プログラミングが苦手でも挑戦できるシステム開発。住民の暮らしを下支えする誇り

プログラミングが苦手でも挑戦できるシステム開発。住民の暮らしを下支えする誇り

プログラミングが苦手でも挑戦できるシステム開発。
住民の暮らしを下支えする誇り

このストーリーのポイント

  • ITを活用し多くの人の助けになる社会貢献度の高さから入社を決断
  • 先輩の指導のもと、試行錯誤を繰り返しながらスキルを磨く
  • 感謝される喜びとともに、問題解決力の高い技術者を目指す

プログラミングの専門知識を持たずに開発職へアサインされた、2019年入社の同期2人。それでも充実した研修と、先輩の指導をうけながら実践でのトライアンドエラーを重ねて成長し、人々の生活を支えるシステム開発に誇りとやりがいを感じている。課題解決の技術と、新たな機能への提案力を磨くべく、これからも研鑽を続ける。

PROFILE
株式会社TKC

Mさん

住民税システム技術部
2019年新卒入社/商学部卒

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休日はおいしいものを求めて出かけているが、最近はそば屋の探索にはまっている。関西のうどん文化の中で育ったため、就職で上京してからそばのおいしさに目覚めた。 


Aさん

行政サービス・デジタル化第一技術部
2019年新卒入社/工学部卒

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趣味はホルンを演奏すること。大学時代はオーケストラに所属。社会人となった今も演奏を継続している。大勢で一緒に一つの音楽を作ることが難しさでもあり、魅力でもあるという。

充実した研修で文系でも不安なくスタート

──お二人の入社動機を教えてください。

Mさん 高校が商業高校だったこともあり、簿記や会計が好きで大学も商学部に進みました。就職もはじめは会計の知識を生かせる金融機関を中心に考えていました。しかし、銀行などの金融業界は競争が激しく仕事も大変そうだったので、会計に関わる仕事で業界を問わず探すことにしました。TKCは大学の企業説明会で初めて知り、税理士や会計士の先生方や関連する企業をITでサポートしている話を聞きました。これまで学んだことを活用して誰かの助けになれる仕事だと思えたことが大きな理由です。

Aさん 就職活動を始めた当初は「多くの人につかってもらえるものづくりの仕事がしたい」と考えていましたが、なかなか就活が思うようにいかず悩んでいました。そこで思い切って方向転換し、IT業界の中でも特にシステム設計・開発に携わりたいと思うようになり、TKCに出会いました。特に、地方公共団体向けのシステムを作っている点に惹かれました。直接的には市区町村の職員さんに使ってもらうシステムですが、その向こう側には多くの地域住民がいます。人々の暮らしを支えるシステムを開発できることが、とても魅力的でした。

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──お二人とも開発職で入社されていますが、不安はありませんでしたか。

Aさん 大学は工学部でしたが、私が取り組んでいた研究はプログラミングを使うものではありませんでした。授業で少し習ったのですが苦手でしたし、かなり不安はありました。しかし入社して8カ月間、開発職を対象にした研修でプログラミングを基礎から学び、苦手意識を払拭できました。いまは自信を持って仕事に取り組めています。

Mさん 文系学部の出身だったので絶対にシステムコンサルティング職になるだろうと思っていたら、まさかの開発職への配属でした。プログラミングの経験もないし不安しかなかったのです。研修中、ありがたかったのは同期の存在です。48名いたのでお互いに教え合ったり、大学で情報系の勉強をしてきた人に質問するなどして学習しました。私は本当に知識がなく、講師の話やテキストの内容以前に、もっと基本的な部分を理解する必要があると痛感していたので、気軽に聞ける同期や先輩が周りにいたことは本当に助かりました。研修中にしっかり基礎を固め、基本情報資格者の資格も取得してから配属になったので、当初抱えていた不安は和らいだように思います。

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「使いやすくなった」「効率化できた」の声に意義を実感

──お仕事のやりがいはいかがでしょうか。

Aさん 行政サービス・デジタル化第一技術部に所属し、マイナンバーカードの交付予約と情報管理に関するシステム設計・開発、システムコンサルティング職や顧客からの問い合わせの対応が主な仕事です。

就活の最初に考えていた「多くの人に使ってもらえるものづくり」をシステムで実現し、地域住民の皆さまに使ってもらえていることを、とてもうれしく感じています。また、自分が関わって機能面でレベルアップした部分をお客様から評価されると充実感も得られます。逆に何か問題が起きると、住民の皆さまに影響しますので、気を引き締めて業務にあたっています。

Mさん 私は住民税システム技術部に所属し、住民税の計算や情報管理、納税通知書の作成業務を行うシステムを開発しています。

簿記や会計を勉強していたので、住民税も関心がある分野でした。お金に関係するシステムだけにお客様もシビアな対応を求めているのですが、「使いやすい」と言われると、やりがいを感じます。住民税に関する業務に携わる職員の方の作業が効率化され、別の仕事や地域住民への対応に時間をさけるようになったと聞くと、自分たちのシステムが行政の仕事に良い影響を与えていると思いますし、関わっている者として誇りに思います。

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──お互いの仕事ぶりが気になることはありますか。

Mさん 当社には、システム制作に関して表彰される制度があります。以前、表彰されたグループにAさんが入っていて、その頑張りに刺激を受けましたね。

Aさん Mさんと同じ部署だった人が私のいるグループに異動してきて、その人から「同期のMさん頑張ってるよ」という話を聞いたことがありました。自分も、という気持ちになりました。

頼りになる先輩がいたから壁を越えられた

──今まで印象的だったエピソードを教えてください。

Aさん 最初に配属された部署で、私は4人で仕事をするグループに入りました。同期はおらず、他の部署では同じグループに同期がいる様子を見ていたので心細かったのを覚えています。さらに、1年目ながら私がプログラミングをメインで担当することになったのです。同じ部署にプログラミングの得意な先輩がいて、その人に教えてもらって勉強しました。こちらから声をかけずともアドバイスをしてくれたので、気軽に相談もできました。この経験はかなり大きく、グループの人数が少なかったため「自分がやらなければ」という前向きな姿勢で成長できたかなと思います。グループの皆さんが意見を聞いてくれる雰囲気だったおかげで、配属から半年後にはシステム設計の議論の場で自分の意見を発言させてもらっていました。

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Mさん 最初はシステムの小さな修正をプログラミングで行っていましたが、配属されてから半年ほどで新しい機能を作る仕事を割り当てられました。ところが一気にレベルが上がり、全くわからなくなったことがありました。自分が書いたプログラムを先輩に見てもらい、「これは無理」「これでは難しい」とアドバイスを得て、修正を繰り返しました。入社して最初にぶつかった大きな壁でしたね。毎週先輩と緊張しながら答え合わせをする日々が3カ月ほど続き、ようやく完成に至りました。

この時は苦労しましたが、試行錯誤しながら先輩の指導を受けることができたので、システムの全体像が分かり、大きな収穫となりました。次に新しい機能を作るときも、どこを見て考えればよいかわかりますし、他の人の仕事の間違いを見つけられるようにもなりました。スキルがかなり上がりましたし、まったく余裕のなかった新人が、頭の中を整理して仕事に向き合えるようになったのではないでしょうか。

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社会の動きを開発に生かす視点を持ちたい

──お二人の将来のビジョンやこれから目指すキャリアについて教えてください。

Mさん 開発職として頼りになる人材になりたいと思っています。周りにはそうなりたいと思える優れた先輩がたくさんいます。何か問題があっても解決方法の知識が豊富にありますし、方法がわからなくても道筋が組み立てられるのですが、まだ私には全然足りません。今は日々の業務から自分でできることを見つけていますが、将来的には自分で問題を解決・提案できる存在になれるようこれからも努力していきます。

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Aさん 世の中の動きが自分たちのシステムにどう影響するのか、あるいはどう関わるのかという理解がまだ不足していると感じています。例えば「このニュースはいずれシステムのこの機能に影響するのではないか」「他社のシステムでこんな動きがある」という共有をチームや先輩からしてもらうことがあります。こういう情報収集力やニーズをつかむ視点を持っている先輩がいますので、私も社会の動きを迅速に察知しシステム設計・開発を企画・提案できるような人材になりたいと思っています。

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