさらなる成長へ。
コンプライアンスでも野村證券は日本トップを目指す

このストーリーのポイント

  • 営業が“攻め”ならコンプライアンスは“守り”
  • 支店と本社の双方を経験し、培われた多角的かつ俯瞰的な視座
  • 超富裕層ビジネスをコンプライアンス面から支える

支店でコンプライアンスの本質を学び、今は本店で超富裕層向けビジネスに取り組むパートナーをサポートする。細部まで正確さが求められる環境が自らを鍛え、成長を促してくれる。目指すのは日本トップのコンプライアンス水準。
※野村證券では、「お客様から最も信頼される相手として選ばれたい」という思いから、営業担当者を「パートナー」と呼んでいます。

PROFILE
野村證券株式会社

小原 直登

本店ウェルス・マネジメント・コンプライアンス部
本店プライベート・ウェルス・マネジメント八部・九部 
内部管理責任者 Vice President

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2017年入社。商学部卒。自由が丘支店総務課(現ウェルス・マネジメント・コンプライアンス課)、検査部(現ウェルス・マネジメント・コンプライアンス・モニタリング部)を経て、2023年より現職。超富裕層顧客に対する資産管理等のサービス提供を行っている部署における内部管理責任者として各案件のコンプライアンスに係るアドバイス・フォローやビジネスサポートを行っている。

未知の配属先から始まった、経営の最重要課題「守り」への挑戦

就職活動で私が野村證券に惹かれた一番の理由は、業界最大手という点でした。最大手だからこそ最も優秀な人材が集まり、その中で経験を積むことで自分も成長できるに違いないと思ったからです。
もちろんそれは“厳しさ”の裏返しではあるのですが、小学校1年生からサッカーを続けてきた私は厳しい環境だからこそ成長できることを身をもって実感してきました。負けず嫌いな性格でもあるため、どれほど厳しい環境でも絶対に折れないと確信していました。面接では多くの先輩社員とお話する中で、「日本の金融を背負っているんだ」という誇りや熱気、オーラに圧倒され、ぜひこのような人たちと働きたいと強く思いました。

最初に配属されたのは自由が丘店の総務課(現ウェルス・マネジメント・コンプライアンス課)です。営業志望で入社したので、総務課と聞いたときはどのような仕事なのかすぐには理解できず、戸惑いもありました。しかし、「営業に向いていないと判断されたのでは」というネガティブな思いは一切なく、むしろ未知の世界を楽しんでやろうというポジティブな気持ちで満ちていました。
総務課では先輩の指導のもと、お客様からお預かりした書類のチェックや、取引がお客様本位の視点から問題がないかの確認といった業務から取り組みました。自由が丘支店は育成体制が充実し、総務課には経験豊富なベテラン社員もいたので、ゼロからじっくり学ぶことができました。

こうした経験を重ねるうちに自然と身についたのが、営業が“攻め”だとしたらコンプライアンスは“守り”だという考えです。
コンプライアンスとは単なる法令順守にとどまらず、社会規範や倫理観を守り、公正な金融取引と顧客利益の保護を徹底する経営の最重要課題です。特に金融機関に対する社会の目は厳しくなる一方であり、業界最大手である野村證券でコンプライアンス関連業務に携われることは、非常に意義深いことだと感じています。自由が丘支店で過ごした4年間は、そのようなマインドセットを得ることのできた貴重な時間でした。

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支店と本社を繋ぐ「第2線」の矜持。臨店検査で培った多角的な視座

5年目に異動したのが検査部(現ウェルス・マネジメント・コンプライアンス・モニタリング部)でした。野村證券には当時も100を超える部室店があり、その部室店に対して外部の目線で業務運営や内部管理体制に問題がないかをチェックするのが検査部の役割です。自由が丘支店での業務が、いわゆる3つのディフェンスラインにおける「第1線」のリスク管理だったのに対し、検査部は「第2線」のリスク管理となります。

検査部のメンバーは全国の支店に赴いて“臨店”と呼ばれる検査を行いますが、自由が丘時代の私は臨店を受ける立場でした。今度は逆の立場で臨店を行うわけで、コンプライアンス業務に対する視野が大きく広がることが楽しみでした。

お客様とパートナー間で問題がないのは当然のことで、さらに第三者が見ても取引に合理性・納得性があると判断されることが、コンプライアンス上では重要です。そのために臨店の際は、パートナーの取引状況を含め、厳格なチェックが求められます。基本的なスタンスは性悪説です。その上でパートナーや支店に問題点を指摘する際は性善説に立ち、あるべき姿へと指導します。
望ましいのは支店の自浄作用、すなわち支店の中で問題が発生しない内部管理体制が構築されていくことです。単に問題点を指摘して対症療法的に済ませるのではなく、原因療法的に改善することが重要なのです。こうしたカルチャーをつくりだし、根づかせることがコンプライアンス上では重要だと学びました。

そして、自分が検査部で臨店検査に携わることで、支店の業務を俯瞰的に見る視点を身につけることができました。
また、検査部に在籍した2年間で、300人近くのパートナーと話すことができました。当時若手だった私にとってこれは非常に貴重な経験で、最前線で活躍するパートナーの考え方をダイレクトに学ぶことができました。

また、当時はコロナ禍の時期でしたのでリモートでの臨店を強いられた際は、スムーズなコミュニケーションを図るのに苦労したことを思い出します。

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市場の「ゲートキーパー」としての誇りと使命

入社7年目に現在の本店ウェルス・マネジメント・コンプライアンス部に異動しました。私は好奇心旺盛なタイプですので、新しい部署に異動する際はいつもワクワクします。この異動についても、新しいチャレンジができると、喜ばしく感じました。

当社のプライベート・ウェルス・マネジメントは、事業法人やそのオーナー様など、超富裕層のお客様に対して金融商品の提案や資産管理、さらには事業承継・相続・資産承継等の課題解決に向けた様々なソリューションを提供しています。私は本店プライベート・ウェルス・マネジメント八部・九部における内部管理責任者としてこれらの取引や案件について、コンプライアンスに関わるアドバイスやフォロー、サポートを行っています。
例えば海外上場を予定している日本企業の株式を現物でお持ちのお客様から「この資産を野村證券に預けたい」というご相談があった場合、オペレーション自体が複雑であることに加え、コンプライアンスの観点でクリアしなければならない課題がいくつも発生します。パートナー自身が過去に経験したことがない案件や、そもそもルールが整備されていない案件も珍しくありません。
こうした状況に対し、私たちが内部管理責任者としてアドバイスを行います。法令や諸規則に違反しないことを大前提に、最適な解決策を導き出していきます。
印象的だったのは、ある上場企業の大株主のお客様から保有株式の売却についてパートナーが相談を受けたことでした。お客様のご希望どおりに売却すると、マーケットに対するインパクトが大きく、同時に金融商品取引法の規制や開示などが必要になるという状況でした。
相談を受けた私はパートナーとミーティングを重ね、お客様への説明にも同席しました。当初、お客様は思った通りに売却できないことに不満を抱かれていましたが、最後には「よくわかった、ありがとう」と笑顔でおっしゃってくださり、私はお客様・野村證券・市場の三者を守ることができたことに大きな達成感を得ました。
この案件の場合、大量売却そのものは法令違反ではありませんが、マーケットに大きな影響を与えます。それによって他の投資家の不要な憶測を呼ぶことにもなりかねません。それは決して健全なこととは言えないでしょう。私たちにはそうした“市場のゲートキーパー(門番)”としての役割も求められており、それこそが業界最大手である野村證券の使命でもあります。

超富裕層のお客様は多くの法人をお持ちだったり、積極的な投資を行うなど、ダイナミックに事業や投資を展開されています。そのため「野村證券ならこんなことができるのでは」「もっといい提案があるのでは」と高い期待を寄せてくださいます。
決して簡単ではないご相談も多く、ルールが追いついていなかったり、前例がなかったりすることも珍しくありません。ハードルが高いほどモチベーションが上がる私にとって、主管部署の社員とミーティングを重ねながら解決策を見いだしていくプロセスは非常に刺激的です。案件を乗り越えるたび、自分の成長を実感します。

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長期的な視点で挑む、終わりのない成長の軌跡

超富裕層向けのビジネスでは一つの取引の規模が数億円から数百億円と大きく、ちょっとしたミスリードやエラーが法令違反や会社にとって大きなダメージにつながりかねません。その中で常に高い緊張感を持って仕事に取り組んでおり、だからこそ専門性をさらに磨かなければという思いは忘れないようにしています。
お客様が野村證券に期待する水準も非常に高く、一つひとつの回答や判断に妥協は許されません。「そんなリスクは知らなかった」「他社では教えてくれなかった。ありがとう」「さすが野村證券」という言葉をいただくと非常に誇らしい気持ちになります。

今後も私は引き続きコンプライアンス領域に関わっていきたいと考えています。
野村證券の営業力やビジネスは日本一だとよく言われるのですが、同様にコンプライアンスも日本トップクラスと言われるようになりたいと思いますし、さらには「小原がいるから野村證券のコンプライアンスは安心」と評価されるようになりたいです。そのためにもコンプライアンス関連の部署で経験を重ね、知識と視野を広げていきます。

何よりも大切なのは、コンプライアンスに対する組織の意識を高めて定着させていくことですが、これは決して簡単ではありません。組織カルチャーを変えるほど、長く、地道な取り組みが求められます。
思った通りにコンプライアンス意識が浸透しないからといって他責にせず、自分ごとと受け止めて、トライ&エラーを重ねていくことが重要です。そんな粘り強さと長期的な視点を持った方と一緒に仕事ができたら嬉しく思います。

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